みんなのシネマレビュー

スラムドッグ$ミリオネア

Slumdog Millionaire
2008年【英・米】 上映時間:120分
ドラマラブストーリー小説の映画化
[スラムドッグミリオネア]
新規登録(2009-01-26)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2018-03-20)【TOSHI】さん
公開開始日(2009-04-18)


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監督ダニー・ボイル
キャストデヴ・パテル(男優)ジャマール・マリク
マドゥール・ミタル(男優)ジャマールの兄 サリーム・マリク
フリーダ・ピント(女優)ラティカ
アニル・カプール(男優)「クイズ$ミリオネア」司会 プレーム・クマール
イルファン・カーン(男優)警部
小松史法ジャマール・マリク(日本語吹き替え版)
伊藤静ラティカ(日本語吹き替え版)
辻親八「クイズ$ミリオネア」司会 プレーム・クマール(日本語吹き替え版)
青山穣警部(日本語吹き替え版)
原作ヴィカス・スワラップ「ぼくと1ルピーの神様」(ランダムハウス講談社)
脚本サイモン・ビューフォイ
音楽A・R・ラフマーン
挿入曲A・R・ラフマーン"O... Saya"
撮影アンソニー・ドッド・マントル
製作総指揮ポール・スミス〔製作総指揮〕
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術マーク・ディグビー(プロダクション・デザイン)
衣装スティラット・アン・ラーラーブ
編集クリス・ディケンズ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
なぜ、無学のスラム出の青年がミリオネーアで次々と正解していくのか?その過酷な人生こそが彼に知識を与えていました。ムンバイに生まれ、唯一の母が死に兄と共にたくましく生きるジャマール。同じ境遇のラティカと出会い3人で行動を共にしていたが、親切な人達だと思っていた人達が大変な悪党だった!ラティカを残し彼らはより過酷な人生へ....

としべい】さん(2009-04-27)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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244.《ネタバレ》 個人的に不快なシーンが多かった(肥溜めや眼の拷問等)ストーリーは凝っていてどんどん事実が分かっていくのが面白い。ただ登場人物の心境に釈然としない部分が多かったのが不満 さわきさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-11 15:38:32)

243.《ネタバレ》 スラムの少年がミリオネアになる話ってだけは知っていたがインド舞台なのは知らなかった。
「インドかー、またあれか、事あるごとに踊るんだろうな・・・」って思ってたのに全然踊らないから拍子抜け。
寧ろ少し物足りないと思ったまま終わった頃でEDのダンスよ。素晴らしい。
内容に関してはフィクションだし今更なにか言うもんでもないんだけど、音楽がそのまんま日本で放送されてたものと同じなのは色々思い出されて感動しました。
みのさんってすごかったな。
50/50使う時は迷ってる選択肢絶対言っちゃいけないんだよ。どっちか(若しくはそのどちらも)残されるからね。 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-05 20:44:34)


242. クイズ番組の構成を映画の構成に応用し、格差社会の実態を描いた娯楽作。
 貧困から一発逆転のサクセスストーリーはまさに“ボリウッドのインディアン・ドリーム”てか?「面白いストーリーに社会問題を織り込みアカデミー賞受賞!」の王道を行く。
 基になったクイズ番組の、もったいぶって気を持たせる演出に嫌悪感を抱いたので本作も好みじゃない。出来すぎの展開だったが最後のダンスは楽しめた。
 かつてプレイボーイとしてテレビのワイドショーをにぎわせたアノ俳優が、子役時代にやらかした“肥溜めにドボン!”のエピソードを思い出した。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-10-09 16:20:38)
《更新》


241.《ネタバレ》 う~~~ん。忖度無しの正直な感想を書きますと、賞を取っているという先入観からなのか、見た際の気分が合っていなかったからなのか、はたまた日本のミリオネアを知っていて入り込めなかったからなのか、いまいちピンときませんでした。

本作に描写された「スラム生まれ、ないしスラムという場所の過酷さ」「一途な恋愛」という点について言えば、他にもっと素晴らしい描き方をされた作品は数多くあると思います。前者なら「シティ・オブ・ゴッド」等、後者ならそれこそ数多です。

