みんなのシネマレビュー

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-

2011年【日・米】 上映時間:128分
ドラマ戦争もの実話もの小説の映画化
[タイヘイヨウノキセキフォックストヨバレタオトコ]
新規登録(2011-02-19)【奥州亭三景】さん
タイトル情報更新(2023-05-29)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-02-11)


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監督平山秀幸
チェリン・グラック(アメリカユニット監督)
助監督尾上克郎(セカンドユニット監督)
演出諸鍛冶裕太(アクションコーディネーター)
キャスト竹野内豊(男優)大場栄大尉(フォックス)
唐沢寿明(男優)堀内今朝松一等兵(サイパンタイガー)
山田孝之(男優)木谷敏男曹長
井上真央(女優)青野千恵子
中嶋朋子(女優)奥野春子
板尾創路(男優)金原少尉
光石研(男優)永田少尉
柄本時生(男優)池上上等兵
近藤芳正(男優)伴野少尉
酒井敏也(男優)馬場明夫
ベンガル(男優)大城一雄
岡田義徳(男優)尾藤三郎軍曹
阿部サダヲ(男優)元木末吉
トリート・ウィリアムズ(男優)ウェシンガー大佐
ダニエル・ボールドウィン(男優)ポラード大佐
浜田晃(男優)斉藤
外波山文明(男優)井桁
脚本西岡琢也
チェリン・グラック
音楽加古隆
撮影柴崎幸三
製作島谷能成
東宝
電通
日本テレビ
読売テレビ
読売新聞社
企画日本テレビ(企画製作)
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
美術中澤克巳
編集洲崎千恵子
照明上田なりゆき
その他大屋哲男(ポストプロダクションスーパーバイザー)
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【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 公開時、ちょっと気になっていた映画でしたが、ようやく二番館にて鑑賞。玉砕の島サイパンを日本とアメリカ、軍隊と民間人、様々な視点から描いた戦場の人間ドラマです。

山中に逃れていた民間人に多大な犠牲がでた事を機に、大場大尉に「一人でも多くの敵を倒す」ことから「一人でも多くの命を助ける」という新たな使命感のようなものが生まれるくだりが印象深い。ならば直ちに投降すればその後の犠牲は防げた。しかし当時の日本人にとってそれはそんな簡単な問題ではない。それは投降せよという上官の命令を欲した大場の苦しい胸中からも分かります。

生きて捕虜にならず死ぬまで徹底抗戦という日本軍人としての使命感と、一人でも多くの命を救いたいという、相反する思いの間で苦悩する大場大尉と、民間人の思いと米軍の思いが均等に描かれるので大場大尉の物語としては時間不足の感はあるし、生き残った兵隊と民間人のジャングルの潜伏生活はもっと悲惨なものではなかったかという思いもあります。

本作の大場大尉からは軍人としての凄みは感じないし、当時の日本軍にあった特攻や玉砕や自決といった人命軽視の行動に走る事も無い。もっと戦闘シーンを増やせばもっと凄みがある軍人大場大尉になったのかも知れません。それよりも立場や価値観が異なる大場大尉、民間人、米軍それぞれの一人でも多くの命を救いたいという行動が描かれる。度々登場した、大場大尉、民間人、米軍のそれぞれが関わって命を救われた赤ちゃんの姿からは命の重みが確かに伝わってきます。 とらやさん [映画館(邦画)] 6点(2011-07-29 19:22:01)

9.保守派を自認する人間としてある程度ほめたいとは思うんですが、いかんせん「どこが奇跡なのか」と「なぜフォックスと呼ばれたのか」がいまひとつわかんない。竹野内くんがあまりすごく見えないのよね。要するにタイトルミスなんだと思う。それに尽きる。なんとも残念。 ケルタさん [映画館(邦画)] 5点(2011-05-25 16:49:23)


