みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★3.《ネタバレ》 知っている者にとっては有名な蛇女の映画である。昔の日本では、この映画や前作の「吸血ゾンビ」(1962)が「怪獣ゴルゴ」(1961)などと並ぶ特撮映画の扱いで怪獣図鑑に掲載されていた。自分としてはこの映画の説明を読んで初めて「ボルネオ」という地名を覚えた気がするが、かつてのイギリス植民地とすれば現在はマレーシア領になっている地域のことのようで、劇中の不気味な東洋人も役名がMalayになっていた。 前作に続いてまたコーンウォールの話であり、さすがイギリスの隅の方だけあって何が出るかわからない不気味な地方という印象が出ている。撮影も同じ場所とのことで、酒場とか墓地とか邸宅など見覚えのある風景が出るほか、名前を知っているとか墓を掘り返すとか火事になるとか似たような展開も見える。急造映画のためか前作よりも単調な物語のようだが、ただし原題には雌雄の別がないので、最初は不気味な東洋人が蛇男のように思わせておいて実は意外な正体だった、という意外性はあったかも知れない。 また、自分のせいかも知れないが意味がよくわからない場面もあり、客間で楽器を弾いた場面で父親が激怒した理由は何度見てもわからない。酒場の主人が夫妻の飲物に入れたのが何かも不明だったが、結果的に悪意があってのことではなかったようで、これは睡眠薬でゆっくり寝せようとしたのだと思っておく。なお、いくらヘビでも冷気に当たっただけで死んでしまうというのも何なので、ここでは活動力だけを失って、その後に火事で焼け死んだと解釈しておく。 ほか前作もそうだったが、イギリス社会の「旦那」と庶民の区別が窺われる映画ではあった。 キャストに関しても、巡査→酒場の主人など前作と同じ役者が出ている。個人的には、前作でも印象に残ったジャクリーン・ピアース嬢が最大の見どころで、特に楽器を弾く場面の表情が非常に魅惑的なので惚れてしまった。 また人間以外では、哀れっぽく鳴くネコが助かってよかった(制作側に忘れられたのではないかと思った)。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 4点(2020-11-21 14:20:20) 2.《ネタバレ》 ロイ・アシュトンによる”蛇女”の特殊メイクのみしか見所は無い英ハマー・プロ製の駄作ホラー。何よりも腰砕けなのは”蛇女”の死に様。割れた窓から吹き込んだ北風に当たって「寒い」と凍えて死亡ってのは…絶句!!いくら爬虫類は寒さに弱いにしても冬眠する程度であって別に死にはしないだろう?主人公たちが警戒心を持たずにホイホイ危険な所へ行くのもヴァカ過ぎて頂けない。悪いが6点マイナスゥ~! 【へちょちょ】さん 4点(2005-03-16 18:03:07) 1.《ネタバレ》 この映画の蛇女のメイクは有名で、スチール写真でも、ものすごいインパクトあります。だから観ました。ハマーの映画を、ちゃんと観るのは、これが初めてでして、ハマーのホラーはゴシックな雰囲気がいい!ってよく聞きますが、雰囲気は確かにありました。でも、ごめんなさい。それ(雰囲気)だけでした。まず、全然怖くなかったです。まー小さいとき観てたら印象も違うと思いますけど、今観ると、やはり古臭いし。そしてストーリーがおもしろくなかったです。それなりに、色々あるんですけど、なんか地味で。期待の蛇女も出し惜しみしてるのか、ちゃんと姿見せるのは、かなり最後で、しかもチョロッとしかでません。あんだけしか出ないなら、別にスチール写真観てるだけでも満足って感じでした。せめて蛇女の悲しみを前面に出してくれれば、はまれたかもしれませんが、主役夫婦に焦点をあてすぎてるためか、そこもわりとサラッと描いるし。それに、ラスト、アレはどーなんやろ。蛇女がモロすぎです。蛇って、そんなに簡単に死んだっけ?自分で登録しといてなんなんですけど、雰囲気で、最後までなんとか観れたって感じで三点。誰かフォローしてくれるレビュワー、現れるかな~(後は頼みます) 【なにわ君】さん 3点(2005-01-05 00:18:15)
【点数情報】
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