みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 テレビのドラマは観たことないですが、なかなか面白かったです。最後のオチにはうそー!?ってなりました。副題の「その男に騙されるな」ってのは犯人のことだとばっかり思っていたけど、まさか住本がそこまでやる人間だったなんて。てっきり公安の魔物って言われても、ある程度、良識あるやんって思ってたから、ほんとオチには驚いた。なるほどね。ただ、クライマックスの時限爆弾のくだりは、盛り上げるためとはいえ、ちょっとありふれていて、しかも解除コードが写真の日付って、安直すぎるかなと思いました。でも全体的には重厚なドラマで見ごたえありました。テレビ版のほうも観てみようかな。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-06-06 20:48:51) 7.《ネタバレ》 核爆弾を挟んで対峙するシーンや、爆破の解除コードのシーンなんかが安っぽく思えるのだが、ただのお涙頂戴に徹さずに持ってきたラストシーンの台無し感は、すごい好き。 渡部篤朗のキモかっこよさも、イイね。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-09-19 01:41:38) ★6.《ネタバレ》 テレビドラマからの映画化作品にはガッカリさせられることが多いけれど、この作品はまあ合格点でしょう。楽しめました。ただ、あの核兵器の解除にはガッカリしました。あそこは、娘の懇願に心を動かされた博士がリセットする、というストーリーのほうが、後に明かされる住本が仕組んだ誘拐や、真木よう子演じる娘のDNA鑑定に対する疑問のセリフにつながって面白いし納得できるんじゃないでしょうか? 住本があれに気づかなかったら核爆発なんて、あまりに陳腐なオチすぎる。残念。あと、しゃべらなければ抜群な女優真木よう子・・にしては、今回は良い部類に入るのではないでしょうか。 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-08-15 17:51:14) 5.ドラマから段々尻すぼみになっていった印象。ドラマの序盤が一番良かった。リアリティはともかく、起こっている事のスケール大きさにしては扱いが雑かな。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-25 23:19:40) 4.実際にこういうことが起こっているのではないか、というリアリティはあるものの、劇映画としては全体的に地味だよね。たぶんNHKのTVシリーズの方が面白かったのではないか?(『セカンド・バージン』や『ハゲタカ』の例もあるし)日本でこういう本格的なスパイ映画が作られるのは嬉しいが、最近、『アルゴ』『裏切りのサーカス』といった上質のスパイ映画を観たばかりなので、鑑賞眼が少々厳しくなっているのかもしれない。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-11-27 13:41:48) 3.《ネタバレ》 ドラマの方は未見。スパイ映画というのは、ある意味ホラー映画に似ていて、緊迫感が非常に大きな要素になっていると思います。スパイ行動がいつ敵方にばれるか、スパイ達がいつ殺されてしまうのか、というのを息をのみながら見るものなので、筋そのものよりも、画面や音楽の演出が重要になってきたりします。そういう意味では可もなく不可もなしと言ったところで、要所の緊迫感は出ていたような気もします。韓国側の俳優が似た顔の人がいて区別がつかなくて話の流れが途中つかめない部分がありました。途中まではそれなりの映画と思いましたが、どうもラストの盛り上げのチープ感が…。核爆弾てのは映画界では鬼門なんでしょうか。避難のさせ方とか捜査員その他の反応がまるで「トータル・フィアーズ」を見てるようで、唯一の被爆国が作ったとも思えない軽さ。しかもありがちなパスワード解除、パスワードそのものも安易で、画竜点睛を缺くという感じ。ラストがもう少し盛り上げられれば、あと2点くらい上増ししたのですが… 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-07-22 09:02:24) 2.《ネタバレ》 外事警察というテーマはいい。NHKのドラマはよかった。それから、あらすじもいい。なのにこの安っぽさ、三文芝居的なつまらなさはなぜ?そう感じながら観ていた。映像の雰囲気なのか、音楽の質なのか、そういった映像美的な面での質の低下はきっと陰を落としているに違いない。それ以外に、決定的だと思うのは「協力者」役の女性「真木よう子」の芝居の臭さだ。あれで緊迫感が一気に失われている。そう、冒頭シーンで血まみれ?になりながら橋を渡ってくる「真木よう子」だが、あの血糊はなんなのだ。明るいピンクがかった血糊なんて始めてみた。どうみても血液に見えない。もう、あれでこの映画の作りこみがいい加減であることは明白で、後は観ているのがつらかった。まあ、作る側としても、おまけのような、どうでもいい映画であったのだろう。だが、これは作らなかったほうが良かったと思う。 【小鮒】さん [映画館(邦画)] 3点(2012-06-29 08:33:55) 1.仕事として「嘘」をつくプロフェッショナルがいるのならば、それは「真実」を生み出すことが出来る人間のことなのだろう、とこの映画を観て思った。 「公安の魔物」と称される渡部篤郎演じる主人公の生業は、まさに「嘘」を操り「真実」を作り出すことである。それはもちろん「捏造」と言えるが、それが本当の意味でまかり通ったなら、その時点で「嘘」は「真実」に転じる。 このポリティカルサスペンスのエンターテイメントの醍醐味は、「嘘」と「真実」が表裏一体に存在する社会の真相そのものだと思う。 まずテレビドラマシリーズの評になるが、「公安」しかも国際案件を担う「外事警察」という存在を、これほどメインに描いたドラマはこれまでなかったので、その題材自体が新鮮であったことは言うまでもない。 実際に描かれるドラマの世界観において、どこまでのリアリティがあるのかは一般人には判別が付けきれないが、安直な娯楽性に走らず、たとえ“地味さ”が先行しても「現実感」を優先したドラマづくりはNHKならではで、クオリティーの高さを保っていたと思う。 そして満を持しての映画化。キャラクター設定や基本的展開の説明省略等、テレビシリーズを礎にして成立している映画作品であることは否めない部分があるにはあるが、そういう部分をさっ引いても、充分な質の高さと、これまでの国内のサスペンス映画にはない新しい緊張感を備えた作品に仕上がっていると思えた。 今作はキャスティングが素晴らしい。 渡部篤郎をはじめとするメインキャストはもちろん、今回の映画作品においても田中泯や真木よう子の起用とその配役は抜群だったと思う。両者とも大河ドラマ「龍馬伝」の主要キャストであり、NHKの息のかかったキャスティングであることは明らかではあるが、そう言う部分の“間違いなさ”も流石だと思う。 ストーリーとしてはやや様々な要素を詰め込み過ぎている印象もあり、そのせいで主要キャラクター同士のドラマ性が希薄に映ってしまう感もあるにはあるが、ポリティカルサスペンスの娯楽性という部分では充分なクオリティーを示していると思う。 ラスト、立て続けに映し出される「真実」と「嘘」の関係性などは、テレビシリーズを観ている者として薄々感づいてしまう部分ではあるけれど、それでもニヤリとしてしまうし、陰に隠れて見えない主人公の表情で締めるラストカットは思わず唸ってしまった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-06-17 17:07:13)
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