みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.《ネタバレ》 これはくだらないし、しょうもない。でも、男子中学生の頭の中なんてくだらない事としょうもない事しかないのは間違いない。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-10-16 11:42:58)(良:1票) 14.コンセプトや世界観は嫌いじゃ無いはず・・・なのですがもう一つ。 自分との相性が良くなかったのか、途中で飽きてきてしまった。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-07-31 16:44:09) 13.《ネタバレ》 好きな部類の映画のハズなんだけど、楽しめなかったなぁ。 妄想入り交じる展開も悪くないし、演者も良かった。 独特な脚本でオリジナリティもあるし、予定調和でもない。こんな企画が公開まで辿り着けることも素晴らしい。 もしかしたら、結構凄い映画なんじゃないのかな? 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-07-14 05:29:53) 12.《ネタバレ》 これはつまり、正義の変身ヒーロー「中学生円山」が誕生するまでを描いた映画であった訳ですね。 彼はマスクを装着すると身体が柔らかくなり、さながら体操選手のような動きが出来るようになるという、何とも地味な能力の持ち主なのですが 「自らの性器を口に含んで自慰をしたい一心で、柔軟運動を続けてきた」 という背景を背負っていたりもして、一応は努力型のヒーローと呼ぶ事が出来そう。 その他「妄想を現実に変えてしまう」という便利な能力も備わっているみたいですが、こちらに関しては効力が曖昧で、何もかも自分の思い描いた通りに叶えてみせる事は出来ないみたいです。 構成としては「主人公円山の妄想」と「現実」が入り乱れる形となっており、観客によって「ここまでが現実」「ここからは妄想」といった具合に、解釈が分かれそうな感じ。 作中で起きる最も非現実的な出来事が「主人公が超人的な動きで弾丸を避けた事」ではなく「体育館で皆が主人公の自慰行為を応援してくれた事」だったりする辺りがユーモラスですが、恐らくは後者の体育館の件から、主人公の理解者である下井が撃たれて死ぬ件までが「妄想である」と解釈する人が、一番多いのではないでしょうか。 ご丁寧に「現実に負けるな」「妄想と向き合え」という台詞を重ね合わせる演出であった為、作り手側としても、それを想定していたのではないかな、と思えます。 ただ「下井が武器としている、ベビーカーを変形させた銃」が異様にスタイリッシュで、円山が妄想してきたレトロで分かり易いヒーローや悪役達と比べ、明らかに異質感があった辺りは気になりますね。 そもそも映画前半における、妄想の中で襲って来た「殺し屋下井」は、使用する銃のデザインもコロコロ変わるような適当さだったし、あの銃だけが浮いているというか「円山が妄想した代物にしては不自然」という意味で、妙に現実感がありました。 あれは円山ではなく下井の妄想の産物か、あるいは現実に作った代物なのか? と思えたりもして「もしかしたら終盤の戦いは、全て現実だったのかも知れない」という可能性を与えてくれる、良いアクセントになっていました。 個人的に残念だったのは、上述の体育館の件が非現実的過ぎて冷めてしまった事と「中学生円山」に初めて変身した時のデザインが、どう見ても単なる覆面レスラーみたいで、今一つ好みではなかった事。 下井の死後に届いたプレゼントのマスクは、ちゃんと恰好良かったので、意図的に「プロトタイプのマスク」として見劣りするデザインにしたのかも知れませんが、出来ればラストの「青い服に、赤いマスクとマフラー」という恰好で戦って欲しかったなぁ……と思わされましたね。 落ちぶれた韓国人俳優と、韓国ドラマに夢中になる人妻との不倫関係。 そして、老人の男性と小学生の女性との恋模様など、主人公の家族にまつわるエピソードも、しっかり面白かった辺りは、流石という感じ。 同じ宮藤官九郎脚本の「ゼブラーマン」と比べても、何処となくオシャレな感じが漂っていたのは、この二本のエピソードにて、色恋沙汰を扱っている事が大きかったように思えますね。 