みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
100.「水車小屋のネネ」にしつこく出てきたので見てみた。 子役の演技が不評らしいけれど、私は、あの緊張したにらみつけ顔があったこその、この映画だと思う そして、ビル・コンティの音楽 ジーナ・ローランズの演技は、これらがあってこそ引き立てられているんじゃないかと思った そして、1980年代のアメリカはこんな感じの、もう滅びゆく世界だったんですよね この映画をみたことで、「水車小屋のネネ」の作者がどういう意図でネネを書いたかが透けて見えて、なんだつまらない小説だったな、と思うに至った。 【みんな嫌い】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-13 21:47:46) 99.《ネタバレ》 『レオン』のキャッチコピーが“凶暴な純愛”ならば、元ネタ的なこっちは“凶暴な母性愛”というコピーをつけるに相応しいジーナ・ローランズ姐御の暴れっぷりです。ウンガロのスーツをバシッと着こなしハイヒールを履きながらも重いスーツケース引きずって駆け回り、そして容赦なく拳銃をぶっ放すこのおばさん、いったい何者なんだ?マフィアのチンピラたちと対決するときも銃で脅すだけじゃなく完全に挑発してますからねえ。ボスのところに乗り込んでも、ぜんぜんビビらずに「これで私は帰る、撃つんならどうぞお好きに」と堂々とした態度、もうその肝っ玉の太さには痺れてしまいます。演じるのが夫カサヴェテスとは名コンビのジーナ・ローランズですから、子供嫌いがだんだんと母性愛に目覚めてくる人物像には説得力があります。カサヴェテスの即興演出映画はどちらかというと苦手なんですけど、本作ではその臭みはあまり感じさせません。まあアクション映画では即興演出はちょっと無理すぎなんでしょうね。 ラストの墓地のシークエンス、グロリアは「ピッツバーグの駅で会おう」と少年に言っていたけど、なんで墓地にいることが判ったんでしょうかね?そしてマフィア相手にあんだけムチャしまくったんだから、手帳を渡したと言っても彼らが見逃してくれるとは到底思えません。そう思うと、あのラストは果たしてハッピーエンドだったのかと重い気持ちになります。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-09 22:11:19) 98.《ネタバレ》 いやぁもう、子役が不細工すぎ、セリフ棒読みすぎ、演技へたくそすぎ。 モジャモジャの天パ、でかい鼻の穴… 「あんたはママじゃない!ボクのママは美人だ!」などと可愛くないことをほざくわけですから、カワイイ顔なら許せてもこの顔なら 私がグロリアなら「そういうおめぇはママに似なくて、とんでもないブサイクだな!」と怒鳴り散らかして溝に捨てて放置してる。 途中でモジャモジャと一緒に走っていた黄色いタンクトップの男の子のほうがよっぽどカワイイ。そっちを使えばよかったのに。 グロリアにしがみつく演技もへたくそで、子供の学芸会レベルで見てられない。 そもそもあの手帳が相当やばいものと知りながら、なんでモジャモジャにずっと持たせているかも謎。 鞄にしまっておきましょうよ。 ジーナの演技は素晴らしかったけど、子役のせいで映画の作品としての価値が低くなってしまっている。 それより、グロリアのところにいたあのペットどうなった!? 【フィンセント】さん [インターネット(字幕)] 2点(2020-10-03 17:03:21) 97.《ネタバレ》 数日前に衛星放送で再見できましたが感想は初見時と同じ、良い味の映画です。リタイア準備で安穏としていたヤクザの姉御が友情絡みの厄介ごとを背負わされたけど、友への義理を果たすうちに新たな自分と人生を見つけたお話。女一匹が極道の世界で渡り歩いてきたスキルで闘争しながら逃走している姿を撮影してるだけなんだけど、母性に目覚めて母親と自覚する描写がナイスです。姉さんご苦労さんでした。御子息共々幸せになっておくんなせい。 【役者の魂】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2019-07-02 10:13:59) 96.《ネタバレ》 ハードボイルドは女性のもの。と思える映画。ラストの母性の見えるシーンが良い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-10 21:44:41) 95.《ネタバレ》 いやーhard boiledやなあ〜。硬く茹で上がってんな〜、、という感想が思わずこぼれてしまいそうになる傑作。基本的に淡々とドキュメントタッチで逃走劇を描いているので普段は静かなのだが、それを切り裂くように唐突に挟み込まれるアクションがとにかくかっこ良い。アクションシーン自体の数は全然多くないのだが、それが逆にアクションのかっこよさを引き立たせているというなんとも理想的な構造だ。まさに姉御肌のグロリアの佇まいが素敵で、つい「よっグロリア姉さん!」と手を叩きたくなる。この姉御肌のグロリアが最後には母性を開花させる流れも最高。ビルコンティの哀愁あるスコアも盛り上げる。おそらくこの時代だから作れた傑作。 【rain on me】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-09-26 22:57:49) 94.《ネタバレ》 止まらないタクシーを銃声を媒介させる事で停車させてから、グロリアは空間と時間を自由に移動し、支配するようになる。 タクシー、バス、電車。それらは寸分の狂いもなくやってきて、彼女の為に機能する。 乗り物は彼女の特権的な空間となり、そこでは男たちの自由な動きは奪われる。 彼女は墓地に眠る故人をも移動させる。そして時にはカットが変われば、時間も空間も移動し既に行動は終わっている。 彼女を追う者も、そして映画すらが彼女を捕らえる事は出来ない。 真の強者であり自由な女の魅力がそこにはある。 ラストでフィルが電車にタクシーにすんなりと乗る時、フィルは彼女と同一化する。 墓地で祈る彼の前にはすでに距離は無い。 そして、ウェイトレスとのとりとめないやり取りの後ろで、ドラマが繰り広げられる時、映画は背景、遠近感を捨て、映画という枠を逸脱し、今までは背景となり得た黒人の大柄なタクシー運転手が、ホテルマンが、バーのマスターが、町の雑踏が緊張感を作り出し、世界は平面化する。 その時グロリアとフィル、そして観客には気の休まる場所も時間も存在しない。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-03-25 02:22:29) 93.《ネタバレ》 初見はテレビだったような記憶があります。 レオンより先に観てるわけで、当然最初に観たときは「レオンの原型」なんて要素は知るわけもないわけですが(レオンが存在しないんだから当たり前)、とにかく子役のジョンアダムスがよろしくありません。 映画の子供が妙に可愛すぎるとあざとさが鼻につくわけですが、しかしこの映画のように子役がかわいくないのはもっとダメなわけで、この映画は「あざとかろうがなんだろうが子役はかわいくてナンボ」という事を教えてくれる映画であります。 そして、この映画を観てからレオンをみるとおそらくマチルダに胸ずっきゅんされることは必定。 子役のキャスティングの時点で決まっちゃう要素ですから、これはなかなか恐ろしい話です。 おばさんの方はカッコいいのにね。 さて、この映画にはシャロンストーン主演のリメイク版があります。 基本的な設定は同じなのですが、シャロンストーンが娼婦というか愛人でして、また出会い方も違うわけですが、その辺の設定の違いはあまり大きくなく、むしろ子役の出来で映画の雰囲気がだいぶ異なる一本となっている気がします。 わざわざ見比べるほどでもないですが、暇なときには比べてみるといいかもしれません。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-11-15 17:45:42) 92.《ネタバレ》 ○ジーナ・ローランズと子役の魅力でもった作品。○子供を守る動機づけがもう少し欲しかった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-17 12:16:32) 91.《ネタバレ》 ジーナが渋くてかっこよ過ぎ。それだけで観る価値が私にはありました。確かに『レオン』はこれをヒントに作られた感じがしますね。レオンの場合は順調に事件に巻き込まれていきますが、グロリアの場合は直感に従って突き進んでる感じで、似て非なる作品。レオンの少女に比べると、こちらの少年は途中まではピンとこない雰囲気の少年俳優でしたが、ラストの笑顔にはやられちゃいました。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-27 00:36:34) 90.思ったよりも普通の映画だった。不完全燃焼感もある。 子供にもグロリアにも感情移入出来なかった。 【simple】さん [地上波(字幕)] 3点(2014-11-03 23:39:27) 89.主人公の果敢な行動の動機が徐々に明かされていくのかと思いきや、結局最後までよくわからず、あまりにも都合のよすぎる展開と相まって殆ど感情移入できませんでした。登場人物の背景や心理描写の乏しさを悲哀感たっぷりの音楽で補っているかのような退屈な映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-11-02 09:51:51) 88.《ネタバレ》 リュック・ベッソンの「レオン」の元ネタ程度に考えていたが・・・やはり傑作だった。 「ラブ・ストリームス」「オープニング・ナイト」「ビッグ・トラブル」など色々なアイデアで魅せてくれた男だが・・・ジョン・カサヴェテスはまた良い映画を撮ってくれた。 ファースト・シーンから引き込まれる。 買い物から帰る女性、彼女は何かワケありのようだ。家に帰り冷静でいられなくなる様子。迫る死の時間、託される思い・・・グロリアは友のためか、それとも自分の母性本能で動いたのか。 「母性?冗談じゃないわ」 グロリアという女もどうやらワケありらしい。 “預かり物”はワガママで状況を飲み込めていない。 「そうよ、友達の義理でやっているだけなのよ。こんな義理も知らない・・・」 “預かり物”は時折寂しそうな顔をする。 グロリアも正念場だ、腹を括って“殺りやがった”。 それがグロリアという女性の強さ。 