みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
22.社会現象を巻き起こした作品として気になったので、アニメを鑑賞してから映画を鑑賞した。流行るのは何となくわかる。こういうの類いの漫画やアニメは最近なかったから。続きも見たくなった。 【アキラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-23 22:44:50) 21.コミックの映画化では、ストーリーや登場人物の説明を省いて、ひたすらアクションを見せることに全集中できるので有利ですね。しかし映像は本当に完成度高い。次世代のアニメだと思います。小5の娘がとても喜んだので、映画館に連れて行って良かった。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-15 19:11:24) 20.鬼滅の刃シリーズ始まったな・・・続編があったら、また見に行っちゃうだろうなー。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-11-14 23:46:02) 19.《ネタバレ》 原作は最後まで読んでいます。アニメは二回見て、気に入った部分は更に数回見ています。 この漫画の大ヒットの理由の一つに「鬼にもストーリーがあって・・・」があると思いますが、私は響かなかった。 ただ1人の鬼を除いて。その鬼が猗窩座。後の「猗窩座」のストーリーが思い出され、また煉獄さんのブレない姿勢とで泣けました。 【yoshi1900ololol】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-13 18:52:46) 18.《ネタバレ》 日本の戦闘ものアニメーションの伝統と底力を感じさせる出来で、十分楽しめた。 話の中心にある家族や同胞への献身、そして後に続くものへ思いを託していく様は胸打たれる。 国外では特にタイや台湾で人気が高いようだが、そのあたり個人主義的な欧米よりも受け入れられやすいのかも。 原作、TV版全く未見で鑑賞。いきなり見ないほうがいいと知人に言われていたが、なんで猪之助はイノシシの頭を被っているのか?とかなんで妹は箱に入っているのか?等々これを端緒に原作をみてみたいと思わされたので、こういう見方もありなのではないか。 鬼の雰囲気としてどこかデビルマンのデーモンを思わせ、煉獄の最期にはどこかコンドルのジョーっぽさが感じられた。 【クリプトポネ】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-10 14:13:32) 17.アニメは一応見ました。原作は数日前に一気読みしました。(読んで最終巻がまだこれからと初めて知った。) 区分分けすれば「ニワカ」でしょう。実はそこまで大ファンと言う訳でもでもないが。と言う事で満を辞して映画を見に行った。 見た率直な印象は「うむ、これがベストだな」です。一本の映画として申し分ない出来です。最初からここを劇場版として狙っていたのなら大した先見の明だと思う。煉獄編は「鬼滅の刃」を映画化するならここと言うお手本のようなパートだった。初見の人でも置いてきぼりになる事なくストーリーに入れ、クライマックスでは感動する。満点をあげても良い出来でした。 ただ個人的にはまだ最終巻を読んでないんでモヤモヤしたまんま見たんだよね。なかなか登場人物の名前も覚えられんし。主役、妹、金髪、猪、としか呼べない。実は作者の名前は未だに読めない。 12/28追記(邦画歴代トップ樹立記念書き込み)。 個人的には「千と千尋が邦画トップってのもどうよ」と思ってたんで、この、1年前には誰も知らないような作品(失礼)が、公開から10週で鮮やかに抜き去ったのはある意味痛快な出来事であった。この作品もいずれ抜かれるかもしれない。おそらくそれは想像もしないような作品だろう。アニメだけでなく実写にももう少し頑張って欲しいが、現状は非常に厳しいな…。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-07 19:32:59) 16.一見さんお断り感がヒシヒシと伝わり、潔いと思えます。(原作も、アニメも見ています) 原作では、描き切れない戦闘シーンが迫力あって良かったと思う。 何よりも、声を俳優ではなくて、声優さんがやっているのが素晴らしい。