みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★40.《ネタバレ》 竹内結子見たさで鑑賞しました。 相変わらず美しい・・・ 中身はですね、これはホラーじゃないです。ミステリーですね。 犬神家の一族をホラーと受け取る人もいるだろうけど、あれもミステリーですよ。それと一緒です。 だから怖くないのはある程度しゃーなしの精神で見ましょう。 雰囲気は良い。大きな音やビックリの所謂ジャンプスケアは殆どない。 のだがED間近になって急に、それこそ畳みかけるように最後っ屁かましてきた。 それこそ脚本を黙って弄った?と言いたくなるレベル。 なんでやねん。頑張ってきたやんここまで。なんで最後すんなり諦めんねん。じっとりした恐怖で完走してくれよ。 って〆は本当に残念。 エンドロールで、住職が件の絵をうっとりした表情で見つめるシーンが良かった。これがいいのよ。 あの全力襲撃は本当に蛇足。 首吊り死体があんなずっと揺れるわけもないし、あの程度で穢れになるなら日本中穢れだらけで人類は滅亡してる。 とか少しでもよぎったあなた。ダメですよ。 俺と同じ人種ですよ。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 3点(2024-12-18 11:12:52) 39.《ネタバレ》 原作は未読。あくまでも本作についての感想ということで。 怖さは控えめ。ミステリー的展開が中心になっていることに加え、幽霊や幽霊らしきものの映像がチープ過ぎることや過度な音響効果を使用していないことがその要因かと。(個人的にホラー慣れしてしまっているということもありますが) 序盤の女子大生の自室での異音発生場面。洋画・邦画問わず、何故にホラー作品は画面が暗いのか?というのは無粋な疑問と理解してはいるものの、それでも「不思議ならまずは電気点けなさい!怖いなら尚更!」と言わずにはいられない演出。その時点で「やっぱそうなのね」と興覚めしかけ、「私」の妙な深入り加減にも憤懣やるかたなく、「つまんね」とリタイアしそうでした。が、怪異の原因を探って行き「穢れ」の連鎖が明らかになっていく過程で「なんだか新鮮!」と物語世界に惹かれていきました。 総じて言えば、全体的な流れや美術には満足しつつ、細かな演出や特殊効果には満足したりがっかりしたりといった不安定感ありのホラー。序盤は今ひとつ興味が湧かず、ところが中盤からの展開には大いに惹かれ、終盤は蛇足感(特にエンドロール)に落胆という感じです。 終わり良ければ全て良し、という締め括りにして欲しかった。つまりは終盤に盛らないで欲しかった。不安を伴う疑似的ハッピーエンドにして欲しかったところです。残念。 あ、それからサブタイトル。「住んではいけない部屋」って原作には付いていないような?確かに「住んではいけない」のかも知れませんけれど、土地そのものに穢れがあるものの特定の部屋にだけ怪異は現れているということは、部屋ではなく住人にこそ原因があるように思えてならず、だとすればミスリード的で的外れなサブタイトルに思えてしまいます。折角「残穢」というジャストフィットなタイトルなのに。それがマイナス要素で5点献上に留めます。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-10-30 11:17:31) 38.《ネタバレ》 映画に怖さを求める人が大量にいることがだんだんと分かってきました。 みなさん、間違ってますよ。 この映画は憤るべき映画です。 私は完全に怨霊の側に肩入れして観ました。 作り手は原作者も含め、怨霊を生者に仇為す存在としてのみ描いています。いやいや、完全に間違っとるだろう! 保身のために殺された者の無念をそこまで、ないがしろに出来るとはとんでもないことである。 作り手と、観客の反応との両方に、がっかりしましたね。 【おら、はじめちゃん】さん [DVD(邦画)] 2点(2024-03-31 01:43:26)(笑:1票) 37.《ネタバレ》 突然大きな音を立てたり何かが飛び出してきたりというホラーではない。あくまで、淡々と、ゆったりと、現象は起きていきます。びっくり箱的なホラーに食傷気味の方には良いんではないでしょうか。 私としてはホラーとしてよりも、謎解きストーリーとしての要素が楽しかったです。あんな風に誰かと一緒になって何かの謎を深く探っていくとかできたら面白いですよね。あいにくあんな風に怪奇現象を誰かと一緒に追い回すなんてことはしたことないのですが、たぶん実際やったらホラーどころか無茶苦茶楽しいエンターテイメントだと思います(笑)呪いのマンションの建ってる場所の歴を調べていく過程とか楽しそうでしたね。 