みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
18.《ネタバレ》 むしろ個人情報保護を叫ぶのが過剰とも思える時代に、ちょっとこのノリはリアリティが無いもので、今更それに問題提起されても(されてたのか?)、そりゃーそうでしょうねとしかならず・・・。 つながりたい人がつながるのと、企業の透明性もまた違う話と思うしなあ。 見てる間退屈はしなかった。考えることは面白かった。 【スズメッキの魔女】さん [地上波(吹替)] 5点(2023-11-28 00:16:49) 17.《ネタバレ》 主人公の言動に共感できない作品というのは面白くはないね。 タイ・ラフィートやマーサーが主人公だったら、少しは共感できたのかも知れない。 終盤になって改心するけど、失われた命は戻っては来ないし、手遅れとしか思えない。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 4点(2022-12-13 14:55:20) 16.《ネタバレ》 みんな楽しそうそうな感じ推しで、でも実態は、どーなん?って会社の映画。とりあえず「ワクワク楽しんで」を強調する組織は、なんかヤバい。原作では主役は完全にサークル側で最後はディストピア完成のバッドエンドなんだけど、この映画でも、若干、それを引きずってるのか、最後はちょっと中途半端になってました。でも、普通に面白かったです。 【なにわ君】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-06-11 10:24:14) 15.《ネタバレ》 2時間弱の作品ですが、ヒロインが「サークル」に入社してメインテーマに入り込んでいくまでに尺を取り過ぎているように思え、序盤だけ観ていると長編作品なのかと思いました。あらすじを読んでいなければ、この作品はどういうカテゴリーの作品でヒロインはどんな事態に巻き込まれていくのか、中盤以降まで今ひとつ分からないように思えます。もっとスピーディな展開であれば、観客は作品世界に惹き込まれるのでは?言葉は悪いかも知れませんが、展開がダラダラし過ぎているように感じました。 ヒロインが「サークル」の進もうとしている方向に疑念を感じているところを描きつつも、経営者イーモンの理念や行動を真っ向否定しないどころか寧ろ肯定的とも思えるように描いているところも、観客としてはどっちつかずで感情移入したくとも出来ないというところでしょうか。この巨大SNS産業の在り方、存在意義に対して断罪はすべきではないというのが製作者のスタンス?と感じてしまいます。 家庭内にも悩みを抱え、苦情窓口でくすぶっていた頃のヒロインが、まるでカルト教団のような「サークル」での日常に次第に馴染んでいくものの、やがては強く疑念を感じ、それを晴らすべく反旗を翻す。けれども、結局彼女の目指すところは「サークル」の目指すところと変わらないのでは?という何ともすっきりしないモヤついた気分が残る結末でした。 ネット社会の走り始めの時代に作られた近未来SFであれば、印象も感想も全然違うものになっていたと思いますが、公開から5年も経っていない最近の作品だけに、巨大化するSNS産業に内在する現実の危険性や懸念について、もっと踏み込んでもらいたかったと思います。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2021-12-15 01:51:45) 14.《ネタバレ》 大自然に囲まれた湖のど真ん中でカヤックを浮かべながらスマートフォンで何かを見る。全体を観た後で、冒頭のそんなシーンが何故か強く思い出されました。 全ての人間を「透明化」、つまりは個人情報やプライバシーの考えは捨て去り、全部すべて明らかにして生活しましょう。友人関係はもちろん、自分に来たメールもすべて公開。いつ誰と会ってどんな話をしたのかもすべて公開。起床から就寝まで、あるいは就寝中ですらすべて見せましょう。それが『サークル』の考え方ということらしいです。かなり極端な考え方なのですが、『サークル』が大会社で福利厚生がかなりしっかりしていること、see changeの導入でメイの命が助かったこと、そうして救われた命でメイが会社の広告塔として成功したこと、そしてそれを支える絶大なフォロワーによってこの極端な考え方はけっこう浸透してしまいます。この考えに賛同しないやつは異端だとでも言わんばかりの雰囲気が醸成される中で、意外とこれと似たようなことは現実もあり得るんではないかと思ってしまいました。 こういった場合、大半のフォロワーは見て楽しむだけの存在で、ただ面白ければ良いというその他大勢。でもそれが目に見えてメインストリームを握ってしまうという怖さがありますよね。一度できた流れは変えられない怖さがあります。 反面実際の話をさせて貰えば、じゃあみんな「透明化」したとしてメイのようになるかというとそんなことは絶対ないわけで。一日の時間は24時間で、その中で一人が見られるコンテンツは限られている。今回はメイがビッグコンテンツとなったおかげで色んな成果が出たわけだが、その成果が『サークル』利用者全てに平等に起こるわけではない。youtuberと同じで、一部の成功者以外はその恩恵を享受することなく埋もれていくんだろう。なぜなら時間は有限だから。自分の時間の全てを誰かのコンテンツを見るために捧げられないし、仮に捧げたとしても一部しか成功はしない。芸能人でもあるまいし、自分の生活を切り売りするようなことして、視聴者に搾取されるような感覚が個人的には嫌ですね。古い感覚なのかもしれませんが。 でも、私がよくいうセリフですが、やはりこういうSFチックな実際こういうものがあればどうだろう的な映画は好きです。色んな仮の話を考える機会があることは嬉しい限りです。 【TANTO】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-11 14:41:21) 13.ざっくり整理すると、2つの問題を提起していたように思います。1つは、巨大プラットフォーム企業が国家を凌ぐ権力を持つようになったということ。言論も、選挙も、一企業の意のままに操れるぞと。トム・ハンクスがかならずしも独裁者を目指す悪人ではないところに、この作品の良心のようなものを感じます。悪意がないからこそ、問題は厄介なんだよと。 が、現実としてFacebookにしろTwitterにしろYouTubeにしろこういう問題は起きているわけで、その経緯を追いかけたほうがよほどリアルで面白い。その矮小版をフィクションで見せられてもねぇ、という気がしないでもありません。 もう1つは、「知る権利」とプライバシーの対立。こちらも報道をめぐって昔からある問題で、誰もがスマホを持ち歩き、なおかつネットでつながるようになった昨今、事態はより深刻化するだろうというお話。まあ目新しさはありません。 妙にモヤッとした終わり方も含め、「もう少しがんばりましょう」というハンコを押したくなります。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2021-06-22 02:53:58) 12.「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが」と言ったのはチャーチルだが、大衆社会で危惧された状況から、IT社会の到来によってこの「最悪」がどう転ぶかが試される状況となっている。基本的には「自由」の国アメリカにおいては中国のような監視・管理社会になる事は考えにくいが、監視・管理社会の方が昨今のコロナ禍においては好結果をもたらすという皮肉な状況もあり、IT社会における民主主義のオープン性やアカウンタビリティーのあり方が問い直されている。作品のテイストとしては監視・管理よりも自由というアメリカらしい感じにはなっているが、「安全」や「秩序」においては監視・管理社会に優位性があがる事を提示しているし、情報(知識)共有を基本的人権としている点等は中々斬新でもある。全体的には政治色が強く娯楽系のサスペンスではないし、明確な善悪の価値観提示もなく、物足りなさやモヤモヤ感が残る部分があるのかもしれないが、IT社会のあるべき姿や最適解(自由と管理のバランス)を決めていくのも民主主義である。その問いかけを行い、視聴者に考えさせる価値ある作品である。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(字幕)] 7点(2020-10-28 13:08:47) 11.前半は結構イイ。中盤もなかなかイイ。でも終盤が嫌。政治や投票の話が出てきてからがダメでした。あくまでエンタメ、ファンタジー的なロジックであったはずの話をリアル路線に寄せてしまったのが映画がコケた原因でしょうか。 タイ・ラフィート(ジョン・ボイエガ=SWのフィンさん)の役処がチョット勿体無い感じでしたし、彼をもう少しメインに持ってきてエンタメ的な流れを維持してくれていたらもっともっと楽しめたかも。それにしても中盤にあった、SNSやソーシャル、ウェアラブルデバイスの強制利用はウザいですね。あの時点で私は自主退社ですよ。。 ちなみに、もしもエマ・ワトソンの私生活が自由な目線でリアルタイムに見られたとしたら鼻血ブーだろうな。そういう意味では夢がある映画だったと思います。(女性陣には響かないかな) 全体的には嫌いな映画ではないのですが、最終的に何が言いたいのかよく判らなかったし終始中途半端な印象が強かったため、厳しめに評価しておきます。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-04-06 11:47:20) 10.トム・ハンクスが新型コロナウイルス感染との報を受け、映画ファンとして少なからず不安が深まる今日この頃。 世界的スターや著名人における感染の報を聞くと、いよいよ“パンデミック”の様相だなと流石に危機感は募る。 そんなわけで、名優トム・ハンクスを“応援”する意味も込めて、本作を鑑賞した。 基本的に、人格者の“善人”しか演じない印象のトム・ハンクスが、何やら悪意に満ちた人物像を演じている様は、公開時から気になっていた。 描き出されるテーマ的にも、2010年代以降世界を席巻し、もはやサーバースペースという領域を超えて、現代社会を“支配”しつつある“GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)”を筆頭にした巨大IT企業に対して、ほぼ名指しでその「功罪」を追求していることは明らかで、実際に各社のサービスに“依存”してしまっている“1ユーザー”として非情に興味があった。 が、鑑賞後の率直な感想としては「ひどく中途半端だな」というところ。 “社会風刺映画”として、消化不良感は否めないし、きっぱりと面白くはなかった。 いろいろと問題はあろうが、最たる弱点は、お話としての踏み込みの甘さだろう。 現実社会に君臨する“GAFA”に対して、ほぼ直接的に言及し、警鐘を鳴らしているわりに、肝心な部分で希薄さを感じてしまった。それは創作に当たっての「尻込み」と言ってもいいだろう。 最先端企業の革新的な価値と華やかさを魅力的に映し出しつつ、その巨大企業が生み出したツールやサービスを“ユーザー”である我々人間の一人ひとりがどう「活用」するのか?という問題提起。 そのストーリーの本筋は間違っていないし、やはり興味深い。ただストーリーの中で息づくキャラクターたちの描写があまりにも類型的で軽薄だった。 主演のエマ・ワトソンも、トム・ハンクスも、演者としてキャラクターにマッチしていたとは思うし、精力的な演技を見せていたとは思うけれど、人物描写の軽薄さが響き、人間としてまったく魅力的に映らなかった。 それはその他の脇役についても同様で、ジョン・ボイエガ(「スター・ウォーズ」シリーズ)やカレン・ギラン(「アベンジャーズ」シリーズ)ら割と豪華なキャスト陣が、何やら意味深で印象的な佇まいは見せてくれるが、言動や心理描写が尽く浅いので、「結局、何がしたかったの?」と思ってしまう。 トム・ハンクスは人間力の高いパブリックイメージを表面的には活かしつつ、行き過ぎた企業戦略を強行するCEO役を演じていたが、悪役に徹することができず、終始あまりにも中途半端な立ち位置だった。 ラスト、主人公の行動により、辣腕のCEOはどのような帰着に至ったのか。結果的に善人であったとしても、悪人であったとしても、その顛末はきちんと描くべきだったと思う。 一方で、ある意味“放りっぱなし”なエンディングを選んだ意図は理解できる。 詰まるところ、巨大なIT企業の英知と戦略がもたらした「未来」はもはや避けられるものではない。 現実社会においても、“システム”が進化していくことは止められないし、止めるべきではないだろう。 そこで頼らざるを得ないのは、結局、人間の「善意」だということ。爆弾も、核エネルギーも、その「発明」自体に罪はないわけで。罪の対象は、常に「人間」そのものである。 そういうこの映画の核心を、もっと深く抉り出せていたならば、この映画はこんな中途半端な“円”ではなく、もっと“尖った”作品になっていただろう。 エンドロールで、“ビル・パクストン”の名前を見て、難病を抱えた主人公の父親役だったことに気づいた。 が、その直後に「For Bill」の文字。この作品の直後に61歳の若さで亡くなったそうで。「アポロ13」「ツイスター」をはじめ、僕自身が映画を本格的に鑑賞し始めた90年代のハリウッド映画を彩った俳優の一人だったので、悲しい。 兎にも角にも、とりあえずトム・ハンクスは、コロナを治そう。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 4点(2020-03-14 23:57:49) 9.《ネタバレ》 ああ、これはダメ。トム・ハンクスが出てるから見たけど駄作。公開のとき、ITやSNSの暗黒面みたいな話に惹かれそうになっていたが、映画館に行かなくてよかった。【ネタバレ注意】いくら技術やネットが進むとはいえ、みんながみんなプライベート丸出しの世界を受け入れるという世界観にリアリティがない。まして、トイレ以外は映像で監視されるって、それはもう犯罪者扱いだよね。そもそも、うっかり夜の生活まで覗かれてしまうとか、その場に誰がカメラを置いたり、それを気にせず生活していたというのも不自然。そうなるだろうという結末も、あまりにあっさりしてて「それで終わっちゃうの?」という感じ。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 4点(2020-01-21 17:09:58) 8.《ネタバレ》 結局伝えたい本質は見えないまま 誰一人共感出来る人物もいない状態でストーリーが進んでいきます。 監視社会に対して無理やりな心変わりを見せる主人公に 最初から最後まで予想の域を越えない作品でした。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 4点(2019-08-12 18:49:15) 7.《ネタバレ》 世界最大のSNS企業〝サークル〟に就職した新人女子社員が、社長の抜擢により全世界にリアルタイムで自分の生活を24時間公開することに。最初は注目されることに快感を覚えていた彼女だったが、やがて様々なひずみが生じ生活のすべてが壊れ始めていく――というお話。エマ・ワトソン、トム・ハンクス共演ということで今回鑑賞してみましたが、基礎的な演出力が全く足りていない恐ろしくレベルの低い作品でしたね、これ。SNSで自らの私生活を発信することが当たり前の世の中となった現代、その問題点を提起するために「自分の私生活を全て全世界にさらけ出す女の子」というテーマを採択しているというのに、主人公がそうなる決断をするのが映画が始まって半分以上すぎたあたりって。展開が遅すぎるっしょ!!普通のスリラー映画なら20分、遅くとも30分くらいで主人公をそういう非日常的状況に追い込み、徐々にサスペンスを煽っていくものなのに、それが1時間もかかってたらそりゃかなりテンポの悪い間延びしたストーリーになるのは当然の帰結。また、前半随所に「今、ここで伏線はってますよ」とでも言わんばかりの幼稚な演出がなされているのですが、その伏線が後半見事に回収されるのかというと全くそんなこともなく、むしろ全然回収しきれてません。致命的なのは、主人公をはじめとする全てのキャラクターの人物造形がかなりいいかげんなので、誰にも感情移入できない点でしょう。現代的でいくらでも面白くなりそうなテーマを扱い、しかも今を時めく人気女優とベテラン俳優をキャスティングしていながら、この体たらく。監督をはじめとする全スタッフには猛省を促したい。エマ・ワトソンのさすがの美しさに+1点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-01-21 02:21:24) ★6.《ネタバレ》 前半はありがちなネットの監視社会の風刺。特に目新しさはない。 後半はヒロインがカメラ取り付けの完全透明化をやらされるのだが、 急に最初友達だった子が病んできちゃって、ヒロインは監視社会に肯定的になり率先する立場に。 なんでここまで豹変しちゃったのか、何か最後にどんでん返しするような事を考えてかと思ったら 全くそんなことはなかった。 ここらへんが全く共感できないしついていけない。 友人の死をきっかけに行動に移るのだが、会社の秘密をオープンにし役員にもカメラを付けさせ透明化を一気に進める事に。 結局その後会社や役員・社員、一般人たちがどうなったのかは触れていない。 投げっぱなしで終わることに。 時間泥棒な映画ではないけれど、前半ありがち、後半モヤモヤした感じ。 有名俳優起用しながらちょっとひどい映画だね。よくこんな脚本が通ったものだ。 【ume0214】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2019-01-20 15:21:48) 5.共感できる人物が誰1人出てこない。みんな変で作り話感がものすごい。 そもそも映画は作り話だが、それでも最低限は納得させてほしい。 そして全然面白くないです。時間の無駄だったなぁ… 【虎王】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-06-27 14:26:35) 4.《ネタバレ》 前半はわりと面白かったですね。この「サークル」なる会社の様子がかなり異様で。ちょっと新興宗教団体っぽいというか、仕事以外の時間も会社のアクティビティやらイベントに参加を強要されるなんて、いくらお給料がよくても就労環境的にはブラックの匂いがします。 最初はそういうのに馴染めなかったヒロインが、覚醒して会社の広告塔みたいに活躍していくところから、だんだんオハナシが緩んでくる。 「私生活、全部公開します!」なんて、今の時代、何てことない気が。他人の生活を覗き見する“見世物”は20年前すでに「トゥルーマンショー」でやってるし。まぁ、そこはこのオハナシの見どころではないとしても、ネットと大衆の狂気、ネットの政治利用や巨大企業と政府の癒着あたりの話ってわりと「ありがちな話」のような気がするのですね。その手のフィクションは沢山ありそう。 で、結局、そこもこのオハナシが掘り下げたかったテーマではなかったらしく(苦笑)、結論は「私たちって今、こんな社会に生きてるのよね~」っていうボンヤリとした不安?いわゆるユビキタス社会の危険性をサラっと描いてみました、ぐらいの話。 ただ、この間のフェイスブックのデータ漏洩なんて、まさにビッグデータの政治利用にITジャイアント(大企業)が絡んでたって話で(協力した訳ではないが)、タイムリーっちゃあタイムリー。 そう、きっと本気で切り込んだらスキャンダラスな問題作になるネタなのかもしれません。でも、きっと大人の事情で出来ないのかも・・・?(笑) 【ポッシュ】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-05-05 17:34:22) 3.《ネタバレ》 監視社会の恐怖がテーマなのかな。 「サークル」というサービスを提供する会社のお話しだが、この会社ヤバすぎ! 社員に24時間監視付きの生活を強いり、その映像やあらゆる情報は全てデータ化され保管されるという。 さらに、世界中あらゆる場所に無断で監視カメラを設置したり、国民全員にサークルの加入を義務付けるべきだとか言いだすなど思考がヤバい。 合言葉は「ハロー、サークル!」なんかここまで行くと宗教みたい。 そんな会社に入ったエマ・ワトソン演じるヒロインが、超絶SNS依存症の鬼へと変貌するまでを追った物語。 普通は終盤に起こる悲劇的事件が起きた段階で会社に復讐しようとジョン・ボイエガと共に反乱を起す展開になりそうなものだが、そうはならない。 もはやヒロインはSNSから抜け出せなくなっており、ラストのドローンに向かって笑顔で「ハロー」と言う場面には戦慄すら覚える。 洗脳って怖いね! 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 4点(2018-04-25 03:58:05)(良:1票) 2.《ネタバレ》 巻頭のシーンをはじめ、ヒロインがカヤックを漕ぐシーンが幾度かあり、中盤のある事件の伏線として確かに強引に機能はするのだが、 それ以上の積極的な意味が見いだせない。人物描写としてもチグハグで、メタファーにもなりきれていない。 ラストシーンもカヤックだが、友人の命を奪ったドローンに対して、「Hello」はないだろう。 終始、血の通わぬキャラクターだ。 ある程度わかりきったストーリーでも画面で引っ張ってくれればいいが、その点 ヒロインの親友役:カレン・ギランの扱いが面白い。 まずは電話音声での登場、入社したヒロインを連れ颯爽と案内していく。 片や壇上でスポットライトを浴び、片やそれを暗い客席から見つめる二人の逆転と対比。 隣り合った個室トイレの中での、二人の交わらない切り返し。 そして暗いベッドの中と、開放的な自然の中、それぞれが小さなスクリーンを介して心を通わせる二人の切り返し。 決して上手い処理とは云えないが、二人の関係性の変化を描写する工夫の痕跡はみえる。 大スクリーンを使ったどんでん返し自体も大したものではないが、 トム・ハンクスとエマ・ワトソンの視線劇がなかなか見せる。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2017-11-12 20:37:49) 1.《ネタバレ》 機内鑑賞。飛行機の中は視聴環境が良くないのでそれを差し引かなければいけないが、それでも5点かなあ。冒頭、IT企業の胡散臭さを描いている部分はやや◯。日本にもあるよね~。ただストーリー全体の薄っぺらさが終始気になった。エマ・ワトソンやトム・ハンクスといった大物を起用したのに残念。特にトムはひとつも良いところなく、出演自体が失敗だったのでは? 日本封切前の酷評で申し訳ございません。 【kaaaz】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2017-09-14 23:36:44)
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