みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.《ネタバレ》 冒頭でいきなり主人公が失踪してしまい、回想形式で物語が進んで行く。回想エピソードが次から次へと現れてきて次第にダレてくる。いいかげんに現れろよ主人公。最後の最後に現れるリアル主人公、いまさらもう結構ですという気分だ。義太夫のエピソードはあまりにも唐突でこんなデカい話をここに嵌め込むのですかといった気がして残念だった。最後も何か肩透かしで終わってしまい、カタルシスが得られなかった。西島秀俊と永作博美の演技合戦という部分でなんとか最後まで見ていられる。永作は普通の女性を演じるのが本当に上手い。西島演技サイボーグはどんな役でもこなすが、今作では大阪弁が妙に鼻について仕方ない。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-09-26 20:34:00) 9.《ネタバレ》 序盤はテンポよく物語が進み、「上層部からの情報は誤報だろう。部長の自殺と今西の失踪の関連は?本当は何が起きたのか?」とミステリーとして期待感十分に観ていました。 ところが、話がある程度核心に近付きつつある辺りからスピード感が失せてしまい、しかも今西の人物像がレクター博士ばりのマインドコントロールの妙手の如く描かれて来て、微妙な雰囲気に包まれてしまいました。 今西は何を目指して生きて来たのか?これからどう生きて行くのか?そこにあるのは善なのか悪なのか?そして、結果として陽子は今西を救ったのか?それとも結局は操られているだけなのか? 決して面白くないとは言わないのですが、キーマンである今西の生き様というか在り方、そしてヒロイン陽子の在り方に、今ひとつ理解が及ばず観た後にモヤっとした印象だけが残りました。横領事件が結局単純に隠蔽されたのかも含めて。 それにしても何故今西を関西弁キャラにしたのだろう?成功しているようには思えないのですが?-1させていただきます。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-09-22 11:58:44) 8.話は面白いと思うのだか、オチを絡めた部分が盛り上がりにかける。せっかく予備知識なしだったのに。でも、全体では十分見ごたえがあった。永作博美の何故かしっかりしているキャラクターが良かった。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-11 10:45:47) 7.序盤は興味深いミステリーだったけど、終盤で一気につまんなくなった。 もしかしたら意図的だったのかもって匂わせるくらいで十分なのに延々と語るもんだから白けてしまった。 語れば語るほど、そんな都合よく誘導なんて出来るわけないじゃんって思えてしまう。 【もとや】さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-22 20:35:27) 6.淡々とし過ぎていて、「娯楽」の要素が足りないかなー。もっと演出でドラマチックにならんかったかな。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-03-23 12:43:41) 5.職場の螺旋階段といい、歩道橋のジグザグといい…狙って蛇を連想させる様なものを画面に織り交ぜてきてんのかなと考えると、永作が巻いてる長いマフラーもそう見えてきて面白い。今西とはドライな関係でありながら、三辺も既に蛇に絡め取られてるんだよという暗示なのかななんて。見終わった後に特に何も残らないが、もう一度見たら所々「ああそういう事だったのか」と違った見方になると思うんで、1度目は6点、2度目にプラス1。 【にしきの】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-10-20 01:36:32) ★4.永作の演技や不気味な雰囲気は良い。でも最後、今西が三辺に絡んでいくとこは、ちょっと違和感あり。そこまで先を読めるわけないし。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-07-16 22:21:48) 3.《ネタバレ》 シナリオ推しで観たが、悪くなかったです。自分なりには、西島さんの今西を出し過ぎな気がして残念です。いい人というのをミスリードさせたかったかもしれませんが、永作さんの演技がうまかったのと、他の人の言葉でもっと今西像を形づくると、人間の思い込みと、言葉の怖さ、その上での実像。強かったかもしれません。最期のラストは、嫌な人が居ると思いますが、あれで良いと思いました、これで、楽しめたドラマです。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-12 20:13:53) 2.《ネタバレ》 上司の自殺、逃げる同僚、消えた一億円。 横領の罪で疑われた今西課長を早急に探し出すよう副社長から命じられたアラファーOLの陽子さん。 まるで赤川次郎の小説の世界のような現実的で普通サイズでロマンチックでスリリングな展開にこれは面白くなるぞと 我れ興奮。 ナイスな永作演ずる陽子さん。 ところがどうして、板尾創路が出て来たあたりから急に面白さが激減。 消えた今西課長の過去を語る語る 台詞で語る。 なんてダサイ展開なんだ。急降下的に駄目になってしまった後半、もはや取り返しがつかなくなってしまい、そのまんまフェイドアウトしてしまったかなってな感じです。結果、彼が逃げ込んでた先というのがまた納得出来ない なんか惜しい作品。ただし、永作は永作でとても良かったし、ふせえりとのカラミが妙におかしかった → 一瞬にしてかき混ぜられこの世から葬り去られてしまったクマさんだとか。それにきょとんとなってしまった永作さんの顔だとか。 【3737】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-11-10 21:11:27) 1.《ネタバレ》 自分のまわりの人間は、良い人か、悪い人か。 その判別を一体どれくらいの人が“正確”に行えているのか。 果たして、「自分自身」はどうなのか? 一人の人間のインサイドに潜む「迷宮」のような闇を、類い稀な人間描写で捉えた秀作だ。 と、永作博美が口笛を吹きながら夜の街を歩くラストシーンを見ながら、思った。 突然自殺した部長。日を同じくして行方不明になった一人の男。 彼の「存在」を追っていくうちに、彼に関わった人間の様々な「不幸」を知る。が、彼のことを心底悪く言う人は一人も居ない……。 人間は一人では不幸にも幸福にもならない。人間は、人間により不幸なり、幸福にもなるのだと思う。 一人の人間の“口車”によって人生が転落してしまうという静かな恐ろしさを、絶妙な人間描写で表している。 某シナリオ大賞の受賞作らしく、人間を描く着眼力と描写力の反面、舞台設定のディティールにはチープさや古臭さも感じた。 あまりに今風でない職場環境や、会社の人間模様、「1億円の横領」なんて設定には、素人臭さも見え隠れすることは否めない。 が、ストーリーが忍ぶように“ひたひた”と展開し、西島秀俊の関西弁の違和感を受け入れ始める頃には、すっかりと一人の人間の「迷宮」に引きずり込まれており、永作博美と共に“出口”を追い求めていた。 ラスト、主人公は自ら“出口”を見誤ろうとする。迷宮の闇の中にそのまま呑み込まれるのか否か…。 最後の最後に絡み合う人間同士の心理の様には、「正論」だけでは説明がつかない本質的な“あやうさ”が含まれていて、とても深淵だった。 浦沢直樹の「MONSTER」の語り口も彷彿とさせる、人間の内面に渦巻く闇にまつわるサスペンスと人間模様を堪能できた。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-30 22:31:18)
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