みんなのシネマレビュー

インターステラー

Interstellar
2014年【米・英】 上映時間:169分
ドラマSFアドベンチャーミステリー
[インターステラー]
新規登録(2014-09-23)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(2014-11-22)


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監督クリストファー・ノーラン
キャストマシュー・マコノヒー(男優)ジョセフ・クーパー
アン・ハサウェイ(女優)アメリア・ブランド
ジェシカ・チャステイン(女優)マーフィー・クーパー(マーフ)
マッケンジー・フォイ(女優)マーフ(幼少期)
エレン・バースティン(女優)マーフ(老年期)
マイケル・ケイン(男優)ジョン・ブランド教授
ケイシー・アフレック(男優)トム・クーパー
ティモシー・シャラメ(男優)トム(幼少期)
ウェス・ベントレー(男優)ドイル博士
トファー・グレイス(男優)ゲティ医師
ジョン・リスゴー(男優)義父ドナルド・クーパー
ウィリアム・ディヴェイン(男優)ウィリアムズ
リーア・ケアンズ(女優)ロイス
デヴィッド・オイェロウォ(男優)校長
マット・デイモン(男優)マン博士
コレット・ウォルフ(女優)ハンリー先生
ビル・アーウィン〔男優・1950年生〕TARS
ジョシュ・スチュワートCASE
小原雅人ジョセフ・クーパー(日本語吹き替え版)
岡寛恵マーフ(日本語吹き替え版)
有本欽隆ブランド教授(日本語吹き替え版)
園崎未恵アメリア・ブランド(日本語吹き替え版)
土田大マン博士(日本語吹き替え版)
小松史法ドイル(日本語吹き替え版)
加瀬康之トム(日本語吹き替え版)
福田信昭義父ドナルド(日本語吹き替え版)
沢田敏子マーフ(老年期)(日本語吹き替え版)
諸星すみれマーフ(幼少期)(日本語吹き替え版)
上村祐翔トム(幼少期)(日本語吹き替え版)
竹口安芸子老女3(日本語吹き替え版)
藤本譲老人3(日本語吹き替え版)
小島敏彦NASA科学者(日本語吹き替え版)
水内清光校長(日本語吹き替え版)
白石充医者(日本語吹き替え版)
多田野曜平TARS(日本語吹き替え版)
脚本ジョナサン・ノーラン
クリストファー・ノーラン
音楽ハンス・ジマー
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
リンダ・オブスト
製作総指揮トーマス・タル
制作東北新社(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術ネイサン・クロウリー(プロダクション・デザイン)
衣装メアリー・ゾフレス
編集リー・スミス〔編集〕
録音リチャード・キング[録音]
グレッグ・ランデイカー
日本語翻訳アンゼたかし
あらすじ
主人公の男はもとパイロット兼エンジニア。今は地球規模での食料不足のため農家を営んでいる。若くして妻に先立たれ息子と娘を義父と一緒に育てている。科学知識豊富な男は子供たちにも科学的思考ができるように教育していたが、最近娘が自分の部屋に幽霊がでると言い辟易していた。

クロちゃん】さん(2014-12-31)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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45.《ネタバレ》 往々にして、理論だの考証だの物理法則だのに囚われるほど
映画からかけ離れるものである。
それらのルールに忠実に沿いながらも、どこかでそこから飛躍する、その瞬間こそが
映画の醍醐味といえるだろう。
そのような荒唐無稽な瞬間の楽しさはこの映画で云うなら、
例えば時計を介した父娘の交感であったり、兄妹の唐突な抱擁であったりだろう。

本作でもまた「重力」は重要な要素なのだが、では娘が「ユリイカ!」と叫びながら
宙に舞わせる紙のショットはあれがベストなのだろうか。

マット・デイモンがマシュー・マコノヒーを突き落とす地表の高低差の感覚は
あの程度で良いのだろうか。
その危機の場面で、地球側で父への不信感を募らせる娘の姿を
幾度かクロスカットさせる手法は効果的なのだろうか。

母船を乗っ取られそうになるシーンで三者の位置関係の提示がまるでないのは
サスペンス演出上、どうなのか。
視覚からではなく、理屈でシーンを形成しているのが明白である。

そうした画面のあり方への疑問は数限りない。

ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2014-12-13 00:29:41)

44.《ネタバレ》 映像や演出、演技など、確かに力作! 力作なんだけど…それゆえに肝心なストーリーの中途半端さが、ちょっと残念。 科学的考証に基づく本格SFを目指しすぎたからなのか、「んなバカな…」っていうご都合主義的なファンタジー要素が逆に気になって仕方ないっていうか。 娘との再会にあんまりグッとこなかったのも、少女時代の娘が子供らしくなくて、あんまり可愛らしさが感じられなかったからだけじゃない気がする。 SFより、もっと父娘の絆に振ってくれた方が嬉しかったなぁ。 でもこれ、決して悪い映画ではないよ、うん。 チャップリ君さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-12 17:32:27)

43.《ネタバレ》  一言で言うと、微妙~って感じです。

SFのキモはそこで描かれている世界に没入できるかどうかだと思うのです。そこがボクにはなんだか微妙でした。

「環境破壊により、人類は食糧不足に陥った」 → わかる、大いにあり得る!
「地球から脱出し、他の惑星に移住しなければ」 → まあ、わかる。
「そのためにNASAが宇宙船を作った、アンタ乗ってくれ」 → うーん・・・、映画としては、まあ、許す。
「木星のそばにワームホールがあるから、それを使って、探しに行ってくれ」 → ・・・・ちょっと、無理があるのでは・・、でも、映画の設定としてはぎりぎりセーフ。
「主人公が落ち込んだところは、5次元空間でした」→ え、えーーー!?
「娘さんのいる本棚の後ろにたまたま落ちました」→ おい、そりゃーむりだろ!

 ボクの心の動きをおおざっぱに説明すると、こんな感じ。

 結局は、SFの設定として、どこまでが許容範囲か?と言う心の広さを試されているのかもしれません。

  
ちゃっぴーさん [映画館(字幕)] 5点(2014-12-11 07:14:07)(良:1票) (笑:2票)

42.面白かったです。飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来に、家族や人類の未来を守るために宇宙に人類移住の地を探す旅にでる主人公。ワームホールや相対性理論、次元の解釈など理解できないところもあるが、そのあたりは流して観ても十分楽しめます。最近は自宅での映画鑑賞ばかりだったので久々に映画館で観てその音響の凄さに圧倒されました。また、ちょくちょく観に行こうと思います。 ぽじっこさん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-10 16:37:07)

41.よく出来てますねぇ。感心します。よくこんな物語を思いつくもんだ。ただ少し長いですねぇ。序盤は少しもたつく感じがします。それに子供には不向きですねぇ。難しい理論の話も出てくるので、ある程度は理解できないと楽しめないでしょう。それに子供のいる人にはたまらない物語になってます。ハンカチを用意した方がいいかも。子供嫌いの人には何も感じられないかも。完全なるノーラン節の映画でした。 shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-09 18:23:55)

40.《ネタバレ》 鑑賞後の余韻が強く、久しぶりに映画館に複数回足を運びました。
途中、何度も引用される詩 『Rage, rage against the dying of the light』の意味や、エンディングに向けて静かに進むようで、最後の最後に畳み掛けるような力強い最終カット。僕の心をとらえて離さない何かを考えながら。

この映画には2人の教授と息子が悪役のように登場してきます。一人は人類種の保存のために人を欺き、一人は人類を絶望を隠すために人を欺き、一人は今、自分のもとにあるものを、手段をえらばず失うまいとします。
でも、初見からこの3人を、単純に悪人と断ずることはできなかった。
その理由を考えながら。