下井と円山の最後のやり取り「おめでとう」「ありがとう」には、感動を誘うものがありましたし 「正義っていうのは、人を殺しちゃいけない理由を、ちゃんと知ってる人の事だ」 という台詞も良かったです。 そして極め付けは「まだ早いって言われた」「もう遅いって言われた」「最初のキス」「最後のキス」の対比であり、年齢差のあり過ぎるカップルの悲恋が、何とも切ない余韻を与えてくれました。 主人公の円山だけでなく、その母親と、妹も 「韓国ドラマに夢中になっている」→「そのドラマに出演している俳優と出会う」 「同い年の男の子には興味ないけど彼氏が欲しい」→「素敵な老人の彼氏が出来る」 といった具合に、都合の良過ぎる出来事が起こっている為 (もしかしたら、この一家全員に妄想を現実に変える力があるの?) とも思えるのですが、そんな中で、唯一妄想をしない父親の存在が、何とも良い味を出していましたね。 家族の中で、彼だけは現実に満足して、幸福を感じている為、妄想する必要が無いという形。 実に羨ましくなるし、それって、とても素晴らしい事なんじゃないかと思えます。 「何があっても、お父さんお前の味方だからな」 と言って、悩み多き息子を抱き締めてみせる姿なんかも、コミカルな演出なのに、妙に恰好良い。 妄想に耽る事の魅力だけでなく、きちんと現実と向き合って生きる事の魅力も感じられた、バランスの良い一品でした。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-09-20 22:57:14)(良:1票) 11.くだらなさと下品さを楽しめれば、良いのでしょうけど、無理だな・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 3点(2015-11-08 00:33:14) 10.《ネタバレ》 中学生男子の日々の妄想というのが主のテーマで、一見というか、何回見てもバカ映画なわけですが、 途中で、現実と妄想が交錯して入れ替わったような、まるで「マルホランドドライブ」のような、 と言ってしまうと褒めすぎなのかもしれないが、 バカ映画に見せかけて実は理解の難しい高度な脚本だったのではないか、と思わせる作品。 こんな金にならなそうな作品にフジテレビが配給してるし、 地味にクドカンの凄さを物語っているように思う。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-02-19 00:05:15) 9.《ネタバレ》 ■どこだとは言わんが良い絵面が2~3あった。清水さんのブリッジが良かった。しかも後進ブリッジが。 ■屋上での気の抜けたアクロバティックな対決シーンに声を出して笑ってしまった。ただし、そこまでだ。品の感じられないあからさまな下ネタとその描き方に呆れ返ってしまったところにきて テレビドラマの延長戦でやってるようにしか見えない草なぎ君の浮いた芝居にゲンナリだった。 ■精神的不安定な中学生の下事情を題材にして弄んでしまってるかのような内容に腹立たしくもなってしまった。好きになれん題材。現役の中学生男子からしたら非情に迷惑な話なんじゃないだろうか。モラルの問題。ホント好きになれん。 ■息もできないのヤン・イクチュン、もうあの時のような無骨さは求められないのでしょうか 日本映画界へのデビューは歓迎いたしますが、作品選んでほしいよ 少なくともあなたに出演望まれているのは宮藤官九郎以外の作品であると思える コメディ出演反対。もっとハードな路線のものに出演希望。宮藤官九郎とは絶縁希望。次に期待。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-15 22:16:30)(良:1票) ★8.《ネタバレ》 他の方も書いていらっしゃいましたが、おじいちゃんと韓流のくだりはいるのかな。円山だけでなく、皆が妄想してるんだ、っていうこと?うーん。なんとなくテンポ悪くしてた気がします。全体的には楽しめましたが、こういう娯楽映画は気に入らないシーンがああったりするとなんだか冷めちゃいますね。終始楽しませてほしいというか…無駄が多くある種クドカンらしい映画でした。やっぱ、彼はドラマ向きということでしょうか…。。