みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
46.《ネタバレ》 マオリ族はハカで親しみがあったので、伝統とは言え「なんちゅう男尊女卑だよ。」と驚いたのだが、よく考えれば、我が国でも女は土俵に上がれないし、最近までは女はトンネル工事ができなかったし、女は天皇にもなれません。また、クジラやイルカを食べますので、その点では国際社会から非難もされています。西欧の価値観が正しいわけでもないし、近代合理主義が正しいわけでもない。各々に伝統や文化があり、その相対性をどこまで双方で受け入れ可能なのか?という問題提起的作品でもある。少女が伝統を受け継ぐために伝統に抗うという、屈折した話ですけど、クジラに乗っかったシーンを見ただけで祖父が改心するというのは、印象的でもあるが、祖父に葛藤・逡巡もなくあっさりし過ぎていて、ドラマとしては弱いと感じた。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-21 12:20:58) 45.期待はしたけど突き抜けるものがなかった。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-08-20 01:48:52) ★44.伝統を必死になって守ろうとする祖父と、運命に立ち向かう少女の強い思いが感動を与えてくれる良い映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-06 06:39:11) 43.自らも先祖から受け継いできたマオリの血や伝統の継承に危機感を感じる祖父と、男が受け継いでいかなければならない一族の長の家系に生まれた一人の少女。この祖父と孫の関係を軸にした家族愛や、時代と共に生活様式などは変わろうとも海と共に生きてきたマオリの人々の変わらぬ誇りや海への思いが伝わってくる作品です。 変化を頑なに拒み続ける祖父。冒頭の息子との口論もそんな祖父の価値観がよく現れています。一方、少女は自分なりに新たなマオリの進むべき道をしっかりと考えている。そんな彼女の思いが溢れる学芸会でスピーチする姿が感動的でした。(映画としてこのスピーチはおじいちゃんに聞いてもらいたかった…) 2人ともマオリである事が何よりの誇りであることに変わりはなく、そんな二人の思いが近付いていく終盤の展開も程よいファンタジーの挿入も良かったと思うし、マオリの伝統と未来が表現されたラストシーンの祖父と孫娘の姿も希望が感じられるとてもいい作品の締めくくり方でした。 【とらや】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-01-27 22:17:27)(良:1票) 42.ニュージーランド原住民の話。少女のスピーチがすばらしい。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-07-06 13:27:10) 41.《ネタバレ》 何人かの方が触れられていますが、私も『風の谷のナウシカ』を想起しました。伝説の再現という現象もさることながら画的にもそっくり。・・・伝統を守り続けるということは伝統を継承するということであり、伝統とは生活、習慣、行事、全てに伝統はあるわけで、族長は男でなければならないというのはその一部にすぎない。それでもそこに拘る族長はえらく保守的とも思えるが、必要以上に保守的にさせているのが欧米生活の急激な進出とその合理性が持つ力への警戒心なのだろう。男尊女卑的にも見える慣わしではあるが族長自身の孫にあたる主人公の少女に対する愛情の深さはそんじょそこらのおじいちゃんには負けない。この二人の関係が目立たず、しかししっかりと描かれているから少女がおじいちゃんの意思を継ぎたいと思い、無理を承知で懸命に族長を目指す展開に信憑性を持たせている。同時に作品の持つ小難しいメッセージ性よりも癒し系の色合いを濃くしていて好感が持てる。クライマックスのいわゆるナウシカなファンタジーは先進文明下では起こりえない現象としてアリだと思うし、美しい画づらともども感動的でもあったのだが、その後が駆け足にすぎる。ラストの画が映るまでに病院シーンのしんみりした余韻をもう少し味わいたかった。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-17 17:27:44) 40.ニュージーランド先住民であるマオリ族の少女の物語です。実際にニュージーランドへ行くと白人の勤勉さとマオリ人の無気力が目立ってしまうのですが、この映画ではマオリ人の誇りが描かれています。マオリ人にせよ白人にせよ、ニュージーランドにとってはごくごく近年になって現れた外来種ですが、彼らの生活背景は基本的にまったく異なっています。マオリ人と白人とどちらが正しく、どちらが間違っているとか安易には言えません。いかなる立場に立って発言するかで判断が大きく異なってくることを十分に承知した上で鑑賞すればいいと思います。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-11 06:14:21) 39.神の子的な話は結構ありがちなので、う~んといった感じ。文化伝承のきっかけになればいいですね。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-12-12 22:11:45) 38.《ネタバレ》 おそらく作り手が己のルーツに敬意を捧げた作品であるとともに、フェミニズムの映画なのですね。 「フェ」と言っただけでそっぽを向かれそうですが、どう見てもそういうメッセージが込められた作品なんだから仕方ない。 マオリの族長の家系というシチュエーションを借りたうえでの、「男の子じゃなかった」という理由でいろいろな不便や面倒を感じながら成長してきたすべての女の子へのメッセージ、癒し、でもあるのだと思う。 マオリの人々の祖先は、約1千年前にニュージーランドに移住して住み着いた。何百年か経つと、そこへヨーロッパ人がどんどん入ってきて、数においてマオリのほうがマイナーになってしまった。 けれど、パイケアの祖父コロのように、「高貴な血」をもつ長たちは、文化と伝統の灯を絶やすまいとそのことのためだけに生きている。個人は100年もすればどうせ死ぬ。