みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.宇宙ものはいろいろ見たが、本作は人類史上初めて宇宙に飛び出した男の物語で、特別な思いで視聴した。死後の世界は、人は生存中には誰1人確かめようがないが、宇宙は違う。帰還さえすれば、地球以外で生存可能な世界を語り、証明できる。「宇宙に出て、本当に神の声を聞いたらどうする?」というガガーリンの言葉にぞくぞくした。これまで誰も神の声を聞いていないが、宇宙にはこれまで人類が愛してやまなかった神が、本当におわすのではないか。命を賭けなければ見てこれない異世界を、1人の人間が世界で初めて目撃する。当時の人々は現実にありえるかもしれない奇跡を想像するだけで、どれほど心躍ったろうかと思う。本(知識)でしか知らなかったガガーリンの偉業を、本作で初めて理解し、実感できた。当時の彼の手記があれば、読んでみたい。 【tony】さん [インターネット(吹替)] 8点(2019-02-12 23:52:55) 5.《ネタバレ》 何かちょっと勉強になったかな~~、正直ざっくりとしたところしか知らなかったしね。でもガガーリンのおうちのこと等が断片的に入ってたけど、そういうとこもいいけど、もちょっと宇宙にいくことについてもう少し見たかったかな~? 少し物足りない印象だったかと思いますハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-08 12:46:37) 4.《ネタバレ》 ガガーリンの有人宇宙飛行が成功した4月12日は、ロシアでは「宇宙飛行士の日」になっているそうで、本日は56周年に当たる。 その時の飛行時間が108分、この映画は113分でほぼ同じになっているが、映画全部をリアルタイムの宇宙飛行にするわけもなく、主人公の回想とか家族のエピソードを挟む形で構成されている。しかし、そのために肝心の宇宙飛行がブツ切れになり、また意味不明瞭なエピソードもあったりして散漫な印象になっている。堅実なようでもあるが浅い感じで、映画としての面白味も不足しているというのが正直な感想である。 ただ個別の場面としては、主人公の父親が皆に褒められて照れていた?顔などは悪くない。また着地後のカプセルの周囲に立入禁止区域が設定されているのに、子どもらが駆け込んで走り回っても誰も止めなかったのは、当時もある程度の緩さがあったことの表現になっている。フルシチョフも時々出るが茶化され気味のようだった。 また、いつも悪者にされるばかりでいいところがない現在のロシア連邦の人々にとっては、かつてソビエト連邦が人類史を背負っていた時代があったことを思い出して元気づけられる映画かも知れない。自分としても“ソビエト連邦は偉大だった”とか言ってノスタルジーに浸りたくなるが(今はないから言えることだが)、ただしエンディングの写真で主人公が日本を訪問した際に、「平和の使者ガガーリン」と書いた横断幕を掲げていたお調子者の人々には全く同調できない。このとき使われたヴォストークロケットは、核兵器を搭載する大陸間弾道ミサイルをもとにして開発されたことを忘れてはならない。 ほか余談的に書いておくと、候補として選抜された20人の名前をアルファベット順に読み上げる場面で、「コモロフ」と字幕に出ていたのは「コマロフ Комаров」が正しいのではと思うが、この人物は後のソユーズ1号の事故で死亡し、その事件がKomarov’s Fallというオーケストラ曲で描写されている。その次に呼ばれた「レオーノフ」は、アーサー・C・クラークの「2010年宇宙の旅」(映画「2010年」)に出ていた宇宙船の名前に採用されており、どちらもその場面では顔が出なかったが有名人である。 また花屋の前で揉め事を起こした「グリーシャ」(グリゴリ・ネリューボフ)は、結局は飛行士に選ばれず、失意のうちに5年後に不本意な死を遂げたようで、そこまでわかって見ていれば選抜の厳しさも知られるというものである。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-04-12 19:30:15)(良:1票) ★3.他のレビュー読んで正解。 「ゼロ・グラビティ」みたいな娯楽作品見ちゃうと、もうこういうレベルの作品には満足できない。 時間埋め合わせるための回想シーンが多すぎるのも苦しい。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-01-28 21:02:23) 2.《ネタバレ》 ストーリーテリングは伝記映画としては王道というか極めてオーソドックスです。感じとしてはソ連版『ライトスタッフ』という雰囲気もあります。でもその視点にはまるで旧ソ連の時代の映画のようなところもあり、西側を「敵」と呼んだりボストークの成功を喜ぶ市民の描き方がとっても臭かったリします。あといろいろと初めて聞くような事実も盛り込まれていて、もし西側に着陸した場合に「敵」の手に渡らないようにボストークには爆薬が仕掛けられていたなんてびっくりです。でもガガーリンの帰還方法はマジで驚愕ものです。大気圏突入後に射出座席で脱出してパラシュート降下していたなんて初めて知りました。これって、もし水面に着水しちゃったらどうするつもりだったんでしょうかね、たぶん溺死でしょう。たしか私の子供ころはカプセルとともに着地したってことになってましたけど、調べてみるとそれはソ連が発表したウソだったそうです。 ガガーリンは史上初めて地球を宇宙から観た人類なんですから、その体験の意義をもう少し突っ込んで描いても良かったと思います。たとえ「そこに神はいなかった」が本当の感想だったとしてもね(“地球は青かった”という有名な言葉はジャーナリズムがこれまたでっち上げたものらしいです)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-16 22:35:33)(良:1票) 1.《ネタバレ》 人類で初めて宇宙に行ったガガーリン。 今でこそ数多くの宇宙飛行士が宇宙に飛び立つ時代になっているが、 その当時は「そもそも人間が無重力状態で生きられるのか?」すらわかっていなかった。 そんな状態で、宇宙に行くわけですから、これ以上野心的な冒険てないんじゃないでしょうか。 人類史に残る偉業を成し遂げたガガーリンですが、意外にも家族(特に母)は喜んでなかったですね。心配ばかりしてた。 どこまで史実に基づいてるのかはわかりませんが、ああいう親の姿は万国共通なのですね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-29 22:25:35)(良:1票)
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