みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 孫文が香港に戻ってきて1時間ほどしてまた出ていくだけの話。 ただ孫文自身は最後の方に少し登場するだけ。 孫文を暗殺しようとする皇帝側とそれに反対し阻止しようとする革命側の攻防が主なストーリー。 それがなかなか緊張感があり面白い。 革命側視点で話は進むが様々な登場人物が出てきて孫文を守るために次々と死んでいく。 主要人物が死亡すると実在の人物だったらしくテロップが出てくる。 どこまで史実なのか知りたいけど検証サイトとか情報が見当たらないなぁ。 残念。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 8点(2022-11-08 23:39:43) 7.《ネタバレ》 ちょっと長いです。 かの有名な辛亥革命の前日譚。革命の指導者孫文来航。その目的は革命の打ち合わせ。清朝は孫文抹殺のため、暗殺部隊を送り込む。革命家達は孫文を守るため、影武者をたてる。ざっと言うとそんなストーリー。 未来の中国のため。父の無念を晴らすため。別れた妻と娘の生活を守るため。恩義を感じる者。ただ頼まれただけの者。それぞれの個人的な目的がちょっとリアル。 ただそこをリアルに描こうとしすぎて、前半が長く、重い雰囲気になってしまいました。 写真館の娘と婚約した青年をはじめとして、誰も彼も死亡フラグたちまくり。実際、そのほとんどが帰らぬ人となってしまう。 アクションは文句なしに素晴らしかったです。それぞれが抱える人間ドラマが、アクションの緊張感をより一層高めます。孫文が来てからのラスト40分の攻防は、手に汗握ります。有能で善良な人間が次々と命を散らしていきます。一般的なカンフーエンターテイメントとは、やっぱ違います。歴史ものや戦争ものは、内容が重くてちょっと苦手です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-21 00:21:11) 6.《ネタバレ》 2013.04.07鑑賞。人間ドラマとアクションがうまいことリンクした良い映画。どちらも自分が信じる正義のために戦っているのが良い。ただ、ちょっと長い。「七人の侍」と同じような構成だが、「七人の~」は長く感じなかったので、テンポが悪いのか、それとも引きが無かったのかどちらかだと思われる。 【かんちゃんズッポシ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-07 17:44:21)(良:1票) 5.《ネタバレ》 「孫文の議事団」とはなんとナイスな邦題だ!久しぶりにセンスのいい邦題に感心した。原題は「10月/敵軍に包囲された都市」とでも訳せるのか?英題は「ボディガードのみなさん対暗殺者のみなさん」?、どちらもピンとこない。やっぱり邦題「孫文の議事団」のほうがグッとくる!ところで内容はそれなりに面白かったが、囮の人力車になぜ人が乗っておく必要があったのか理解できない。ダミー人形でいいじゃん。親不孝な無駄死ににしか思えない。それにしても、最後ぼこぼこにされたドニー・イェンのアップは井出らっきょに激似でびっくりした。 【リニア】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 00:05:50) 4.《ネタバレ》 革命とはどれほどの痛みを生じるものなのか?ジャッキー・チェンの『1911』でも描かれていたが、辛亥革命を成就させるために払われた犠牲はあまりにも大きかった。香港での密談を成功させるため、孫文の警護に雇われた義士団。前半は『七人の侍』のような展開で、仲間が一人また一人と増えて行き、丁寧な人物描写が重ねられる。一転して後半は、夥しい数の刺客との壮絶過ぎる闘いを描き、義士団の命が次々と散ってゆく。アクションエンターテイメントとしてよく出来ているとは思うが、辛亥革命と言う史実を扱っている上、あまりにも救いのない結末には唖然とさせられる。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-10 15:32:11)(良:1票) 3.《ネタバレ》 前半義士団がそろってくる『七人の侍』的な部分で状況の雰囲気を描き、作品の革命百年記念的な義理を果たし、後半グイグイと香港アクションで見せましょう、という二段構成。だから前半は歴史上の香港の街かも知れないが、後半はアクション映画の街となる。襲撃が起きても人々はパニックにならず(パニック映画ではなくアクション映画なので)、露店はアクションに奉仕するために適宜配置されている。細かいとこはヘンでも、一気に駆け抜ける勢いを大事にする。このハッキリとした割りきりが気持ちいい。人物造形は類型的、でも暗殺団側もそれなりの憂国の情を持っており、青っちょろいインテリの革命では白人に国を奪われる、と危惧してるあたりに膨らみがある。師に対して最後まで尊敬の気持ちを忘れない儒教精神の持ち主でもある。アクションがつるべ打ちされていくと、有り難味が薄くなるのは仕方がない。それでも香港アクション映画だなあ、と思わされ、前半の「歴史」を忘れ見入っていると、“オデッサの階段”シーンがくる。オデッサの階段を真似た場面なんて、今までいくつもの映画で登場し、たいていは「ちょっと映画史に敬意を払ってます」ってことを言いたいだけのサインみたいなものだったが、本作の場合は、ここで前半の歴史が蘇ってきた。『ポチョムキン』ではその後にロシア革命が導かれた階段だった、本作は辛亥革命に至る階段だ。後半ですっかり「映画の街」になっていた香港が、人力車がカタンカタンと落ちていくことで、映画史を通してまた前半の「革命を準備している歴史の街」へと戻っていき、うまく全体がまとまった。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-03 09:39:14)(良:1票) 2.細かい演出、作りこみがうならせる傑作。 結局革命は新しい党王朝を作っただけだったが、 ほんとうのところ彼らが死んでいったのは革命のためではない。 それぞれに理由があり、そのどれもが男泣きに値する。 出てくる人みんなが悪い人ではなく、うまくできた脚本に8点。 【Skycrawler】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-01 00:26:06)(良:1票) ★1.《ネタバレ》 冒頭からジャッキー・チュン、サイモン・ヤム、エリック・ツァン、レオン・カーフェイと、チョウ・ユンファの映画で顔なじみになった俳優たちが、渋くなって出てきて、30年の時の流れを感じた。 これは、辛亥革命の足がかりとなった孫文の密談を成功させるために死んでいった者たちを描く映画だ。それぞれの「大義」は様々で、孫文と志を同じくするのは新聞社の社長(レオン・カーフェイ)と商人の息子(ワン・ポーチエ)ぐらいだが、みんな全力で戦って死んでいった。一人が倒れるたびに字幕で名前・出身・生没年が示されると、演出に乗せられていると思いながらも、涙が止めどなく流れて、どうしようもない。孫文を守って倒れた者の死を「犬死」とは誰にも言わせない、という迫力を感じる。今の中国があるのは、毛沢東より先に孫文がいたからで、その孫文を守って死んだ彼らは、全中国人からその死を悼まれる権利があるのだ。 しかし、清朝を打倒することとと40歳で授かった跡取り息子を失うことと、どちらが重いか? 本当は、他人には、決められないことだ。息子自身は自分の役割に満足して死んだとしても、父(ワン・シュエチー)の無念さは思いやって余りある。 そして、これらの痛みの上に新国家が誕生した。辛亥革命から百年経った今、「革命」は「すでに成った」のか? 敗戦後の日本に通じ、さらには国家というものへの根本に通じる問いが、ここに生まれる。 【TAMAKIST】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-26 21:48:20)(良:1票)
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