もちろん本作はそんな全体の一部的の描写がどうこう言いたい作品でないというのはわかります。では、どこが本作の特筆して良かった点かと言うと・・・特に見当たりませんでした。

それこそストレートに「運命である」とか「人生に無駄などない」とか「愛は全てを凌駕する」とか「人生が変わる瞬間のダブルミーニング」といったテーマなのかなと考えてみても、やはり本作が本作の形をとっているが故に他の作品よりも上回る、といった点は私には見受けられませんでした。強いて言えば「テーマの表現方法の斬新さ」でしょうか。

本作はクイズ番組であるミリオネアの問題に沿ってストーリーが進行し、「スラム出身の無教養な人間なのに、出る問題出る問題が自分の人生で出会った出来事だから正解できた」という形式ですが、そもそも開幕どころかパッケージやあらすじでネタバレされているので、クイズ的なドキドキ感はゼロです。
なんなら、クイズ番組側を描かず主人公の人生にのみ焦点を当てた作りの方が良かったんじゃないかとさえ思える。

そもそもミリオネアという番組は当時インターネットなどという世界を知らない子どもの頃にぼや~っとテレビを付けて見ていた番組ですが、今思うと「どうしてもお金が欲しいという一般人を周りの人間がエンタメ精神でおもしろおかしく見る」という、今思えば非常に俗っぽいまああまり好みではない番組だったなという気がさせられます。
カイジでいう鉄骨渡りを周りで見てる奴らの感じというか笑。

もっと言えば、BGMやSEが(当たり前ですが)当時やってた番組そのまんまなので、クイズ番組シーンになる度に入り込んでいた気持ちをキャンセルされて現実に引き戻されてしまうというか。これが入り込めない要因として割と大きかったと感じます。

また、他の方のレビューで学ばせていただいた「D.運命」は「D.創作」とのダブルミーニング、という点も、は~なるほどな~とは思いましたが、仮にそうだとしても私の肌には合いませんでした。「ユージュアル・サスペクツ」しかり、「夢でした」「いや作り話だから」というのは、申し訳ないがあまり好きではないんですね。そんなん言ったらやりたい放題やん、というかなんというか。

最後に、どことは言いませんが序盤のごく一部にある不衛生描写がかな~りキツかったです。私は別に潔癖症ではないし、グロ描写なども別に平気なのですが、マジメな話、吐くかと思いました。アレ系は無理です・・・。

本作は主人公の人生録。そこにミリオネアという番組を入れ込んだアイデア作品、という感覚を受けましたが、それ以上でも以下も無く、正直、「人生録(ないし伝記)でもスラム系でも恋愛系でもアイデア系でももっと面白い作品はいっぱいあるぞ!」と思ってしまいました。 53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 4点(2021-09-24 22:19:07)

240.《ネタバレ》 なるほどオスカーを獲った作品だし、スラムドッグがミリオネアみたいな単純な話ではないのかな?
主人公の半生にクイズの解答にまつわるエピソードが散りばめられていて、って、そんなことあり得る?
それでドラマになる?
ならば、隠しテーマがあるんでしょ?って考えたくもなる。
そんな余地をわざとつくってる脚本だし、演出でもあった。
だからか、観てて物凄く疲れたし。
みのもんたさんのメヂカラを食らいながら作品を観てるような。。。
エピソードごとに主人公はクイズに正解していくけど、自分自身の作品への解釈に正解は貰えない。
中途半端なファイナルアンサーだらけでエンディングを迎えてしまった。
また今度観たときに、考えよう。 ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-15 23:39:10)

239.《ネタバレ》 ~Slumdog Millionaire~スラム街の野良犬 百万長者。
邦題では間に“$”が入る。…なんでインド・ルピーの国でドル・マークなんだろ?って思ってたけど、当時日本で放送されてた番組が『クイズ$ミリオネア』だったから、ドル・マーク入れたんだな。
通りを曲がると子供のラーマ神が立ってたり、ビルから兄弟が落ちる妄想が出たりと、結構何でもアリな映画。

原作(原案?)ありの作品だからハズレの可能性大だけど、もしかして、主人公は二重人格?
警察で『詐欺罪を逃れるため殺人の自供をした』って警部が言ってたけど、ママンを殺したのはジャマールでなくサリームなのに。
そして気になったのが、空きホテルで別れてから再会した時のサリームの言い分。サリームはママンの手下に追われて逃げた、メッセージも残してジャマールを待ってた。ラティカは姿を消した。…って言うけど、それじゃジャマールを銃で脅して追い出してラティカに乱暴した話と繋がらない。
ラティカはサリームのボス・ジャヴェドの家に囲われてたのにサリームの嘘にジャマールは触れない。

最初から、もしくは物語の途中から実の兄サリームは居なくなり、ジャマールの凶暴な人格がサリームになったのかな。
サリームの最後、風呂にあった大金。あれこそがミリオネアの賞金では?賞金獲得がジャヴェドにバレて、結果的に相撃ちになったのでは。
ジャヴェドはラティカをそんなに大事にしてないから、彼女を逃したくらいでサリーム殺さないと思う。そもそも大事なら頬に傷付けた時点で許してない。

雨の中ラティカを外に立たせるのも、小屋に招くのもジャマール。
列車でラティカの手を掴むのも、離すのもジャマール。
空きホテルで葛藤しながらも結果的にラティカを抱き、その後ジャヴェドのもとでラティカを囲うのもジャマール。
彼女の頬を傷つけた(傷付けさせた)のもジャマールって話になるが、インドの酷い女性差別を考えると、不思議じゃない気もする。監督はイギリス人だし。
ラティカは小さい時に親元を離れてるし、彼女は彼女で暴力に対し共依存してるのかも。
ラティカはジャマールの二重人格を知っていて付き合ってる。
3人のときラティカが兄弟どちらかと話すとき、1人の顔しか見てない=ホントは1人しか居ないから。
あれだけの記憶力で、度々出てくる三銃士の1人だけ、名前が出てこない=3人じゃないから。

…そもそもミリオネアって生放送だったっけ?
ミリオネア収録日に、ジャマールはラティカに車の鍵と自分の携帯を渡して逃がす。テレフォンで会話。2000万ルピー獲得。
ミリオネア放送日に、自宅で獲得金を風呂に敷き詰めて、ジャヴェドと撃ち合い…
生放送なら駅でなくTV局で二人は会えただろうし、獲得賞金はどこに行った?って思った(…調べたら生放送の国もあった。残念)。

確かママンが殺されるとき「久しぶりだなジャマール、そしてサリーム」って話してるし、二重人格説は粗だらけで未完成だけど、
D. It is written の解釈として“(自分に都合よく)書き込まれた”なんて訳も面白いかな~と。

普通の感想も書いておきます。
同じ境遇で生きてきた兄弟。野良犬として死ぬサリームと、ラティカを手に入れたジャマール。どちらも“運命=神が書き記していた”こと。
クイズの答えを偶然知った、覚えていたのでなく、ジャマールは2000万ルピーとラティカを手に入れる運命で、その運命に向かって、各ポイントを通過して生きてきたんだろう。 K&Kさん [地上波(吹替)] 7点(2021-05-14 00:09:37)

238.個人的には28日後とかサンシャイン2057あたりの微妙なB級イメージが強いダニーボイルなんですが、実は意外と大作有名作を撮っており…って、それは僕個人の認識がおかしいんであって一般的にはダニーボイルはすごい監督なんですよね。
そのダニーボイルが賞を撮りまくったあまりにも有名な映画なので今更なにを書けばいいのか難しいものがあります。

バラエティ番組の水曜日のダウンタウンでも「リアルスラムドッグミリオネア企画」が2回放送されてたように、そのあらすじはもはや一般常識レベル。
そういう意味でネタバレもなんもない映画なんですが、しかしこの映画よく知られたそのあらすじを頭に置いてから鑑賞すると、「あれ、これ恋愛要素の方が強くね?」と驚いたりする実は恋愛映画いや純愛映画だったりします。

