みんなのシネマレビュー

戦場にかける橋

The Bridge on the River Kwai
1957年【英・米】 上映時間:155分
ドラマアドベンチャー戦争もの小説の映画化
[センジョウニカケルハシ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1957-12-25)


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監督デヴィッド・リーン
演出鍛治谷功(日本語吹き替え版【ソフト】)
キャストウィリアム・ホールデン(男優)シアーズ
アレック・ギネス(男優)ニコルスン大佐
ジャック・ホーキンス(男優)ウォーデン少佐
早川雪洲(男優)齋藤大佐
ジェームズ・ドナルド〔1917生〕(男優)軍医クリプトン
ジョフリー・ホーン(男優)ジョイス中尉
アンドレ・モレル(男優)グリーン大佐
ピーター・ウィリアムズ(1915年生)(男優)リーブス大尉
ジョン・ボクサー[男優](男優)ヒューズ少佐
パーシー・ハーバート(男優)グローガン
ハロルド・グッドウィン〔英男優〕(男優)ベイカー
アン・シアーズ(女優)セイロン病院の看護婦
大川平八郎(男優)兼松大尉
勝本圭一郎(男優)三浦中尉
安原義人シアーズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
堀勝之祐ニコルスン大佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木梅治ウォーデン少佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
森田順平軍医クリプトン(日本語吹き替え版【ソフト】)
石田太郎齋藤大佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
塚田正昭グリーン大佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
水野龍司リーブス大尉(日本語吹き替え版【ソフト】)
金尾哲夫ヒューズ少佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
青山穣グローガン(日本語吹き替え版【ソフト】)
後藤哲夫兼松大尉(日本語吹き替え版【ソフト】)
西凜太朗三浦中尉(日本語吹き替え版【ソフト】)
高橋研二(日本語吹き替え版【ソフト】)
木下紗華(日本語吹き替え版【ソフト】)
近藤洋介シアーズ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
久米明ニコルスン大佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
安部徹ウォーデン少佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
日下武史軍医クリプトン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木瑞穂齋藤大佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
井上真樹夫ジョイス中尉(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
岡部政明リーブス大尉(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
雨森雅司グローガン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
はせさん治ベイカー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
寺島幹夫笠松大尉(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
宮内幸平(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
阪脩(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
木原正二郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仁内建之(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小川真司〔声優・男優〕(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
高坂真琴(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
筈見純(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田口昂(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作ピエール・ブール
脚本カール・フォアマン(劇場公開時は赤狩りのためノンクレジット)
マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕(劇場公開時は赤狩りのためノンクレジット)
音楽マルコム・アーノルド
作曲ヘンリー・キャリー「女王陛下万歳」
ケネス・アルフォード「ボギー大佐のマーチ」
撮影ジャック・ヒルデヤード
ジェリー・フィッシャー(追加カメラ・オペレーター&アシスタント・カメラ〔ノンクレジット〕)
製作サム・スピーゲル
制作東北新社(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ドナルド・M・アッシュトン(美術監督)
ジョフリー・ドレイク(美術監督補)
ヘアメイクスチュアート・フリーボーン
ジョージ・パートルトン
編集ピーター・テイラー(編集主任)
録音ジョン・コックス〔録音〕
日本語翻訳税田春介(ソフト)
スタントノッシャー・パウエル(ノンクレジット)
あらすじ
時は1943年、ビルマとタイの国境近く、疫病、栄養失調、毒蛇などのジャングルの危険にさらされた日本軍のキャンプに数十名のイギリス兵捕虜が到着した。国境の河に橋をかけることを使命とし捕虜に建設労働をさせようとする日本軍の斉藤大佐がジュネーブ条約を盾に労働を頑なに拒むイギリス兵の代表ニコルソン大佐と駆け引きをする中、数人のアメリカ人捕虜がキャンプを脱走、そのうち一人が監視兵の銃撃を潜り抜けて脱出を果たす。一方、斉藤大佐は何が何でも期日までに橋を完成させようと策を練る。

かわまり】さん(2004-01-26)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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125.《ネタバレ》 見ごたえのある作品でしたが、最後の最後、ニコルスン中佐が倒れて爆破スイッチを押してしまうというのは、はっきり言ってコントです。大爆笑してしまいました。なので減点しました。 いさいささん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-14 12:36:33)

124.《ネタバレ》 戦争という悲劇と虚無を描いていることに間違いはないがわかりづらい。初見で、落下した汽車には英兵が載っていると思っていた。ニコルソン大佐が前夜のスピーチで「君たちの多くは明日新しい収容所に送られる」と述べていたからだ。それなら大佐が必死で爆破を阻止しようとした意図も明白になるし、戦争の皮肉、悲劇性がぐんと高まる。だが再見して、そうではないと判明。日本兵しか乗っていないのだろうが、乗客を全く描いていないのはどうしてだろう?結局日英共同で竣工した橋は爆破され、ニコルソンも斎藤も決死隊の三人も死んだ。それぞれにとって価値があるものが一瞬で無に帰し、勝者はいない。痛烈な反戦メッセージになっている。◆脚本にブレがある。最も顕著なのは英雄である筈のシアーズ中佐の扱いだ。無事脱走を果たしたものの、看護婦といちゃついたり、収容所への道案内を拒否したり、階級を偽称していたりと散々である。米兵である必要性も感じない。途中でルートが変更され、彼が道案内をする意義さえ失っている。彼を軍に忠実な英国兵士として描けば”戦争の狂気”という主題がより浮彫になった筈である。彼をシンプルな人物として描けば、ずっと分りやすい映画になった。

◆兵士たちより、現地人女性の方が凄いと思いました。華奢で美人な上、兵士よりも重い荷物を背負ってジャングルを楽々横断するのだから。そして兵士にとても親切。他に基地内をセクシーな女性が闊歩して、それを皆が見惚れるという場面があった。これらの演出意図が不明である。
◆一日で川の水位が下がったが、そんなこと本当にあるのか?水が何かによって堰き止められない限り、ありえないと思うのだが。ご都合主義の賜物でしょう。
◆ニコルソンが橋に異変を察知し、斎藤に「一緒に来てくれ」と川下誘う。このとき斎藤は一人で従うが、これはありえない。将校には常に兵士がつくはずである。二人が導線に気づいた時点で誰も呼ばないのも疑問。
◆ニコルソンとジョイスがもみ合っている時、シアーズは「殺せ、殺せ」と叫びナイフを持って対岸に渡ろうとするが、どうして銃を使わないのか?近くまで行って銃で撃てばよいのに。
◆最終的にニコルソンが爆破スイッチを押すと皮肉。これは演出過多でしょう。倒れ方も不自然。
◆爆破はオープンセットで本物の汽車を使ったにも関わらず迫力不足。技量不足です。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-26 03:51:12)


123.並みの戦争映画ではない。こういう形で戦争の虚無感に襲われるとは…。 みぢこさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-07-23 10:20:47)

122.映画の冒頭、カメラが捉えるのは線路脇に建てられた小さな十字架群。
日本映画『ビルマの竪琴』が日本人犠牲者のみを弔うように、英米映画『戦場にかける橋』が悼むのは、当然ながら欧米人犠牲者のみである。
元来がこの泰緬鉄道自体英国の計画なのだから、日本も英国も同じ穴のムジナでしかないのだが。
この悪名高い突貫工事に従事させられ最も犠牲となったのは、日本軍・連合軍捕虜以上にタイ・ミャンマー・マレーシア・インドネシアの膨大な労働者達だが、「自惚れ鏡」たるフィクション映画にそれを描く義務など当然ないし、それを描写しないから駄目な映画であるとも限らない。
が、観る側が戦争の具体的イメージを欠落させている限りフィクション映画は一面で有効な「汚点隠し」あるいは「責任回避」としても機能してしまうのも確かだろう。
日本国側にとっては「理性的」戦争犯罪行為を、英国側にとっては元来の「理性的」植民地政策を。映画は案の定、口当たりの良い「madness」へと一般化し、その免罪符と共にラストの俯瞰の視点へと逃げ込む。
この映画が小状況としての日英の友好を描こうとしたとしても、両軍が橋の建造を「協働」する具体的な画面はほぼ絶無といって良い。あるのは協力しあったという意味・記号だけだ。それは映画ではない。
ウィリアム・ホールデンらに随行するのが現地の娘たちであることには故がある。
現地男性の不在。その見えない部分にこそ、この映画の題材の本質的問題性がある。
だからこそ、「不可視」の戦争論は、映画論とは区別しなければならない。

強いてこの映画で「戦争の虚しさ」なるものを突きつけるシーンを挙げるなら、爆破工作員らがあっけなく射殺されるのを、彼らに好意を抱いていた現地女性たちが目撃する2つのカットである。

ユーカラさん [DVD(字幕)] 5点(2011-04-30 19:23:57)

121.勇気という言葉に酔いしれているウィルソン大佐、というウィリアムホールデンの言葉が最も印象に残った。まさにその通りで、彼の行動を賞賛する気にはまったくなれない。人間らしく生きることが一番大切だ、というウィリアムホールデンこそが人間らしく生きた人だ。奴隷にならずに軍人として生きることは大切かもしれないが、人間として生きることが一番大切なのだ。 Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-26 12:49:04)

120.《ネタバレ》 正直言って、初見では本作の良さがよく分からなかった。
この映画が言わんとしていることを上手く感じ取ることができずに混乱したが、そのような“難しさ”が本作の良さかもしれない。
戦争というものは、単純に割り切ることができず、不条理なものということか。
捕虜であっても、軍人としての“誇り”を失わずに規律に則って自己の職務を全うするということは感動的でもある。
捕虜であっても奴隷ではない、我々は規則を守る文明人である、人間として何かを成し遂げたい、という主張が大佐からなされており、その主張は立派であり、心を打った。
『敗北しても勝つことは出来る』というイギリス人の“誇り”が、日本軍の斎藤をも変えたと捉えることができる展開だ。
欧米風の騎士道と東洋風の武士道の“融和”のような感触も得られる。
綿密な計画を立てて能率的なイギリス人と、「お茶!」の伝言を繰り返す非効率の日本人、失敗したら切腹しようとする精神論的な日本人の対比も見事である。
しかし、最後の展開によって何もかもが崩壊してしまったような気がする。
誰と戦っているのか、何のために戦っているのか、そもそも戦いとは何か、戦争とは何か、その様なことが何もかも分からなくなるようなラストだった。
もし、大佐がイギリス軍の作戦の意図を感じ取り、自らが精魂込めて築いた橋を自らの意志で大義のために破壊したのならば、最高の軍人として理想化されるような映画的な展開になるのだが、そのような展開にしなかったことが本作の良さかもしれない。
本作は映画らしくなく、観客に“混乱”を巻き起こすラストではないか。
自らが築いた橋を壊そうとするイギリス人に反抗するイギリス人大佐の姿、誰もが死に何もかもが破壊された姿をみて、医師同様に「狂っている」とつぶやきたくなるようなラストだった。
確かに、戦争というものは、美しい友情が築かれるものでもなく、感動的な秘話や美談が語られるものでもなく、そういう狂ったものなのかもしれない。
自分にはそこまで深いものを感じ取ることができなかったが、この不条理感は心に残り続けるだろう。 六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-23 21:48:11)

119.《ネタバレ》 私は戦争映画はだいたいは嫌いなのだが、この映画だけは例外、アカデミー作品賞を初めとする多くの賞を得た優秀な作品だと思う。
途中まではどうであれ、日本軍斉藤大佐と英軍捕虜ニコルソン大佐の間には、橋の建設という友情にも似た協力精神が芽生えたのだと思う。
戦争が終了さえすれば、この橋は地元ビルマやタイの人々に大きな経済効果と発展をもたらすはずだった。そしてその日英両軍の共同作業は、日本と英国の友好・親善の架け橋となるはずでもあった。
だのに、だのに、・・・。私は悔しくてたまらない。誰が悪いのかと詮索するつもりはない、戦争が憎い、憎くてたまらない。友好の架け橋は無惨にも爆破されてしまった・・・。
ラストシーンは何という皮肉であろうか。橋建設に一番貢献したニコルソン大佐が射撃され、爆破スイッチの上に倒れ込むとは・・・。
戦争とは悲しいもの、無惨なもの、負の生産そのものという想いを強く抱かざるをえなかった。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-09 07:44:42)(良:1票)

118.《ネタバレ》 音楽のせいか、どことなく明るさもありながら、きっちり反戦映画として完成されている。1950年代の映画だから、日本人は相当ひどく、また奇妙に描かれているのではないかと心配したが、そこまで不快に感じる点は無く、逆に早川雪洲の貫禄ある演技には嬉しさもあったりで…。この映画は橋を建設する側、橋を爆破する側、双方に結構な時間が割かれているのが特徴でもあるが、爆破する側に関してはもうちょっと削って、全体を2時間20分程度でまとめられれば、なお良かったと思う。橋の爆破シーンは圧巻の一言。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-21 18:37:23)

117.《ネタバレ》 日本人とアメリカ人にイギリス人、それぞれの軍人の置かれている立場、誇りのようなものが上手く描かれていて感心させられる。その各、国の軍人魂、心の叫び、ラストで一人だけ生き残ったクリプトン軍医の叫び「狂気だ」こそが正に戦争というものの恐さを語っている。あの例の音楽がいつまでも耳に残って離れなくなりそうです。デビッド・リーン監督による大作の中の一つであり、名作の名に相応しい映画であることは否定しませんが、個人的好みからしたら「アラビアのロレンス」や「ライアンの娘」の方が好きです。それにしてもこの監督は長い映画を撮ってもダレルことなくきちんとした映画を撮れる監督であることがこの映画でも証明されていて、恐らく大作を撮ることに関しては世界でもナンバーワンの映画監督かもしれない。 青観さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-19 17:16:40)

116.《ネタバレ》 これは、ニコルスン中佐のキャラクター作りがすべてでしょう。この方、相当イギリス人としてのプライドを持っていて、正直アジア人を見下している。だから日本の捕虜となっても、自分(たち)の方が優秀であるという信念を捨てない。ジュネーヴ条約を盾に取っていますが、実のところ日本人から高圧的に命令されるのが嫌なだけで、その証拠に自分が指揮を執って期日に間に合わないとなると、将校に仕事をさせるし傷病兵も駆り出す。橋を造る会議の時も、全部自分たちで仕切って斉藤大佐たち日本兵は聞いているだけ。そうやってイギリス人の優秀さを見せつけようとしたあげく、目先のことだけにとらわれて大局をを見失ったわけです。戦争にあっては、個人のチンケなプライドなどたいして意味をなさない。捕虜になればなおさら。まさに戦争は“Madness”であります。
少々長いですが、前半のニコルソン対斉藤、中盤におけるシアーズの立場の変化(けっこう笑える場面が多い)、終盤でのジャングル進行と、それぞれ見どころがあって飽きませんでした。特に日本兵に見つかって追跡するところは、サスペンスもありよかったです。しかしいずれにせよ、列車が来るまでの10分間が見ものであることはたしかです。 アングロファイルさん [映画館(字幕)] 8点(2010-09-17 19:54:10)

115.いい映画だという方が多いのはわかります。ただ今観てみるとやはりストーリーの中身の割には長いかな。 東京ロッキーさん [DVD(吹替)] 6点(2010-08-11 14:42:16)

114.《ネタバレ》 任務を果たせないと自分の命が危ない日本軍の大佐、そして捕虜でありながら信念とルールを曲げない頑固なイギリス人の大佐の対立から始まり、橋の建設物語と敵対者同士の友情が描かれると思いきや、今度は脱走に成功した米兵がまた戦地に戻され橋の爆破をしにやってくる…という盛り沢山なストーリーなので二時間半を超えても飽きることなくみられた。
あらゆる登場人物がしっかりと、それぞれの思惑を持っていて、ステレオタイプな悪人が描かれていないのも戦争モノとしては好感度が高い。日本代表斉藤のオッチャンも鬼畜みたいな描かれ方をしていなかったし(まぁ、無能だし、中盤以降の存在感は薄かったが)。
戦争アクションや人間ドラマの風味もあるが、横暴な上司に無茶な仕事を強要されたけど、効率の良いやり方で達成に向け努力する…といった現代のビジネスにも当てはめられるところが面白い。
しかし、やはり戦争はビジネスとは違って最後は…。大きな虚無感に襲われました。 すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-16 03:59:41)

113.本当にラスト数分にすべてが集約されていて、それまでの長丁場はなんだったんだ…なんて。この監督は長尺の作品が多いですね。日本人の立場では複雑な見方をせざるをえなかったのが残念です。 色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-10-12 19:06:29)

112.この時代は、戦争をこういう描き方をしても説得力があったのだろうか。ウォーデン達が、現地の美人にマンツーマンで世話をされてジャングルを移動するあたりも、今じゃあ、フェミニストでなくとも、鼻白む。最後のシーンは、当時としては、斬新だったのだろうけれど。 みんな嫌いさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-17 00:02:01)

