みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
23.《ネタバレ》 冒頭。ブルカを着た人たちの群れが逃げ惑う姿と、お香屋の少年がお香をぶん回しつつ人懐こくつきまとってくる映像で引き込まれました。ブルカ団が群れになって動くとマジ恐い。蟲的な怖さがあります。タリバン政権下での女性の不自由を描いた作品です。内戦で父親を亡くした少女が、女性では稼げないことから、男装して、なんとかやっていこうとするという話です。画(え)に語らせていく手法が、アフガニスタン人監督ながら、映画をよく知っているなという感じです。(付録の監督へのインタビューでは、ソ連で映画を勉強したとのこと。なるほど納得です。) 【camuson】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-04-29 17:08:40) 22.良悪の判断不能。世の中の善悪が単純に分けられないのと同じように。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-01 14:54:11) 21.図書館で借りて見ました。このような映画に本当は点数をつけてはいけないのではないかと思いました。教科書を映像にしたような作品です。ですが、僕は映画としてこの作品を鑑賞したので、あくまでも映画として感想を述べると、面白くはないし、胸に響くものでもありませんでした。ただ知識として、見ておいて良かったとは思います。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 1点(2011-07-08 12:19:11) 20.重たい映画だが、平和な日本でぬくぬくと毎日を送っている自分に 何かを突きつけられた気がして、突き動かされるものがあった。 この映画の背景になっているのはタリバン政権崩壊後とのことだが、実名が出てくるからドキュメンタリーのようで、どこからが本当の実情でどこまでを信じていいのか悩ましい。 映画としての出来は本当に素晴らしい。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-20 23:50:56) ★19.重い。ずっしりとくる。押し付けがましくない問題提起というか、私たちの知らないアフガニスタンでのターリバーン政権の暴挙が描かれている。 見せ方が上手く惹き付けられて、どんどんのめりこんでいくが最後に残るのは悲しみだけ。現実として、いくら伝えたいことがあっても、映画として“上手”じゃないと見てもらえない。そういう意味では、成功例だと思う。この作品を見て、どうするか。自分はターリバーン政権やアフガニスタン紛争について調べ、いかに自分が無知・無関心であったかを知った…。 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-21 21:10:18) 18.《ネタバレ》 オサマが縄跳びをしている映像が目に焼きつきます。最後の彼女が縄跳びをしている彼女自身を見ているところが切ない。彼女はまだほんの少女なのに一家を支えるためには自分の人生をかけて男にならなきゃならない。たえがたい緊張感の中で生きていかなきゃならない。本当はまだ年相応に遊びたいしいろいろ楽しみたいこともあるのに…それが縄跳びをする彼女にこめられています。そして彼女を見る彼女は縄跳びをする自分を捨てて無理やり大人にならなければいけない。希望は一筋もない。悲しい最後です。 【CEDF】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-15 21:36:13) 17.非常に重たい映画。タリバンはイスラム原理主義に則って、特に女性に残酷な統治をした。しかし、それでは対抗していた北部同盟はどうかと言えば、彼らの政府はタリバン誕生前には派閥抗争を繰り広げ、治安は乱れに乱れていたという現実。タリバン政権誕生の土壌をつくった原因は、役人が腐敗して軍閥が割拠した国家の体質にあり、またアフガニスタンに干渉したソ連やアメリカなど諸外国にもあった。ここまで掘り下げてくれればなお良かった。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 12:33:16) 16.《ネタバレ》 なんで神さまは「女」をつくられたのだろうか?という台詞が一番印象に残りました。これはまさに女たちのジハード。 女性が男たちから人間扱いにされていないという事実に驚かされる。 いや本当に女性は人間以下の犬並みの扱いです。犬(女)は働く必要がない、ご主人様(男)に飼われて、餌を与えてもらうだけで良いということか。 この話は、女が働けないことが1つのテーマになっています。 働けない、ということはそれだけで、自立できないことを意味します。 自立ができないということは、養ってもらう必要があります。もうその時点で女は支配される側にまわっている。 どこの国であっても、多少の男社会を形成していて、女性差別はありますが、タリバン政権における過激なイスラム原理主義は、女性を同じ人間と見ていないほど過酷な差別があります。 女の子の主人公は、男になりすまして生き延びようと試みるのですが、女であることがばれたら本気で殺されると思い込んでいる。 まるで女であることが大きな罪であるかのように感じさせるこの映画の設定は、イスラム原理主義の異常さを鮮明に映し出しているように思う。 その教育を受ける子供たちは、上半身を揺さぶりながら、コーランを唱える・・。唯一主人公のために涙を流したあの男の子も、こういう環境のなかで、いずれは洗脳されていくのでしょう。幼い子供たちが、大人たちから教えられることは、イスラムの教えに反する者に罰を与える方法だった。神を愛することよりも、敵を憎むことに重きをおいて教えている。私は宗教の本質は排除だと思う。 宗教とは人を救うことよりも、人を苦しめることのほうが多いのかもしれない。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-01 22:35:49) 15.民族・宗教の違いが理解の妨げになっている。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-02 16:11:04) 14.タリバンにはむかついたが、これ見ちゃうとマジでパン1枚大事に思えてきた。 【やっぱトラボルタでしょう】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-14 17:18:38) 13.地味な映画を想像してたら、モブ・シーンで始まったことに驚いた。このオープニングのお陰で一気に物語に引き込まれる。そして映像を見ながら思ったのが、「これってセットじゃないんだろうなぁ」ってこと。この風景を撮影するのに多分ロケハンも必要なかった筈で、タリバン政権崩壊後と言っても、国の荒廃は本作の映像通りだと思う。もう一点、本作から感じたのは「劇映画の力」。知識としては知っているタリバンの女性虐待も、こういう形で見せられるとストレートに胸に突き刺さってくる。何故こんな政権が生まれてしまったのか、今一度考えてみる必要がありそうです、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-25 00:12:01) 12.一生に一度しか観なくてよく、一生に一度観るべき映画。それ以下でもなくそれ以上でもなくそれ以外でもない。これにはあんまりいろいろと私が書くと蛇足になるのでただ一つ言わせいただくと「私は幸せだ。そしてあなたも」 【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-26 00:13:31) 11.《ネタバレ》 全く救われない映画、後味も悪い。 でも必見の映画と思います。 【yoshi1900ololol】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 01:29:53) 10.私たちが持余している「自由」を、チョットでもいいから分けてやりたい。憐れみだけでは何も変わらないが、モノグサな私は祈る事しか出来ない。アフガニスタンだけでなく、世界中の虐げられているであろう少年少女達に、幸多からん事を祈るしかできない。全く、私は無力だ。そんな気分にさせるのは、この作品の力量なんだろうか。それとも、今現実に理不尽が横行している社会情勢のせいなのだろうか。 【aksweet】さん 8点(2005-02-08 23:46:59) 9.新聞でこの作品の記事を目にしました。主演の少女に悲しい表情を求めるのに監督が悲しいことを思い出すよう進言したところ、少女はぽろぽろと涙を流し何度も撮影を中断したと。その姿を見て“嘘は描けない”と希望を感じさせるエンディングを悲しいエンディングに変更したと。幼い少女がこれまでの人生の大半を空爆から逃げまどう人生、そして抑圧と恐怖の人生を送ってきたという事実を涙ながらに読んだ。そしてその後に本作を見た。当然、記事のことが頭から離れず少女が映し出されるたびに泣けてきた。新聞の記事を含めた感想であり、映画単体での評価ではありませんが、監督の“アフガンの悲劇を世界に知らせたい”という想いは伝わりました。自分の人生を自分で決められない世界を、変更されたエンディングが一番如実に物語っていると思います。「おかしい」「間違っている」ということがわかっていても泣くことしかできないお香屋の少年は監督自身を投影した存在なのかもしれない。 【R&A】さん 7点(2005-01-31 12:01:03) 8.少女はアフガンのどこにでもいる少女で、映画的でないラストはリアルな現実を感じさせられる。ただアフガンの歴史、宗教、民族、文化をよく知りもしないで、まるで違う価値観の私が簡単に可哀相と思うのは無責任すぎる気もする。タリバン政権崩壊後、アフガンは世界最大の大麻生産国、麻薬輸出国である。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-12-04 11:57:56) 7.同じ時代に生きていながらこんなにも違うものなのか。日本に生きる子供たちとのあまりの違いにまず、驚愕せざるを得なかった。この衝撃は「シティ・オブ・ゴッド」以来だ。しかしこんなにも違う世界に生きているのに、人を哀れむ心、勇気、欲望といった根本的なところは日本人と変わらない。出演は素人ばかりとのことだが、それがアフガンで生きるの人々のリアリティを一層引き立てていた。特に主演のマリナ・ゴルバハーリは素人とは思えない迫真の演技だ。いや、「演技」といってしまうのにも抵抗を感じてしまう。 物語は辛い結末を迎えるが、物乞いをしていたところを監督に見出されたマリナには是非幸せになって欲しいと願わずにはいられない。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-11-28 00:55:53) 6.《ネタバレ》 「そんなことを言われても、僕には何もできない」という思いと、「こういう大事な問題を、自分の問題として受けとめ、共感するべきなのかな」という思いが葛藤しました。この手の映画にはこういう葛藤が付き物なので、僕は映画代金を募金したと思うことにしていますが。なにはともあれ、僕とアフガンの前にはスクリーンという壁があって、これはどうしても乗り越えられないんだと痛感させられました。映画自体としては、「私の人生最悪よ」とブーブー言いながらも、しっかりと生きている女性たちの姿が印象深かったです。このようなたくましい女性たちがいる限り、人類滅亡の危機はやってこないでしょう。 【wunderlich】さん 6点(2004-06-27 18:49:47)(良:1票) 5.100年前でなく現代において、このように虐げられ、脅えて生きている人々がいるということを改めて見せつけられた。 【HK】さん 7点(2004-06-14 22:35:05) 4.かつて緒方貞子さんが「今まで見棄てられていた国」と言っていたアフガニスタン。タリバン政権が崩壊し、暫定政権が樹立されたところで一段落ついてしまったのか、世の中の関心が「イラクの和平」や「ビン・ラディンの生死」に移ってしまい、再び忘れられた国になっているような気がする。 この悲劇は語り継いでいかなければ。 【マイケル】さん 7点(2004-03-16 13:48:26)
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