みんなのシネマレビュー

空母いぶき

2019年【日】 上映時間:134分
アクションドラマサスペンス戦争もの漫画の映画化
[クウボイブキ]
新規登録(2019-03-03)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-05-24)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督若松節朗
かわぐちかいじ(監修)
キャスト西島秀俊(男優)秋津竜太
佐々木蔵之介(男優)新波歳也
藤竜也(男優)湧井継治
佐藤浩市(男優)垂水慶一郎
中井貴一(男優)中野啓一
村上淳(男優)中根和久
石田法嗣(男優)葛城政直
戸次重幸(男優)淵上晋
市原隼人(男優)迫水洋平
金井勇太(男優)井上明信
和田正人(男優)岡部隼也
玉木宏(男優)瀬戸斉明
高嶋政宏(男優)滝隆信
堂珍嘉邦(男優)有澤満彦
袴田吉彦(男優)大村正則
益岡徹(男優)石渡俊通
中村育二(男優)城山宗介
吉田栄作(男優)沢崎勇作
三浦誠己(男優)赤司徹
本田翼(女優)本多裕子
斉藤由貴(女優)晒谷桂子
片桐仁(男優)藤堂一馬
深川麻衣(女優)森山しおり
山内圭哉(男優)浮船武彦
土村芳(女優)吉岡真奈
井上肇(男優)
出演横山由依柿沼の妻(写真)
原作かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中・協力:恵谷治)
脚本伊藤和典
長谷川康夫
音楽岩代太郎
製作木下直哉(製作代表)
久保雅一
木下グループ(「空母いぶき」フィルムパートナーズ)
バンダイナムコアーツ(「空母いぶき」フィルムパートナーズ)
小学館(「空母いぶき」フィルムパートナーズ)
毎日放送(「空母いぶき」フィルムパートナーズ)
企画福井晴敏
配給キノフィルムズ
木下グループ
編集阿部亙英
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
12


3.どこかの阿呆のように、どんな事でも、浅はかに「曲解」しようと思えばいくらでも出来るわけで。
今現在の、この世界の複雑さと、愚かさを伴った在り方は、いつだってその“危機”を孕んでいる。
「日本」は、そういう危機感に対して、時に老獪に、時に臆病に、結論を避け、蓋を閉め続けてきた。
それは決して、一方的に非難すべきことでも、賞賛すべきことでもなく、極めて難しい選択肢の中で、苦慮をし続けてきた結果なのだろう。
ただし、そういう危うさに対して、いつまでも避け続けるわけにもいかないし、もう蓋をしようにも閉め切れない時勢に至っていることも明らかだ。
この国は、何らかの形で、この「局面」を超えなければならない。この映画の主人公が発した「ハードル」とは、まさにそういうことだ。

ならばどうするのか。
無論、その答えは一つであろうはずもないし、何が正しいかなど実際分からない。
大切なことは、導き出した方向性に対して、誠実に「覚悟」を示せるかということ。
この映画の登場人物たちは、自衛隊員も、政治家も、官僚も、ジャーナリストも、みなそれぞれに強い意思を示し、「覚悟」を示す。
その彼らの有様と、この映画で描き出されることは、あくまでも一つの価値観に端を発する「理想」であり、「空想」に過ぎないかもしれないけれど、その“姿勢”の示し方自体は、とても有意義だったと思う。

演者の部分的な演技プランのみをピックアップして無責任な難癖をつける阿呆は論外だが、しっかりと鑑賞した上で、この映画で描き出されていることと、自分自身の価値観を鑑みて、「否定」することは大いに結構だと思う。
どこまで意図的かは分からないけれど、この映画は、鑑賞者の思想や意識によって如何様にも「見え方」が異なるように仕上がっている。
この映画を鑑賞することで、避けられない「局面」を迎えているこの国の国民として、今一度自分自身の立ち位置を見極める良い機会にになり得るのではないか。


映画作品として、「完成度の高い映画だ」とは正直言いがたい。
登場人物たちに青臭く語らせすぎだし、所々再現映像のようなチープ描写もあり、映画表現としては稚拙だと言わざる得ない部分も多い。
だがしかし、製作費が限られているであろう中で、何とか苦心して映し出された海上での戦闘シーンは、きちんと緊迫感を備えていたし、日本独自のミリタリー映画として成立していたと思える。
そして、その海上の緊迫感は、日本政府の苦悩ともリンクし、この国だからこそ表現し得たポリティカルサスペンスとしても見応えがあった。

最後に、中井貴一の呑気なコンビニ店長役に違和感を感じた人も多いかもしれないが、これは海上護衛艦を舞台にした2005年の映画「亡国のイージス」を鑑賞した映画ファンならば、なかなか感慨深いギャップを孕んだキャスティングのはずだ。
本作には、「亡国のイージス」原作者の福井晴敏が企画として名を連ねており、随所にかの映画を彷彿とさせるキャスティングや設定が見受けられる。
原作自体に関連性は無いので、ストーリー性が別物であることは当然だが、同じ日本の領海上を舞台にしたポリティカルサスペンスでありながら、十数年の時を経て、自衛官や政治家たちの立ち位置が微妙に変化していることも興味深い点だった。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 8点(2019-05-30 23:28:20)(笑:1票)

2.《ネタバレ》 原作未読。
佐藤浩市のインタビューが色々話題になっていたので、見てみっかと映画館へ。
お腹の弱い総理とのことだったので、いろいろアレな判断をするアレかと思いきや、『シン・ゴジラ』並みに頼れる政治家が出てくる作品でした。
戦闘がシステマチックに展開するのが、近代戦をリアルに感じさせてくれます。
また、戦闘が戦争に拡大しないようにという手かせ足かせの中での戦闘が、なかなかハラハラします。
最後に総理大臣が庶民感覚丸出しで、平和の重さを述懐します。
庶民感覚など持ち合わせない2世大臣連中に聞かしてやりたいと思いました。 こんさん99さん [映画館(邦画)] 7点(2019-05-26 19:29:20)


1.《ネタバレ》 公開前から叩かれていたので笑ったが一応見て来た。
原作に含まれている各種要素のうち、この映画では「戦争」と「人命」に絞って基本的なところを表現していたようで、うち「戦争」については敵に関する設定との関係なのか独自の定義をしていたらしいが別に悪くはない。ただ戦争映画として面白いかは何ともいえないものがあり、侵略された島に行こうとしたら途中で敵が攻撃をしかけて来て原作にある出来事が起こったというだけで、戦術的な駆け引きのようなものは特にない。また自分としては原作12巻までの間で3回くらい出た「当事者として」という言葉がなかったのは不満だが、それは日本国民にはまだ早いという判断か。

そのほか映画独自の部分として、ネットニュース記者の「燃えています」の場面は、意図はよくわからないが少し泣かせるものがあった。この人物はジャーナリストというよりも、戦闘の現場をじかに見てしまった一般人の位置付けのようでもあるが、あるいはこの映画としても既成のマスコミに期待するものはないと考えているのかも知れない。
また人命に関わることとして、救助された敵兵が逆上して自衛官を殺害してしまい、同僚が報復しようとして止められるエピソードが入っている。ここは敵とはいえ未来のある若者を、殺してしまうのでなく改心させるのが大事という意味かも知れないが(いわば少年法の精神?)、しかしそういう目的のために柿沼1尉を犠牲にしたのは絶対に許せない。自分がこの場の責任者でも止めるだろうからそれは仕方ないにしても、こういう話をわざわざ入れるこの映画を憎まずにはいられない。本当に守ろうとするのは誰なのかを厳しく考えることもなく、八方美人的に綺麗事を言ってみせる映画など全く求めてはいない。
なお最後に紛争を終結させた驚愕の出来事は、もしかすると日本国憲法前文でいう「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」するとの理想を表現したものではないか。ここは専ら憲法を愛する人々へのサービスのようでもあるが、そもそも敵に関する設定が原作と違って荒唐無稽なため現実的な切迫感もなく、何か異世界ファンタジーのようなものを見せられた気もした。

そういうことで原作読者として満足できるものでもないが、最低限、原作の存在を世間に知らしめるという意義はあるので、世間の評価はどうでもいいからとりあえず話題にはなってもらいたい。ちなみに原作は今年中に完結とのことで期待している。

[2019/12/07追記] DVDで再度見たが、やはり柿沼1尉の件は許しがたい。わざわざ妻子の顔を見せて「替えは利かない」と言わせておいてから死なせるなど極めて悪趣味で、制作側には人の心というものがないのかと疑わせる。
また公開中は少し遠慮していたがあえて書くと、最後に取ってつけたように外交の心得だか極意のようなものを説明するのが煩わしい上に、大きい国が小さい国を追い込むな、などと突拍子もなく語らせるのは不快感を催した。こういう誰の意向を斟酌したのか不明な主張で話を逸らしてしまうのは、映画というメディアの不自由さなのか作り手の独善性なのか。
もう一つ、公開時に見て気になっていたのは、ラスト近くの「こんな時間に開いてる店あります?」「何でもありだよこの街は」というやり取りである。これがどこまで現実味のある話なのかわからないが(東京だとあるのか)、そういうのこそが世界に誇れる日本の底力だ、と言いたいのなら話はわかる。
[2020/02/13変更] ニュージーランド映画「米中開戦 20XX年:悪魔のシナリオ」(2019)との相対関係でマイナス1点とする。
[2020/07/27変更]「みんなのコミックレビュー」に原作のレビューを掲載したので、この機会に映画の方をさらにマイナス1点とする。
かっぱ堰さん [映画館(邦画)] 3点(2019-05-25 10:53:16)

別のページへ
12


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 5.13点
014.35% line
100.00% line
228.70% line
328.70% line
4313.04% line
5417.39% line
628.70% line
7834.78% line
814.35% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 4.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 4.20点 Review5人
4 音楽評価 3.40点 Review5人
5 感泣評価 2.60点 Review5人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS