みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 ポール・ムニ主演以外の知識無く鑑賞。刑務所モノ脱獄モノの元祖と呼べる内容で、原題にあるチェーンギャングの実態を初めて目にし、「確かに、これでは逃げられない」合理性と非人間性(映っていたロバ以下の扱い)が凄まじい。「起」から「結」まで全てが怒濤の展開で、闇が画面を覆ったラストショットに固まって動けませんでした。鑑賞後に知った、本作がジェームズ・アレンのモデルとなった人物(撮影当時も逃亡中)のアドバイスによる実話であって、ジョージア州刑務所がワーナーに山のような訴訟を起こし、監督はジョージア州出禁になり、数年後チェーンギャングシステム廃止に繋がったというのに、明治男子映画製作者面々の気概に+1点。重い題材と活劇の塩梅が絶妙な演出に応えたポール・ムニの私的「ガサツな俺様男」のイメージを覆された洗練された姿での闘魂に魅入った傑作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 10点(2021-05-16 22:46:49) ★2.《ネタバレ》 マーヴィン・ルロイの「心の旅路」に並ぶ、或るは囚人ものの、或いは主演を務めたポール・ムニ最高傑作の一つ。 アメリカで史上初めて本格的に作られた囚人もの映画。「ショーシャンクの空に」よりも完成されたドラマがここにある。 ルポタージュ(実録)ものの作品で、モデルとなったジョージア州の刑務所の実態を告白したある囚人の記録を元に映画化。 実在の刑務所を撮影するという困難を乗り越え、ポール・ムニの鬼気迫る演技もあいまってスリルに満ちた作品となった。 この映画の影響でアメリカの法律まで変わってしまったのだから大したものだ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-18 16:34:41) 1.アメリカ映画の器用さが、良い方向に出た逸品。 ストーリーは適度に起伏があり、飽きさせない。 そしてメッセージ性も十分である。 主人公を演じたポール・ムニも、相変わらず存在感がある。 1930年代前半という年代を考えると、脱獄モノとしての、その出来の良さは傑出している。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-03 00:47:18)
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