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サンダカン八番娼館 望郷

1974年【日】 上映時間:122分
ドラマ実話もの小説の映画化
[サンダカンハチバンショウカンボウキョウ]
新規登録(2003-10-18)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2024-08-27)【Olias】さん
公開開始日(1974-11-02)


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監督熊井啓
キャスト栗原小巻(女優)三谷圭子
高橋洋子(女優)(女優)北川サキ
田中絹代(女優)北川サキ(晩年)
田中健(男優)竹内秀夫
小沢栄太郎(男優)太郎造
浜田光夫(男優)矢須吉
岩崎加根子(女優)サト
中谷一郎(男優)山本
水の江滝子(女優)おキク
水原英子(女優)おフミ
信欣三(男優)一條実孝
砂塚秀夫(男優)サンダカン呉服屋(矢島)
山谷初男(男優)夜這いの行商
苅谷俊介(男優)現地人の男
清水幹生(男優)客の水兵
菅井きん(女優)ペナンから帰った女
梅野泰靖(男優)余三郎(女衒)
岸輝子(女優)ナミ
江幡高志(男優)村田(サンダカンの写真屋)
高山千草(女優)トミ(村の女)
牧よし子(女優)カネ(村の女)
梅沢昌代(女優)ユキヨ
歌澤寅右衛門(男優)吉田先生
原作山崎朋子「サンダカン八番娼館- 底辺女性史序章」
脚本熊井啓
広沢栄
音楽伊福部昭
撮影金宇満司
製作佐藤正之
東宝
配給東宝
美術木村威夫
編集中静達治
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【クチコミ・感想】

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20.《ネタバレ》 <原作未読>からゆきさんなるものは知らなかった。この映画が無ければ一生知らずじまいだったろうと思う。そういう意味では意義ある映画だった。日本は貧しい国だったせいか、婦女子の人身売買が20世紀に入っても続いてしまった。近年まで尾を引いた慰安婦問題もこの延長線上の話で女性の人権を軽視してきたことによる因果応報、自業自得といった面は認めざるを得ない。この映画の主人公含め、力強く生きた女性が多かったと推察するが、帰国後に後ろ指を指されては墓も日本に背を向けてしまう…。同じ過ちが繰り返されるとは思っていないが、彼女たちの存在を記憶にとどめておくことはきっと大切なことなのだろう。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-10-16 19:45:29)

19.《ネタバレ》 原作がノンフィクションとゆーコトなので、内容それ自体は(劇映画=創作とゆーよりは)確実にドキュメンタリの方に近い作品だ、とまずは思うのだし、ソコに対しては正直面白かった…とか私がどう感じた…とか、或いは(娯楽として)楽しめたかどーか…などという個人的な部分の評価もナニも無い、とも思う。私の評点はひたすらに「観る価値が有ったか」という一点のみを意味しています(⇒モチロン、ここに描かれているものは概ね真実である…という前提の下ではありますが)。否、出来るだけ多くの人に観て貰いたい映画だ、とゆーのが正直なトコロの感想でありますね(出来れば全国民とかに観て貰いたい)。

ただ一点だけ、ココだけは「映画として」大いに評価したいのが、何と言っても田中絹代さんですよね。今作の絹代さんもある種モ~「演技の域を超えている」とゆーか、正に本物・本人にしか見えない…というレベルの超絶技巧だったかと思います。実にお恥ずかしいコトですが正直『山椒大夫』『雨月物語』『西鶴一代女』位でしか観たコトが無かったのでして(でも、それら作品を観た時にはやっぱ心底「凄い女優さんだな…」ともチャンと思っては居たのですよ⇒特に『西鶴一代女』は)今後はもっと意識的に古い映画も観るようにします(反省)。 Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 8点(2023-02-15 18:18:03)