あとこの映画はなぜかたまに実話ベースと勘違いしている人がいるんですが、まぁ確かにあってもおかしくない話なんですよね。

個人的にはダニーボイルっぽい暗さダークさが気になる映画で、ストーリーに対して尺もちょっと長すぎ。
面白い!とか好きだ!とわざわざ思う映画ではありませんでした。 あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-04 22:19:32)

237.《ネタバレ》 身内も無い兄弟と同じ境遇の女の子が悪い大人から逃れて、成長していくお話。大きくなるに連れて離れ離れになってしまうが、その間に兄は悪の道に脱線してしまう。弟は純粋に真っ直ぐ育ち、幼馴染みの女の子を一途に想い続ける。と、面白そうな題材で実際に生き延びる様は面白いのだが、ミリオネアに出て、しかも天才青年として答えてしまうという不自然が理解し難い。 SUPISUTAさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-21 16:06:45)

236.《ネタバレ》 冒頭と最後に出てくる4択の答え「It is written」は「運命だった」と「創作だった」のダブルミーニングではないでしょうか?
ジャマールがミリオネアを勝ち進めたのは「運命」だったのか、それとも「創作」だったのか。

字幕の通り「運命だった」とだけ受け取ると強引な展開が鼻につきます。
クイズの超難問に自身の経験から解答できるという設定もクセが強いですし
兄サリームの心変わりも突然すぎて不自然です。
「都合良すぎな展開を運命の一言で片付けるのはちょっと…」ってモヤモヤしませんでしたか?

ですがIt is written を「創作だった」という、もう一つの視点を加えて観ると違和感が解消されました。
仕掛けに気づくと、もう一つのストーリーが見えてくるトリックアートの様な構成です。


では映画のどの部分が創作かというと、
「ミリオネアへの出場そのもの」
↑↑これです!


映画内の時系列はヒロインと駅で引き離された所で一旦止まっています。
実際はミリオネアには出場していませんし、電気ビリビリ拷問もされていません。
超難問が都合よく出題されたのもジャマールが作り出したクイズミリオネアだからです。

ヒロインと引き離されたジャマールは駅で日々待ち続けます。
恐らくかなり長い期間待ったのでしょう、ヒロインの顔の傷が塞がっていますから。
駅で待ち続ける中で描いた妄想がミリオネアであり、兄との劇的な復縁だったのでは。


ジャマールがミリオネアを勝ち進めたのは「創作」だったけれど、
過酷な現実を生き抜いて最後にヒロインと結ばれたのは「運命」だった。
人によって色々な解釈ができる内容の映画だと思いますが、私はこのストーリーを推したいです。



——————————————————

もう少しディープに。

字幕を担当された方は悩まれたと思います。
作中ではシーンによって意図的に「It is written」と「destiny」が使い分けられています。

どちらも字幕では「運命」ですが、
ヒロインに対しては「destiny」
ミリオネア関連では「It is written」です。

みのもんた(仮)がトイレでジャマールに提示するクイズの答え、
「君が成功するのは運命(written)だよ」
みたいな事言ってますが、嘘ぴょんでしたね。

この辺で違和感が高まります。
そもそもミリオネア自体が嘘なんじゃないかと。

その他にもクサい部分が山盛りです。
通常なら超難問となるはずの最終問題が3銃士の名前!?
いきなり簡単すぎるでしょう。


トドメはラストシーン。
ジャマールがヒロインに「これが僕らの運命(Destiny)だよ」
と、言ったその後に

4択の答え
[ジャマールはなぜミリオネアを勝ち進めたか?]
が出てきます。


正解は D: It is written


今一度ストーリーを振り返ってみてどうでしょうか?

最後の4択、It is written は
「運命だった」ではなくて、
「嘘ぴょん、引っかけ、脚本、でっち上げですよー」的な意味で使われていると感じました。


うーん、、、
やっぱり私にはミリオネアは虚構だったとしか思えない。
 

映画としてはインパクトが欲しい ←これ大事!
なのでミリオネアで勝ち進んだり、拷問とかされてみる。

でもサクセスストーリーも過ぎると白ける。
大半の人が思ったはずです、「都合良すぎじゃね?」って。

・スカッとする展開でニッコリさせて
・最初に張っておいた4択問題の伏線を回収して
・モヤモヤする部分にも納得のいく背景を作り、綺麗に落とそう!

