みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
30.《ネタバレ》 今ある現状から結局抜け出すことはできない救いのない物語。それが現実と言われればそうかも知れないけども、映画の中くらいは光が見えても良いのではないか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-10-02 11:13:58) 29.《ネタバレ》 これくらいの年になるとみんな何かしら抱えながら生活してるんですよね。それが過去に犯した罪だったり、動けない家族だったり、死なせてしまった同僚だったり・・・。そういったものから何とかして抜け出したいが抜け出せず、ただ幸せになりたいと現実に抗いながらも抗いきれない人たちを描いた映画。幸せの基準も人によって違う。幸せのためにお金が欲しい人、女を抱きたい人、家族を作りたい人。人それぞれ、「光り輝く」ために必要なものは違っていて、しかも例外なくその必要なものはなかなか手に入りづらいものばかり。この話が映画だから極端というのではなく、誰しもみんな根っこに持ってる「幸せになりたい」という気持ちは同じなんだろうなあ、という至極当たり前のことを妙に実感した映画でした。 個人的にあまり綾野剛さんや菅田将暉さんは好きなほうではないのですが、この映画・このストーリーにはハマり役だったように思えます。なんか謎めいた寡黙な青年の綾野剛さんも、うっとうしい音量で話す菅田将暉さんも、キャラに合っていました。 中島はまあドン引きするくらいのクズでしたね。刺されてせいせいした。拓児グッジョブと喝采を送りたい。千夏が彼氏を作ったとわかっても「それでもかまわないから」というあたりから、千夏に対して純粋に好きという感情も持っていたはずなのに、殴ったり、千夏のことをほかの人の前で公然と貶めたり、「早く済ませてよ」と言われてほんとにやっちゃうあたり、クズ過ぎてどうしようもない。むしろあれのことをどうしたらそれまで尊敬できていたのか。中島の家族の描写もなかったけど、それも含めて見せてほしかった。 動けない父に縛られ、弟を守るために最低の男にも縛られていた千夏から漏れた、「この町から抜け出したかった」という言葉。弟は自らの意思・自らの責任で動き出し、父とも決別を決心した千夏と達夫がその後新しい幸せをつかめたと信じたいものです。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-06 16:10:48) 28.【火蛾】さんの俳句が良い。こういう表現ができるようになりたいもんだ。 映画に関しては、この20年来のお決まりで、ラストでは無理に希望を提示しなければならないようだ。 大衆は現実に耐えられなくなっている。 【おら、はじめちゃん】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-04-19 02:00:02) 27.《ネタバレ》 気分が晴れる映画ではないので、決して好みの映画ではないですが、点数は高くつけます。 どうにもならない不遇な人たち、綺麗事では片付けられない問題、それらが熱く語られているからです。 それでもなお、人は少しでも人生に一筋の光を見いだそうと、もがくのです。 役者陣の熱演が素晴らしく、必死に生きている人たちを表現しています。 人生は大変な事も多いけど、なんとか光を探しながら踏ん張って生きていこうと思えてくる作品です。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-11-08 02:48:31) 26.《ネタバレ》 ん~ 底辺っちゃぁ、底辺だけど、こんな家庭普通の日本人の家庭であるのかな? どうも日本の芸能人、映画人ってあっちの人が多いから、あっちの家族の 話かと思ってしまう。日本人感がない。 で、光り輝いてましたか??? 救いのない映画でした。 【あきちゃ】さん [DVD(邦画)] 1点(2020-05-19 16:37:50) 25.《ネタバレ》 機能不全家庭とでも言うのでしょうか?負は負しか生まず、母親も娘も疲れ果て落ちて行くばかり。 こちらが落ち込んでいる時はたぶん最後まで観ることはできないんじゃないか?と言う映画。池脇千鶴ありきの映画のような気がする。 【mila】さん [インターネット(邦画)] 4点(2019-07-07 23:07:30) 24.《ネタバレ》 ストーリー的には貧困の中で希望を見出していく、昔からよくありがちな日本映画作品と感じました。俳優陣は配役、演技共なかなか素晴らしいと思います。特に池脇千鶴はよかったです。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-01-23 22:19:29) 23.救われない世界、でも生きていくしかない。 