18.《ネタバレ》 「からゆきさん」という近代史の裏面をテーマに描き、最後まで中だるみなく、見ごたえがある内容。
晩年の田中絹代の演技力、存在感がすごい。栗原小巻に過去の経験を話すだけのスタイルですが、終始淡々と話し、特に感情を荒げるわけでもないのにその表情、表現力は見る者の心を揺さぶる。最後別れのシーンでせきを切ったように泣きじゃくる姿は、悲しすぎる彼女の人生を思うと切なすぎる。 とれびやんさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-29 18:36:50)

17.《ネタバレ》 原作を読んだが、北川サキ(仮名)という人物の人柄には心打たれるものがあった。恵まれたとは全くいえない人生を送り、最後は一人打ち捨てられたように暮らしていても、「いのちのあるものじゃけん」とネコを保護し、「軍ヶ浦のお大師様」に息子や孫や元同僚のことなどを祈る人物像が、原作者と一緒の写真の風貌からも偲ばれる。どんな境遇でもとにかくその場を生き抜いて、次代に生命をつないできた人々がいたからこそ今の日本もあり日本人も生きているのであって、その意味でもこの人物の人生は尊いものに感じられる。

その上で映画を見ると、よくあることだが原作との違いが気になった。原作での語りは淡々としたものだが、それは語り手が高齢だったからであって、若い娘ならもっと激しい心の動きがあっただろうという前提での再現物語とは取れるが、それにしても高齢者の感情表現が豊かすぎるのは違和感がある(いかにも役者)。またラストで号泣したのは映画の演出として悪いともいえないが、泣き顔まで見せていたのは過剰で慎みのない映画という印象だった。性犯罪常習者に襲われるとか村人の集団に糾弾されるとか、殊更に角を立てる展開で物語を動かそうとするのも映画だから仕方ないとすべきなのか。
素直に感心したのはネコだらけの家をちゃんと映像化していたことで、これは非常に和まされた。また主人公の最後の言葉が方言になっていたのは少し感動的だったが、これは原作者も相手によってそうする(そうなる)ことがあったらしい。伊福部昭氏の音楽に心を動かされるところもある。

そのほか社会派的な面として、おサキさんは昭和6年に娼館を出たので太平洋戦争は直接関係ないわけだが、映画では昭和天皇の即位と日本の軍艦の入港、貴族院議員の来訪、満州からの引揚時に財産と夫を失ったこと、さらに娼館のあった街が戦争で焼けて墓地も失われたことを挙げて、全ては大日本帝国のせいだとの印象に結び付けていた。これについては原作の続編「サンダカンの墓」からも材料を得ていたらしく、原作者も“からゆきさん”への思いと同時に、「日本民族のうちのひとりとして」、「祖国」が東南アジアにしてきたことへの複雑な感情が生じていたようだった。
なお素朴な疑問として、映画の時点で生活保護の制度はなかったのかと思うわけだが、原作によれば受給を勧める人もいたようで(月9,587円)、ただ仕送り(月4,000円)をしてくれる息子の立場を立ててあえて受給しなかったらしい。あるいはもしかすると公的扶助は受けないというこだわりもあったのかと思ったりはする。

キャストに関して、栗原小巻という人は日本人離れした洋風の女優だと思い込んでいたが(年齢差が大きいのであまり馴染みがない)、この映画では可愛く見えるところもあって少し意外だった。また高橋洋子という人が少女時代から満州に行く前までを切れ目なく演じており、好きになった男と相対する場面では非常に艶っぽく見えたが、しかしそういうのを当てにして行った観客はみな劇中の小間物屋扱いである。自分としては挨拶回りを拒まれた場面の表情が好きだ。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2019-10-12 10:25:46)

16.《ネタバレ》 田中絹代と高橋洋子はとてもよかったです。
かつては貧しくともみなそれぞれの事情のなかで生きるために必死に藻掻いていた様に見えたのに対し、途中帰国した時の兄夫婦の態度があんまりでした。なんで兄ちゃんトチ狂って後遺症が残るような自傷行為なんてやったのか?
現代のおサキさんの住居の周りの人々の描写が少々不気味ですが、それはあくまで闖入者である栗原小巻の視点であり、彼らなりに重い過去を背負ってきたおサキさんを守っているという認識なのだと思います。本を書く許しを聞く件などどうもおサキさんの寂しさにつけ込んだ感があって、事実を残す意義は理解できるものの栗原演ずる原作者役にはあまり好感は持てませんでした。
また、最後のお墓の向きの解釈については原作者の解釈であり、ありもしないサンダカンでの住民虐殺に言及するなどのとってつけた話にはがっかり。 クリプトポネさん [DVD(邦画)] 6点(2017-08-28 23:18:05)


15.からゆきさんたちの話はよく知らなかったので、喰い入るように鑑賞した記憶が。
田中絹代演ずる老婆の回想シーンでお話が展開する構成だが、本作を観た限りでは、
「おしんなんかまだ甘い!」と、亡くなった祖母の友人のセリフを実感できる。
田中絹代は相変わらずの安定感ある演技だったが、若い時のサキを高橋洋子が演じており、
この女優さんは非常に懐かしかった。貧困故にこのような人生を歩まざるを得なかった、
ヒロインの悲哀さがよく伝わってくる。栗原小巻は役柄のせいもあるけど、存在感が薄い。
いろいろな意味で勉強になった作品でした。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-20 21:20:34)

14.《ネタバレ》 後世に語り継がれるべき作品。「人にはその人その人の都合ちゅうもんがある」と語る、多くの人の身勝手な都合によって幼年から老年まで辛酸を舐め尽くしたおサキさん。それなのに田中絹代演ずる彼女の姿は菩薩様でした。 The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 9点(2011-08-16 18:55:51)

13.《ネタバレ》 山崎朋子さんのノンフィクション小説「サンダカン八番娼館」の映画化であり、栗原小巻さん演じるルポライター三谷圭子さんは、まさに山崎さんその人であろう。彼女は女性史研究の第一人者であり、この小説によって「からゆきさん」を広く紹介した。
戦前の日本の恥部とまで言われ海外で働くことになった娼婦たち。映画は田中絹代、高橋洋子の二人のおサキさんによって、つらく悲しく物語られる。そこには私たちが目を背けてはならない「からゆきさん」の実態がある。
しかし、この映画はそれだけではない、人間が何を信じどう生きるかを教えてくれているようにも思う。
映画の最初の方で、田中絹代さんが栗原さんのことを息子の嫁と紹介するが、映画が進むにつれ、なぜ嫁と言ったのかわかってくる。そして圧巻なのがラスト近くの栗原さんが明日帰ると田中さんに告げた場面だろう。「私の素性を聞こうともしなかった」「人には都合というものがあるじゃろう。」このあたりになると私は何度見ても涙が止まらない。
誰かが言った、「役者は演じるのではなく、その役になりきることだ」と。 ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 9点(2011-07-01 23:52:08)

12.なんでバルサンを焚かないんだ!!! アキラさん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-02 03:00:39)

11.張り替えた障子とふすま、猫がすぐぼろぼろにしよるでー。 ケンジさん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-01 23:56:08)

10.《ネタバレ》 事実の持つ圧倒的な説得力に言葉を失う。近代日本の黒歴史の陰で辛酸を嘗め続け、そして誰からも気づかれることなく忘れ去られた名もなき一般の民に誠実に光を当てた監督の(そしてもちろん原作者の)姿勢にまず敬意を表したい。現在、取材時点、そして回想の3つの時系列が巧妙に交錯し、その中で、現在に生きる私たちにも、重みを持って歴史を振り返ることができる仕掛けになっている。娼館の描写は、必要以上に湿っぽくせずにポイントを絞っているが、それでも元娼婦たちの苦難は伝わってくる。それは、最初に彼女の居宅であるあばら家を映すだけで、すべてが表現されているからである。そしてもう一つ、このドキュメントの重要な点は、内容はもちろんだが、それが明らかになった過程にある。当時はもはや誰もが忘れていた、もちろん当事者たちも決して語りたがらない、普通に聞きに行くだけでは誰も答えないであろう対象事実について、原作者は、誰もが躊躇するであろうあばら家(原作では、ムカデが畳の上を平気で這い回っていたとあった)に腰を下ろし、横になり、生活をともにすることによって信頼され、話を聞くことができた。その辺の経緯がきちんと描写されているのも素晴らしい。そして、このような事実の重みに真摯に向き合っていった俳優陣の頑張りについても讃えたい。 Oliasさん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-28 02:02:40)

9.これは田中絹代の名演技に尽きる。
数々の名監督と数百たる作品に出演してきた貫禄の経験、ここに極まれり。
田中絹代の女優人生の集大成を目の当たりにすることができた。
とにかく凄い。

一方、栗原小巻は今みてもモダンな美しさを発揮していた。
栗原小巻が最も美しかった頃の作品で、スレンダーな体型と相まって、美しさを存分に発揮している。
いやらしい目つきで栗原小巻に近づく村の男の気持ちが良く分かる。
私も、この男の様にフルチンで夜這いしたいくらいだ。

、、いかん、この様な力作を、こんなふざけたコメントで終わらせるわけにはいかな・・・ にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-02-05 23:20:13)

8.これぞ力作。また、これが偶然にも田中絹代さんの遺作になるとはさすが大女優!!いい映画を撮りましたね。 白い男さん [地上波(邦画)] 8点(2009-02-05 16:26:12)

7.《ネタバレ》 田中絹代のこの存在感と凄み、とても今の女優(果たして女優と言えるかどうかも分らんが奴ら)には出せない凄さに圧倒されられる。自分の昔、娼婦として働いていた時の話を栗原小巻演じる調査員に語る場面の演技にはこれぞ女優と言える凄まじさを見ることが出来る。また田中絹代ともう一人、高橋洋子の初々しさ、貧しくも一生懸命生きる姿、初めて本当に自分が女として一人の男を愛し、そんな男への気持ちを表す姿がこれまた何とも切ない。金はいらないから泊まってけよと誘う所のあの女としての気持ち、そこには娼婦であることをも忘れ一人の女である姿が見られる。全体的に見ると話のテンポがいまひとつな気がしてならないものの、出演者、女優陣は勿論のこと、脇役の男優の演技、存在、中でも小沢栄太郎のあの嫌らしさ、傲慢な親父ぶり、こういう役を演じてこれほどまでにハマる男は他にいるだろうか?によってなかなか見応えのある作品にはなっている。女が生きていくには男の力が必要、女が強くなる為には男を獲物として何とかしなくてはならないというような何んだか女の恐ろしさもこの作品からは感じることが出来る。女の強さと弱さ、それはあの最後の方の田中絹代の絶叫と涙、更に栗原小巻演じる調査官が自分にも子供がいるからと言って涙ながらに頭を下げる場面に現れているようにも思えてならない。いずれにしても俳優陣の素晴らしい演技無くして語ることの出来ない作品だと思います。 青観さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-28 22:27:41)(良:1票)

6.《ネタバレ》 こういう、汚点として「無かった」ことにされがちな歴史的な事実を記録として残すだけでも大いに意義があると思います。

 しかし、演技を全く感じさせない田中絹代の演技は凄いですね。栗原小巻が完全に食われています。高橋洋子も、異国の娼館という過酷な状況で変貌していく少女の姿を見事に演じています。

 ラストは非常にやるせなさを感じてしまいました。 TMさん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-06-07 22:56:03)

5.とにかく田中絹代の演技でもってる気がした。おサキの若年期の女優さんもなかなかよかったと思う。しかし栗原小巻の拙さが気になってしまい、彼女がサンダカンを訪れている部分は何の説得力も感じられなかった。映画全体もこれほど良い題材なのに上手く料理できていない気がする。そもそも時系列をいじる必要があったのか。先が見えてしまっているようで、おサキと栗原の関係から緊張感が抜けてしまい残念だ。とても良い題材だと思うが、制作側の力不足な感じが否めない。 トマシーノさん [DVD(字幕)] 5点(2007-12-10 13:18:29)

4.《ネタバレ》 とにかく晩年の北川サキを演じる田中絹代が圧巻の名演技!若き日のサキに扮した高橋洋子もまぁ熱演してはいるが、ハッキリ言って全く勝負になっていない。ボルネオでの回想場面と熊本は天草での現在とが対比される形で物語は進むが、天草編が圧倒的にインパクト大なので皮肉な事にバランス崩壊しているかのような印象を受けた。確かに彼女ら”からゆきさん”が遠く異郷の地で身を鬻ぐに至る運命も悲惨ではある。が、何より酷いのはそこまで身を落としても全く報われることなく、人の住む処とは到底思えぬようなあばら家で孤独な老後を送らざるをえないコトではなかろうか。それでいて彼女は笑みを絶やそうとせず、自暴自棄に陥ることもなく気丈に生きている。この余りに悲しくも気高い老女を田中絹代が演じたればこそ、本作はかくも堂々たる佳作の風格を備えることができたと言えよう。老醜を晒すことなく美しい面影を残して銀幕から引退したガルボや原節子のような潔い生き様も決して否定はしない。が、矢張り私は老いてなお演技に情熱を傾けた田中絹代の生き様の方にこそ深く感動を覚える。 へちょちょさん 9点(2004-12-31 23:39:47)(良:1票)

3.太平洋戦争中に、軍隊とともに、男の相手をさせられる女性たちが激戦地や最前線に送られたことは、歴史の暗部としてあまり語られることのない話ですね。「戦場にかける橋」で有名な泰緬鉄道の工事中も、着物を着て化粧をした女性たちが前線に送られる写真が載っていたのを観たことがあります。本作はインドネシアに送られた女性たちの悲劇を描いたわけですが、高橋洋子の文字通り体当たりの演技がいいと思います。反戦映画としても主張はハッキリしていますね。派手なドンパチだけでなく、こういう戦争もあったことを確認する意味で、風化させてはいけないことだと思います。やはり、若い人に観て欲しいね。 オオカミさん 7点(2003-12-16 09:49:53)

2.今思えばリアルタイムで田中絹代を見たということになる。当時はかつての大女優だった彼女より、主人公の栗原小巻さんのほうが人気があった。映画はじゃぱゆきさんという悲しい境遇の女性に光を当てたもので原作も有名です。はるばるジャワ・スマトラといった南方へ売られていった少女が高橋洋子、彼女の晩年の老女を田中絹代が演じている。当時きっと大勢いたであろう、こういった一種戦争の暗い一面に光を当てたと言うだけでも意義ある作品。現在の日本でも戦争ではなく経済的理由で、こういうアジア女性が多数日本に来ていることを思うとやるせなく憤りを感じる。 キリコさん 7点(2003-12-01 14:35:33)

1.日本から売られ”からゆき”として生きた女性の物語。一昔前、”じゃぱゆき”と呼ばれた中国,東南アジア系女性たちが日本に出稼ぎに来て生活している様を、少々軽蔑した目で見ていた自分が恥ずかしくなる。見た後しばらくは、もう絶対風俗へ行かないぞ!と誓った筈でした… 亜流派 十五郎さん 6点(2003-11-03 21:54:45)

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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.25点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
515.00% line
6525.00% line
7525.00% line
8630.00% line
9315.00% line
1000.00% line

【アカデミー賞 情報】

1975年 48回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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