8.《ネタバレ》 映画を見終わった後の率直な感想は、これのどこが奇跡なの?という点と、主役の大場大尉は普通の上官であって、FOXって呼ばれるほどの特別な存在には思えなかったことの二点です。これらは映画の題名にもあるように、主題でもある重要な点だと思うので大いにがっかりです。個人的に太平洋戦争史については多少の覚えもあるのですが、この大場大尉の存在は知りませんでした。よって勝手ながら硫黄島における栗林中道(「硫黄島からの手紙」参照)に比肩するカリスマ性やリーダーシップを持った人物に違いない名将に違いなく、きっとそういう描写がされることをこの映画には期待していたのです。ところが、その大場大尉については、例えば赤ん坊を救うシーン等で多少の人情味があるように描かれていましたが、上官としては特に特筆すべき点もない極々普通の存在ではないでしょうか?敢えて探せば、米兵に対する奇襲や多数の民間人を投降させずにジャングル内に秘匿した点等が特別といえば特別なんでしょうが、大場大尉にとってサイパンのジャングルは言わば庭のようなものですから、生死を賭けた場面では、あの程度の知恵は絞りだすと思われるのですが、いかがでしょうか?それがいつの間にやら、米軍の間ではFOXと恐れられ、崇められているのですから、非常に違和感を感じました。大場大尉は後に「私はこの島で褒められることはなにもしていません」と語っていましたが、文字通りそうだったとしか私には思えなかったのが非常に残念です。彼が軍人として、いかに特別な存在だったかが描ききれていなかったのが、この映画の最大の欠点だと思います。また、戦闘シーンについてですが、最近は戦争映画の新作としては韓国映画が多い気がしますが、迫力という点で、完全に負けていますね。韓国映画も「プライベートライアン」あたりをお手本にしていると思いますが、戦闘シーンは観客に対してその恐怖感やおぞましさと非日常性を、視覚と音響で植え付ける上で重要だと思われます。その点、最近の韓国映画にはかなり納得させられます。日本映画も是非参考にしてほしいです。最後の軍歌を歌って行進しながら投降するシーンは、皇軍としての最後の矜持を示す描写として良かったと思います。但し、飢餓に窮していたはずの連中が小ざっぱりとした制服に着替え、大手を振って元気良く登場してきたのには、史実は知りませんが、少し突っ込みたいところです。 風神さん [映画館(邦画)] 5点(2011-03-04 23:37:09)

7.《ネタバレ》 面白くなかったわけじゃないけれど。なんていうのか、フォックスと呼ばれた大場大尉なんだけど、もっとそのフォックスと呼ばれるようになるまで、いろんな事があると思っていたんだけど、そういうのは最初の方だけだし。どう考えてもいらないよ?と思うシーンもあった。
振り回されていたんですよと大場大尉に言うシーンがあったけど、どこが?と思った。いやいや、だからそういうのをもっと入れて!と。
全体的になんというか、中途半端って感じだった。
もう少し、掘り下げてやってもらいたかった。もっと大場大尉にスポットを当てるとか。圧巻だったのはB29が飛んでいくのを大場大尉が見るシーン。圧倒的な戦力差をあの時に、感じたのだろうなあと。そしてビラに書かれていることとかもすべて事実なのだと。
でも、些細なところをちゃんと表現していたのは良かった。天皇という言葉を聞くと、姿勢がいっそうシャンとするところとか。
一番印象に残ったのは、最後の大場大尉の言葉。
「私はこの島で褒められることはなにもしていません」
戦争の愚かさとか、命を奪い、奪われることとかが詰まっていた気がした。
点数は本当は3点としたいところだけど、皆の熱演にプラスして。 べるぜさん [映画館(邦画)] 4点(2011-03-02 17:20:49)

6.《ネタバレ》 ウーン!観てる最中、米軍上官のことを”パッチモンボールドウイン”とかパクリとかおもっていたが、兄弟とはねェ、、、、カンベン!、、、(?)しかし、しってる有名俳優がいないと、アメリカンも、なんと軽く見えることか、、、、、、。唐沢!!いいねえ、当たり役!財前よりぜんぜんイイ!!乗ってるねえ!見直しました。しかしねえ、、、、もうねえ、作品うんぬんより、総攻撃前日に日本軍上官4人?が自害したのを観て(これ事実でしょう?)、わたしはもう、映画鑑賞どころではない憤怒にかられてしまったんですよ。(まあ、わたしは戦争で亡くなっていった人々の行動を批判するような馬鹿ですが)もう、やってられんよ。だから、人間不信に、ひいては社会が、コミュニティ全体が嫌いになる。怖くなる!!!戦火のなか、劣勢で極限の状況下で、”正常な判断”を求めるほうが酷なのか?いやいや、わたしはここに自国民の恐ろしい“一面”を見る!
持ち出すまでもなく、浅間山の連合赤軍の”そうかつ”とやらもしかり!ひとは、一人ではいきていけませんとも!でも、狂ったグループ、集団、国家は必ず、必ず、必ず、個人を殺す!この”奇跡”というのは、クソ日本軍人達が、よくもまあ、”全員玉砕自決”する事なく、アメリカ軍におとなしく投降したなあ、という”奇跡の投降”の意味でしょう。と皮肉ってみます。作品自体は良いとおもいますよ。ごく普通です。エエ!普通ですとも(?) 男ザンパノさん [映画館(邦画)] 5点(2011-03-01 21:14:02)