でも結局この心霊現象が無秩序な無差別呪いみたいになってしまったのは何だか残念でしたね。場所なりなんなり、なんらかのつながりでもって人を襲うということなら納得いくし謎解きのしがいもある。けれど話聞いたり話したらもうアウトとか、そんな伝染病みたいな。それこそタチの悪いコロナみたいなもんだ。あんまり拡大しすぎたら各所回って呪っていかないといけない幽霊さんも大変だな。 こんなふうに気になった謎を追っかけ回せる時間にゆとりのある大人になりたいもんだ。現実はそんなこと起きてもかかずらっている時間も余裕もない現代なのでした。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-01-16 23:38:03) 36.《ネタバレ》 竹内結子さんのルポタージュ形式で紐解く、ミステリーホラーとでもいいましょうか? 橋本愛さんが住むマンションにまつわる異変から、まー繋がるわ繋がるわ覚えてるわ覚えてるわ。 別物の猟奇、怪奇、なんかと手繰れば手繰るほどコンボ。 穢れという表現、よくわかりませんが心が弱ればそんなものもみえるのかな? 深淵というか、なんというか。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-12-05 04:56:06) 35.《ネタバレ》 うーん、そこそこ面白いよーな、そーでもないよーな… とりあえず、普通のホラーとゆーよりは、9割がたがミステリー・謎解きの方に寄っているという作品で、その謎・呪いの根源を丹念に追っていく過程は(ミステリーとしては)そこそこ面白く観れるのは確かかと思う。ただ、その部分にしても中盤~終盤はやや単調で、少し盛り上がりに欠ける様に思うのもまた確か。そして、ほぼミステリーに寄っているという意味では、本作において純粋なホラーの側面とゆーのはもはや邪魔なのではないか、とすら感じるのですね。オーラスとかは正直、完全なる蛇足もイイ所だと思いました。まあ、あーでもしないと(あとはお祓いのシーンで終わるとかしか)オチが付けられない、という風に思えるのも更にまた確かですが。 橋本愛は美少女だし、竹内結子の翳の有る色っぽさも素晴らしかったし、本質的には彼女らの涼し気な風情を見事に活かした奥ゆかしい和ホラー(チック・ミステリー)だと思うのです。が重ねて、それなら(如何にもな)ホラー描写は思い切ってオミットしてしまっても好かったのではないか、などとも思いますですね(尺はちょっと短くなるでしょーケド)。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-08-22 22:39:06) 34.《ネタバレ》 原作未読。びっくりをほぼ使わずに雰囲気で怖さを出していく作りは好きです。怪談の原因を調査していくと別の怪談が出て来て・・という展開も最初は面白かったです。 が、何度も同じ事を繰り返されては流石に飽きてきました。最後の方、もう202号室の畳の音とほぼ関係なかったですし・・。また「怪談を調べてはダメ」「怪談を聞いてもダメ」「その場所に住んでもダメ」「引っ越してもダメ」と、穢れの範囲を広げすぎた事で恐怖の焦点がぼやけてしまったようにも感じます。さらに萎えたのは廃屋探索の後にオフィスに出て来た幽霊。実際に姿を描いたのは悪手でしょう。それ以前は「過去の伝聞からの想像図」で問題無かったのですが、現在に出したらそれは事実になってしまいます。イマイチな造形で描くくらいなら、見えない方がよっぽど恐怖を掻き立てられると思うのです。 【alian】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-02-11 19:51:25)(良:1票) 33.《ネタバレ》 淡々とした語り口に、効果的な音楽の使い方、丁寧なエピソードの積み重ね。安心して身を委ねられるホラーです。人物の憔悴した表情や、「湧いて出る」等のキーワードから、間接的に怪異を連想させる演出は最高です。一方で、直接描写されるお化けは全く怖くありません。それから奥山怪談の核心に迫るにつれ、登場人物が霊障に苦しめられる様子の描写が不十分です。「私」が首にサポーターを巻くだけじゃ伝わりません。そのあたりも薄気味悪く演出できれば、ホラーとしてグッと引き締まったと思います。好きな作品だけに惜しいと思います。 【54dayo】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2020-09-02 22:58:59) 32.日常にひそむちょっとした「恐怖体験」を掘り下げてみると、因縁めいた話が底知れず広がっていく、というオハナシ。 