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-12 01:11:31) 7.笑いのツボに一つも入らないネタの数々。先に全く興味が持てないストーリー。チープすぎて、見るに耐えない妄想映像。見ているのが苦痛でしかなかった。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 2点(2014-01-27 23:28:46) 6.《ネタバレ》 自分のチ○コを舐めようとするのは思春期の男子なら誰しもが思うこと、みたいな台詞がありましたが、、、、少なくとも自分はそんなこと思ったことありませんよ!(笑)。本作は、そのストーリーから察するに「妄想の素晴らしさ」そして「妄想の必要性」を訴える、そういう妄想賛美の作品なんだろうなと感じました。つまり妄想というものが、この現実をより面白く、より楽しいものにすることが出来るし、逆に妄想の世界だけに収めることによって、よくないことを現実に起こさせなくさせるものなんですよっていう。だから、いかにその妄想がくだらないものであろうが、人がきいたらバカにしそうなものであろうが、それは純粋に素晴らしいものなんですよって、そういうメッセージと受け取りました。で、なにが現実なのかそれとも妄想なのかわからないシーンも多々あり、それ故に「先が読めないストーリー」で、またある意味で「ずるい」なぁとも思うのですが、でもじいちゃんがヘビメタ披露したりベビーカーが兵器になったり、その「突飛性」がただただ単純に楽しかったことは事実なので、娯楽作品としては本当によく出来ていた、と素直に評価したいです。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-01-27 23:18:21) 5.妄想だからしょうがないとはいえ、ラストの屋上で繰り広げられるバトルはツッコミ所満載…というよりむしろ何が行われているのかさっぱり理解不能でした。くだらないと言えばそれまでだが、まあ中学生の妄想と言えばあんなもんだよなぁ、と妙に納得して観てました。とにかくエロい妄想は際限ないし、マトリックスばりの弾丸避けは誰しも妄想した事ありますよね。近所に住むおじさんが殺人鬼かもしれないという妄想も定番。草薙剛が得体のしれない変人役を演じててこれが凄いはまってて良かった。ただ、韓流ネタとおじいちゃんネタはしつこい上にあまり笑えませんでした。「あまちゃん」では万人受けを狙いつつもたまにマニアックなネタを散りばめていたのに対し、今作ではひたすらマニアックに走りつつくどい笑いのオンパレードなので、かなり好き嫌いが別れるのではないでしょうか。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-17 21:39:09) 4.コメディ映画の皮を被ったトレンディなカルト映画。どこか森田芳光の家族ゲームのような食感を感じる。ダラダラとしたストーリーとは脱線したエピソードもあまり邪魔臭くなく楽しかった。ポップでいいです。 【reitengo】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-26 14:05:21) 3.スマップの草なぎ君出演、人気脚本家クドカン作品。一見デートムービーに使えそうな気もしますが、初デートで本作を選ぶのは大変危険です。地獄をみること必至かと。想像しただけで冷や汗が止まりません。ただし、奇跡的にも彼女がとろけた瞳で舌舐めずりしてきたならば、すぐにホテルの予約をしてください。あるいは、天文学的な確率で「面白かったね。○○くんってセンスいいね」と顔を真っ赤にしてあなたを気遣ってくれたならば、もう結婚しちゃっていいでしょう。お幸せに。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-06-01 18:26:11)(良:1票) (笑:1票) 2.「妄想」とか「嘘」ってのは、映画ととても相性がいいものなんだなあ、と改めて思わされました。これを言っちゃあおしまいかもしれないけど、この映画自体がすべてクドカンの妄想であって、現実など1秒たりとも映ってない(笑)。