みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 何だかえらく回りくどいタイトルですが、つまり、谷崎潤一郎の原作に沿いはするけどそのまんまじゃないですよ、ってことですかね。だいぶ、現代風。特に音楽が。こんな音楽でホントにいいんですかねえ。今となっては何だか古臭く、そして安っぽく聞こえてしまうのですが。 「痴人の愛」って、谷﨑が関西に移住した後の作品ですが、路線としては、それまでの諸短編の集大成とでもいいますか。例えば「少年」とか。男が女性に征服されていくんだけど、でもまだわずかに理性が残ってるような(それを思うと、「瘋癲老人日記」なんて、理性が完全に吹き飛んでただの性欲マシーンと化していく、それはそれはエゲツない世界)。 だけどこの作品ではタイトルが『ナオミ』となってて、必ずしも征服される男の側のオハナシ一辺倒ではありません。女性の視点も取り入れられて、「女性解放」みたいな感覚も少し感じられたりも。 それってどうなんでしょ。もうちょっとストレートに、征服されるコワさ、背徳感、そしてそこから来る快感、みたいなものがあってもいいのでは、と思っちゃうんですけど。 水原ゆう紀は盛大に脱ぎまくって、ほとんどポルノですが、いや、それならなおさら、なるべくボカシは回避して欲しいもんです。あまりボカシが多いのは、画面を見苦しくするだけ。 最後はコレ、まさかのハッピーエンドということで、いいんですかね、ははは、、、 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-05-07 22:59:43) ★1.谷崎潤一郎の原作を現代風にアレンジ。80年代だからというわけではないのだろうが、 映像も演出も暗くて、退廃的なムードがプンプン漂う仕上がりに。製作費がないこと以上に、 一番の問題点なのはヒロインの女優さんにまったく魅力がないこと。 小説なら自分のナオミ像を妄想できるけど、映画ではそういうわけにはいかず、 ど素人丸出しの演技、舌ったらずなしゃべり方、とても十六歳とは思えないくたびれた風情と、 序盤からかなり疲れます。当然のことながら、彼女に夢中になる主人公にも感情移入できず、 エロチックなシーンも今イチということで、ちょっと厳しい映画だったかな? 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 1点(2012-01-29 19:49:01)
【点数情報】
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