一人の教授は可能性を信じて旅立ったが、その可能性への壁に直面して、絶望と孤独の中に苦しみ、もがいて、傲慢なまでに種の保存を切望した。
一人の教授は『今、考えうるすべてのこと』をやり尽くしても導き出されない『現実』に絶望し、人を欺いてでも、その事実を伝えないことを選んだ。
息子は、追い詰められた環境の中で、たった一人、頼れる存在だった父親を失い、自分の力の及ぶ限りのものだけに目を向けた。

それぞれの行動は否定されるものなのか?罪と言えるのか?彼らは悪なのか?
そうではなく、彼らは、自分の知識や力の及ぶものの中でベストを尽くし、打ちのめされただけだのではないか?

彼らは自分の力や知識の及ぶ場所の先にある『未知なるものへの可能性』を求め続けることができなかったが、クーパーとマーフは、人知の及ばない先に『未知なるものへの可能性』を求め続けた。

『後ろに何かを残さなければ、先には進めない』

現在の人々の興味は、いかに『今』を守り、今を快適に過ごすか、だけに向いているのかもしれません。ですが、その『今』は、時間や物質や、時には人命を後ろに残し、未知なる可能性を切り開くことでたどり着いた『今』なのです。

『今ある可能性』だけが可能性ではない。『未知なる可能性』というものに挑むことが『進歩』であり、『進化』なのだ。

そんな力強さを感じる映画でした。
ちなみに難しいことは抜きにして、宇宙の映像を見るだけでも十分価値のある映画なので、ぜひぜひ劇場で! こっちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-09 16:40:33)

39.《ネタバレ》 ここでの評価が高いので慌てて観に行って来ました。ただ、危惧するべきは3時間という長さ故途中で寝てしまわないかということ。というのも同監督の『インソムニア』『インセプション』は途中で寝てしまっていた為だ。なので夕方の回を観に行くのを諦め、2時間の仮眠をとってから夜の回を観に行くという周到ぶり。勿論、途中で催したら困るので上映中飲み食いはしない。かくして万全の態勢での鑑賞となったのだった。
結果としては覚醒率100パーセント、空席率98パーセント(笑)で無事に完走。
観終わって一言。いやー面白かった!
『ゼログラビティ』を観ていたので、宇宙空間で衝突事故を起こしたらいかに恐ろしいかという事が分かっていて、余計に主人公達が置かれた状況の絶望さ等を感じとる事ができた。
圧倒的な映像体験。心揺さぶる人間ドラマ。全編を貫くサスペンス。そういったものが幾重にも絡み合い迫ってくるので、全く眠る所の騒ぎじゃなく最後まで物凄い集中力で観れました。
あと、個人的に気に入ったのが長方形のロボット"CASE"だ。ただでさえ狭い宇宙船内にあんなごついの邪魔だし、デザインもなんか古臭い。等と馬鹿にする事なかれ!いざという時には変形するし、機敏な動きをして助けてくれるのだ!侮ってゴメンね。なんて愛すべきキャラクターだろう。
ただ、若干疑問に思わない事もない訳ではない。なんで23年経過した時すぐ生存を知らせてあげなかったのか?そりゃあ、溜めて溜めてラストに感動の再会!ってやった方が盛り上がるのはわかるけどさぁ…。あと、プランBを本気で推し進めたいなら家族の居ない天涯孤独の奴に行かせるべきでしょう。他にもちょっとだけ無理矢理感動させようという演出もありましたが、とにかく、これは映画館で観て良かったなぁと素直に思えた。ここのレビュワーの皆様に感謝です。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-08 23:55:10)

38.《ネタバレ》 なんだよ!最後はラブストーリーなのかよ!? 
シャトルからの俯瞰撮影アングル変えろよ!
ブラウ1589 = KIPP (マン博士のロボット)

と言うことで7点、いや6点! やっぱし7点♪ crushersyuさん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-08 14:05:02)


37.《ネタバレ》 Do not go gentle into that good night.実に印象的な一節。命あるものの為に、という物語として王道な筋ではあるが、この詩の朗読により独特の雰囲気が醸し出されていたようだ。これまでのノーラン作品の中でも群を抜いて"素直"だと思った作品。ノーラン特有のどんでん返しがありつつ、そして小難しい理論を引き出しながらのSFが題材ではあるが、極めて素朴な夢に満ちている。美しい宇宙空間の映像も相俟って、巨大なスクリーンで游ぐ感覚。時間を超越するなかで失うもの、残るもの、そして得るもの。家族愛という安売りの宣伝文句をいとも簡単に踏み越えていくいい映画だった。去年は同時期にゼロ・グラヴィティを見ていたと思うと感慨深い。空間に圧倒される贅沢をくれたこの映画に心から感謝する。 Gertyさん [映画館(字幕)] 10点(2014-12-07 23:35:31)

36.クリストファー・ノーラン十八番の大風呂敷は、ついに全宇宙を包み込み、そして強引に作品として成り立たせる。その力技と豪腕ぶりに、ただただ唖然。細かい突っ込みがどうでもよくなってくるくらい、体力と脳の力を絞り取られる映画。ノーランはいったいどこまで行くのか? Oliasさん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-07 22:27:58)

35.レイトショーの映画館を出て、真冬の凍てつく空気に包み込まれた。ふと夜空を見上げると、澄んだ空気の遥か先に満月と星が光っていた。
広大な宇宙の中で、自分自身がひとりぽつんと存在している感覚を覚え、孤独感と大いなる宇宙意思を同時に感じ高揚感が溢れた。
普段の何気ない景色が一変していたようだった。これこそがSF。これこそが映画だと思えた。

数多の大傑作がそうであるように、今作もとてもじゃないが言葉では表現しきれない。
特にこのSF映画が描き出す世界観の多層性と文字通りの深淵さは、言葉で説明すべきものではないだろう。
「圧巻」とひと言で言ってしまえばそれまでだろうし、それで充分だとも思える。

とても複雑な宇宙理論が繰り広げられる語り口は、一見難解に見える。しかも監督はクリストファー・ノーランである。一筋縄ではいかないことは必至。
しかし、実際に観終えてみれば、この映画は決して難解なのではなく、難解な要素に彩られた普遍的な人間ドラマであったことに気づく。
複雑に入り組んでいるのは、宇宙理論ではなく、むしろ多様な人間の在り方とそれに伴う濃密なドラマ性だった。

“親子愛”をはじめとする人間のドラマを根底に敷き、未知の領域に踏み出した人類は、「人類」そのものの限界とその先を追い求めていく。
中盤、“マン博士”という人物が登場する。その名前の通り、彼こそが今現在の人間の本質を表したキャラクターであろう。
一つの“限界”に辿り着いてしまった人類、進化か滅亡か、このキャラクターはその分岐点の象徴と言える。(このキャラをほぼノンクレジットで演じているスター俳優はエラい)
主人公が、“マン博士”と真正面から対峙し、それを越えようとする様こそが、人類の進化の瀬戸際だったのだと思える。

高度な科学的空想の先に辿り着く人間の真の姿と可能性。僕はそれこそが、人間が生み出した「Science Fiction」の本質であり、醍醐味だろうと思う。
そういうことが満ち溢れんばかりに繰り広げられるこの映画を、愛さないわけがない。

ただし、この映画を語り切るには、まだまだ膨大な時間が必要だ。
それは、これがとても幸福な映画体験であったことの証明だろう。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2014-12-07 01:37:45)(良:2票)

34.《ネタバレ》 物理の抽象的理論を映像表現したり、ストーリーに組み入れることはかなり難しかっただろうと思う。光速で宇宙旅行して地球に戻ると浦島太郎になるという話は有名だが、それを父娘、子供部屋での異常現象と絡めたところがストーリーとしては秀逸。SF物では細かい突っ込みどころがあるのは致し方ないところで、例えばブラックホールに突っ込むなら地球じゃあ何億年も経ってるんじゃあないのかい?とか、長~く引き伸ばされて素粒子まで分解されちゃうんじゃないの?とかいろいろあるが、でも、私は本棚裏に戻ってきたあたりから切なくて涙がとまらなくなってきてしまった。理屈はどうでも、涙が出るような映画は久しぶりだった。長尺の映画で心配だったけど、観に行ってよかったなと思った。 小鮒さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-07 00:14:01)

33.《ネタバレ》 クリストファー・ノーランは誰も思いつかないようなユニークな発想を作品化する監督として既に一定の地位を確立しているが、本作もその期待を裏切らない作品だった。近年のSF映画は面白さを追求するあまり設定自体が荒唐無稽な作品が多いが、本作はまさに「サイエンス・フィクション」を地で行く設定で、相対性理論などの実際の科学的理論に基づいたストーリーテリングには好感が持てた。また宇宙空間の「無音」表現なども秀逸で、極力リアルな画作りにこだわっていることがわかる。未来の地球が食料不足による危機を迎える設定も現実味がある。砂漠化が進み、土埃に悩まされる様子は、じんわり迫りくる滅亡表現としてありうる未来を提示しており興味深い。結局テーマは「愛は地球を救う」といった、某チャリティー番組のような主題だったのだろうか。ところどころにご都合主義な展開もあり、また途中から何がどうしてこうなったの?という展開もあるが、難解なプロットはそのままに3時間飽きさせることのないストーリー展開は見事で、ハードな映画ファンをもうならせる大作として素直に評価したい。 田吾作さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-06 20:23:29)

32.《ネタバレ》 現代の技術で他惑星移住を目指すガチガチの内容を期待していたら、「勝手に棚から落ちる本がモールス信号になっており、脱出計画基地の場所を教える」「遥か彼方には突然できたワームホールを通る」と序盤から色々雲行きが怪しくなってきた。
あと大げさに演出せず、ジワジワと滅亡が迫っている雰囲気を出したかったと思うのだが、それにしても「地球の危機感」が全然伝わってこなかった。
ところが不思議と面白い、特に宇宙に旅立ってからは、重力の影響による時間進行の差を利用した演出が面白い。細かい科学考察も、物理をかじったかSFに興味ある程度なら突っ込めるほど詳しくないので内容を理解しつつ楽しめる(例:僕)。
あと2Dながら映像や音楽と言った演出が非常に秀逸で、各移転惑星候補も魅力的に描かれていた。
そしてなんといっても一貫して込められていた「橋渡し」と言うメッセージが盛り上がる場面で登場し、最後の「父親→娘→人類→娘(老)→父親」が、細かい疑問点など吹っ飛ばして感動に導いてくれた。
総評
3時間の長丁場も納得のSF(?)ヒューマンドラマだった。 ムランさん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 12:24:10)

31.正直細かいところはよくわからなかったけど、大筋はわかるようにできているし、何より空間的、時間的に壮大。それだけでいいのでしょう。 Yuさん [映画館(吹替)] 8点(2014-12-04 23:54:19)

30.《ネタバレ》 僕のこよなく愛する『インセプション』という傑作を撮ったクリストファー・ノーラン監督の最新作にして3時間に迫るSF大作ということで、久し振りにわざわざ映画館へ――。結論を言うと、無茶苦茶面白かったです。圧倒的なスケールで描かれる壮大な世界観、イマジネーションが奔流のように迸るスタイリッシュで洗練された美麗な映像、哲学的で難解なお話なのにそれを微塵も感じさせない考え抜かれたストーリーテリング……。特に、あの1時間経つと地球時間では7年もの年月が過ぎる水の惑星から帰ってきた主人公が、あの僅かな時間で既に27年も経っていたと知ったときの絶望感といったら凄まじかった。地球時間と宇宙時間のずれを見事に対比させることで、今まで誰も見たことのないような壮大なアクションシーンを創り上げたところなんか、さすが『インセプション』のクリストファー・ノーラン!ブラックホールを越え、予想だにしなかった世界へと迷い込んだ主人公が知る驚愕の真実には度肝を抜かれました。そして、最後に彼が娘との約束を果たすシーンは切なくてちょっぴり泣きそうになっちゃったし。そんな綺麗な円環を閉じながらも、物語は新たな旅立ちの余韻を残す希望に満ちたラストシーンを迎えます。ただただ圧倒されてしばらく席から立ち上がれませんでした。最近、この世界は結局唯物論であり、人間はDNAを運ぶための単なる容れ物にすぎないのではないか。愛だの神だの幸せだといった概念は、所詮は人間が作り出した生きるための勝手な理由付けなのだろうという虚無的な考えに捉われがちな僕なのですが、人間はそんな絶望を乗り越えうる素晴らしい観念(想像力)を持っているということをあらためて教わったような気がします。僕はこの作品から生きる希望のようなものをほんの少し得られました。個人的な好みで言えば『インセプション』の方に軍配が上がるけれど、こちらも映画史にその名を燦然と刻むだろう傑作と言っていい。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-01 22:40:05)

29.《ネタバレ》 えっと、あとから思いっきりくさしますけど観にいったことは後悔しません。まあ、話としての面白さは無きに詩もあらずだし、それよりもアン・ハサウェイが魅力的だったから。(実に不思議なんですよね、明らかに著しい劣化があるのになんでこんなに魅かれるんだろ)
さて、批判
1 地球が大変だ、大変だ、次世代では滅びると言われても、その大変さがまるで伝わってこない。食糧が不足して飢えてるような様子もないし(あれで、大変なら実際のアフリカの方がもっと大変)、何よりも自動車を何のためらいもなく乗り回せるということは、少なくともガソリンの供給は円滑に行われてるわけで。単に砂嵐と咳き込む子供で、大変さを表現されても。ここら辺りは、製作者の表現力不足というべきか、やる気のなさというべきか
2 ストーリーのあまりの適当さ。
地球大変で、人類が滅亡に瀕してる時に、宇宙に裂け目ができました。これは人類にチャンスを与えるために作られたものだ、ってどこをどうひねったらそういう発想が出てくるやら。売れないSF作家なら言い出すかも知れないけれど、少なくともNASAで責任ある地位がある科学者の発想じゃないでしょ。本当に適当なストーリー展開w
で、ブラックホールに落ちたら5次元人?未来人?が空間、時間を超えて地球とつないでくれて、人類の危機を救うことができました?もうここまで来ると口ポカーンのレベル。
ていうかそれだけ万能な5次元人なら、ダイレクトに地球に情報伝えればいいのに。塚、なぜ助けるかという理由も明示されず(彼らが未来の地球人というのは、何の根拠もない主人公の勝手な思い込み)
まあ、とにかく全編ご都合主義のストーリーでした。こんな大宇宙に広がるご都合主義を見せられたら、若大将がなんどもなんどもすみ子さんと出会うご都合主義なんて、決して文句を言えなくなりますねw rhforeverさん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-01 16:40:02)(良:1票)

28.《ネタバレ》 非常に面白かった。2日続けて観に行きました。
1回目は久しぶりにエンドロールが終わるまで余韻を味わいました。
ハードSFに陥りがちな無機質な情景描写を、登場人物の人間的な振る舞いで
血の通った物語にしている点、そのバランスが良かったです。
無理解な教師に対しては、自分が父親だったらテーブルひっくり返して論破してやるわ!
と感情移入できたし。
なぜ、地球があのような状態になっているか、NASAが表向き廃止された理由に
主人公がひと言触れていますが、あれで十分。
あれこれ言いはじめると別のお話になっちゃうし。

良かったシーンは子供たちを置いて、NASA(NORAD)の秘密基地に車で向かいながら、
カウントダウンが進むシーン。
ブランド教授のご臨終シーン、あれは絶望感たっぷり。
主人公と娘のラストについて、いろんな意見があると思いますが、
その先を想像できるから、あれはあれでありだと思いました。

世界観に関して、相対論的には良く考証されていると思いました。
15年以上前に読んだ、キップ・ソーンの「ブラックホールと時空の歪み」
が下敷きになるなぁと漠然と思っていたら、なんとこの映画。
キップ・ソーンが原案に関わっているのね。
どうりでどうりで。
マン博士の壊れたロボットの名前がKIPP! じむりじんじむさん [映画館(字幕)] 10点(2014-12-01 00:25:49)(良:1票)

27.《ネタバレ》 多次元的な“愛”を描いた作品だと私は解釈しました。それは家族への愛であり、ガイア理論的な地球への愛であり、未来の子孫に対する愛であり、科学を始めとする知的探究への愛でもある。主人公クーパーが地球の現状、人々は農業に従事して地上に縛られ、誰も空を見上げ宇宙へのロマンを語らない、そんな環境に不満を持っているのは明らかですが、それでも彼は人類という種、また家族の未来の為に宇宙へと飛び出す。ブランド教授が度々引用するディラン・トマスの詩「~穏やかな夜に身を委ねるな。怒れ、怒れ、消えゆく光に対して~」という一節は、絶望的な世界であっても未来を希求する主人公を鼓舞している様に思える。
出発当初、主人公は地球への帰りの燃料を考えていた。それは娘・マーフィーとの約束を守るため。でも地球へ帰るということは、彼の未来への前進を止めることに他ならない。最終的にコンピューターTARSと共にクーパーはアメリアを救うことを優先し、地球への帰還を諦めて、ブラックホールに消える。その結果、五次元空間でマーフィーを介してプランAを成功させ人類を救うのだ。TARSが言っていた運動の第三法則、「何かに到達するには何かを置いていかなければならない」という台詞がすべてを物語っている。人類皆が知的探求を止めた世界において、宇宙を見上げ、前進を止めなかったクーパーは遂に人類を救った。つまりこの映画は広義的には前進する愛を描いた物語。前進を止めた時点で人間は滅び、愛も消える。
徹底的にリアリズムに則った撮影技術の凄まじさは誰もが認めるところでしょう。本物で撮影できるものは全て本物で撮る。実物大の宇宙船内部を作り、精巧なミニチュアのロケットを動かし、水に役者を放り込み、極寒の大地で撮影する。CGを駆使して宇宙空間を作り上げた『ゼロ・グラビティ』とは全く異なるリアリティの追求でした。 民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-01 00:11:01)(良:3票)

26.まさにジェットコースターのような映画でした。正直、プロットはあまり理解できませんでした。宇宙船内で繰り広げられる会話に関しては10%くらいしか理解できなかった。これは自分の頭の鈍さが最大の原因なんですけれども、そんなことがどうでも良くなるくらいに「面白かった」んですよね。興奮しっ放しだったんです。前半はそれこそ高波のように迫りくる科学的情報の量に圧倒されてノレなかったのですが、後半のあの疾走感!爽快感!そして不覚にも涙腺が緩む展開!絶頂でした。完全に我を忘れてしまって映画の世界に入り込んじゃうと、他の点はどうだって良くなるんですよね。映画鑑賞って、結局は「体験」ですから。 Y-300さん [映画館(字幕)] 9点(2014-11-30 23:08:45)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 185人
平均点数 7.66点
000.00% line
100.00% line
210.54% line
342.16% line
452.70% line
573.78% line
62815.14% line
73016.22% line
84624.86% line
93720.00% line
102714.59% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.61点 Review13人
2 ストーリー評価 7.70点 Review24人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review22人
4 音楽評価 7.81点 Review16人
5 感泣評価 7.18点 Review16人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作曲賞(ドラマ)ハンス・ジマー候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響効果賞リチャード・キング[録音]候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・ランデイカー候補(ノミネート) 
美術賞ネイサン・クロウリー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
作曲賞ハンス・ジマー候補(ノミネート) 

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