けれど、「なぜオレたちは、わざわざ金を払って嘘八百の映画を見に行くのか」ということに対して、これほど端的に応えてくれた映画も久しぶりのような気がします(勝手にオレ"たち"って言っちゃったけど・・・)。個人的に、メタヒーローものというのは苦手で、最近の「キック・アス」はあまり好きでは無かったし、同じクドカン脚本の「ゼブラーマン」なども苦手でした。どうも、ヒーローもの映画を作り手自身が恥じているように感じられてしまって、「いや、これ、あくまでウソのヒーローものですから」って言い訳のように見えてたんですね。これまでで良いいなあと思ったのはクレヨンしんちゃんの「アクション仮面」くらいです。 「円山」に関して言うと、主人公だけでなく、登場人物のほぼすべてが何かしら「妄想」しているのが面白いですね。そして、「私は妄想に逃げずに現実を生きている」ってな態度の人が、これ以上ないくらいの客観的な「現実」を突きつけられた時に狼狽してしまうのもニヤリとします。それを、映画の終盤でサラッとギャグで表現してるのもオツでした。 団地というシチュエーションを巧く利用して、全く同じ風景なのに違ったレイヤーを重ねて見ることでまた違った現実と妄想が展開されるのも面白いです。 ヒーローものに限らず、つまらない映画って、「どうせ妄想だから」「どうせ嘘だから」と作り手が恥じているのが多いと思います。「現実から逃げるな!」というセリフはよく聞きますが、「現実に負けるな!」というのはあまり聞いたことがなくて新鮮でした。映画も現実に負けてはいけないのだなあ。 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-27 23:42:37)(良:1票) 1.《ネタバレ》 この映画で皆が思うのは「どこからが妄想で、どこからが現実か?」ということでしょう。 自分は、円山が警察の話を聞いたあとからが、円山の妄想であると思います。 学校で羞恥心なくズボンをおろすこともありえないし、一度は戸惑いがあったとはいえみんなが「自主トレ」を応援してくれることも常識で考えればありえません。 円山は見事な軟体でヤクザの攻撃を避けていましたが、最後に清水さんに再会した時には、もとの体の硬さに戻っています。 そもそも、下井のベビーカーが銃に変形し、下井がヤクザを倒すという展開がもっともありえないでしょう。 この妄想は、円山の願望が現れていると言えます。 円山は、清水さんから「どうして人を殺してはいけないのか」と問いただされていて、上手く返すことができませんでした。 その後、円山は自分の妄想の理解者であった下井が、人殺しであるかもしれないと告げられるのです。 円山にとって、それは現実だと信じたくないことだったでしょう。 だからでこそ、円山は自身がみんなに祝福される上に、下井が大暴れをするという妄想をしたのではないでしょうか。 団地に平和が訪れたあと、円山は清水さんに「正義のヒーローっていうのは、人を殺しちゃいけない理由を知っている人だよ」と言いました。 妄想の中でも下井はヤクザを撃ち殺しています。 円山にとって、下井は正義のヒーローではありません。 しかし下井が「子連れ狼」としてヤクザを倒し、円山とともに戦ったことは、円山にとって現実の殺人と比べれば陰惨なものではなかったでしょう。 円山は、現実の残酷さを妄想で「上塗り」したのです。 そしてなぜ下井は円山の妄想に乗っかり、そして妄想を続けることを推奨したのでしょうか。 それは下井が「中学生が現実にやったこと」により、妻の命が奪われたたためでしょう。 妄想であれば、誰にも迷惑をかけることも、誰も傷つくことはありません。 さらに、妄想の中では(ある程度は)好きなようにキャラクターや物語を作り上げることができます。 下井の妻を殺した中学生も、妄想の中で欲望を発散していれば悲劇は起きなかったでしょう。 そして、妄想を信じることができれば、現実のネガティブな側面も覆い隠すことができるのです。 それこそが、下井の「現実に負けるな。妄想が現実を越えれば、それは真実になるんだ」ということばの意味でしょう。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-23 01:18:08)(良:2票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS