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王になろうとした男

The Man Who Would Be King
1975年【米・英】 上映時間:127分
アクションドラマアドベンチャー小説の映画化
[オウニナロウトシタオトコ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-08-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(1976-06-05)


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監督ジョン・ヒューストン
演出M・ジェームズ・アーネット(スタント・コーディネーター)
キャストショーン・コネリー(男優)ダニエル・ドレイボット
マイケル・ケイン(男優)ピーチ・カーネハン
クリストファー・プラマー(男優)ラドヤード・キプリング
サイード・ジャフリー(男優)
シャキーラ・ケイン(女優)ロクサーヌ
上條恒彦ダニエル・ドレイボット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
羽佐間道夫ピーチ・カーネハン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
津嘉山正種ラドヤード・キプリング(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
若山弦蔵ダニエル・ドレイボット(日本語吹き替え版【機内上映】)
大平透ピーチ・カーネハン(日本語吹き替え版【機内上映】)
寺島幹夫ラドヤード・キプリング(日本語吹き替え版【機内上映】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【機内上映】)
原作ラドヤード・キプリング「王者たらんとする男」
脚本ジョン・ヒューストン
音楽モーリス・ジャール
撮影オズワルド・モリス
製作ジョン・フォアマン
ウィリアム・ヒル〔製作〕製作補(ノンクレジット)
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
特撮ウォーリー・ヴィーヴァーズ
アルバート・ホイットロック
美術アレクサンドル・トローネ(プロダクション・デザイン)
ピーター・ジェームズ〔美術・1924年生〕(セット装飾)
衣装イーディス・ヘッド
編集ラッセル・ロイド
録音ゴードン・K・マッカラム
その他モーリス・ジャール(指揮)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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23.《ネタバレ》 この話実在のモデルがいたのですね。「○○王に俺はなる!」を地で行く英国人がいたとは。
いい年をしてボーイズドリームを追求するコネリーとケインの二人がいい顔してるんですよ。あ、もちろん純粋でキラキラしているのとはちょっと違って世知の長けたどっちかというと詐欺師顔ですね。それでも命がけの行程をやり遂げるんだから大層な根性であります。
Dreams come true のそのあとにやって来る驕り、読み違い、悲劇、と冒険の結末はシビアで切ない。追い求めているうちが一番楽しいのかもしれないですね。
ところでお話はコネリーとケインの軽妙な演技もあって楽しい雰囲気なのですが、作品に通底しているのは大英帝国の威光を纏った白人の”上から目線”なのですな。文明人たる自分たちがアジア人を教え導いてやる、という態度を包み隠しもしてません。
19世紀の帝国主義を感じ取ってしまうと、無邪気な冒険野郎のお話もやや鼻白んでしまうのが玉に瑕でした。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-18 14:30:50)

22.《ネタバレ》 地味すぎる映画なんで、いろいろ見落としがちなんだが、観たあと時間が経ってくると、じわっとくる。それはもう、年をおえばおうほど。
この映画は、男の願望そのものだと思う。

現代では、「失敗したくない」などと言った意見が大勢を占めているようだが、それでは一度も生きずに死んでいくことになるだろう。
つまり、失敗に終わる結末にすら、俺はあこがれを感じる。

ニューシネマもウッドストックもフラワームーブメントも学生運動も終焉した後で作られた、ニューシネマだと分類される。
そういう意味ではニューシネマ回顧映画だったかもしれない。 おら、はじめちゃんさん [DVD(字幕)] 7点(2022-10-11 02:00:43)

21.《ネタバレ》 秘境冒険ものとしてはなかなか面白い。イギリス原作らしくユーモラスなところも多々あり、特にフリーメイソンの印が印だったところはかなり笑えます。現地人を教化して組織化していくところも興味深いです。

あまりにもうまく行っているので、見ている方もただの偶然ではないのではないか、などと思えてきます。しかし結局うまく行かないあたりが、妙に現実的。見終わって考えてみれば、ダニーは現地の言葉を覚えようとせず最後まで通訳を通してしか話しません。本当に永住するつもりならば、言葉を覚えることは必須でしょう。このあたりにも覚悟のなさというか、調子に乗っただけということがうかがわれます。うがった見方をすれば、「神の息子」を名乗ったことで神の怒りを買った、あるいはうまく行っていたのも、神のしかけた罠だったとも思えます。そのあたりは見る人の解釈次第でしょうが。そういう意味では『王になろうとした男』という題名がうまくて、王になろうと出かけたのに神の息子に祭り上げられ身を滅ぼすというのは、首尾一貫した話ではないかと思います。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-13 20:24:57)

20.白人以外は人間と思っていないアングロサクソンの自大思想が全開の作品。登場人物がそうなのは別にいいのですけど、この作品は制作のベース自体がそこに行ってしまっているので、何をやってもフォローになっていないのです。見所は、軽薄でアホっぽいマイケル・ケインが見られるのが貴重、という点のみ。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-07-31 02:08:49)


19.《ネタバレ》 あくまで自分の鑑賞の順番からの感想だけど、まるで「笑ゥせぇるすまん」みたいな話だなーと思った。今となっては展開がシンプル過ぎるような気もするが、非常に分かり易く、オチも効いていて楽しめた。誰でも最後まで見れば心に来るモノがある映画じゃあないだろうか。 J.J.フォーラムさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-25 23:51:06)

18.雄大な地を舞台に繰り広げられるバディムービー。見果てぬ夢を追う男のロマンと未開の者達を食い物にしようとする文明人の身勝手さを感じました。カナハン演ずる瑞々しいマイケル・ケインに目を奪われっ放しでした。眼鏡と髭のせいなのか「これは本当にクリストファー・プラマーなのか?」釈然としなかったことにモヤモヤが残ります。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-08 21:57:28)

17.実話とは言わないまでも実在の2人がモデルになっていると知り驚きました。男のロマンを感じる映画です。 ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-01 19:51:51)

16.もうちょっと山あり谷ありかと思った。王になってからもイベント的には弱い。もっとコネリーがイっちゃってもよかった。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-23 20:15:20)

15.コネリーが好き?世界一カッコイイハゲを見たい?そんな最高のハゲメンが繰り広げる冒険アクションを見たいって?そんな人は是非ともこの傑作を御覧下さい。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-14 17:15:14)

14.《ネタバレ》 男ならば一度は考えてみたことがあるであろう「世界のどこか未開の地に出かけていってそこを征服して王様になる」というのを地でやってしまったのが本作の二人の主人公。展開は「話しがとんとん拍子に進むのだが、欲張ろうとして最後の最後に大失敗する」という極めてありがちなものだが、それを半端じゃないスケールでやってくれているので、見ていても楽しい。

■一番印象に残っているのは、ばれる寸前のピーチと通訳の会話。ダニエルの結婚に際し、「神が怒っている」という風潮を「あいつは本当の神ではないから大丈夫」とピーチは高をくくる。だが通訳は「神が怒っているのは、結婚云々ではなく、人が神になり変わっているからだ」とぐさりと言う。全く正しいのだが、見ていると「ダニエルが神のふりをしていること」が意識から飛び、本当に「彼は神じゃないか」と思えてくる。そうでないことは分かっているにしても、「彼は神のふりをしている」ことが意識から消えてしまう。それが最後の大失敗を生んだのだろう。 θさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-25 00:30:44)

13.《ネタバレ》 好き過ぎてDVDを買ってしまいました. RTNEE USAさん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-21 21:49:21)

12.《ネタバレ》 原作は、巨匠ヒューストンが若いころから映画化を試みていた題材だそうです(彼の自伝本の題名も『王になろうとした男』で、破天荒な人生だったヒューストンにはピッタリ)。「見果てぬ夢を追いかけた男が成功をつかむ寸前に挫折する」と言うプロットはヒューストン映画の代名詞みたいなものです。 ショーン・コネリー、マイケル・ケイン、クリストファー・プラマー、このいぶし銀のような男たちの共演が観られるだけで、もう満足と言う感じです。コネリーとケインは本作が唯一の共演作みたいなもので(『遠すぎた橋』がありますが、オールスターキャストで二人はほとんど絡まない)、怪しげながらも勇敢なヴィクトリア朝時代の冒険野郎ぶりは楽しませてくれます。ロケはさすがにアフガンではできずモロッコで撮影されたそうですが、アトラス山脈の雄大な風景は圧巻でした。 キプリングの原作は短編小説なのですが、そこは良く膨らませた脚色ではありますがちょっと駆け足気味の展開なのは物足りないところです。 最後に歌いながら死んでゆくコネリーが凄く良かっただけに、このシークエンスはもうちょっとじっくり撮って欲しかったですね。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-07 22:55:29)

11.《ネタバレ》 なかなかにブッ飛んだお話でして、二人の野心家(あるいは夢想家、あるいは誇大妄想狂)が、艱難辛苦の末にインドの山奥に行って、王様になっちゃおうとする物語。冒頭の列車のくだりなどからすると、詐欺師同然の連中には違いないのですが、あっけらかんとしていて憎めない存在。その二人が、持ち前の大胆さ、無謀さ、そして運命の歯車によって、あれよあれよという間に支配者の地位に登りつめちゃう。マイケル・ケインの方はまだ小悪党の顔を残しているけれど、ショーン・コネリーの方は、自分の妄想に自分が飲みこまれてしまい、王どころか神を目指してしまう。しかし物事そううまくは行かない、正体がばれ、追われる身に。そして、あっという間に登りつめた地位から、吊り橋から谷底へ、まさにあっという間に転落していく。運命の怖さ、ですね。登りつめた後に転落した者のなれの果て、という物語ではあり、悲惨な物語でもあるのですけれど、それでいてどこかカラッとした陽気さがあり、楽しい映画になっているところが、本作の奇妙な魅力と言えるでしょうか。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-14 17:17:37)

10.二大スターの競演で楽しくて飽きの来ない127分。昔話・おとぎばなしのような作品でした。おもしろかったです! HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-24 18:32:06)

9.《ネタバレ》 引き時が重要ですね マーガレット81さん [地上波(字幕)] 5点(2009-12-24 20:47:24)

8.《ネタバレ》 もう少し全体的にストーリーとしての膨らみを持たせるともっといいかなとも思いましたが、そもそものアイデアが素晴らしいですからね。イギリスのただのおっさんが現地人を騙して王になろうとするという。↓の方も書いてらっしゃるけど、フリーメイソンの知識が多少でもないと少々わかりずらい部分もあるかもしれません。 あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-16 18:56:49)

7.《ネタバレ》 発展途上国の人々を動物くらいにしか考えていない西洋人がしっぺ返しを食うと言うストーリーですが、現代にも通じる話ですよね。武器を大量に売りつけて、都合が悪くなったら逃げる。米英兵士が少数死んで、現地人は大量に死ぬ。懲りないなあ... くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-13 11:20:22)

6.《ネタバレ》 フリーメイソンについて調べている過程で本作を知った。もっとお説教じみた話なのかと思っていたら大間違い。かなり面白い!ノリとしては『俺達は天使じゃない』っぽいハッタリもの。しかもどちらも神を冒?気味。フリーメイソンに更なる興味を持った。いや~、ホントに面白かったなぁ。 ロウルさん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-18 23:15:51)

5.S.コネリーとM.ケインがいいねぇ。二人の関係が実に微笑ましく清清しい。こんな友達関係は誰でもあこがれるのでは?ラストも男泣き必至ですな。隠れた名作だと思います。 いわぞーさん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-15 15:51:06)

4.ショーン・コネリー、マイケル・ケインといったイギリス人俳優が効果的ですね。典型的なアメリカ人監督のジョン・ヒューストンが脚本にも参加し、フランス人モーリス・ジャールの音楽が効果的に使われています(「アラビアのロレンス」といい、彼はこういう歴史物の音楽がいいね)。ヒマラヤで、未開の部族にイギリス式の軍隊調教をして周辺の部族を平らげていくという、荒唐無稽な話ですが、それなりに楽しめます。まだこの頃のショーン・コネリーは脂ぎって野心的な感じがしますが、それがこういう物語にはぴったりな感じですね。 オオカミさん 7点(2003-11-19 21:15:48)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.96点
000.00% line
100.00% line
214.35% line
300.00% line
414.35% line
514.35% line
6313.04% line
71043.48% line
8313.04% line
9313.04% line
1014.35% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 8.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review4人
4 音楽評価 8.75点 Review4人
5 感泣評価 7.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1975年 48回
美術賞アレクサンドル・トローネ候補(ノミネート) 
美術賞ピーター・ジェームズ〔美術・1924年生〕候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞イーディス・ヘッド候補(ノミネート) 
脚色賞ジョン・ヒューストン候補(ノミネート) 
編集賞ラッセル・ロイド候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1975年 33回
作曲賞モーリス・ジャール候補(ノミネート) 

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