みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
21.《ネタバレ》 思い返せば、作中に出てくる「3作目は最低・・・」という会話は自虐ネタだったのでしょうか? 内容をつまらなくしている要因はアポカリブスが思いのほか弱かったこと。 いや、かなり強大な力を持っているのですが、都市もろとも崩壊させる描写が単純な絵のようになってしまい絶望感が伝わってきませんでした。 また、4人の従者も実に物足りない。 仲間になる場面にしても改心して裏切る場面にしても短絡的すぎて拍子抜けしてしまいました。 そんな中、登場キャラクターそれぞれに見せ場があったのが救いです。 その分尺が足らずに内容が薄くなってしまったようですが・・・ 元祖ファーストへの繋ぎ、ウルバリン新作への繋ぎという軽い位置づけのような印象しか残らず、期待に期待していた3部作の締めくくりとしては実に実に物足りなかったです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-12-29 23:10:07) 20.2011年の「ファースト・ジェネレーション」、そして2014年の「フューチャー&パスト」の連なりは非常に良かったと思っている。 今ひとつ稚拙で完成度が低かった前三部作の汚点を一旦リセットするとともに、過去に遡ってX-MEN創設の歴史を描き直すことで、芳醇なエンターテイメントを提供することに成功したと思う。 そして、過去と未来を繋いだ物語を描くことで、前三部作も含めたシリーズ全体の価値を高め、一つの幸福な大団円を紡いでみせたことは、一映画ファンとして、X-MENファンとして、多幸感に溢れた。 と、過去二作に対する満足度がとても高かったことも多分に影響しているのだろうが、この最新作は完全に「蛇足」だったと思う。 いや、きっぱりと「駄作」と言ってしまっていい。 これでもかという映像的物量は物凄い。それについてはシリーズ中随一と言って過言ではないだろう。 だがしかし、その圧倒的物量に対して、エンターテイメント大作としての高揚感がまるでまるで生まれてこない。 ストーリーテリングの愚鈍さや、キャラクターたちの言動の軽薄さが目立ち、映し出される大スペクタクルが仰々しいだけのマスターベーションに見える。 過去二作においては、60年代から70年代にかけての時代背景と、“マイノリティー”の象徴としてのX-MENの存在性を存分にドラマに盛り込み、他のアメコミヒーロー映画とは一線を画するオリジナリティを生み出せていた。 しかし今作は、そういったこのシリーズの核心とも言うべきテーマ性が薄く、ストーリーがあまりにチープだった。 古代エジプトから復活した最強ヴィラン“アポカリプス”は、その能力のチートぶりの反面、行動がいちいち回りくどく、延々とごたくを並べる割にまるで利口でない。結局グダグダやってる間に、覚醒したジーン・グレイに消し去られてしまう始末。 そして、前作に引き続き、エリックさんは色々な意味でかき乱されるだけで、結局何もしていない。ただ「悲劇」を背負わされるだけの存在として描かれ、同情をするしかない。 一応、新三部作としてはこれにて完結ということらしいが、シリーズとしてはまだヒュー・ジャックマンの“卒業記念作品”「ローガン」の公開が来年に控えている。果たしてどうなることやら。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2016-12-23 01:41:28) 19.《ネタバレ》 よかったねスコット!おめでとうスコット!! 恐らく自分が知るXメン映画の中で一番扱いが良かったし、ウルヴァリンがカメオ出演程度の出番なので相対的に目立ったといえば否定できないが、それでも自分の力を憎悪しながらもそれと向かい合い、まだまだ非力ながらも精一杯戦う姿はローガンと異なる魅力を感じることが出来た。 CGは圧巻、後半のラスボスVSマグニートとの戦いはCG技術の進歩と言う意味で見ても必見の価値あり。 ストーリーは、『前々作の後日談』だが、『旧3部作時代』のウルヴァリンが『前作』で『歴史改変』を行ったことで生み出されたパラレルワールドと言う、ちょっと分かり難いが、新旧両方の影響を受けて生まれた世界と言う設定は面白い。 その結果か、旧三部作では敵として登場してたキャラが味方になっていたり、プロフェッサーとマグニートの関係が非常に良好だったり、スコットが凄く活躍したりと大胆なアレンジが加えられていてびっくりした(良い意味で)。 