原作はルポルタージュを装ったような文体で書かれたフィクション(ですよね?ははは・・・)で、怪談らしいボヤっとした話が、ボヤっとしつつも不気味に連鎖し繋がっていく、というところが特徴。山本周五郎賞受賞など、結構、評判が良いようですが、ごめんなさい、私自身はもうひいとつピンと来なくって。 「これがもしホントの話だったら、コワい」+「実話っぽい書かれ方をしている」=「だからコワい」、ってな側面がこの小説にはあって、結局、「読み手がこれを実話であるかのように捉えられるか否か」にかかっているみたいなところがあり、どうもそれは、小説というものの持つコワさとは少し違うもののように感じられちゃう。 で、本作。かなり原作に沿って映画化しているので、その点、さらに弱い印象。主人公のポツポツとした独白を交えて進めていくあたりは、さしずめ「あなたの知らない世界 THE MOVIE」といった感じがあるのですが、「あなたの知らない世界」が妙に怖かったのは、実話っぽいかどうかというよりは、恐怖体験とやらをごく短いドラマに仕立てて素材のまま投げ出したような生々しさと、「なんでこんな番組を真っ昼間にやってるんだ」というワケのわからなさにあった訳で、そういう意味でも、それと同じような世界を長編映画に引きのばしちゃった時点で、ちょっと不利。 闇にうごめく人影様のものの描写など、映像作品らしい味付けもあるんですけどね。あるんですけれど、「結局、そういう描写に頼っちゃうのか」という不満もあって。ここぞというシーンでそれを見せるのならともかく、最初の方からそれを画面の賑やかしのように出してしまう。 ところで、「久保さん」が映画では女子大生になってて、「なんで大学生がこんな広いマンションに一人で住めるんだ」とか思っちゃうのですが、この女子大生が、原作の「久保さん」とは異なってイマイチ何を考えているのかよくわからんまま、原作の「久保さん」みたいに気がついたらアチコチの場面に登場してて、そこは何だか妙に面白かったです、はい。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2019-10-20 02:28:01) 31.電気点けろよ。それだけで諸問題の8割は解決するのでは? そんなことを言っては身もフタもありませんが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-10 06:14:28)(笑:1票) 30.久し振りに観た日本のホラー映画。 雰囲気がよく出来ているが、納得感が無い。ジワッと怖いには怖いけど。 【simple】さん [地上波(邦画)] 6点(2019-09-29 12:16:32) 29.《ネタバレ》 原作が文庫版で出版された時に購入したが、読みながら、これは読んではいけないものに手を出してしまったと後悔し、手元に置いておくのも嫌で、読了と同時に廃棄したのを鮮明に記憶している。 「私」と久保さんがマンションの部屋から聞こえる異音の原因を突き止めようと調査を始めるのだが、これが恐らくほぼ真実を元に構成されており、その恐怖感は尋常ではなかった。 映画としては、原作をほぼ忠実に映像化していて、所々でゾッとさせられた。ただ、封切りの時にも思ったのだが、異音の原因を見せるのが早過ぎた。畳を履くようなあの音の原因は、もう少し引っ張って衝撃を与えて欲しかった。そこが残念。 しかしながら、土台映像化の難しい原作をこれだけ見応えのある映画にした監督の手腕には敬意を表したい。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-08-15 08:59:03) 28.ストーリーは特に印象に残らないものの、いかにもジャパニーズホラーといったジメっとした雰囲気がリアルで結構怖い。 【飛鳥】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-06-30 23:43:26) 27.《ネタバレ》 手繰ってみると根は同じ うわあぁ…怖えぇ…。この不穏な雰囲気、不気味さ。なんなんだこれ。 最初は現代怪談っぽい話で始まるけれど、その糸を手繰れば手繰るほど出てくる出てくるヤバい話。それも気持ち良いくらいに。 そりゃ最初はワクワクしますよ。それはまるで宝探しのようですもん。 しかしその根の尋常じゃない深さからなにか行ってはいけない所まで行っているのではないかとこちらも思えてくる。 怪談作家が少年のような目で「ヤバい話」と言った所で引き返せない所まで来てしまった。まさに好奇心は猫を殺す。 そして行き着く九州の館はまさにラスボスの間。