みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 ワンシチュエーションのゾンビもの。 とにかくゾンビものが好きなんで見てみたんですが、なかなか良かったです。 前置きがほとんどなく、突然始まるゾンビパニック。すぐ本題に入るのが良い。 主人公は冴えない修理工。トイレの修理に来ただけかと思いきや、実はそうではないと後半わかる。なんかいろいろと事情がおありなのです。 思いつきのイロモノ作品かと思いきや、ちょっとドラマ性がある感じ。 それを良いととらえるか、不純物ととらえるかは人それぞれ。 個人的には序盤と終盤が面白い作品でした。 中盤がちょっと中だるみ。 実は二つ隣のトイレの個室に、もう一人生存者がいることが判明。この人が出てきてから、映画の大部分は会話劇にシフトしていきます。なんかずっと二人のとりとめのない会話を聞かされる。それどころじゃないでしょうに・・・。 なのでビジュアル的にも、ずっと壁の落書との会話が続くので若干飽きます。 ドラマ要素やコメディ要素がプラスにはたらくゾンビ映画は確かにあります。 でも今作ではその2つの要素が、明らかにテンポを悪くし、興を削いでしまっている感があります。 もともと短い映画ではありますが、正直この内容だったら60分くらいでも十分なのではと思ってしまいました。 突然人を驚かすような手法はとっていないので、そこは好感がもてます。 グロさもほどほどなので、ゾンビ初心者にはおススメかも。 ハラハラできるシーンがちょいちょいあるので、悪くはない。 終盤、いけ好かない女に、ウソの情報(半分は本当ですが)を流して、ゾンビが待ち構えるところへ誘導しちゃうのが好き。 そこで終われば、ちょっぴり爽快な気分で終われるラストで良かったのに、そこから電話ボックスまでは少々蛇足。 欲を出しちゃいましたね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-12-24 22:40:46) ★1.《ネタバレ》 日本国内向けの宣伝で、"BENZA OF THE DEAD" と書いてあるのは英題ではなく英語にもなっていないがそれなりに格好がついた題名に見える。本物の英題はニュアンスがよくわからないが、要は主人公が現にいる場所、及び人生の行き詰まりを意味するということかも知れない。または牛馬を入れておく仕切りの意味もあるとすれば、ヘザーという人物が「牝牛」と呼ばれていたこととも符合する。 登場するゾンビは普通のゾンビだが、便所がごった返すほど押し寄せて来る理由は不明である。特徴的だったのはサニタリーボックスの中身を好んでいたことで、個体差もなく全員群がっていたからには今回のゾンビ共通の特性だったらしい。これはレディース用レストルームだからこそ明らかになったことで男便所ならわからなかったはずだ。 またエンドクレジットによると、便所ゾンビの連中にはそれぞれ役柄があったようで、サンタゾンビとかジーザスゾンビは見た通りとして、マーケティングゾンビとか経理ゾンビとか人事ゾンビなどは各々それなりの役柄を演じていたのかどうか(経理っぽいのはいた)。"Bi-curious Zombie" というのはどういう演技をしていたのか探して見た方がいい(見落としたが)。 ほか性的に下品なところは多かったが排泄物は映らない。また映像面では、特に前半はクールな青をベースにして赤がアクセントになる色彩感がよかった。外の廊下は黄色系だったらしい。 ストーリー面では人間ドラマもちゃんとあり、様々な意味で行き詰っていた男が思いがけず励まされて前に踏み出していく物語ができていた。イブの初デートのあと一緒に帰れなかったのは切ないが、25日中には何とか母のもとへ帰りつくのだろうと思った。 コメディとしてそれほど笑うところはなかったが、ネズミ関連の夢オチ2回は嫌いでない。また先月(9/19)葬儀があったばかりなので、女王が便器の中からハローというのは不敬に思われたが、このように国民に親しまれた女王様だったのだろうとは思った(イラストと声が若い)。なおエンドロール最後の免責事項で、登場人物が実在の人物と似ていたとしても偶然だ、としたところで "real persons, living, dead or undead" と書いてあるのはよくある程度の軽いジョークだろうが、存命の人物なら女王も当てはまるかも知れないとして、real undeadというのも該当者がいるのかどうか。 【かっぱ堰】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-15 10:34:17)
【点数情報】
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