5.《ネタバレ》 史実を真面目に描いた作品という印象です。米軍によるサイパン島占領後も、少数で抗戦を続けた大場大尉の部隊が描かれる。視点が日本側・米国側にほぼ均等に割られている構成は新しい。【米軍から見た大場大尉】探索の目を逃れ、時に欺き、米軍を翻弄した策士。度重なる懐柔にも応じず、終戦を迎えても戦う意思を捨てない兵士の鑑。神出鬼没さがフォックスと形容された。【大場隊の実情】玉砕覚悟の総攻撃で生き残る。当初は「一人でも多くの米兵を道連れにする」ことをコンセプトとしたが、民間人の保護に主旨を変える。やがて民間人を米軍に委ねるが機を逸して玉砕も自決も出来ずに抗戦の構えを取る。戦争終結を告げられても去就を決断できず「上官の命令があれば」との要望を出して投降に応じる。 この両者の認識の違い(というか、米軍の勘違い)を検証するような内容でした。米軍からは見えない部分に日本兵の悲劇が潜んでいます。彼らは抗戦したかったのでは無く、その選択肢しか持っていなかった。「玉砕」と「自決」が美徳だと刷り込まれた兵士たちが命を惜しんで葛藤する様は、さながら漂流者のようです。竹野内豊が演じる大場大尉が自分は特別なことをしていないと最後に言ってましたが、私も同感です。彼に感情移入するような作品でも無かった。第二次大戦中、日本軍だけにあった固有の慣習が「玉砕」と「自決」でした。それは軍人だけでなく民間人をも侵食していた。本作にも自決シーンがある。追い込まれた状況の中で命を断つ場面を悲劇的に見せるより、なぜ日本軍にそのような慣習が生まれたのかを見せて欲しいと、いつも思う。あれは責任放棄と命の無駄遣いでしかない。誰が、どんな思想で広めたことなのか? そこを総括しない限り、日本の戦争映画は片手落ちという気がしてならない。 アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 5点(2011-02-26 23:19:30)

4.《ネタバレ》 日米合作故か重みと説得力のある映像。背景がジャングルのせいかスカスカな画面の邦画っぽさがなく日米監督の映像が違和感なくつながっていました。米軍の上陸作戦シーンといわゆるバンザイ突撃の総攻撃シーンは圧巻。爆音とド迫力の映像で恐ろしかった。そこにいるかのような感覚に陥ってしまいます。岩山の上に隠れて米兵をやり過ごす場面も肝を冷やしました。竹野内さん演ずる大場大尉は胸の内を多くは語りませんでしたが、玉砕覚悟からの心情の変化と軍人魂を好演されていました。民間人を下山させるにあたり言った「無事日本に帰ったら我々のことを思い出してください。それで我々も日本に帰れます。」(正確ではありませんが)や、部下が家族写真を前にして自害しようとする様子を見守るしかない場面、降伏はしないが上官からの命令があれば抗戦を終了させると告げる場面と最後の武装解除式の立ち居振る舞いは胸に迫るものがありました。戦争映画としてのエンターテイメント性は唐沢さん演ずる堀内に担わせていました。引き換えに大場大尉の米軍を手玉に取るといった活躍場面が少なくなってしまいましたが、実在の人物と知って驚きました。彼(ら)無しでは大場隊を語れない存在で、大場を逃がすために自分が犠牲となる最期まで格好良かったです。家族の敵討ちに燃える井上さんの青野はその堀内と同じ目をしていたのが印象的でした。銃の死の重みと赤ちゃんの生の重み。パンフレットのコメントを読んでただのアイドル女優ではないと認識を改めました。阿部サダヲさんの元木も軍人も民間人も生きて返したいという信念がよく伝わりました。板尾さんの脇を閉めた海軍式敬礼、“天皇陛下”という言葉に姿勢を正す兵士など細かな演出も良かった。米軍の圧倒的な攻撃、焼け野原となった町と焼けだされた人々の行列、洞穴への手榴弾と火炎放射攻撃、セリフのみでしたが投身自殺、カタツムリを食べ葉についたわずかな滴でのどの渇きを癒す、自決で、あるいは銃弾に倒れゆく兵士達などなど戦争の惨たらしく痛ましい様は描いていました。これ以上は映像がなくとも頭の中にあれば十分と思います。音楽演出が安っぽくいっそのこと無くても良かったのでは。大袈裟ですが全シーン映像だけでも伝わってきましたから。本当にすばらしい映画でした。スタッフ・キャストに拍手。もう一度劇場で見たいですが、発砲の度に椅子から飛び上がりそうになる迫力音響が怖い。 リンさん [映画館(邦画)] 8点(2011-02-24 02:14:57)