細かいところでは、洋画で良く見られる『部下に裏切られた上、その部下に与えた能力で倒される』と言う間抜け要素は控え目(一応間接的に勝利に貢献程度に留まっている)なのもよく、敵のサイロックがとにかくエロかった。 逆にかわいそうなのはチャールズ。車椅子の原因も『流れ弾に当たった』と、一応マグニートとの関係上重要な要素とは言え微妙だったが、まさがあのスキンヘッドすら『事故』だったとは・・・。 敵がチャールズのサイキック能力を手にするべく彼の体を乗っ取ろうとするのだが、『チャールズ!!』とジーンが叫び、彼の体が奪われそうになる超緊迫したシーンで突然ムワーンと毛が消滅していった瞬間噴出してしまった。 総評 このCG技術でもう一度ドラゴンボールを作ってほしい。 【ムラン】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-12-22 05:33:03) 18.X-menシリーズは本当に裏切らないなあと改めて思いました。 他の方同様に映画館を出るシーンで「三部作は最後が一番微妙なんだ」てセリフで「ファイナルデシジョン」を連想しました。 ブライアン・シンガーのダークなX-menから監督が代わるのに心配した「ファイナルデシジョン」が思った以上に楽しめたので、これも他の方同様、それを言うなと苦笑しました。 ブライアン・シンガーにしてはダークさが薄い気もしましたが楽しめました。 やっぱりミスティークはアグリーベティのレベッカ・ローミンの方がいいなあ。 【omut】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-12-15 04:33:41) 17.X-MENシリーズは大好きだが、これはボチボチですかね。やや飽きたという感もあり。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-11-28 09:14:16) 16.《ネタバレ》 前作と同じような展開に、見ていて途中から惰性鑑賞でした。後半は「いつ抜けるか!」だけが興味の的に。。 【Banjojo】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-11-15 00:00:48) 15.《ネタバレ》 約3年ぶり2度目観賞。更なる新作公開に向けての復習。壮大なミュータントの戦い、「パスト」シリーズ最終章。ラスボスは現世に蘇った神・アポカリプス。若かりし頃の主要キャラ総出演。プロフェッサーXはアポカリプスに操られて瞬時に脱毛。ストームは当初は敵でモヒカンだったのか。サイクロプスとのドリームマッチ。凶暴なウルヴァリンもゲスト出演。イチバン強いのは潜在能力が大のフェニックスか。もう一作あるんだけど、とりあえずはシリーズ最終章ということでヨイショして7点献上。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-11-08 22:29:30) 14.《ネタバレ》 あらかじめ断っておきますけどX-MEN好きなんですよ。全部DVD持ってるくらい。なんですが、なんだか微妙な感じでしたねえ。結局アポカリプスは何をしたかったのか、よく分からなかったし、ジーンは微妙な感じだし、ストームは残念だしで、旧3部作のイメージを裏切りまくってましたし。 長々と紆余曲折を描いた割には、結局のところプロフェッサーの頭がああなった説明をした映画かよ!って思っちゃいました。 【EOS】さん [映画館(吹替)] 4点(2016-09-14 19:50:23) 13.《ネタバレ》 遂に出てきたチート級ヴィランの一人、アポカリプス。 何でもアリ級のこいつを、どう映画でうまく料理するのか、とても興味がありましたが・・・ なんだかよくわからん凄さで、すごいんだろうけどこの人結局何ができるの?って感じで終わったなぁという感想です。 いやほんと、土や壁に人を埋めた、プロフェッサーのテレパスに割り込んだ、ワープホール作った、他の者の能力を強化した、ぐらい? こうみても、なんだかすごいのかすごくないのか、すごくなさそうでやっぱすごい・・・っぽい???みたいな感じがするんですよねぇ。 だいたい、破壊活動頑張ってたのはマグニートだしね。 人をそそのかすのがうまいってのは伝わったけど、まあそれってアポカリプスらしいのか?