みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 若年性アルツハイマーを患う殺し屋とメキシコの人身売買組織、そしてそんな彼らを追うFBI捜査官の三つ巴の戦いを濃厚に描いたクライム・アクション。正直、さっぱり面白くありませんでした、これ。なんかお話のテンポが恐ろしく悪いし、やたらと登場人物が多いからか話が分かりづらいし、肝心のアルツハイマーを患う主人公という設定もうまく活かされてないし……。子供だから殺さなかったターゲットが次の日、やはり殺されていたとニュースで知った主人公が、朦朧とする記憶のせいで「もしかして俺が殺したのか」と煩悶するシーン。「おぉ、なんか面白くなりそうじゃん」と思ったのに、次の瞬間、殺したのは別の殺し屋だってすぐ種明かしするとか、なんでこんな勿体ないことしちゃうんだろうって思いました。そんなわけで自分は最後までいまいち嵌まれなかったです。ただ、お歳を召してますます渋さを増すリーアム・ニーソンは相変わらずかっこ良かった。あと、『メメント』で記憶を失ってゆく男を演じたガイ・ピアーズが今回記憶を失う男を追う刑事役というのは、なんか感慨深いものがあります。ま、そんなとこかな、はい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2024-10-26 11:06:16) 3.リーアム・ニーソン、年をとっても変わらず本作でもめちゃめちゃ強いです。 主役のリーアムが最後にこういうことになってしまう映画って他にあるのかな。初めて見た気がする。 強い男を演じ続けながらも実年齢と共に演じる人物像、演じ方が少しずつ変わっているけど、 いい意味での哀愁や渋みが加わり、俳優としていい年の重ね方をされている人だと思います。 本作では作品タイトルの通り記憶がひとつの鍵になっており、 アルツハイマー認知症を発症し引退の時が近づいている殺し屋を演じている。 悪役にはイタリアの宝石と言われたモニカ・ベルッチ。さすがにお年をめされた感がありますが その分、若い頃の彼女には出せないゴージャスなふてぶてしさが印象的です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-10-10 18:00:19) 2.《ネタバレ》 リーアム・ニーソンが、ばりくそ強い単発アクション。若年性アルツハイマーを発症し、どんどん記憶がトンでいく殺し屋のオイラ。敵は人身売買組織。いろんなことを忘れちまう前にカタをつけようと、いつものようにメチャクチャするオイラ。だけど、さすがにハンディは大きく今作は苦戦を強いられる。遂には絶命するなど弱さも見せる。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-09-16 07:38:01) 1.《ネタバレ》 だいぶお歳を召した雰囲気が強くなってきたリーアムさん。でも、その風貌が寧ろ本作のキャラクターにはマッチしていて作品世界にスッと入っていけました。 冒頭の冷酷な腕利き殺し屋然とした仕事ぶり。直後に見舞われるアルツハイマー認知症の症状への衝撃。冷徹で緻密に長年完璧な仕事をこなしてきた来た彼にとって、記憶を失うことによる仕事への影響・リスクがどれほどのものと感じてしまったのかは十分想像できます。だからこそ、即座に引退を決意する。しかし裏社会は簡単には彼を解放してくれない。彼の苦しみが伝わって来ます。 一方、人身売買組織の壊滅に向けて我が身を顧みることさえせずに執念を燃やして来た刑事と仲間たち。上司の納得出来ない態度や判断に、彼らの正義心は不完全燃焼を強いられます。滲む口惜しさに思わず共感できます。ガイ・ピアースさんが良い味を出していますね。 そして一人の少女をキーに結び付く殺し屋と刑事。意外にも本来は水と油の関係のはずの二人が、彼らにとっての正義(それは本質的な正義)のために手を組む。このあたりの流れもいいですね。 そして、過去数えきれないほどの命を不法に奪ってきた彼は、正義を貫くため、更には刑事の命を救うため、自らの命を捧げます。瀕死の状態であったとは言え、余命いくばくもないと解っていたとは言え、唐突とも思わずにはいられない死です。 刑事の命と安全は、仲間たちによっても守られます。ラスト、マスクを脱いで処分するまで描く必要があったかどうかは疑問がないわけではありませんが、組織の一員を離れた個としての憎しみを表現するためには必要なカットとも思えました。 伏線が張り巡らされた見応えのあるサスペンス作品に、リーアムさんびいきで少々甘めに9点献上します。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-06-16 12:00:24)
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