3.この映画を観て、思っていた内容と違う!と思う人は多いのではないでしょうか。
なぜかと言えば、日本軍側と、アメリカ軍側の描写を同時並行して描いているからです。
争いについての心情が全く正反対の彼らですので「どちらに感情移入すればいいの?」と戸惑う人も多いと思います。
げんに自分は頑固に意思を貫く日本軍側よりも、アメリカ軍側のクリス大尉や仲裁をする「元木さん(阿部サダヲ)」に感情移入してしまい、主人公であるはずの大場大尉にはなかなか共感を得れませんでした。
戦争における人間をヒロイックに描くのではなく、エゴイスティックな者のドラマなのだと思います。
「誇り高き日本人」の姿を観たかった人には、ちょっと肩すかしかもしれません。 ヒナタカさん [映画館(邦画)] 6点(2011-02-21 20:01:52)

2.映画そのものは悪く無いと思うのだけど、どうも、この手の戦争映画を観ると思うのだけど、昨今の太平洋戦争物では日本軍が悪であって、個々の兵士は悪では無い、という様な表現され方をされるものが多い気がします。これもそういった映画に仕上がっていて、一見、物凄く中立的な観方が出来ますが、何かがやはり違うと思います。
原作となった読み物がアメリカで作られたという事も大きいと思うのですが、非常に捉え方がアメリカ的えあって、その部分が非常に観ていて気になりました。例えば、井上真央の演ずる看護婦がやたらと強くて反抗的な女性として表現されていますが、あのような日本女性が当時表面化出来たか問いのが少々懐疑的で、それを見せられてしまうと必然的にこの物語が架空の物語としてしか見えなくなったりする訳です。彼女のこうした動きが物語を加速していく事を考えれば、狂言回し的な使われ方をしていることは容易に想像が付きますが、そうしたものを加えたことで、逆に実話感が薄まっていて、それが非常に映画全体を考えると勿体無い気がします。 奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-21 00:04:31)(良:1票)

1.《ネタバレ》 戦争は肯定できませんし、人命軽視の万歳突撃は本当に痛ましい限りです。しかし、己の信じたことを頑なに守り、誇りを持って貫き通すことの尊さをこの映画は示してくれています。まことに気高い行進シーンには涙があふれて仕方がありませんでした。淡々と日米双方をフェアに描いていることに好感持てます。娯楽作品としても、戦記映画としても成功していると思います。唐沢寿明演じる堀内一等兵の人物像の掘り下げが浅く、この点は惜しい限りです。竹野内豊は彼自身の魅力を存分に発揮する熱演でした。心のこもった素晴らしい作品です。 ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 8点(2011-02-20 17:43:48)

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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 5.70点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3310.00% line
4310.00% line
5826.67% line
6826.67% line
7310.00% line
8413.33% line
913.33% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.20点 Review5人
2 ストーリー評価 8.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.60点 Review5人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 6.50点 Review4人

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