って言われると・・・うーん。 どちらかというと、この次に作られるX-MEN映画のボスの役割だよなぁ。 ということで、期待した分肩すかし食らった感じが。 結局X-MEN VS アポカリプス軍の対決が一番盛り上がるポイントだったけど、短い、ここまで長い!ってところが不満だったかなぁ。 ラストバトルはいまいちなんか盛り上がらなかったというか、ゴリ押しで終わったなぁという感じで。 てかねー、ウルヴァリンの件はいらんだろー。ウルヴァリン出したかっただけだろーw あと、「三部作は最後が一番微妙なんだ」て感じのセリフが途中であったけど、お前、それファイナルデシジョンをコケにしたいんだろうけど、お前人の事いえんの?って感じですわな。 旧三部作、俺はファイナルデシジョンが一番だと支持するわ~。 新三部作も一番評価いいのはあなたが監督したやつじゃない1作目だしな~。 てことで、デッドプールが自虐ネタで大笑いできたのに対し、こちらの自虐?ネタは笑えんかったです、はい。 まあ派手だし楽しめたしでそんなに不満は無いんだけど、満足って感じでもないです。 大体、三部作完結とか言ってるけど、次回予告ちゃんとやってるじゃないですか。完結もくそもないやろこれwいや、なんだかんだいって次回作楽しみなんでいいんですけどね 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-09-14 17:04:26)(良:1票) 12.《ネタバレ》 これまでのシリーズをちゃんと観ている人ほど違和感満載な珍しい続編。なにせ前作ですべてチャラになってしまったので、これまでと話をつなげる必要がなく、味方が敵だったり真面目がヤンキーだったりと混乱必至で面白い。一方、最大の難点はラスト。どう行動しようとただ強大な力を持っているが故に人類に恐れられ、敵対するという葛藤があったのでは?その部分を曲げての大団円はさすがに看過できない。敵が一見大物そうで、オールマイティなだけにスペシャリストが束になってかかるとかなわないというなんとも残念な御仁なのもマイナス要素。作品全体としては悪くない出来なのだが、ハードルが高い分文句ばっかりになってしまった。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-09-03 22:36:40) 11.もし、私のコメントを参考にするのでしたら、X-MENシリーズのファンの言葉であることを肝に銘じて、読んでください。シリーズ物として、新しいキャラクターが出てきますが、あくまで脇役。やはり主格のプロフェッサー、マグニートー、ミスティークの3人を軸に物語を追っていけば、とても意味深いストーリーであると感じられます。主格3人がこのシリーズに出だした頃は、皆若手と言いますか、期待の星だったのですが、今では3人とも大スターです。それだけに、この3人が絡んだドラマ部分には、見ごたえがあります。これまでのシリーズ作品を見ていない人には、ついていけない部分が多いと思いますが、1つの物事には違う見方ができることを教えてくれるこのシリーズを、是非見てほしいです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-08-23 16:57:09) 10.《ネタバレ》 3Dにて鑑賞。 今回は新シリーズ最終章ということで、ほどほどに期待。 悪い意味で期待通りでした。 とにかく敵が大味。凄すぎて逆に凄さが全然分からない。 やったことって、人を壁に埋めたのとピラミッドを作ったくらいでは? どこまで出来て何が出来ないのかわからないから、最後もあっさり過ぎて「えっ!?」って感じでした。 地球規模の破壊でいったらマグニートの方がはるかに凄かった。 そのマグニートもブレブレ。 家族を失った悲しみと怒りから一度はアポカリプス側につくも、友情により復活! …みたいな感じですが、お前一回家族捨ててるじゃねぇか!という新事実発覚により、同情できず。 お前にとって家族ってなんなんだ!? 映像は凄かったのですが、これも凄すぎて何が起きてるか分かりづらい。 取りあえず巨大な建物が崩壊してれば凄いだろ!といった感じで、これもまた大味。 序盤のサイクロップスが木を縦割りにする方がよっぽど迫力あった。 なんだか全体的にもったいない。 そして何より、ジーンが(主観で申し訳ないけど)可愛くないっ! なんか太くないですか? もう少し可憐な女の子で良かったのになぁ。 【HIGE】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-08-22 15:27:45)(良:1票) 9.《ネタバレ》 たぶん原作がそうなんでしょうが、パラレルワールド設定っていうんですか?登場人物の背景等が、過去作の設定と整合性がとれていないような気がするんですが、そんなこと言うだけ野暮なんでしょうか。もうなんだかしっちゃかめっちゃかになってます。わかりにくいわあ。 今回の敵はもうとんでもない能力を持っていて、「そりゃ、対抗するには彼女しかいないやね」と、ずーっと思っていたのですが、覚醒するのが遅すぎです。もう世界じゅうめちゃくちゃになってますがな。 でも確か、オリジナルの3作目では、不死身の能力を持つウルヴァリンは、ジーンに勝ってましたが???不死身能力にもレベルの違いがあるか、あるいはジーンが愛ゆえにちょっと手加減したと解釈しておきましょうか。 ミュータントが発揮する能力レベルは作を重ねるごとにハイパーインフレ状態で、しでかすことが恐ろしく派手になっています。トードが懐かしいです。これでもまだ続編作るんでしょうかね?そろそろついていけなくなりつつあります。 そういえば、今作は人が死ぬ描写がちょっと多すぎです。1点マイナスしときます。 あ、それともうひとつ、ジーンの女優さんはもう少しこう、可憐な感じの女性が良かったかと。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-17 00:59:35) 8.《ネタバレ》 マーベルのシリーズはアベンジャーズもキャプテンアメリカも全く性に合わないけど、このX-MENだけは例外的に相性が良いです。本作もそれなりに楽しませてもらいました。ただ、一見さんには厳しい本シリーズ、本作も旧3部作と新シリーズ2作は最低限見て主要キャラくらいは頭に入れておかないと多分訳が分からないと思います。そして、そこまで一所懸命復習して見ても本作は旧作の焼き直し的なシーンが多く満足度はあまり高くありません。しかし、このシリーズに思い入れのある人からすると「旧3部作であれだけ優等生だったストームがこんなチンピラ同然の姿で」とか、「マグニートまた敵になったり味方になったり相変わらず忙しいやっちゃ」とか「ウルヴァリンまたゲスト登場かよ」とか、それなりに色々見所はあります。と言うことで見る層はメチャメチャ選びますがハマれる人は期待通りハマれる作品にはなってます。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-08-14 20:29:50) ★7.《ネタバレ》 X-MEN大好きで全作品観ています。今作はニュージェネレーション・シリーズの最終章で、最大最強の敵の登場とあって、期待に胸を膨らませての鑑賞となった。OPの儀式のシーンはなかなかの出来。ていうかあれだけ仰々しくやらないと相手に乗り移れないんじゃ、一番最初はどうだったのかが疑問。元々アイツ自身の能力って何だったんだろう?いろんなミュータントに乗り移って力をつけていったらしいけど、最初から神と崇められるほど力を持っていたのか?千回以上乗り移るって相当だよ!よくまぁ~みんな言うことをきくもんですな。その辺が疑問に残ってしまった。 X-MENの持つテーマは一作目から何ら変わってはいない。しかし変わらないからマンネリ化もまた避けられない。良くも悪くもワンパターン。特にマグニートーくん。もうね、コロコロコロコロ変わりすぎ。敵になったり味方になったり。結婚して子供がいたのにもビックリ!よく正体バレずにいたもんだ。とにかくテーマが変わらない普遍的なものならば、もうちょっと見せ方の工夫がほしい。人類がミュータントを忌み嫌い差別するにしてもありきたりな演出で、はぁ~またですかな感じ。新鮮さに欠けます。 この作品から一作目の作品へと繋がっていくのだけど、はたして何の違和感もなくすんなり繋がってるのか?絶対にどこかしら、ん?ってなるとこあると思うな。 で、結論を言えば期待以上ではなかったけど、まあX-MENなんで単にそれだけでこの点数です。はい。あとやっぱりジーンが一番最強なんだと再認識させられた。それとプロフェッサーの永久脱毛の原因も・・・(笑) エンドロール後にまたまたお楽しみ映像があるので、最後まで席を立たずに、です。 