グロリアは“預かり物”を守ろうと街を駆け抜ける。 「お姉ちゃんじゃ歳だわね。じゃあママは?ダメ?じゃあ“おばあちゃん”になってあげる」 ババア結婚してく(ry 僅かな時間だが、確かに二人は家族になった・・・。 グロリアの命懸けの行為が「僕が付いているよ」なんて言うようような子に成長させたのかも知れない。 最初生意気だった子供が、ちょっぴり成長するような様子は良いものだ。 訪れる別れの時・・・二人は約束の“墓場”で再会する。 クライマックスのスローモーション演出!これが正しい使い方です。 久しぶりに感動した映画だった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-03 16:26:00)(良:1票) ★87.アクション要素が弱ければもう少し楽しめたのかなー… 少年の可愛さに癒されました(笑)主人公が美人ではないのが、リアルでよかった。 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-02 01:33:52) 86.《ネタバレ》 友人の子とはいえ、わが子でもない坊主を身体を張ってギャングから守り抜くグロリア姉さん。片手で拳銃をぶっ放し、もう片手にはでかいトランクを提げながら走る足元はハイヒール。この胆の据わりよう、粋ないでたち。逃げやすいようにジーンズにスニーカーなんてチョイスしがちな私のような小物にはとても真似できません。世の酸いも甘いもがっつり経験値にあるであろう姉さん。けど、グロリアは、ところどころ台詞にあるものを拾うに、“母親”になりたかったのですよ。カタギに憧れてた面も心のどこかにずっとあったのだね。だから多少小憎らしくても、あの子供への愛情の量の方が勝ったのですね。子供の手を決して振り払ったりしないグロリア。母であり姉であり友人のようなグロリアが死んでしまったと思って子供が向かうのは墓地。こんなとこが伏線になっていたなんて。思わず唸り、そしてラストでノックアウトされた。見事だあ。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-09-14 00:21:09)(良:1票) 85.《ネタバレ》 率直な感想は、このおばちゃんスゲー、ですね。いきなり銃で撃っちゃうし、とか思わせといて、バーでは子どもが気になって代わりに見て!っていったり。なんか独特の雰囲気のある人ですよね。6歳(確か)の男の子って、かなりまだまだどちらかといえば赤ちゃんに近いぐらいなのに、ちゃんと男として相手にしてるのもスゴイ。どうもレオンの元ネタみたいですね(ここのレヴュー読んで知りました;;)、殺伐とした雰囲気にニューヨークがよく合ってる。でもな~ちょっと子役の子がいまひとつで乗りきれなかったか印象かなぁ。S・ストーンのリメイクがあるみたいなのでいつか観てみたいですね。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-09 21:53:40) 84.《ネタバレ》 「レオン」の原型?ならば徹底的に比較してみるのも一興。低予算を跳ね返す力を感じる作品ではあるが後出しじゃんけんには屈する。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-09 16:20:23) 83.《ネタバレ》 これ『クレイマー、クレイマー』の翌年の作で、あっちの記憶が残ってるうちに観たので、比較してしまった。あっちは父親の女性性の回復というテーマだったんだろうが、その後でこっち見ると、とっくに女性は男性性を回復してるんだ、と言ってるみたいでおかしかった。男のようなヒロインが次第に女心を膨らませていくという、意地よりも子どもの命が大事、という心のドラマがあって、こっちは少しややこしくなっている。冒頭の夜のニューヨークの空撮が美しいが、見応えという点では、ジーナ・ローランズの顔だね。なんか日本の仁侠映画のやくざの顔にも通じるものがある。アクションと人情が重なる場、たとえば子どもを突き放そうとしてたところへ悪漢が来て撃ってしまうところ。バンバンと向きを変えて撃つほうだけを撮ってて爽快。いつも不意に発砲するのがいい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-04 09:57:49) 82.ここまで子役に魅力がないのも珍しい。 【akila】さん [DVD(字幕)] 2点(2011-09-25 14:39:54)(良:1票) 81.アクションシーンはほとんどなく、どちらかと言えばドラマ性で見せる映画。 ストーリー展開や設定自体は面白いんだけど、総体的にやや粗っぽい作りで、 "母性愛"という本作の一番のポイントも、うまく表現できているとは思えなかった。 子供がかわいくないのが致命傷で、ジーナ・ローランズの魅力一本で持ってるという感じ。 ラストは安直すぎて、やっぱり逆のパターンのほうがよかったかな。 ジーナが、ハイヒールでドタドタ走る姿が印象に残っている。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-08 02:51:58)
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