みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.メレル・ストリープの認知症の演じ方のうまさは、ジュディ・デンチと遜色ない。しかし、同時代モノは、レーガン、サッチャーと認知症で苦しんでいる中、ぼける気配のない中曽根大勲位は、怪物だ、なんていう、どうでも良いことを思いながら見てしまう。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-01 15:19:24) 6.《ネタバレ》 鉄の女の栄光と挫折。国を立ち直らせた事に対する家族への代償はあまりに大きくその罪悪感に苦しむドラマです。特殊メイクによりそれぞれの年代を見事に演じ分けたメリル・ストリープの怪演は見逃せません。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-24 00:14:43) 5.うーん!ウーーン!UUUUUU-んn!!(書こうか書くまいか、くるしんでいるの図!?!)ハイっつ!!!?サッチャんはね!?(汗)サッチャーって、言うーンダホントはね!?だけどボケてるから、自分のことサッチャーって呼ぶんだね!?おかしいね???サッチャー!!!??(ひや汗)映画館で聞いた、あほ男二人の会話。 男A(小栗旬風)、この映画ってさ?メリルストリープどこに出てたの?? 男B(瑛太風), えっつ?メリル?? これってメリルストリープのドキュメンタリー映画じゃん!なにいってんだ!?? (ついでにもうひとりバカが加わる!) 男C(由利徹風)、二人ともなーにバカこいてんの!!これはあれだよ!”松坂慶子ものがたり”じゃねえのかっての!!??(みんなばか。でも羅生門みたいでしょう?)以上はたちのわりい冗談ではないですが、わたしは、この作品の”大ウソ”にえきへきしたので、冗談でかえします!!えっつ?メリルの演技??わからん!さっぱりワカラン!!YOU TUBEなどで、実際のサッチャんさん映像をよくみてみましょう!(?)追加!私は近現代の外国の実録映画がなぜか嫌いなのです。プラトーン、ユナイテッド、ホテルルワンダ、ついこないだのくそマリリンモンロ映画、そしてこういう作品。なぜだろう?自分が生きているときに外国で起きた事件、事柄、戦争などの実録。イヤな理由は解っている。こういうのを映画館に観に行った時、観客と雰囲気を共有する事がイヤなのだ。(自分もその中のひとりだろうが!)また、なぜか、”みんな気取って映画観に来てんじゃねーよ!”とかいつも思ってしまう(??)たとえば、ボランティアとかNPOとか協力隊とかそういう若けー人間の活動をイメージしてしまうのだ!そう!かっこつけてんじゃねーよ!と云いたいのだ。この作品にしても、主演のメリルストリープにさえも、”なにサルまねしてんだよ!”てめえがサッチャーの何をわかってるって言うんだよ!ばかにしてるんじゃねえよ!と毒付きたくなるのだ!10年早ええんだよ!と。そう、こういう事柄を映画作品にするのは10年も20年も早いとおもう。(??)それゆえ、シルベスター作品とかシュワ作品とかセガール作品とかジャッキー作品とかマックイーン作品が大好きなのです。彼らの作品は常に”現実世界情勢思想”とはマーッタク!、対極にあるからです! 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-03-21 01:43:19) 4.近年のメリルを見ていると、「ジュリー&ジュリア」「恋するベーカリー」、そして本作の監督の作品でもある「マンマ・ミーア」など、コメディを中心に自身とほぼ同世代の女性を実に楽しげに演じている姿が印象に残ります。 そして本作、久々にメリルの目ヂカラの強さを見たというか、魂のこもった圧巻の演技を堪能させていただきました。もはや恒例となった感があるメリルのアカデミー賞ノミネート。本作で取れなければどうする!?という凄い存在感でした。それだけでも本当に見て良かったと思える作品でした。 一人の庶民の女の子が政治の世界を志す。そこでぶつかる家柄の壁。まだまだ男の世界である政治の世界。側近の男たちが指示を仰ぐべく彼女の顔を覗き込む。その複数の男たちの顔のアップ。弱々しくも変な圧迫感。対する彼女はいつも一人だったのが印象に残ります。 また、イギリス映画でよく取り上げられる炭鉱や工場の閉鎖や組合のストライキ。その際、時にサッチャーに対する皮肉めいた、あるいは辛辣な台詞が挿入される事も少なくありません。本作でもその対立関係が取り上げられています。国内社会や国際社会、あるいは家族との関係を、浅く広く的になっている感はありますが当時の映像も交え彼女のたたかいの軌跡をたどっていく。 そんな彼女の軌跡と平行して見せる、今のサッチャーの姿。認知症を患う彼女の前に頻繁に登場する今は亡き夫の姿からは、彼女の中での夫デニスの存在の大きさを感じました。 最後になりましたが本作のメリル・ストリープに最大限の賛辞を送りたいと思います。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-19 16:16:18)(良:1票) 3.《ネタバレ》 ちょっと肩すかしではありました。