みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★12.《ネタバレ》 原作は未読。最初の火祭での強姦未遂事件までの流れはテンポもよく、この先の展開に期待しながら観れた。けれどもその後からちょっと失速気味に...。大友とのやりとりは見ていてほのぼのする反面、主人公夏芽の本心(本性)ではないんだろうな~、を感じ取れてなんか痛々しさもあった。夏芽、コウ、大友の三人を演じた、小松菜奈さん菅田将暉さん重岡大毅さんはみな芸達者で、作品の世界観にどっぷりと入り込めた。特に大友役の重岡大毅さんは初見でしたがとても素晴らしかったです。特に別れ話からの「俺ら東京さ行くだ」は、大友というキャラの良さが見事に昇華されてたと思います。 ただ気になったのは彼ら、死体遺棄、しちゃっている点。いくら相手が勝手に自殺したとはいえやっぱりそれは立派な犯罪。どんなに青春しようが、どんなに夢を語ろうが、その罪を精算しないままでは素直に喜べないし拍手を送れない。まあ結局は破滅の道しかない...ということでいいのかな?原作というか監督の意図は? 総評すると、役者さんの演技力に助けられた作品。ですね。はい。 【Dream kerokero】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-12-23 08:30:55) 11.狂気と面白さとかっこよさを備える菅田将暉と、美しさとかわいらしさと謎めいた魅力を備えた小松菜奈。作る価値のある映画だったんだろうな。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-06-12 10:03:49) 10.《ネタバレ》 第三者視点だといかにも「お花畑」「バカップル」といった風に見えてしまいますが、恋愛に夢中になっている当事者ってこういうものだよなぁと思い直しました。まさに「溺れて」います。個人的には夏芽はともかくコウは少し突拍子がないキャラクター過ぎた印象です。マッキンキンの頭で体は痩せぎすで、地元の名士の息子だかなんだか知らんが「世の中の物全てオレの物」のジャイアン思想。地元の他のヤンキーに追われ町中で殴り合いの喧嘩を始めるのも「??」という感じで彼にほとんど感情移入できなかった。そんだけ態度でかいんだから、せめて暴漢を倒せる腕っぷしは欲しかったな。好き放題できる環境で、それを魅力と思ってくれる子がいて良かったねという感じ。 どの視点に立って観るか、次第で評価が全然変わってくる作品だと思いました。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-23 01:17:26) 9.田舎町の風景に主演男女がマッチしていなくて、アンバランスを非常に感じた。ひょっとしたらそれが狙いなのかもしれないが、終始違和感があった。映像的なこだわりがあるのはわかるが、そもそもロケ地を間違えたのではないか。原作は知らないが、仮に原作に即したロケ地ならミスキャストだったとも言えるが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-08-04 16:35:27) 8.全体が支離滅裂。基本的な人格設定ができていないのに趣向だけはあれこれ入れ込もうとするものだから、こうなります。役者の演技にも、指導がきちんとついていません。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2019-09-06 01:01:20) 7.《ネタバレ》 鑑賞してみて、あぁこれは賛否あるだろうな、と思いました。 多分、半数以上はハマらない、ピンと来ない、合わないだろうな、と。 でも、ハマる人にはものすごくハマるだろうなと、そういう作品でしたね。 原作が少女コミックだそうで、そちらは読んだことありませんが、多分この映画の方は 良くも悪くも原作から一歩踏み込んで作家性を出してきてるんじゃないかなと想像します。 コウちゃんて一体なんなの?と観ていてずっと思ってましたが、特に後半は 夢なんだか妄想なんだか、なんとも言えない世界観になってくる。 妄想少女的な作風で、彼女のキャラに見る人が一体化できるかどうかで評価が変わる。 海中シーンや天狗踊りシーンなどは映像的に綺麗でした。 大友君と眉毛で盛り上がるシーンが微笑ましかった。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-27 17:58:13) 6.《ネタバレ》 劇中の『キレイなうちに撮っておいてもらったほうがいいね』って言ってた写真集みたいな映画でした。 そら菅田さんも小松さんも色んな映画で重用されるわけです。 二人のプロモーション用の映画としては楽しめました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-12-08 23:31:10) 5.《ネタバレ》 主演二人の映像を撮りたかったのだろうということは十二分に伝わってくるが、そのことと面白いかどうかということは別次元のお話でございます。製作者にとっては面白いかどうかは重要ではなかったのかもしれないですけどね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-06-20 18:11:11) 4.いきなり主人公と2人の駆けっことか、ちょっと現実味がなく感情移入はしにくい内容。でも映像は綺麗だし、そう撮りたかったのだろうことも理解できる。セリフが聞き取りづらかったのが残念。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-05-05 23:05:31) 3.《ネタバレ》 原作未読。このちょっと寓話的な主人公カップルに説得力を持たせるには、これ以外ないという菅田将暉と小松菜奈の配役。この2人を「美しく」撮るというミッションについては十二分に達成できてる。それは、美しさを過剰に強調した前半だけでなく、物語が一気に展開する後半においても、アップでも引きでもこの2人がいかに美しいかが堪能できる作りになっている。あと、舞台となる「浮雲」の絵、海岸、旅館、森などもみんな印象的で、そこを「絵」として傑出した登場人物たちが生き生きと動く様を見るだけでも映画としての魅力は十分過ぎる。もう、この「絵」を見るためだけに映画館に行ってもいいと思ったくらい。一方で、物語のほうは、基本的には少女側の視線で、そして10代の少女側の「肥大する自意識」を描いているので、コウちゃんと大友君という、ある意味ステレオタイプというか現実離れした男性キャラ2人の描き方もこれでいいんだろう。2人ともその内面は限りなく空っぽ(に見える)ではあるけど、そこに少女側が読み込む「少年像」が過剰に描き込まれてる(ついでに「悪役」ストーカー男のヌルいベタさも)。当然、中年男性である私としては「わかる〜」などと感情移入できるわけがなく、「うわー、これはキツい」とさえ思える主人公の七転八倒ぶりは、いい意味で新鮮でした。一方、残念だったのは音楽。総じて鳴り過ぎでところどころ邪魔。絵の説得力を減じてるとしか思えない。それからラスト、一連のけっこう重たい事件を乗り越えて「女優」として成功した姿に「凄み」が足りず、最後の終幕で説得力不足だったのは残念。ここで「少女」の浮遊感から「女」への移行を表現できるようになれば、女優としても小松さん自身がワンステップ上がれるのだろうけれど。 【ころりさん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-03-31 09:27:41) 2.久々に力強い青春映画を観た感じ。 ここで極私的良い青春映画の定義とはー (1)主人公が恋や将来に悩み奮闘し、前へ向かって行く物語であること (2)恋人との出会いは運命的かつロマンチックであること (3)魅力的な脇役が居て陰で物語を盛り上げること (4)心に残る美しい背景が描かれること (5)それらを盛り上げる音楽が合っていること ↑今、急ごしらえで考えたのでこれで全てではありませんが大体こんな感じ。 ではそれぞれの項目にこの映画を当てはめて考えてみる。 (1)はかなり高得点。小松菜々演じるヒロインがとにかく悩んでもがいて前へ進もうと走り続ける。その行動には100%共感できないにしても心揺さぶられるものがあった。 (2)海での出会いは鉄板。相手役の菅田将暉はヒロインが惹かれていくには申し分ないビジュアルと説得力を擁していた。 (3)ヒロインにひそかに想いを寄せる役の重岡が以外と良い。バッティングセンターの長回しのシーンでは大事な所で噛みそうになりつつ強引に誤魔化してて笑えた。あと、カラオケのシーンとか笑って泣ける良いシーンだった。 (4)海や河原やお祭りなど、青春映画に外せないポイントが抑えられて且つ情景が美しく撮られていたので〇。 (5)ピアノの美しい旋律や、堀越千史という歌手の歌が非常に映画にはまっていて心を奪われた。 ~総評~ 原作未読だが、少女漫画の映画化にありがちなベタ過ぎる胸キュンシチュエーション(壁ドンなんてもってのほか!)が抑えられていて、終始リアリティ重視のドラマだったので安定して観れた。そしてなんと言っても若手実力派の小松と菅田の演技が素晴らしく、最後まで画面に引き付けられた。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-11-24 12:57:10) 1.《ネタバレ》 菅田将暉と小松菜奈が初めて出会う入江の波立つ情景などは観る側の心もゾクゾクさせてくれるのだが、そのロングショットと 小松の視線、水面の菅田のカットバックが少々ぎこちなく感じられる。 土手のシーンなども、二人の位置関係が不明瞭で、高低差が活きていない。 劇伴や挿入曲も過剰に感じてしまう部分が多く、地方の映画なら尚のこと河川や水路のせせらぎや波音などをもっと活用して欲しいところだが、 ロケーションをロングショットのフレームの中で良く活かし、俳優らを良く動かし、彼らを幾度も水に浸らせて頑張っている。 森の中を風のように駆け、海に浸かり、炎と共に舞う菅田も小松もさすがに達者だが、 これだけ映画への露出が多いと食傷気味にもなるが、本作では重岡大毅がなかなか新鮮なバイプレーヤーであり、ナチュラルな口跡が素晴らしい。 彼絡みのシーンに長回しが多用されているのも頷ける。 バッティングセンターのショット、カラオケバーのショットなど、緩急自在の呼吸でロングテイクを活かしていて感心だ。 快活さとナイーヴさを体現し、一部で科白を噛んだりしているのも逆に自然体の魅力を生んでいる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-05 23:37:45)
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