みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.この作品は、今では文献的な価値しかないかもしれませんが、 これがあったから「非情の罠」が作られ、それがあったから 「現金に体を張れ」が作られ、それを見たカークダグラスが 「突撃」に引っ張り、3年後に「スパルタカス」を監督させ その後の巨匠の階段をかけ上がっていったと考えると 感慨深い作品となる1作です。 脚本はイマイチですがそれでもキューブリックらしい粗削りで 挑戦的な演出も見られ、飽きさせないカメラワークはファンなら 非常に嬉しくなります。 「非情の罠」でマフィアのボスを演じたフランク・シルヴェラの 別の顔が見られたこと、初期のキューブリック作品には欠かせない ジェラルド・フリードのけたたましいBGMなど、若干24歳の キューブリックのたぎる熱意を感じる一作です。 高崎の映画館で期間限定上演された際に見に行きましたが、私含め 場内6~7人でしたが皆さんマニアって感じでしたが満足そうに 劇場を後にされてたのが印象的でした(笑) 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(字幕)] 6点(2021-01-16 17:32:10) ★6.消化不良ながら引き込まれる何かはあります。 監督がもっと詰め込みたかったのか、何が不服だったのかは知りようもありませんし、私はそこそこ楽しめたので良しと。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-03-11 18:49:27) 5.話はつまらんけど、冷めた人間観はこの頃からずーっと一貫してる。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2016-04-30 02:56:20) 4.キューブリックの映画は「2001年~」だけは観たことありますが、正直、どんなにすごい人なのかよく知りません。有名な人の初監督作品というふれこみでしたが、ストーリーは平凡だし、心理描写の表現も共感できないし、退屈でした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-02-07 20:10:07) 3.iTunes Storeで鑑賞。内省的な台詞を繰り返して何が起こっているのかよくわからないけれど、スタンリー・キューブリックの初監督作ということで鑑賞する価値はありました。ここから10年で『博士の異常な愛情』が生まれるわけで、監督がとてつもないスピードで進化したことが伺えますね。 【ようすけ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2014-08-16 00:03:25) 2.《ネタバレ》 退屈させないだけでもスゴイ・・やはり天才は別格か! 【トント】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-09 06:06:46) 1.《ネタバレ》 キューブリックが生前に封印して再上映を許さなかったという商業映画幻の初監督作がついに陽の眼を見ることになりました。製作から今年はちょうど60年、パブリック・ドメインになっているのかは知りませんが、きっと色々な大人の事情があるんでしょう。 一応プロを使っているけどセリフのある俳優はたったの6人(この中には後に監督として活躍することになるポール・マザースキーもいます)、キューブリックは撮影やら録音までひとり五役をこなしていますが、この映画のスタッフは総勢たったの13人だったそうです。 架空の世界の戦争で戦場は森の中、低予算で戦争映画を撮るには最適のプロットでしょう。敵勢力範囲に降下したパイロットと三人の歩兵が敵の軽飛行機を奪って脱出すると言う単純なお話しなんですが、キューブリックの高校時代の親友が書いたという脚本が韜晦すぎてヘンな映画になってしまった感じです。登場人物たちの心象をモノローグで引っ切り無しに流す、クローズ・アップを多用しているところなど後のキューブリックからは想像つかない演出スタイルでもあります。良く言えば詩的なんだけど、正直言って登場人物たちの行動が理解できないのは難点でしょう。でもキューブリックのカメラさばきはさすがにシャープで、とくに室内の映像は陰影が濃密でもう完全にキューブリック印になっていました。飛行機を奪うために敵の将軍と将校を殺すシーンがありますが、襲う側の二人と同じ俳優を使っているというのは意味が判らないけど印象には残りました。 というわけで当然のように興行的には惨敗したわけですが、NYタイムズの取材に「痛みとは良き教師だ」と答えている当時のキューブリックの言葉がこの映画のすべてを語っています。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-12-16 18:36:46)
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