(話題作りか何か知らないけど、俳優のへたくそな声の演技を聞くと興ざめするので。) 何よりも何度見ても泣けてきます。 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-11-05 23:07:16) 15.これは「君の名は。」のような単なるブームとか現象とかいうものではなく、「千と千尋」のようなジブリ全盛期のブランド的価値とかいうものでもない。 シンプルに”内容が実に良い”。 キメツはあらゆる人間を共感させる。 映画を見る前に見たアニメ26話で気づいただけでも、 ◆職場でパワハラに悩む会社員や派遣社員やフリーター ◆DVやモラハラで苦しむ主婦 ◆親に虐げられたり、離れ離れになってしまった子ども、 ◆自分の才能を信じて夢に向かいながらも葛藤するアーティストの卵 などなど、あらゆる世代を共感させるキャラとストーリーが詰め込まれている。 首や血が飛ぶ表現が批判されがちだが、実はそれほど狂暴な存在として描かれている鬼が、人間時代はとんでもなく悲しくせつないエピソードを持っており、そのコントラストを強くするためにあると考える。 頭ごなしに、「残酷描写ノドコガイインデスカ」と否定し退けるのは間違っていますよ。 また善悪両方の世界が厳格な”ランクづけ社会”になっていて、学生も社会人も感情移入しやすい。 そしてこの映画では、本来の主人公タンジロウではなく、タンジロウの上司(鬼退治会社の幹部)の、レンゴクさんという熱い男が主人公になっている。 そして映画でもアニメの各話同様、”過去エピソード”が涙を誘う。 やっぱり何歳になっても、男はお母さんが好きだよねぇ…。 アニメ版ほどえぐい流血もないし、”強いものに生まれた者は弱いものを守るもの”っていうシンプルで分かりやすいメッセージで、子供にも見せてあげてOKだと感じる。 (『アメリカンスナイパー』に「人間は3種類。狼と羊と番犬だ」というセリフがあるけれど、レンゴクさんはまさに番犬。) ところで。 世間がずっと前からキメツキメツと騒いでいたころ、40代の私は「また、ワンピースとかナルトとかそういうジャンプ系の一過性のブームでしょ笑」と、見向きもしなかった。 アニオタの娘(JK)も、グロい表現(首飛ぶ、血しぶき上がる)があるらしいとのことで、敬遠していた。 しかし、そんな娘も友達に原作を貸されて読んだらあっという間にハマったらしく、娘の影響で私もアニメを見たら、食わず嫌いだった自分を恥じた。 敵である鬼も、もともとは人間。 いわゆる血液感染で鬼になってしまうのだ。 (鬼にさせちゃうのは、鬼のトップであるキブツジ ムザン) なので、どんなにひどい鬼も、その過去エピソードが明かされると「あぁ…そうだったんだ…」と涙を誘う。 実はここがキメツの醍醐味だ。 戦うだけ戦って、敵が死んだ後で、敵のせつない過去を見せる手法は、スターウォーズ形式(EP4~6からの、1~3)と名付けたい。 (ただし、今回の映画ではアカザの過去エピソードはおあずけ。 私は劇場版を見た後、原作で彼の過去を知ったので、「そうか…彼がドーンって大地を踏むとああなるのは、そういう理由だったのか…」とかいくつも過去とリンクする彼の容姿や技に気づかされ、「じゃぁもう一度見てそれを確認しなくちゃ…」と思っているところです。 ということで、今回はアカザではなくレンゴクさんの過去エピソードにて泣いてください。) ちなみにアニメや原作を見なくても、最低限これだけおさえておいて、ネットでビジュアルだけ確認しておけば、映画を見てもついていけると思う。↓ ●メインキャラ ・タンジロウ(努力家。鬼になった妹を人間に戻すために、鬼退治の組織”鬼殺隊”に入った新入社員。) ・ゼンイツ(極度の臆病者。失神してから夢遊病者みたいに戦い出す。タンジロウの同期。) ・イノスケ(好戦的。承認欲求強め。イノシシに育てられたので、イノシシの被り物をしているタンジロウの同期。) ●サブキャラ ・ねずこ(タンジロウの妹。鬼化したが特別変異で人を食わずにタンジロウと共に鬼の超人的パワーで鬼退治を手伝う。) ・レンゴク(鬼退治の組織の9人いる幹部”柱”の1人でタンジロウの上司。今回の映画の主役。) ●敵キャラ ・アカザ(鬼軍団の12人いる幹部”十二鬼月(じゅうにきづき)”の3位ランクの鬼。) ・エンム(”十二鬼月”の下位ランクだが、ムザンに気に入られパワーアップする血を与えられての今回が初参戦。柱とタンジロウを殺して、上位ランクに昇進するのが夢。) ※鬼は太陽を浴びると死んじゃうので、ねずこは日中は箱に入れられてタンジロウが背負って移動している。 【フィンセント】さん [映画館(邦画)] 10点(2020-11-03 12:14:14)(良:3票) 14.《ネタバレ》 アニメ26話観て、そのまま直行で劇場版を観ました。 割と前提の話がないまま本編に突入するので、まったく初見でいきなり映画を観るとよくわからないまま終わるな、と思いました。 ストーリーは、いつものパターンで、最初に主人公たちが苦労して敵を倒すんですけど、主人公ごときで倒せてしまうのはいかにも歯ごたえが足らず、これで終わりで良いのか!? って思ったところに本命が現れる、という展開。 映像とアクションはスピード感といい、3次元的動きといい、素晴らしいです! しかし、この作品で白眉と思ったのは、なんといっても柱の、煉獄杏寿郎が、あまりにも真っすぐすぎる、正義、正しさ、強さ、信念を、全く何の迷いもなく正々堂々最後まで貫き続けて、その真っすぐ過ぎる加減に、思わず、ぐっと来てしまうところでした。 最後の辺は、設定上そういうことができるのはわかる(傷口が開いて血が流れだす辺りが非常にリアルで痛い)けど、結構長くて、長ぇよ! と、つい思ってしまうところもあったのですが、そのままなだれ込むようにエンディング曲で、煉獄杏寿郎の絵が、次から次へとアップで流れてくるところで、もうたまらん感じでした。 良かったです。 【sim】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-03 02:14:09) 13.話題の映画なので観てきた。娯楽作品としては面白いとは思う。原作は読んでいないが、アニメは観た。 感動する作りになっているのは納得できる。ただし、戦いはもっと派手にいろいろあってもいいと思う。多少時間は長くても、もっともっと密度濃くして欲しいな、と感じた。 【simple】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-11-02 15:46:18) 12.《ネタバレ》 「千と千尋の神隠し」の興業収入100億突破の最速記録を大幅に塗り替えたと大評判、あちこちで話題にも上って席巻中。 映画はアニメの続きの話だと知って、まずはアニメを全巻視聴してから映画を見た。 確かに面白い。でも、あまりにも評判が高くてハードルが上がりすぎた。 涙が止まらないという感想を幾つも目や耳にしていたので映画館まで足を運んだが、少しウルッとする場面はあったものの泣くまでには至らず。 泣ける映画なら他にもっと泣けたものが幾らでもあったので、やや拍子抜けの感があり、何の期待もせずに見たほうがよかったかも。 映画を見た後に、今度はコミックを読み始めたが、この作品は漫画で読むよりアニメや映画の映像のほうが活きる。 ただ、映画の続きの漫画のストーリーの中に、涙腺をしっかり刺激される家族愛エピソードがあった。 【飛鳥】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-11-01 22:48:30) 11.《ネタバレ》 原作未読、アニメは全話視聴済み。わりかし見やすい内容になっていいたし、時間が経つのが速かった。大ヒットを記録しているのも頷ける。バトルシーンは見応えがあり、満足度が高い。この映画を見ると煉獄さんのファンになりそうになるぐらい魅力的だった。そして終盤では、涙こみ上げさせられる。それと、伊之助の活躍も光っていて良かった。上弦の鬼の唐突な出現、そして日光が出てきてそそくさと逃げていくと言うこの流れだけが、そこまでの流れを考えると微妙さを感じもした。 【スワローマン】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-10-31 17:32:58) 10.《ネタバレ》 続き物なので「話題になっているから」と何も知らない状態で鑑賞しても、この映画を完全には楽しむことが出来ない 最低限テレビアニメシリーズ全26話か、若しくは原作コミックの6巻までを読了している必要がある。 自分はテレビアニメを観て、漫画を最新巻まで読み、先の展開を知った上で鑑賞、 ここからはネタバレ有りで語るが、ギャグが少し滑っている感があることと、 アニメではナレーションを用いない仕様の為、結核少年が改心するくだりが強引に感じてしまう点が気になった。 しかし後は期待通りの素晴らしい出来、テレビシリーズ同様、高品質な作画と音楽は言うまでもなく、 原作で端折られていた戦闘描写の一部が肉付けされ、煉獄VSアカザ戦の見応えはまさに圧巻、 アニメで観たいと頭の中で思い描いていた映像が過不足なく再現されていることに、ただただ感動させられた。 改めて物語を紐解くと、大きな山場を越えたところでさらに一山用意するこの二段構造は、 2時間という短い時間の中で確かな満足感が得られ、ラストは興奮と切なさの感情を抱いたまま鑑賞を終えられる。 原作を読んで内容を知っていても充分感動出来るのだから、それだけ没入感が高い作品になっているということだろう、 それだけに何も知らない状態でこの映画を観てみたかったという想いもある、 きっと今以上にジェットコースターのような感情の起伏を味わえていたに違いない。 【勾玉】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-10-26 20:26:23) 9.綺麗な映像だし、鬼の造形もいい。しかし鬼が強い。 【noji】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-10-25 23:56:50) 8.こども(10歳娘、8歳息子)と鑑賞。父がポロリと泣いてしまった横で、息子は嗚咽。上映後、15分くらいずっと泣いてた。一番ハマっている娘はおもしろかったと涙なし。こんな思い出をくれる映画はなかなか無い。感謝。内容については最後の怒涛の展開とテンションが熱い。私が一番感じるのは、アニメは相当すばらしいけど、元々アニメ映えする原作だということ。 【ラグ】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-10-21 23:30:32) 7.《ネタバレ》 子供がハマって観てたのを、横からチラ見してるうちに嫁さんが漫画を買って読みふけるほどハマってしまって。普段、アニメなんかに興味ない嫁さんが珍しく映画を観に行きたそうだったので観てきました。僕はもともと、鬼滅のキャラの中では煉獄杏寿郎が一番、印象に残ってて、この無限列車の回は漫画で唯一ウルウルきたくだりでした。テレビアニメではストーリーがほぼ原作通りだし、映像の力で漫画よりも数倍面白かったので、今回、テレビの続きである映画を観に行くにあたっては、なんの迷いもなく泣く気マンマン状態。で、実際、うん、ごめん、泣いてもた。煉獄ってキャラは、過酷な生い立ちが多い他のキャラの中で、そんなに悲惨じゃありません。お父さんも弟も健在だし、鬼に酷い目にあわされたわけでもなく、なのに、底抜けなほどまっすぐで、強いです。元柱の父に認めてもらえなくても変わらず、鬼にならないかとゆう敵のひつこい誘いも、どんだけ追いつめられてもあっさり断ることから、強さを求めてるわけでもない。なぜ、彼はこれほどまでにまっすぐでいられるのか、それは物語後半で語られます。病気で逝ってしまった母の言葉、それを守って、自分を愛情いっぱい育ててくれた大好きなお母さんに、自分の生き方を見てもらうため。僕は、ここに一番ウルウルきちゃうのです。そんなに長いシーンでもなく、わりとアッサリ気味な感じなんですが、映画では、漫画のウルウルを何倍も倍増されて、最後、セリフにはないのですが、彼が「おかーさん、ぼくがんばったよ」ってセリフが聞こえてくるほど、感情移入しちゃって、亡き母の笑顔に彼がニコってするとこで、もう、涙腺決壊ダダ漏れでした。あんなに強いし、頼れる兄貴なのに、母を慕う子供みたいな所、ギャップ萌えってやつか。それに、こーゆう母と子の絆みたいなの弱いねんなー。すいません。チャップリンの独裁者となんかだぶります。最後のLiSAの曲もハマっていました。 【なにわ君】さん [映画館(邦画)] 10点(2020-10-19 22:18:16)(良:2票) 6.《ネタバレ》 封切り3日間で46億円超の興収に至ったとか、映画館のタイムスケジュールが埋め尽くされているとか、あいも変わらずこの国の“ブーム”というものは節操がない。 とかなんとか思いつつも、公開されたその週末に自分自身子供二人を連れ立って、3,800円支払って、46億円の一端を担っているんだからざまあない。 ポップカルチャーに傾倒する者の一人として、社会現象まで巻き起こすような“ブーム”にはとりあえず乗ってみる主義なので、コロナ禍の最中、暇に乗じて手は出してみた。 ただし、ファーストインプレッションでは正直ピンと来ず、某配信サービスでアニメ版の第一話を観たきりしばらく放置してしまっていた。 これは今となっても変わらないが、正直なところもっと面白い漫画やアニメは山程あると思うし、週刊少年ジャンプの作品に限っても、「鬼滅の刃」に至る系譜の上には忘れがたき名作がひしめいている。 とはいえ、この作品が巻き起こすムーブメントはやはり大したものであり、それは子供と暮らしていると本当によく分かる。 小学三年生の長女と、幼稚園年長の長男が、揃って“鬼滅”にハマっていく様を目の当たりにして、一つのエンターテイメントとして「これは大したものだ」と率直に感じた。 そして、その子供たちが突き進む“沼”に引き込まれるように、僕自身も再びアニメシリーズを見進め、妻が借りてきた原作にも手を付けた。 そうして、いささかの抵抗もなく、封切りのタイミングでこの劇場版を鑑賞した次第。 結論から言うと、泣いた。そりゃあ、泣く。 週刊少年ジャンプ全盛期に、そこで連載されてきた数多くの漫画作品と共に育った者として、この漫画雑誌のテーマである「友情」「努力」「勝利」をどストレートに反映したこの漫画世界が織り成す物語に熱くならないわけはなく、二人の子を傍らに置いて鑑賞しつつも、涙は溢れた。 アニメシリーズを通じて今作を成功に至らしめたものは、アニメーションとしてのクオリティの高さだったと思う。 原作漫画も魅力的な作品であることは間違いないが、作画力は決して「上手」な部類ではないだろう。 アニメ作品では、その作画のクオリティを補完し、ハイスペックなビジュアルに昇華させている。そのことが、老若男女問わず幅広い層を熱狂させた要因となっているのは間違いない。 文字も読めない幼児から、中年世代に至るまで、「全集中 水の呼吸!」なんて嬉々として真似をしてしまうのは、ひとえにこのアニメーションのアニメーターや声優たちの功績だろうと思う。 ただその一方で感じた決して小さくないマイナス要因も今作は孕んでいる。 それは、ストーリーテリングにおける“フリ”の弱さと、“説明ゼリフ”の多さだ。 クライマックスに向けたキャラクターたちの対決や葛藤が大きくなればなるほど、本来そこで生じるべき大きなエモーションのための“前フリ”が欠如してしまっていることを感じずにはいられないし、重要な感情表現においてキャラクターたちに心情を語らせすぎるのは、原作漫画自体が持つウィークポイントだと思う。 一人ひとりのキャラクターは味方も敵方も含めてやはり非常に魅力的だと思う。が、しかし、その魅力的なキャラクターたちの熱い言動に対して、前フリやバックグラウンドの描き方がやや希薄に思え、彼らの決断や行為が極めて唐突に感じてしまうことは否めない。 例えば、この劇場版“無限列車編”では、本来の主人公・竈門炭治郎以上に、柱の剣士・煉獄杏寿郎が絶大な存在感を示すわけだが、彼の人生模様と、新たに共闘する炭治郎ら若き剣士たちとの関係性を深める描写がやはり希薄過ぎたと思う。 もちろん煉獄本人の回想シーンによって彼の過去は断片的に伝えられはするけれど、そこに炭治郎や伊之助らが介在することはなく、実際彼らの関係性が深まるようなくだりも無い。 よくよく考えてみれば、この映画の中で描かれるストーリーは、炭治郎らと煉獄杏寿郎がほぼ初対面の状態から突如として死闘に至る極めて短い時間を描いているわけで、絆が深まる余裕などそもそもない。 そうなると、ラストのあの文字通りに“熱い”顛末も、どうしてもエモーショナルに欠け、鼻白んでしまう。 そういう弱点を感じつつも、それでも泣いてしまったことは事実だし、このエンターテイメントに理屈ではない魅力が溢れていることは否定しない。 この“無限列車編”、そして“煉獄の死”そのものが、この漫画世界全体の“前フリ”であることを期待しつつ、この先の展開も子どもたちと一緒に楽しみたいと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-10-18 23:03:57)(良:1票) 5.子どもと初日に見に行こうと思い、 ネット予約開始24時に合わせてPCからアクセス! が、2時間粘ってもサーバーパンクにより繋がらず、 全集中、予約の呼吸も歯が立たない! 焦るな俺!くそーっ眠い!だめだ、もう寝る!おやすみなさい! 朝だ!すぐにアクセスを試みるも全くだめ! なぜだ!なぜだ!集中が足りないのか!?呼吸が乱れているのか!? くそーっ!これはもう映画館に直接行って予約しかない! イオンの地下のエレベーター前、すでに10人ほどの鬼殺隊が! 