111.《ネタバレ》 ○捕虜は軍人らしく生きるため敵の作る橋を全力で作り上げる。一方でシアーズらは敵の勢いを止めるため敵の橋を破壊しようとする。皮肉と言うべきか、素晴らしい脚本構成。○ニコルソンがシアーズと再会し、「自分は何をやっていたんだ」と感じ、あっけなく橋は爆破されてしまう。皮肉にも、偶発的だが橋の建造を指揮した自分で。 TOSHIさん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-04 09:47:25)

110.ラストシーンが秀逸。正直そこまでが最高にテンポが悪く退屈すぎて仕方がないのですがラストシーンのためにあったと考えればまあ最悪ではないと思います。儚さ、虚しさをたった数分のラストシーンで描いています。 ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-02 19:57:22)

109.《ネタバレ》 第一ラウンドは士官が労役に就くかどうかで、これはニコルスンの圧勝だった。捕虜になりながらも、自分のプライドと信念を貫いた。
そこで止めておけば良かったのに、自分の勝利に酔って調子に乗り過ぎた。架橋に積極的に取り組むことで兵士の統制だとか自覚を促すだとか、色々とお題目を並べていたが、日本軍に対して自分たちの民族の優位性を誇示したがっている意図がありありだった。しかし、破壊工作に現れたシアーズと視線を合わせた数秒間に、自分がやったことの意味を一気に反芻する。まだ彼が幸せだったのは、近くに着弾した擲弾筒のおかげで自己嫌悪に至る前に意識を失くしたことだろう。ということで、第二ラウンドは斉藤の勝ちというよりは、ニコルスンの負けでしょう。
そして両司令官の意地の張り合いは、創造と破壊の意味を問いかけるテーマにも直結している。人はモノを創ることに喜びを見い出すように作られている。なのに戦時下では破壊行為が主目的として是認される。今作ではその矛盾が、ラストシーンで浮き彫りにされる。既存のモノが破壊されるのではなく、苦労して作ったモノが完成直後に製作者たちの目の前で破壊される。その虚しさは反戦という題目以上に、人の営みの意義を問いかけている。 アンドレ・タカシさん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-04-15 04:13:20)(良:1票)

108.撮影、美術、そして音楽関係の凝りようには唸らされますが、内容的には、同じようなシーンが繰り返されたり、2分で済む描写を5分ぐらいかけたりというのが続いていて、えらく長く感じました。台詞だけを聞くといろいろ緊迫した状況のはずなのに、画面全体からそのような追いつめられた空気が感じられなかったのも残念です。 Oliasさん [DVD(字幕)] 4点(2008-02-29 03:47:22)

107.《ネタバレ》  戦争というものが、いかに様々なものを容赦なく破壊していくかを描いています。この作品で破壊されたのは、橋だけではありません・・・・・。
 ストーリーだけでなく、半世紀たった今でも色あせぬ映像や俳優陣の素晴らしさ、あまりにも有名な「クワイ河マーチ」等々まさに「不朽の名作」と呼ぶにふさわしい映画です。 TMさん [地上波(吹替)] 8点(2007-12-19 12:52:54)

106.名作ということで予備知識なしにみて、見終わるまで非常に苦労したという印象。 大して必要もないと思われるシーンがまったりとテンポ悪く進む印象で、中だるみの一歩手前が延々続くような感じだった。しかしながらあの切ないラストはやはりすばらしかった。どうしても深読みしてしまうラストだが、本当はそれほどの意味はなかったのかも。 Jane.Yさん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-08 07:01:02)

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【点数情報】

Review人数 145人
平均点数 7.20点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
321.38% line
474.83% line
5117.59% line
62617.93% line
73322.76% line
83826.21% line
91611.03% line
10128.28% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.55点 Review18人
2 ストーリー評価 7.23点 Review17人
3 鑑賞後の後味 6.35点 Review17人
4 音楽評価 7.41点 Review17人
5 感泣評価 6.57点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1957年 30回
作品賞 受賞 
主演男優賞アレック・ギネス受賞 
助演男優賞早川雪洲候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リーン受賞 
撮影賞ジャック・ヒルデヤード受賞 
作曲賞(ドラマ)マルコム・アーノルド受賞 
脚色賞カール・フォアマン受賞 
脚色賞ピエール・ブール受賞 
脚色賞マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕受賞 
編集賞ピーター・テイラー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1957年 15回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)アレック・ギネス受賞 
助演男優賞早川雪洲候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リーン受賞 

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