みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
48.男に元カノが思い出の写真を返すとき、引越しで片付けたゴミ袋から探す。 もう過去のものとしている女と、その女に未練がある男の微妙な空気。 そうした小ネタにもウィットが効いている。 内田けんじ作品は、三谷幸喜を彷彿させるようなコメディで脚本が緻密。 スレ違い、勘違いでどんどん事態が思わぬ方向へ進んでいく。 都合がよすぎる嫌いはあるものの無駄なアイテムがなく伏線がすべて収束していくので、観終わったときにパズルがピタッとはまったような感覚がある。 これほど脚本のうまい映画監督は邦画ではちょっと他に見当たらないくらいで、今後も非常に楽しみ。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-06-12 00:21:06)(良:1票) 47.この監督、観客に興味を持たせる伏線の張り方と、「どこまで観客に読ませるか」っていう部分のストーリーテリングが抜群に上手い。ワイルダーのように現実にはそうそう見かけないような奇妙な人物や出来事を冒頭からかまして客の興味を引っ張りつつ、その後はわざとわかりやすい伏線を張ったりしてある程度読ませておいてオトすっていうのがこの人の定番のコメディなのだが、「期待通り」の部分と「期待を裏切る」部分と「若干ズラす」部分の巧みな組み合わせが見事。下手したらウディ・アレンより上手いんじゃないか。三谷幸喜にも見習ってほしい。ある意味リアルで、ある意味ではブっとんでもいる奇想天外な登場人物とストーリーといい優れた脚本家にして映画監督がやっと出てきたなという感じです。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-06-02 15:29:34)(良:1票) 46.《ネタバレ》 序盤の段階では、両者のバックグラウンドをほとんど語ることなく、すぐさま銭湯のシーンになるので、二人の人間模様をもっと描き込まなきゃ、二人の人生が入れ替わった時のそれぞれの境遇のユーモラスさが出ないじゃないか~と不満げだったのだが、後半、便利屋だった人が自分の過去を思い出してからはその理由がわかりました。便利屋さんはあくまでも便利屋であって、殺し屋ではない。そこで二人で演技をしてワル達をまこうとする、その展開は新鮮でありました。思っていたほどの笑いはなかったけど、それなりに独創性あるコメディ映画になってたので、佳作の6点ということで。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-05-31 22:11:18) 45.《ネタバレ》 楽しめました。記憶が戻った後の展開が少し盛り上がりに欠けていたようです。でも刺される場面を練習するシーンは面白かった。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-05-30 21:01:14) 44.《ネタバレ》 いつも不気味な笑顔の堺正人と変幻自在の香川照之、味のあるクセ者俳優共演にしてジャンル的にも異色のサスペンス・コメディ。売れない役者、プロの殺し屋とその部下など様々な人間を二人が入れ替わり立ち替わりドタバタしながら演じ、サスペンスとして物語は進んでいきます。お笑い満載ながらも予測のつかないサスペンス、間の抜けた雰囲気も相まって不思議な魅力を感じた良作です。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-29 01:57:35) 43.「メッソド(method)」の意味は、方法・やり方、順序・筋道、規則正しさ・几帳面。 そして、役に没頭しその人格になりきる演技プランのことをメソッド演技という。 それらすべての意味合いを織り交ぜたストーリーテリングが、やはり面白かったと思う。 「運命じゃない人」「アフタースクール」と、傑出した娯楽作品を立て続けに生み出してきている内田けんじ監督ならではの世界観で、そのエンターテイメント性は安定している。 また、“そういうお話”を描くにあたり、堺雅人化×香川照之という今や日本の映画界を席巻するこの二人のキャスティングは、あまりにも間違いがなく、そりゃあ面白く仕上がらないわけがないという感じだった。 特に昨今の香川照之の相変わらずの好調ぶりは、凄まじいとすら思える。 記憶を無くした完璧主義の殺し屋が、突如自称役者の駄目男の人生に放り込まれ、持ち前の几帳面さで役者道を邁進しつつ、ラブコメに突入する様を映画の世界観にフィットした存在感で見事に演じてみせている。 今はや彼のスケジュールに沿って国内作品の製作スケジュールは確定しているという噂も、納得せざるを得ない。 