みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★3.《ネタバレ》 安保などをめぐる政治の季節の敗残兵世代に、60年代後半の新しい世代が対置される。当時この映画の宣伝の文脈で、荒木一郎が共演の「新感覚の」若者たちと共に「スター千一夜」でじゃれ合っていた。このインタビュー番組の「コミュニケーション」にろくに応じず、じゃれ合っていた、大人の理解をまったく超えた新しき存在として。それがなんともかっこ良かったのである。この映画が原点なのである、私の場合。ところで、大島渚の不幸な点は、この映画でも露呈したような、今やジェンダー論的に生き残れないような女性観にある。同じ松竹ヌーヴェルヴァーグでも吉田喜重とそこが違う。 【ひと3】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-03-10 22:55:31) 2.学生運動と似たノリで、とにかく集団行動。 登場人物たちは、群がるのが好きで、単独で動くとすれば女と会っている時だけ。 そんな生活パターンは、個人的に嫌いなので、全く感情移入できない。 もっと、孤独を愛せと言いたい。 そしてビデオジャケット裏の解説文にも書いてあったが、いかにも即興的な作りで、思いつきで撮った感じ。 これが当時は挑戦的な試みで、前衛的だったのかもしれないが、現在からみれば何ら前衛的でもないし、乱暴で適当な作りになってしまっている。 そして歌がしつこい。 ヨサホイ節はまだいいが、気色の悪い民謡みたいな独唱をやめてほしかった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2009-11-15 23:19:48) 1.これむかし名画座で見たときは、すごく褪色して真赤になったフィルムで、日の丸が普通の赤い日の丸になってたの。雪の中を行く黒い日の丸がどうのこうの、という評を読んでたから、たぶんこうだろうと、想像で色を赤から黒に変換して見たものでした。今回DVDでちゃんと見ました、黒い日の丸。やっぱり想像するのと実際に見るのとでは違います。そしてこの映画のテーマが、どうもそういう想像することと現実との落差みたいなものだったようで、それなら本作を鑑賞するにふさわしい貴重な体験でもありました。吉田日出子・宮本信子のセーラー服・いまや演出家として著名な串田和美の学生服、などが見られるのも貴重な体験であります。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-15 12:16:54)
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