っていうのが作り手の意図じゃないかなぁ、と。
個人的には脚本賞に大納得です。


英語ネイティブの人は字幕の必要が無いので、
日本人とは違ったニュアンスで受け取れたのではないかと思いました。
英語圏で賞総ナメなのに、日本での評価は低いのもその辺に理由があるんじゃないでしょうか。

…でも字幕を当てるなら「運命」しか無いんですよね。 棘棘棘棘棘棘棘さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-02-13 08:06:00)(良:2票)

235.《ネタバレ》 何か都合の良過ぎる展開。ストーリーの起伏はあるのだが、それ故に不自然差が気になる。ラストのダンスシーンは圧巻。 にけさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-27 22:36:09)

234.《ネタバレ》 見る前は「インド映画か…。」気後れがありましたが、見て正解。クイズミリオネアの進行と、ジャマールの生い立ちを織り交ぜて描いていて引き込まれる。ラストのダンスは要らなかったんじゃないかな?。 ゆっきーさん [DVD(字幕)] 8点(2018-04-28 16:39:24)

233.《ネタバレ》 人口11億人、面積が日本の8倍以上を有するインド。
それだけ広いのだから、映画では描き切れない社会の暗部もカオスさも想像以上で、
熾烈な世界で必死に生き抜こうとする市井の逞しさは相当なものだ。
日本のおける深刻な悩みが小さく見える。

悪臭の立ち込めるスラム街を追われ、貧困ビジネスの魔の手から逃れ、生きていくためにあらゆる手段を総動員する。

この映画では"運命"と片付ける。
壮絶な体験を経て賞金とヒロインを手にした主人公と、ダークサイドに堕ちた兄と、薬品で目を焼かれた少年の違いは何なのか?
不条理を感じるも、自分を信じてがむしゃらに生きていくだけだ。

マサラムービーでお馴染みの歌と踊りがエンドクレジットで流れるのに底なしの陽気さが感じられないのは、
かつて宗主国だったイギリス人監督ならではのどこか醒めた視線がある。
良レビューにある通り、ゴミのように死んでいく現実と対比した、主人公の見た幻にしか見えない。 Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2018-03-02 18:34:48)(良:1票)

232.最後の問題と、テレフォンはドキドキしました。
ジャマールのラティカに対するあの執拗な様は理解できなかったですけど。 へまちさん [インターネット(字幕)] 7点(2018-02-10 11:56:18)

231.ミリオネアに出れただけで凄い。 ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-01-17 14:59:43)

230.冒頭「なぜジャマールはクイズミリオネアで正解することができたか」という問いかけが与えられるのですが、
正解は私の想像を超えた、もっともつまらない理由でした。
名作かもしれませんが、私の人生観から著しく逸脱しているので好きになれません。 Donatelloさん [DVD(字幕)] 1点(2017-07-18 21:04:54)

229.《ネタバレ》 唸る。アカデミー賞や名だたる賞も納得の出来。
音響と映像が洗練され、伏線回収やテンポも良かった。
インドのムンバイという都市そのものが主人公。先進国に住む人間にとって、スラム街の成長は見るだけで十分ドラマ。
子ども目線で描かれるスラム街は、決して暗い部分だけでなく、明るい部分も存在することに気づかされる。
でもそこに潜む大人による搾取。盲目の歌い子が街頭に立っているシーンに涙腺が緩む。
クイズ、兄弟愛、貧富。色んな要素を凝縮した本作に乾杯。 カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-03-08 20:14:35)

228.《ネタバレ》 主人公ジャマールの純粋さに共感して応援したくなる映画。ミリオネアの番組の日と過去とを、問題を通じて交錯させる構成も面白い。インドの一般社会ってこんな感じなのかなぁというのも映画を通じて知ることができ、エンターテイメント以上の要素を含んだ映画だと感じました。 まいったさん [DVD(字幕)] 9点(2016-09-18 03:28:50)

227.《ネタバレ》 文字通り“クソ”にまみれた主人公の人生が、軽薄なクイズバラエティショウを通して肯定されていく様に、強く胸を打たれます。学は無くとも経験はある。それが決して他人に誇れるものでなくとも、血となり肉となり、今の自分自身をかたち作る糧となっています。辛い思いも、苦い体験も、全てがクイズの答えに、いや人生の答えに繋がっていました。最も痺れたのは、主人公が司会者の卑怯な罠に引っ掛からなかったところ。『親切を装う大人を信用してはいけない』という痛恨の教訓がちゃんと活かされていました。終わり良ければ全て良し。そう思える素晴らしきラストシーンは、ラブストーリーとしてもこれ以上ない“正しい”結末でありました。それにしてもヒロインを演じた女優さんの魅力的なこと!“この人の為になら命を賭けられる”そんな説得力を持つ恋物語は“強い”と思います。フリーダ・ピントというお名前、覚えておきますね。(以下余談)本作は『勇気の物語』でした。ザ・ダメ人間な自分も一緒に肯定された気がしたのです。私が長年かけて貯め込んできた『深夜ラジオ(伊集院光)』『囲碁』『プロレス』『B級邦画』『ももクロ』に関する知識も、いつか陽の目をみる日が来るんじゃないかと。いや、やっぱ来ないか。来なくてもいいんです。来るかもしれないと思えることが希望なので。 目隠シストさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-03-30 22:28:40)

226.《ネタバレ》 導入部からまず引き込まれる。その後は少したるいんだけど、中盤以降はハラハラしながら一気に見させる。構成も秀逸。ぼっとん便所に落ちるシーンで一瞬見るのやめたくなったが、やめなくて良かった。インドを舞台にしたのも新鮮で良い。
欠点は、いかにもフィクションな展開。とはいえバッドエンドだったら絶対文句言いたくなるのだけど。あまりに綺麗なハッピーエンドだったので、安堵感とともに、もう一捻りほしかったと思ってしまった。アカデミー作品賞で、ここまでコテコテのハッピーエンドは珍しいね。
しかし日本のミリオネアそのまんまで驚いた。司会の人もみのもんたっぽいし。最高賞金2000万ルピーって、日本円だと3500万くらいみたいだけど、日本では1000万だから、もらっても大金持ちってほどじゃないけど、インドではすごいことになりそう。 ネギ寿司さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-03-12 23:20:23)

225.《ネタバレ》 ご都合主義に最大限目を瞑ったとしてもこの点数が限度。中盤、ラティカを救いに売春宿に乗り込んでからの陳腐なストーリーにがっかりしました。ラティカにあれほど執心する、その核が描かれていないので余計にそう感じられるのでしょうか。序盤から中盤にかけての腐臭さえ漂ってきそうなインドの情景が痛いほど心に突き刺さってきただけに残念でした。 kirieさん [インターネット(字幕)] 6点(2016-03-01 23:01:56)

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【点数情報】

Review人数 244人
平均点数 7.09点
010.41% line
110.41% line
200.00% line
362.46% line
462.46% line
5187.38% line
63614.75% line
77731.56% line
85723.36% line
93313.52% line
1093.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.72点 Review22人
2 ストーリー評価 7.30点 Review36人
3 鑑賞後の後味 7.63点 Review36人
4 音楽評価 7.88点 Review34人
5 感泣評価 6.27点 Review29人

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
作品賞 受賞 
監督賞ダニー・ボイル受賞 
撮影賞アンソニー・ドッド・マントル受賞 
オリジナル主題歌A・R・ラフマーン受賞"Jai Ho"(作曲)
オリジナル主題歌A・R・ラフマーン候補(ノミネート)"O Saya"(作曲)
作曲賞(ドラマ)A・R・ラフマーン受賞 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 受賞 
脚色賞サイモン・ビューフォイ受賞 
編集賞クリス・ディケンズ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
監督賞ダニー・ボイル受賞 
脚本賞サイモン・ビューフォイ受賞 
作曲賞A・R・ラフマーン受賞 

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