堺雅人演じる主人公の言動が多少コント的過ぎる部分もあったが、一方で広末涼子演じるヒロインには新たな魅力が引き出せており、トータル的に見て、正しい娯楽だったことは間違いない。 今の日本にはそういう真っ当な娯楽を描き出せる人は想像以上に少ないと思う。 オーバーアクトが基本路線の映画に仕上がっているので、この主要キャストでそのまま舞台作品に置き換えても、素晴らしい作品となるだろうとも思えた。 ただし一方で、もう少し毒っ気があっても良かったかなとも思う。 コメディなので、この顛末自体はまったく問題はないのだけれど、ライトさが全面に出ているので、クライマックスの顛末における緊迫感は欠けていたように思える。 クライマックスのやり取りは、実際のところ生死を左右するものの筈なので、もう少し緩急を付けて締めるところは締めてくれると、より作品のライトさが良い意味で際立ったと思う。 ともかく、この監督は次回作も充分に期待出来る。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-05-27 23:51:17) 42.内田監督の作品は裏切らないな。ある一定以上の面白さがある。キャラのたちかた、思っていた通りのシナリオの裏切り方、なんか、はまったようです。 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-27 21:35:22) 41.良く出来ていた。香川照之は余り好きではなかったが、この作品を見ていいなぁと思った。 【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-26 10:19:42) 40.安定した面白さ。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-25 08:57:32) 39.《ネタバレ》 おもしろかった。細かいネタが効いてて、うまいなぁと思う。殺し屋と思っていたのが便利屋だった辺りから、作品の世界観に入れた。「アフタースクール」のような、どんでん返しを勝手に期待してしまったので物足りなさはあるが、それでもいい映画だった。 【ラグ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-05-21 22:54:04) 38.《ネタバレ》 途中までかなり面白かったんだけど、 観てる途中で「長いなぁ、まだ終わらんのかな」と思ってしまった自分がいる。 記憶が戻ってからが長すぎるのかも。 ちょっとゴチャゴチャしすぎという印象も受けた。 堺雅人の演技が上手いのは間違いないんだが「いい加減でダメな人」という印象が全く無いので、この人がこの役をやるのは違うんじゃないかなと・・・ 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-19 16:47:08) 37.《ネタバレ》 前作に引き続き、堺雅人が出演しているところをみると、監督さんのお気に入り俳優なのかも知れないけど、ここは香川さんが上手いよなぁ~・・・ それと、この映画の広末は何だか好き(私の中の好感度UP)・・・たいへんよくできました。。。 この映画を観て思ったのは、一切過去を忘れられる記憶喪失も悪くないなと(失礼、何分忘れたい出来事が山ほどある人生なもんで・・・)。 と同時に、今からでもリセットしてやり直すのにも遅くないない・・・という前向きな思いに個人的にさせられました。 そして些細な事でもキッチリとノートにメモするのは大事だなと(ボケ防止にも・・・三日坊主になりそうだが) 更に、胸キュンマシーンが鳴るような出逢いが、この先あったらよいなぁ~と(希望)。 もうボロボロに壊れてるかも知れんが・・・ 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-18 17:41:11) ★36.《ネタバレ》 良く練られた脚本。安定感抜群の俳優たち。いい映画であることに間違いはないし、誰かに薦めることもできる。だがしかし、私にはちょっと温度差がありすぎて、まるっと受け止めることが出来ませんでした。あまりにも「いい人」ばかりで、まるでおとぎ話。現実感が全くない。そう、これはファンタジーなのです。散々コケにされてもキレないやくざ。大金を手に入れても人の業に溺れない、売れない俳優。その大金を使われても腹を立てない便利屋。いい人だらけで、話の展開の面白さはあっても、心理描写は平坦で驚きがない。外面ばかりに気を使いすぎ、ですね。もしかしたら、香川照之の役を本物の殺し屋にしたほうが、思わぬ化学反応が起きてたかもしれません。 【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-05-15 10:27:55)(良:1票) 35.この監督の映画は期待を裏切らない! 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-05-10 12:58:38) 34.《ネタバレ》 この監督さんの作品ははじめてですが、香川さんの役の設定と演出に「監督は映画が本当に好きなんだな」と感じましたね。ナンセンスコメディーは一貫してナンセンスが理想ですが、転結の部分はどうしても調和しなければならないものだが、上手く流れたとおもいます。特に、香川さんの殺人請負人からニート、そして便利屋とそれぞれ人格が変わるハチャメチャな設定を、脚本・演技共に破綻しなかった点が見事だし、広末・堺のキャラクターも面白かったね。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-01 11:04:45) 33.うん、面白い。小ネタや伏線、セリフの使い方が上手いですね。堺雅人のもともとの底辺での生活と精神状態が描かれていると、その後の変化がもっと生きたかな。 【noji】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-03-17 22:49:23) 32.この映画に出てくるのは、みなどこかしらダメな人たちである。演技が下手な俳優、恋愛に計画性を必要とする真面目な仕事人、詰めのあまいヤクザ。善良なだけの人も、極悪なだけの人も出てこない。しかしこの映画には、散らばった事象が時間とともに集束し、一つの結末に至る過程の美しさが横溢している。完璧な人間はいなくとも、欠けた人間たちの織り成す物語は完璧でありうる。見事な人間賛歌ではないか! 個人的には、広末涼子演じる雑誌編集長が運転するプリウスの映画的存在感に感服した。プリウスは、あの静かなエンジン音のせいで、「すっ」とスクリーンに映りこんでくる。その静けさを、「あたたかな」、「こっそりと」などのイメージとリンクさせながら撮りきった作品を、僕はまだ他に知らない。整合性のなかに散漫さを入れ込むという、この監督さんの追い続けているテーマが結実した素晴らしい作品になっていると思う。 【wunderlich】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-02-09 18:10:15) 31.『運命じゃない人』『アフタースクール』と観てきて、内田けんじ監督の独特の作風に感心していただけにとても楽しみな作品だった。前2作の良さ、監督の作風を確実に受け継ぎ、さらに面白さが格段にパワーアップしていると感じた。『運命じゃない人』も面白かったけど、僕には演技の素人っぽさがどうしても目について仕方なかった。それに比べて『鍵泥棒のメソッド』は、出演陣が独特のキャラクター達をうまく演じていて、とても自然に観ることができた。特に香川照之と広末涼子がよかったかな。この監督特有のプロットの巧みさに、キャラクターの面白さが加わり、尚且つ笑いがあった。そして、胸がキュンとなった。 単に面白い、といった表層的で突発的な笑いではなく、計算され、手の込んだ演出が生み出す笑いというのは重みがあり、心に残る。思い出し、噛締められる余韻がある。今回の作品は、その完成度として、プロット、キャラクター、セリフ、オチ等、全てが上手くハマっていた。よく出来たミステリーを読んだ後のような爽やかで胸に残る余韻があった。また、人それぞれかもしれないけれど、その笑いは僕のツボにもうまくハマったのである。秀作。 【onomichi】さん [映画館(邦画)] 10点(2013-01-29 20:07:18) 30.「運命じゃない人」「アフタースクール」と見た後の衝撃は、かなりダウン気味。 普通にまあ面白かった映画。もう一度くらいは、見ても良いか。最後で1点プラス。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-12-16 20:06:34) 29.「運命じゃない人」「アフタースクール」ばりの内田ワールド満開。意表を付くストーリー展開、スピード感たっぷりの演出、手堅い役者たちの演技(私の苦手な女優も今回はそれなりに)。やっぱり最後は騙されちゃてました。それが快感。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-27 13:22:30)
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