4Fに上がるエレベーターの中で俺は思った。 子どもたちの為にも、これまでの努力を無駄にしてはいけない! 昨日の夜から俺は闘っているんだ! ここで負けるわけにはいかないんだ! エレベーターの扉が開く! 次の瞬間に俺は走り出した! 他の鬼殺隊(主婦)は早足程度のスタートだ。 周りの目を気にしてダッシュもできない様じゃ柱にはなれんぞ! 映画館に続く長い廊下を俺は走りきる! 猪突猛進!!猪突猛進!! いける!いける!いける! 見えた!券売機だ!! 予約一番乗りだ! 日付を間違うな! ベストな時間帯を考えろ! 完璧な座席を選べ! 全集中、予約の呼吸、壱の型、 劇場窓口で発券斬りぃぃぃいい!!!!! あ、映画めっちゃ面白かったです♪ 【ゆにお】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-10-18 11:54:06)(良:1票) (笑:1票) 4.《ネタバレ》 原作は読んでないがアニメを観ていたので。 熱狂的なファンという訳ではないけど、なんとなく観なきゃいけない気がして流されました(笑) うん、面白いと思うんだけど。 なんで最初から上弦の鬼?が来ないんだろうと思っちゃった。身も蓋もないですね。 結局は今回のメインである列車の鬼はただ派手なだけの噛ませ犬かよと。なんか、テレビアニメに出てきた別の鬼(蜘蛛の奴)とかに比べていまいち背負っているものが薄いというか、そこまで敵として魅力も感じなかったのが残念だったかな。でも、夢を見せて殺してくるという能力自体はとても面白くて、なんかジョジョのスタンド能力に似てるなぁと思った。 で、その後でめちゃくちゃ強い鬼が出て来るんだけど、これがシンプルにただ強い。シンプル故に闘いとしては地味な絵になるから、映画的に派手だけど弱い敵をメインに持って来てる感じがしてなんだかなぁと思っちゃった。(←エンターテイメントを否定する奴) 今回はやっぱり煉獄さんがめちゃくちゃ格好良かったね。名言のオンパレードだし。 それから、夢の中での善逸と伊之助はある意味柱よりも強くて笑っちゃったわ。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-10-17 07:54:29) ★3.《ネタバレ》 原作は読んでません。だから新鮮な気持ちで観れました。まず鑑賞前に思ったのは、狭い列車の中で一体どうやって鬼殺隊の登場人物たちと鬼の戦いを描くんだろうって、そこが気になってたけど、まさか夢の世界に陥れるとは。で、最終的には列車と一体になってしまうとは。なるほどね~そうきましたか。急所である頭部を破壊しない限りいくらでも再生してしまう・・・まさに無限列車!柱である煉獄さんはサポートに回り、炭治郎と伊之助の二人がメインになって戦う。結果的に勝利するけどこの時点では、なんだか物足りなさを感じていた。やっぱり煉獄さんの活躍をもっと見てみたかったし、善逸や禰󠄀豆子ちゃんの戦う姿ももっと見たかった。て、思ってたらいきなり上弦の鬼が現れるんだもん。偵察かな?な~んて思ってたら煉獄さんとマジのバトルが始まり出すから、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!ってなっちゃいました。いや~強いな~上弦の鬼は。でも互角に渡り合う煉獄さんもすげぇよ。すごかったけど最後は負けちゃった。いや!負けてない!負けたけど負けてない!シビレました。格好良かったぜ!逃げていったあの上弦の鬼野郎を倒すところを今すぐにでも見たくなっちゃいましたよ。原作漫画、買っちゃおうかな~・・・。気になる~・・・。 面白かったけれどただなんだろう、煉獄さんと上弦の鬼のバトルの方が重く、見ごたえがあったせいか、無限列車それ自体がかすんでしまったように感じた。無限列車の鬼も、今までテレビ版で登場してきた鬼たちと比べてあまり苦悩もなくドラマ性も薄いせいでやはり脇役ぽくみえてしまう。これはいかんです。原作も同じなのかな?う~む・・・。てかもしかしたら元々それでいいのかな。煉獄さんメインの話ってことで。やっぱり原作読むしかないのか! 【Dream kerokero】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-10-16 23:59:08)
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