認知症を患った状態で回想されてゆくマーガレット・サッチャーの記憶という表現スタイルは、めぼしいところを見繕って抓むかのように断片化され、見応えのあるエピソードをずっしりと味わわせようとはしてくれません。少女が政治に目覚めてゆく過程も、一介の議員が首相にまで登り詰めてゆく過程も幾つかの短いエピソードに集約され、省略されてしまうので、全体的に物足らなさが残ります。彼女がオックスフォード大学に受かった事を喜ぶ父と、拒絶するかのような態度を取る母、彼女の家庭の状況、立場をあれだけで表現するのは上手いというよりは、もう少し突っ込んだドラマを見せてよ、って感じで。ですが、メリルの演技によって、イギリスの歴史に名を残す女性首相の存在感に関しては「もの凄い」レベルで伝わってきます。メリルの演技は『ジュリー&ジュリア』の時のように、ある意味、役を楽しんで作っているんじゃないか?って感じもありますが(あの発声っぷりはいかにも彼女の「芸」ですよね)、妻であり母であり首相であったマーガレット・サッチャーという人物の生が流れ込むように伝わってきて、見ている間、何度もメリルとサッチャーの両方の顔を思い出さないと頭の中で区別がつかなくなってくるような感じで。一人の女性と一国の主との狭間でいかに自分であり続けられるのか、その辛さ、重さ、痛み、それは映画の力というよりはメリルの力によって説得力を伴って描出されていた感じがしました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-18 15:47:59)(良:2票) ★2.《ネタバレ》 強い国家をめざす保守主義の人たちからは、故チャーチルに並ぶという形容をされるが、マーガレット・サッチャーは決して偉大な政治家というわけではない。 「リトル・ダンサー」や「ブラス!」でもわかるように、不況打開のためには炭坑閉山や組合運動つぶしに積極的だった人であり、フォークランド諸島をめぐるアルゼンチンとの紛争にも、話し合うことなく勝利あるのみと戦争をしかけた張本人である。だから支持される面も強いが、反発も相当ひどかった。 この映画でも、そういう一歩引かぬ強い態度を十分に表現している。また政権末期における国民の批難や退陣を迫る側近らの声すら一切聞かぬ態度は、信念というか頑固というか実にすさまじい。その反動もあろうが、退陣した後のサッチャーは認知症を患って非常に痛々しい。そういうマイナスの面も映画はよく捉えていて見応えがある。 ところで永田町で試写会があったみたいだが、政治家の先生方が、国民の声を聞かないところだけを見習うのではと心配になった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 15:24:31)(良:2票) (笑:1票) 1.《ネタバレ》 結論から先に言わせて頂くと、これは近年のメリル・ストリープという女優の主演作の中で、最も気合いがかかった、傑出した演技を見せている映画だと思います。去年の末、たまたまこの映画の公式HPで予告編を観た際に、「おおっ!これはっ!」と、ガツンと強烈に「くるもの」があったので、速攻当サイトに作品登録させて頂きました。好き嫌いは別として、今さら彼女の演技の上手さに関して異論を唱える方はいないと思うんですが、この映画の予告編からは、上手さを超える「何か」を自分は感じたんです。最近の「ダウト」や「ジュリー&ジュリア」など、どれも相変わらず巧いなあと感心しつつも、それ以上の何かプラスαはなかった。さてさて、20年ぶり3度目の満を持してのオスカーゲット、キャンペーンでの来日、公開に向けガンガン盛り上がってきました~♪、そして公開初日、仕事の後でレイトショーに駆け付け、鑑賞してきました。いやいや、期待以上!!映画自体、まさに「メリル・ストリープ一色」に塗り潰されているかのような、圧倒的な存在感とパワー。上映後、スクリーンの彼女に向け花束を投げ、「はは~~っ」とひれ伏したくなる衝動に駆られたくらい(笑)メリルの演技ばかりがどうしても話題になってしまいがちですが、過去と現在、現実と幻を行きつ戻りつ、英国初の女性首相サッチャー氏の人生を、主観客観を交えた演出もなかなか噛みごたえあり。自分自身、あるいは肉親の「老い」を、普段身近に感じて生活している(であろう)アラフォーの方にお勧め。政治色は意外に希薄なので、まだまだご存命サッチャー氏の強い政治理念等、深い部分までは知らなくとも十分理解できるはず。ところで、予告で観て気になっていた「紳士諸君(ジェントルマンズ)!参りましょう!」のシーンがなかったのはどうしてなんだろーか?? 私は、メリル自身のキャリア最高の神演技は、「ソフィーの選択」でのソフィー役だとずっと思ってきましたが、あれを越えられないまでも、演技的には同等水準のこの作品でめでたくオスカーを獲得した事、心から祝福したい気持ちでいっぱいです。これからもまだまだ進化し続けるであろう彼女を、一ファンとして見守り続けていきたいですね。メリル・ストリープに関する感想が大半になってしまいましたが、主演女優の魅力で語る映画っていうのも当然あるわけで。この作品もそのひとつだと思います。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-17 00:40:50)(良:2票)
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