個人が死んだ後に引き継ぐことができるものは文化だけだ。文化が引き継がれなければ、人はただ生まれて死ぬだけの存在になる…族長コロを見ていると、その信念が痛いほど伝わってくる。 パイの父は優しいが弱い男であったため、妻の死に耐えられず育児も教育も後継者としての義務もなにもかも放棄してヨーロッパへ逃げた。そして何年かしたら、考え方もふるまいもヨーロッパ人になっていて、金髪碧眼の女と勝手にくっついていた。彼は族長の重責を担うには優しすぎたのだ。 後継者探しにやっきとなった祖父のもとで「男の子じゃない」というだけで、隠れて棒術の練習をしなければならないパイ。自分より劣る男子たちが祖父から教わっている内容を、物陰からじっと観察するパイ。…このへんではもう完全にウルウルしてしまっていけない。 世界中の女の子たちは、みな多かれ少なかれパイケアと同じ経験をしてきている。 心の中で、何度「パイケアのような優秀な子が男子だったら」と思ったかしれない祖父が、「女子でも後継者」と認めるまでには、クジラの座礁という不思議な現象とパイ本人の命をかけることが必要だった。「優秀」というだけではダメなので、本当に女子の行く先には難題山積である。 ラストで不肖の父が戻ってきているあたりは、やりすぎハッピーエンドの感があるし突っ込みたくなるところだが、とりあえずは祖父とパイケア両人の健気さにやられました。泣きます。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-07-16 20:06:09)(良:2票) 37.《ネタバレ》 もっと退屈な映画かと思ってましたが、なかなか面白かったです。風習に厳しい祖父と共に育った孫娘は女が為に後が継げず、こっそり武術を練習したりするところがほのぼのとしてて良かったです。お爺さんの舌は凄かった(笑)海がとても綺麗です!お爺さんの為に読み上げた作文はグッときます。終わりもハッピーエンドで癒し効果の抜群です(*^_^*) 【うさぎ大福】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-07-14 22:33:14) 36.その者青き鯨に乗り 金色の海を駆け巡るべし。 よくわからない島のよくわからない民族のよくわからない伝統の中で成長する少女のよくわからない物語。 一族を導く族長が男でないといけないなんていう時代錯誤な伝統を守るどこかの国の宮内庁のようなじいちゃんがカッコいい。 基本的に単調な流れで、ちょっと飽きそうになるけど、ラストはしっかりと盛り上がったような気がする。 映像的にクジラがリアルだったのが良かったんだと思う。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-06-15 16:17:03) 35. 映画は、見ようと思った時点である程度惹きつけられているいるのだと思います。この映画は、見ているうちにそういう気持ちがどんどん強くなっていくような気がします。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-03 12:02:21) 34.どことなく「風の谷のナウシカ」。伝統文化が民族に活力を与えくれる事を如実に示す映画。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-06 00:31:26) 33.《ネタバレ》 マオリ文化というものにすごく惹かれているので、パッケージを見て即鑑賞しましたが...ちょっと最後がなあ。パイケアの中に先祖の血が受け継がれていることを表現するのに、非現実的な表現にして欲しくなかった。難しいのは分かりますが...ということでこの点数。学芸会にはおじいちゃん、来て欲しかった... 【EOS】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-12 09:17:37) 32.とても力強い映画でした。民族や宗教の話には、理解できないことが多くありますが、マオリ族を扱っているこの映画では、万国共通の問題である、個人の尊厳や、男尊女卑社会への批判が含まれています。こういった社会問題を取り上げたくて作ったのではないのでしょうが、短い上映時間の中で、深く掘り下げられています。部族に伝わる伝説と、現代社会の状況の差が、この物語の1番のポイントではないでしょうか。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-02 23:24:45) 31.ハリウッドに毒されている自分には、この映画の持つ、ハリウッドでは決して味わえない独得の雰囲気は胸に迫るものがあるが、ただ独得の雰囲気だけの映画。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-01 00:41:41) 30.お祖父さんの孫娘にたいする相反する奇妙な愛情と感情。頑固で融通の利かない、また望みが叶えられないお祖父さんに対する孫娘の愛情がいじらしい。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-19 23:17:59) 29.ちょっと期待しすぎてしまいました。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-24 20:54:58) 28.ケイシャ・キャッスル=ヒューズの存在感だけでも、この点数はありでしょう。 【GUSUTAV03】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-20 04:10:33) 27.ニュージーランドの自然と伝統文化満載のリラクゼーション系映画だと思って、リラックスムードで観たら実はかなりの感動作でした。じーちゃんせつなすぎ(涙)。彼だって、孫娘が嫌いなわけじゃないんだよぉ。愛してんだよぉ。当然だよぉ。でも島の伝統も大事で板挟みなんだよぉ。そうだよね?じいちゃん! 【エムラ兄妹】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-04-25 22:40:06)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS