みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 ディクソンが段々怪しく思えてきて本性を現す姿を楽しみにしていたのですが、真犯人が解る過程がお粗末で白けかえる。無実であっても破局は当然で何の感慨も湧かず。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-01-17 23:02:54) ★5.《ネタバレ》 「夜の人々」か「孤独な場所で」か。 ニコラス・レイの最高傑作として名高いフィルム・ノワール。 レイの描く人間は、常に内側で暴力を爆発させ痛々しいまでに自分を追いつめる人物描写が多い。 ジェームズ・ディーンを主役にした「理由なき反抗」が良い例で、主人公は元より、主人公の親友までもが内側に向かう暴力によって自分を傷つけてしまう。 「孤独な場所で」は、一度怒りだすと己を抑えられない暴力的な脚本家を主人公にしている。 一度は主人公を愛した女も、やがて彼の暴力性に怯え始める。 愛が恐怖や怒りに変わる時、殺人容疑の真相が明らかにされ、新たな事件が生まれてしまう。 終始何かに突き動かされて苛立つ様子は、何かに怯えるように不安定でじっとしていられない。 まるでルイス・ブニュエルの「エル」のように、精神を病んでいるような様子さえある。恐ろしい映画だった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-06 18:32:40) 4.《ネタバレ》 とにかく終り方が良い。 あの破滅的なエンディング。 見事な終わらせ方だった。 そもそも、ボガートは暴力的で、別に殺人疑惑がなくても、遅かれ早かれ主人公二人の仲は破綻したに違いない。 大体、何が原因であれ、これから結婚しようとする相手をあそこまで恐れているようでは話にならないのではないか。 誤解とかいう以前の問題である気がする。 ボガートは、今まで大嫌いな俳優の一人だったが、本作でそんなに苦手でもなくなった。 迫力もあり、迫真の演技も光っていた。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-01 22:04:55) 3.卓越した心理描写。短気な主役に辟易させられるが、ボガート独特の魅力が下品たらしめていない。重厚な味わいを持つ佳作。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-30 21:01:55) 2.これも『暗黒への転落』に続きボガートのプロダクションが製作していますが、なんでもボガートの意向で元々のサイコスリラーにロマンス色をより濃く反映させたのだそうですが、それゆえに異色な作品となっている。ハリウッドで映画を作るということは、ハリウッドでの映画製作に付きもののあらゆる方面からの意向を無視できないということが前提となる。むやみに受け入れれば監督の持ち味は喪失してしまう。しかしニコラス・レイという人はそんなあらゆる意向を進んで取り入れながらも本筋では自分を貫いているという稀な監督だと思う。だからこの人の作品は言葉は悪いがどこか中途半端なところがあってその中途半端な部分がなぜか魅力的という独特の雰囲気を持っている。これ、ボガートの提案が無ければとんでもなく怖い映画になってたかもしれなく、それはそれで観てみたいが、ロマンス色があるおかげで万人受け映画を最低限クリアしていると思う。 【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-23 10:39:18)(良:1票) 1.ハンフリーボガード主演。一言で言うと「疑心暗鬼」と言うのがテーマ。愛していた相手が本当は殺人犯なんじゃないか、と周囲だけでなく自分まで疑い始める女。すこしづつ疑心暗鬼にとらわれていくこまかな心理描写はとても見事。 【ちずぺ】さん 9点(2001-09-08 23:43:47)
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