そういう哀しい物語を上手く表現している。ただし、リアリティの描き方で好き嫌いは分かれる映画。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-08-14 18:55:00) 22.《ネタバレ》 仕事を辞めパチンコと散歩の毎日を過ごす青年が 偶然パチンコ屋で知り合ったフレンドリーな若者の住む バラックで出会った若者の姉に惹かれる。 しかしこの家族は寝たきりの父、疲れきった母、 若者も傷害事件で仮釈放中、姉も家族のため体を売って生活しているなど 数々の問題を抱えて極貧の状態であった。 青年は若者の姉の抱える問題に向き合うことになる。 良い作品。 全体的にドンヨリとした陰鬱な世界観だが妙なリアリティがある。 青年役綾野剛、若者役菅田将暉、姉役池脇千鶴の演技がすばらしい。 だらしない男の印象だった青年が実はしっかり者で うざい印象の若者もだんだん憎めなくなってきて 姉もこの生活から抜け出すことを諦め気味になってて でも青年の言葉で少しずつ心動いていく。 そういった変化が良かったです。 【Dry-man】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-11-11 23:03:20)(良:1票) 21.《ネタバレ》 失礼を承知で言うなら「しょーもない作品」の一言である。 各役者の演技力、菅田将暉演じる拓児の憎めないキャラクター、そして池脇千鶴のヌード。 ただそれだけで支えられて居るだけ。残念ながら内容が何もない。 これが社会の底辺の物語ですとでも言わんばかりの設定にして、 あなたたちとは違う世界の物語を感じ取りなさいとでも言いたいのか。 山で人を殺したって、あんなチェックもろくにせずに発破ってただの殺人ですわ。 まぁ現時的には過失致死罪でしょうが。 綾野剛は自身の贖罪も行えない癖に安っぽい倫理感と愛を振りかざして やってる事は一家を崩壊に導いてるだけ。 結末も描けず放り投げて、後は皆さんのご想像にお任せしますの放り投げの シャットダウンエンド。こんなのが、なんちゃら賞みたいなのを取るから邦画は進歩がないし こういう映画を素晴らしいと言う風潮に辟易しますわ。 いや、もちろんこういう映画の存在意義まで否定するつもりはないが評価に見合わないのか、 他にこの作品を越える物が本当に無かったのかと思うと嘆かわしい。 こういう作品は沢山ある作品の中に埋もれてこそ輝く。 神輿にのせて皆で担ぎ立てるような物では無いと思って居るので この作品のファンならびに関係者には申し訳ないけど酷評させて貰いました。 【デミトリ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2017-03-10 01:18:27) 20.《ネタバレ》 池脇千鶴がちょうどいいの。 いい女過ぎると嘘臭いし、魅力が無いと萎えちゃうしね。 この絶妙な立ち位置が素晴らしいの。 そこ以外じゃ絶対に光り輝かない場所に立ってたね。 ハッピーエンドではないけど、救いのあるラストで良かったよ。 殺しちゃってたら後味悪かっただろうけど、殺さない程度の絶妙な落とし所に安心しました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-11-27 14:31:53) 19.《ネタバレ》 うーん。もうこういう不幸な方ばかりを選んで歩く人たちのことを、映画でまで観たいとは思わないなあ。おめ、馬鹿か、達夫っ(はねるようなイントネーションで)と言いたい。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 2点(2016-10-06 21:02:37) 18.《ネタバレ》 特に大きな山場も無いのに、最後まで引き込まれました。 達夫、拓児、千夏の3人のキャラクターに役者がピッタリでした。 綾野剛は、こういうグダグダしたヘタレだけど、芯がぶれてなくて気持ちが優しいというキャラが上手いし、 菅田将輝も、明るくてくったくなくてバカだけど根が良い奴ていうのがハマってます。 そして何より引き付けられたのは池脇千鶴。 彼女の演技を見るのは多分初めてですが、何もかも受け止めて包み込む包容力のある千夏そのものに見えました。 割とその辺にいそうなちょっと可愛いお姉さん風で、スタイルも肉感的で、やたら細かったり人工的な感じではないところが、この作品の雰囲気に合ってました。 千夏には、男のずるさもワガママも何も見返りを求めずただ受け止める包容力、いうなれば母性があります。 酷い家庭環境でも逃げ出さずに受け止めて対処してる。 対処の仕方が一般的ではないとしても、誰を責めるわけでもなく、しょうがないじゃない私がするしかないんだから、という感じで黙々とこなしてます。 