特になにか起こる訳じゃない、でも何か付いて来てもおかしくない。 絵的には文字の演出などは面白く、怪奇演出は安っぽくても視聴者にゆだねる想像力と映画全体にあるドライな雰囲気が逆に恐ろしさを醸し出します。 それに竹内結子をはじめとした主人公達の演技も面白かったです。ちなみに怖かった怪奇シーンは公衆電話からの着信。 ラストの総攻撃シーンは引っ張って来た分のお約束ですね。久しぶりに背筋が凍る映画を見ました。 【えすえふ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-08-23 08:57:43) 26.原作も読みましたが、原作は淡々としておりました。原作よりも、サービス精神があり、怖かったです。 あの音が聞こえたらどうしようかと思うと、しばらく和室で寝るのが怖かったです。 【たぬき野郎】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2018-06-18 16:06:48) 25.《ネタバレ》 じわじわと薄気味悪さが増していく様子は、これぞ日本のホラーって感じでした。寝る時に思い出すと怖くなるのが日本のホラー映画。とにかく沸点控えめで、低予算的な作りに徹しているのは正解かも。残念だったのは、わざわざ夜中に大人四人が懐中電灯持って目当ての空き家に行くところ。肝試しみたいになっちゃった。昼間に行ってればな~。この映画の締めくくりとしては、こういった祟りのようなものに、面白半分で首を突っ込んでると、自分も祟られるよって警鐘しているんだけど、この映画の制作陣はこの映画を作っている時点で首を突っ込んでいるという、ちょっと自虐的。よくニュースで、無差別殺人とかあるけど、犯人の動機が、この残穢のように穢れに触れてしまい気が狂ってしまったのが理由だったら・・・考えると、怖すぎる。 【VNTS】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-06-13 19:31:43) 24.《ネタバレ》 すみません。観る前は「ほんとにあった怖い話」の類だと思ってました。 観始めて「!?」これは襟を正して観ないと、と思わず椅子の上で正座してしまった。 なるほど原作を忠実に映画化したのだなと思わせる底なし沼のような呪いの連鎖。 惜しむらくはわかりやすすぎたバッドエンド。これが「予兆」程度に抑えられていたなら 文句なしだったのですが。 【Robbie】さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-01-08 16:31:24)(良:1票) 23.《ネタバレ》 こけおどしを一切廃してリアリティ追究型に徹したジャパニーズホラー。鼻白むような演出はあまり無く、しんみりと怖い。でもいかんせん地味。 橋本愛が終盤に「自分が何を追っているのかわからなくなりました」と言っていたけど、うん私はソレもっと中盤から感じていたよ。遡ってゆくうちに場所も変われば怪談の「肝」の部分も変わっていっちゃって、炭鉱事故のくだりではもはやたくさんの赤ちゃんはどこへやら。これがリアリティと言われればそれまで。うーんでも正直怖がりたくて観に来たわけですから、もうちょっと盛り上げてほしい気もする。 【tottoko】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-16 23:58:18) 22.《ネタバレ》 面白かったです。ギャーとかヒェエ~てな具合に怖がらせる演出に凝る映画とは違った趣きがあります。知的な興味で呪いや祟りの根源を探究して行く作業が楽しく映りました。クライマックスはお化け屋敷探検。なにも夜に懐中電灯を照らしながら入らなくてもいいのにね。音は聞こえるけど、視界に入らないように配慮している幽霊の奥ゆかしさが良かったです。 なので、最後の最後でありきたりのホラー文法に落としたのがとても残念でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-05-15 17:29:09)(良:1票) 21.《ネタバレ》 淡々としているホラー映画?です。心霊現象の謎を探っていくと色々な事象が繋がってくるわけですけども、個人的にはもっと分かりやすいホラーの方が楽しめるような気がします。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2017-05-04 02:06:31)
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