【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-08-13 14:44:52) 6.《ネタバレ》 画は派手だが内容はイマイチ。アポカリプスも凄そうな能力をもってるのにあまり見せ場もなく、目的の更地計画も人任せ。マグニートー以外の3人も役に立ってないし。そもそもミュータントの能力の限界がわからないから誰がどんな力を使えるのかが不明でラストのジーンも何をしてたのか理解できなかった。それでもクイックシルバーの見せ方だけは面白いし好き。 【ぷるとっぷ】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-12 00:44:54) 5.《ネタバレ》 悪評も聞こえるが、丁寧な作りで非常に面白かった。ちょっと冗長で間延びした部分はあるが、全体を通してワクワク感があり、最後まで飽きずに楽しめた。ただ、シリーズを通して観ているファンでないと物語を追うのがキツイかな。ミュータントのキャラ多すぎで区別が付かない。絶対。あと、序盤の古代エジプトの件と、ラスト間際の世界崩壊の件は、なんだか観たことありな映像表現で残念。もっと大スペクタクルな演出も出来たと思うのだがね。これがシンガー節か。心に残ったキャラについて。チャールズ「プロフェッサーX」は、今回はちょっと災難続き。意識を乗っ取られたり、簡単に誘拐されたり、仲間に迷惑かけまくり。それでも泰然と出来るのが「プロフェッサーX」なんだけど。モイラとは、今後いい感じになっていきそうだね。エリック「マグニートー」は、やっぱりフラフラ。善玉、悪玉を行ったり来たりでいつも通りな感じ。彼は新旧シリーズ通して毎回同情する状況に襲われ、気の毒。でも、子供はほかにもいるみたいだよ。レイブン「ミスティーク」は、深く描かれていて大満足。指揮官としての才能も発揮しつつあり、いかにもメインキャラって感じだが、後の作品ではマグニートー一派「ブラザーフッド」に合流し、悪玉になってしまうんだよな。本作踏まえて過去作観ると違った観方が出来ると思う。エン・サバー・ヌール「アポカリプス」は、世界を裏から操った方が良い。確かに、転生・拡張・再生・転移・読心といった能力は強力だが、最後には倒されてしまったように、各能力単体での総合力は大味。『ファーストジェネレーション』のセハスチャン・ショウの方が偉大に感じるので、もうすこしラスボス感が欲しかったな。カート「ナイトクローラー」は、大活躍。登場してからラストまでテレポートしまくりで完全なキーマン。相手の攻撃を躱し、移動不可能な場所に移動し、仲間を救出し。本作では最強な能力なのだが、肝心なシーンでは気絶するか、まったく。ピエトロ「クイックシルバー」は、本作唯一の面白キャラ。学園の爆発時に皆を助ける高速移動シーンが大好きだが、ちょっと長すぎ。双子のお姉ちゃんは今後も出演ないのかな。ジーン「フェニックス」は、まさに最終兵器。最後までその能力の制御が難しいが、本当の意味でのリーサルウェポンとして覚醒する能力を垣間見る。そして『ファイナル・ディシジョン』へ。スコット「サイクロップス」は、やっと脱ヘタレ。以降のX-MENのリーダー的存在となる片鱗も見せ、やっと存在感が出てきた。今後に期待できるかな。「エンジェル」「ハボック」は、扱いが雑でちょっと不満。あと、ラストで出てきたロボットはセンチネルの試作機なのか?十分楽しめる内容なので、映画館で観ても損なし。 【しぇんみん】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-11 23:26:04) 4.《ネタバレ》 うーん、久しぶりに壮大なダメ映画でした。派手な映画ではありましたが。 強敵アポカリプスは、古代に初登場した時は期待が高まるものでしたが、街中での数人の寄り合いで復活?あとはしぶといだけで自分では何もせずに最後は集中攻撃を受けておしまい。 各キャラクターも何がやりたいのか分からない。アポカリプスに便乗して散々壊しておいてお咎めなし…。見終わった後にモヤモヤが残りました。 【ぶん☆】さん [映画館(字幕)] 3点(2016-08-11 19:45:36)(良:1票) 3.《ネタバレ》 より細密に、より大スケールにというのは重々承知しつつも、この都市破壊のパノラマももはやマンネリと化している。 正直のところ、またかと思う。無味乾燥なインフラ破壊の絵解きであって、災厄の描写とは程遠い。 (劇中のスターウォーズネタは、特撮ジョン・ダイクストラ絡みでもあるのだろう、その1983年設定は、 今の時代に勧善懲悪ものをやるエクスキューズの意味合いが強く感じられる。) not alone、 not alone、の合唱も食傷してきた。ギャラクシーだか、ガーディアンだかの幼稚な映画も そうだったが、とにかく仲間だ、仲間だと声に出して確認していないと気が済まないのか。 目線なり、身振りなりでスマートに表現出来るものを。 前半の悪役側の仲間集めも、やりようによっては『七人の侍』的な面白さが出せたかもしれないが、 この若干三名がまた小粒なのだ。 寝返りとか翻意のシーンこそ映画の高揚する瞬間のはずだが、そこの演出が弱くてどうするという話である。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 3点(2016-08-11 16:57:33) 2.《ネタバレ》 冒頭から見せ場の連続で「ありがとう、これだけ見せてくれたら満足です」と言いたくなるほどのボリュームであり、かつ、X-MEN特有の重苦しい空気は健在であるためバカっぽくなりすぎることもなく、夏の大作映画としては十分なクォリティにあると思います。2000年の第一作からシリーズに付き合ってきた身としては、クライマックスの新生X-MEN結成には血が騒ぎ、もっともっと続編を作ってくれという心境にさせられました(新3部作は本作で最後らしいのですが)。 ただし、大味な破壊がメインとなるためローランド・エメリッヒの映画とさして変わらないルックスとなっており、ミュータント達の能力を面白く見せるというこのシリーズの強みが損なわれている点は少々残念でした。また、新キャラ多すぎで行動原理が不明な人物が何人かいたり(エンジェル、サイロック、ストーム)、アポカリプスという明確な悪役を出したために理念vs理念という本シリーズの特色が失われたりと、娯楽性を全面に出すぎたためにじっくり作りこむべき部分が犠牲にされたという印象も受けました。また、個々のキャラクターに絞って見るとさらにキャラ造形の弱さが目立ち、『X-MEN2』や『ファースト・ジェネレーション』では達成されていた娯楽とドラマの抜群のバランス感覚が本作では失われています。 【プロフェッサー】敵の手に落ちて悪事に利用されるといういつものパターン。世界最強のテレパスという割にアポカリプスの復活やマグニートーの活動再開という大イベントを感知できなかったり、X-MENの総司令官でありながら最終決戦で敵に打撃を与えられなかったりと、いろいろとダサイ。 【マグニートー】何かに激怒して暴れ回るが、知り合いに説得されて改心するといういつものパターン。それでも今まではリーダーとしての威厳だけはあったものの、今回はアポカリプスの手下の一人になるため、小物感が出てしまっています。また、家族を失くした件で同情を誘うものの、若い頃にクィックシルバーとその母親を捨てていたという過去が判明するため、せっかくの同情が薄まってしまいます。「あなたにとって家族とは一体何なの?」クィックシルバーとの親子設定はオミットしたままでよかったのではないでしょうか。 【ミスティーク】ジェニファー・ローレンスがほぼ裸状態のボディスーツの着用を嫌がったのか、本作ではほとんどの場面で服を着ていて、しかも青くない。擬態能力もほとんど使わないため、本作のミスティークは一般人と変わりません。『フューチャー&パスト』での歴史改変を経て、彼女はミュータントと人類双方から英雄として支持され、プロフェッサー、マグニートーと並ぶミュータントの指導者ポジションにいるのですが、その2名のような明確な思想や目標を打ち出していないため、イマイチ何をやりたいのかわからない人になっています。 【アポカリプス】登場場面のインパクトは強く、「こいつには勝てないんじゃないか」という圧倒的な存在感を示すものの、オールマイティゆえに固有の能力がないため、バトルに入ると意外と地味。また、文明破壊の実行は基本マグニートー任せでアポカリプス自身は何もしないため、次第に文句が多いだけのめんどくさいおじさんに見えてきます。 【モイラ・マクタガード】お前のせいでアポカリプスが復活したのに、反省や謝罪はなしか。 【ザ・チャンバラ】さん [試写会(字幕)] 7点(2016-08-03 18:55:24)(笑:1票)
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