最初は、達夫が千夏が売春をしてるのを知った後も気持ちが変わらないのは何故かと思ってましたが、見ているうちに理解しました。 達夫が自分のトラウマを千夏に話したとき、千夏が「だから、あたしみたいな女でいいんだ」と言うと「そうじゃない」と否定してました。 傷心の達夫は、本能的に自分を丸ごと受け止めてくれる千夏の包容力を求めたんですね。 人間としては達夫や拓児よりクズ度の高い社長(高橋和也)も、ただ都合の良い女として千夏を扱っていたのではないことは言動でわかります。 達夫が「家族を大切にしてください」と言ったとき、「大切にしてるから、おかしくなるんだ」という捨て台詞は良かったです。 達夫が山へ戻る気持ちになり、3人にやっと僅かながら未来への希望が見えたあと、そのままハッピーエンドにはならないだろうと思いましたが、誰も死ななくて良かったです。 そしてラストの美しい海岸でのシーン。 泣き笑いの千夏とつられて弱い笑みを浮かべる達夫。 どん底の中わずかな希望を感じさせ、黒い画面に白抜きでタイトル。 狙ってた感が漂うとはいえ余韻の残る終わり方は良いと思います。 【nanapino】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-21 18:32:29) ★17.《ネタバレ》 地方の貧困と、弱者同士の儚いラブストーリー 冒頭から、どう見てもクズの主人公綾野剛の、どうしようもないその日暮らし振りが、同じくクズとしかいいようがない大城拓児と出会って、なんとなく仲良くなるあたりはかなりリアルだ 汚くてバカで育ちが悪いが良い奴、って言う感じが、ひしひしと伝わって来るのはそれなりに巧い作りだと思った 大城家の家は凄まじく貧乏だが、地方都市の海沿いのバラックにはこんな人達が住んでるかも、と思わせる容赦ない演出 主人公がその凄まじい家に、ためらいながら入る一歩目を運命的に見せているカメラワークは秀逸 しかし中盤で綾野剛がクズではなくて、山で発破を使う仕事をしていたが、部下を失って街に降りて来て悔恨の日々を送っている人物だと言う事がわかると気持ちがさっと冷めた どうしようもないクズがほんのちょっとでも前に進む話じゃ無くて、「元々はクズじゃなかった」&ありがちな「心にキズを負って立ち直れないでいる人」だったのだ これはちょっとがっかりした 個人的な期待が裏切られたせいか、主人公が山で部下を失ったシーンを、最初に見せても良かったんじゃなかろうかと思った ヒロインが週三回の工場のアルバイトをしながらも、体を売って家族を支えても、尚この究極の貧困という状況がいまいちピンとこない 寝たきりの父親の世話だけじゃなく、性欲の処理までもする貧困からくる残酷がテンコ盛りすぎる理由がわからない この話に感情移入するためにも、この状況になったはっきりした理由が欲しい なので、むしろヒロインはもっとクズの方がリアルだ ラストで主人公が拓児をアパートの廊下で抱きしめるシーンは泣ける この拓児役の菅田将暉の熱演が光る この人を憶えておこうと思った エンディングもほんのちょとだけ救いが有るとおもわせる展開 朝の美しい光の中で、この二人にとっては今がどん底で、この先には今よりはマシな未来が待っていると思わせるラストシーンに心が震えた 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2016-05-10 12:36:54) 16.《ネタバレ》 役者陣が素晴らしかった。ただ達夫が山に戻るって設定が弱くて原作読んだら、だいぶ設定が変えられていた。でも2時間にまとめるならば仕方なかったのかな。拓児が社長を刺した時は不謹慎ながらクスッと笑ってしまい、ずっと「か〜ず〜こ〜〜」って言ってたボケ父が「ち〜な〜つ〜〜」って言い出した時はゾッとした。 【movie海馬】さん [試写会(邦画)] 6点(2016-04-28 16:02:05) 15.《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。 もちろん決して明るく楽しい作品ではないけれど、 始まりからラストカットに至るまで、制作陣、出演者達に一分の隙もなかったです。 特に菅田将暉さん、彼は凄かったですね。 なんとも愛らしくて、感情移入しまくり。 達夫、千夏、拓児がとにかく這い上がる事だけを切に願って、映画に没入してしまいました。 そんな中、三人で祝杯をあげるシーン。 よーし、やったぞ! と思って、何気に時計を見たらまだ80分。 そう、前半の陰鬱な展開で時間感覚が麻痺していたようです。 と言うことは、もう一悶着あるのか。。。って落ち込みましよ、マジで。 そしたら案の定、祝杯を台無しにしてしまう事件発生。 あちゃーと思ったけど、誰も死ななくて、本当に良かったです。 なんとか踏みとどまった彼らに、泣きそうになりました。 そして美しいラストシーンとタイトルの余韻。 この軽薄な時代にこんな作品に出会えて良かったです。 余談ですが、テレビとかで喫煙シーンを問題視する向きがあるようですが、 この姉弟のようにライターひとつで運命が変わるような事もあるんですよね。 性描写や暴力シーンなどレイティングは仕方ないにしても、 世の中が勝手に『汚い』と定めてるものを観て、どう感じるか? そんな問いかけすら許さないような風潮は怖いですね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-02-20 15:24:25)(良:1票) 14.主役の演技力は素晴らしいと思うし、ラストの美しさなどは「すごい!」としか言いようがないくらい救済感あふれるシーンで、映画としてのクオリティは決して低くないと思いますが、登場人物に共感できる部分がない、というより、大嫌いな性質の人間ばかりだったため、映画の評価よりも不愉快さが先行してしまいました。 特に、拓児のような精神的に弱いダメ人間、どこまで自分を下げりゃ気が済むんだと言いたくなるような千夏。解説には「閉塞感漂う北の町で~」とありましたが、町に閉塞感があるわけじゃなく、こういう人たちの目線で社会を描けば、南国のパラダイスだって閉塞感漂う世界になっちゃいますよ・・・としか思えませんでした。ラストシーンが本当に美しかっただけに、とても残念でした。 もうちょっと違うカタチで料理してくれれば、美味しさを味わえたと思うのに・・・。単に、自分の好き嫌いだけで、料理そのものの評価まで下げるようなマネはしたくありませんが、やはり平均点よりは低い点数になってしまってすみません・・・。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-12-09 10:28:53) 13.《ネタバレ》 お話自体は大したことじゃない、出だしも特に大したことじゃない展開、なのに冒頭20分で、もう、僕はこの映画の世界にどっぶり惹きつけられました。それは、多分、そのリアルさから伝わってくる確かなキャラの存在感のせいだと思います。どの登場人物も、本当に存在するとしか思えない、それでいて、ずっと見ていたくなる魅力にあふれていて、特に主役の達夫、千夏、拓児の3人にはひきつけらます。達夫の受身体質なんだけど骨太で、やさぐれているんだけど、心にはちゃんとしたバランス感覚があるとこや、千夏の体から湧き出るエロさと時折見せる少女みたいにはにかむ笑顔の清らかさ、拓児のやんちゃでガサツなんだけど人懐っこっく犬みたいなかわいさ、これに僕はやられました。達夫と拓児2人でいるとこなんか、特に何もなくても、全然、飽きずに見ていられます。あと、中島の地方にいそうな町の顔役のおっさんぶりも素晴らしく、それでいて競輪に夢中になってる拓児を見つめる目の狂気さときたら、あーた、めちゃ怖いです。何気ない日常の風景にもリアルさは溢れていて、それとともにどこからか漂ってくる不穏な空気感、悲惨な中のつかまのキラキラ輝く幸福感も、この映画を退屈にしない要素でした。リアルさの中にある光と闇のバランスもちょうどいいです。特に僕が印象に残ったシーンは、家族になろうとする主役の3人が乾杯するシーン。達夫と千夏のようやく闇を抜けれる希望が溢れだそうとしている表情と、それを交互に見て、はしゃぐ拓児に、もうこの先は、この3人の幸せホームドラマにしてくれと、マジで思いました。ただこの映画、全体的に、地味で辛気臭い感じもするんで、ダメな人はいると思います。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-07-03 18:44:21) 12.鑑賞後しばらく経っているので、箇条書きで軽くレビュー。 ・主演2人の演技が良かった、途中まで綾野剛と池脇千鶴だと気付かなかったぐらい(笑 特に綾野剛は、あまり良いイメージがなかったので、こういった役もできるんだと見直した ・監督は優しいと思う。過去作は「オカンの嫁入り」しか見たこと無いけど、こういった話なら もっとエグくできると思う(それこそ、園子温だとか 笑 なのにこの監督は必要以上に、エグく描いていない、そこに好印象を持った ・そういう作品の分母がわからないが、近年、邦画でセックスを描いた作品に良作が多い気がする。 「ふがいない僕は~」とかも好きだったので、この作品にもハマった 【Sugarbetter】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-06-20 05:12:14) 11.づるづると曳きずる昭和夏の朝 【火蛾】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-04-12 13:58:35)(良:1票)
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