みんなのシネマレビュー

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

Bad Genius
2017年【タイ】 上映時間:130分
ドラマサスペンス犯罪もの青春もの学園もの
[バッドジーニアスキケンナテンサイタチ]
新規登録(2018-11-02)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-05-02)【Olias】さん
公開開始日(2018-09-22)


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キャストチュティモン・ジョンジャルーンスックジン(女優)リン
白石涼子(日本語吹き替え版)
高木渉(日本語吹き替え版)
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【クチコミ・感想】

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23.《ネタバレ》 面白い。想像していたものと違っていたが、良かったと思う。世の中舐め腐ったお子ちゃまたちが、悪知恵だけを駆使して難関受験を集団で乗り切る、みたいなのかと勝手に思っていた。タイ映画というのも観たことないし、あまり期待していなかったんだけど、これも想像を反して洗練された作品でした。
悪知恵といってもカンニングペーパー持ち込むとかそんな小賢しい作戦ではなく、主人公の勉強頭脳に全て掛かっている、というもの。ピアノコードにバーコード、スタイリッシュなカンニング大作戦は、そうやすやすとは行きません。涼しげな顔した天才少女が、冷や汗を滲ませ、鉛筆で嘔吐と、なかなかヒリヒリさせられる。しかしカンニングだけに終わらず、協力者の男子も紆余曲折あったりでストーリーを盛り上げる。バカップルや他の生徒も善良ではないが憎めなかったりするので、なぜかハラハラしながらもこの犯罪を応援している自分。たかが高校生のカンニングが、ここまで立派なクライムサスペンスに仕上がるとは想像以上でした。お父さんが最初から最後まで間違ってなかったのも、本作の良心として光っていた。 ちゃかさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-21 14:48:47)(良:1票)

22.学業優秀な頭脳で悪知恵にも長けている。グレース救済までは見れたけど、以降の極貧でも無いのに金儲けに走る姿に嫌悪感。のっぺりしたお顔を見ているだけで神経逆撫でされる(ゴメン)
主犯の裏切り行為での結末に胸糞悪さでいっぱいに。
あれだけ手広く客を募れば必ず秘密は漏れるハズなのに・・というのはイチャモンの類いでしょうね・・
格差はあってしかるべきと考えますが、本作はやるせない、とりわけ彼女の父親の姿に。
飽きずに完走できた良作です。 The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-06 16:04:30)

21.《ネタバレ》 貴方は学生時代にカンニングをしたことがありますか?私はあります。でも、カンニングをビジネス化して大金を稼ぐなんて発想は思いつくわけもなく、現代はITテクノロジーがそれを可能にしてしまったわけだけど、どんなことでも金儲けの手段になるなら躊躇しないという世界になってしまったという事なんでしょう。まあこの映画のタイの高校生が使う手段はスマホなんだけど、あくまで情報伝達ツールであるわけで解答をデータに落とし込む手口はまさに悪知恵の極致と言えるもので、こうやって考えるといくらAIが発達しても人間の悪知恵の方が一枚上を行くんじゃないでしょうか。 タイの映画を観たのはたぶんこれが初なんだけど、いやはやいきなり凄い傑作にぶち当たりました。“バンコクの蒼井優”みたいな感じの舌を噛みそうでとても音読みできそうもない名前の主演女優、劇中で喜怒哀楽をほとんど見せない強烈な演技を見せてくれますが、実はファッションモデルで演技経験はゼロというのは驚き。彼女とペアでSTICに挑むバンク君が母子家庭、父子家庭の主人公とは左右対称みたいな環境で、二人を利用して試験突破を図るカップルはブルジョア家庭というところはちょっとありきたりな設定と言えなくもないけど、このバカップルをけっこうコミカルな存在としているのは良かったです。とにかく後半のSTIC試験のシークエンスでのサスペンスとハラハラドキドキは半端ない、まさに手に汗握るとはこういうことですな。たかがカンニングがここまでスリリングなストーリーになるとは、予想外でした。生真面目なキャラと思っていたバンク君が、ラストではふてぶてしいカネの亡者みたいになってしまうのは、自分にはまったく思いもよらない展開でした。邦画なら絶対に二人を恋仲にするラブコメみたいになるのが必定、こういうシビアな幕の閉め方を少しは見習ったらいいのにねえ。でもいちばんいい味出してたのは、リンのお父さんであったことは間違いなしでしょう。名前が出てこないけど、この人とそっくりな俳優が日本にいますよね、誰だったかな? S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-01-22 22:06:59)(良:1票)

20.《ネタバレ》 いや、これはびっくりしました。テーマはずばり「カンニング」、その一点がどこまでもぶれない。その上で、当初はごく素朴でシンプルな日常の一幕だったのが、いつしか国際的な作戦(!)に発展していく。中盤以降などは、その辺のサスペンス映画など吹っ飛ぶほどのスリリングぶりです。あくまでも「カンニング」からずれていないにも関わらず、です。また、どこぞのベンチャー企業のプロモーションかと思うような作戦説明シーンなど、ハッタリを堂々とぶち込んでくる姿勢にも好感です。●そしてそして、やはり主演の彼女が素晴らしい。いかにもクラスに一人はいそうな、頭は良さそうだけどちょっと近寄りがたいという風貌。この子ならこういう作戦も考えつくだろうと無理なく思えるほどの自然な存在感。そして、追い詰められたときの焦った表情なんかもしっかり表現できています。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2023-04-12 01:04:25)(良:1票)

19.タイの天才女子高生が、カンニングでお金を稼ぐことを覚え、しまいにゃ、世界をまたにかけたカンニングにまでエスカレートするという話。個人的には、テンポが少し遅く感じて、いまひとつ乗り切れませんでした。カンニングというシンプルなテーマに焦点が絞られているので、展開がある程度予想ができて、意外性がないので、密度が薄く、テンポが遅く感じて、没入しづらいのでしょうね。作品を通して、社会問題が浮かび上がるとか、友人関係や、恋愛関係など、もっと深く描くとか、別の軸が絡んでくるような、もうひとひねりのアイデアがあれば良かったかなと思います。主人公の女性は、芯があってよいし、その友人も綺麗で華があっていいし、学園ものなので若い役者が多いのですが、さほどわざとらしくなることなく、よかったと思います。映像は全体的には丁寧に作られていて、洗練された今風の映画になっています。正直、もう少し、アジア的なカオスや、はっちゃけた感じがあってもよかったかもと思わなくもないです。どうせ大してリアリティーはない話なのですから。 camusonさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-02-12 15:56:54)

18.《ネタバレ》 実話?かと思うほどリアリティがあった。実際には本当にあったカンニング事件をヒントに生まれた映画だそうな。にしてもめっちゃ天才的なカンニング方法ですよね。そういったアイデアは本当にすげぇー!でした。ただあれだけ頭脳明晰なのに、トイレという場所がいろんな人たちが利用する所だって最初の段階で分析できなかったのが痛かった。まあそういう展開にしないと作戦のほころびを上手いこと演出できなかったかも。でもそれを差し引いたとしても鉛筆へのバーコード印刷はまさにジーニアス!でした。ただこういった作品が実際にフィクションとして作られると、試験会場側が用意した筆記用具しか今後使えなくなったりして(^_^;)不正防止の傾向と対策としてある意味、社会貢献?してたりしてw

カメラワークや編集等、観ていてとても心地よいし緊迫感を煽る演出もとても良かった。主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンさんはこれがデビュー作だそうで、とても新人とは思えない素晴らしい演技で、グイグイと引き込まれちゃいました。最初に登場した時はみすぼらしくてとても主演女優には見えないんですが、眼鏡からコンタクトになって少しずつお化粧もして、身なりもそれなりになってくると、あれま!なかなかの美人さんではないですか。スタイルもいいですしね。元々はファッションモデルだったそうで、そりゃそうだよなと納得。

タイの映画も結構面白いじゃん!気付けて良かった。人にお勧めできる映画でした。 Dream kerokeroさん [インターネット(吹替)] 8点(2022-12-20 14:08:38)

17.《ネタバレ》 カンニング映画といえば、コメディでわかりやすくバチが当たるものと思ってました。しかし、本作はサスペンスで、階級闘争ものなのですね。基本的には試験会場にこんなに挙動不審なやつがいればおかしいし、こんなに風呂敷広げちゃまとまらないだろう、結構無理スジと思って見てました。しかし、ラストシーンで悪役に変わったバンクを振り切ったリンは良かったので4点。…あ、いや。いっそ、善良だった彼も、ひ弱な金持ちだった彼らも、やさしい父親さえも踏み台にして、リンが駆け登っていくピカレスクロマンならもっと良かったかも。 なたねさん [インターネット(字幕)] 4点(2022-01-25 19:53:10)

16.《ネタバレ》 タイ映画初体験となった作品です。中国の不正入試事件を題材に作られたとのことですが、9割方フィクションのようです。
ここまでして得た「合格」に一体何の意味があるのか・・・なんてことは言いっこなしで、単純に楽しむことをおすすめします。クライマックス・シーンは手に汗握る緊張感で、下手なサスペンスよりもハラハラすること請け合います。 めたもんさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-13 19:27:42)


15.面白い。主人公たちが好きになるわけでも無いが、緊張感を共有出来る。
このテーマでずっと押し通してここまで仕上げるのはなかなか。
simpleさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-17 17:43:43)

14.《ネタバレ》 誰も死なないが、十分スリリング。
ただ、リンがどうしてあんなに天才なのか、といった部分にももう少し光を当ててほしかった。 チェブ大王さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-10 00:30:44)

13.そんなに大掛かりにカンニング募集をしたら、すぐにバレてしまうだろ。と突っ込みどころは多いですが
楽しめます。自分もカンニングしているようなドキドキ感があります。 東京ロッキーさん [インターネット(吹替)] 7点(2021-03-30 18:30:54)

12.類い稀な頭脳を駆使して悪用し、金儲けしようとは。
下手な怪盗ものよりスリリング。天才が編み出したSTICのカンニング方法とは。
がり勉よりも遊びを知っていたほうが間違いなく世渡りはうまい。
いろんな意味で羨ましさを覚える。タイ発の良作。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-16 23:18:39)

11.《ネタバレ》 タイ映画と聞いて抱いた先入観を吹っ飛ばすほど垢ぬけていて、大変面白いので失礼ながらびっくりしました。
実話ベースとはいっても、そこから広げたカンニングのアイデアが秀逸で、目が真ん丸になるばかり。企みがバレそうになる、ギリギリの際のドキドキ感を煽る演出も巧い。STIC本番で独り荷を背負うことになったリンの汗だく&手の震え場面は観てるこっちも冷や汗をかきますし、本国で待機する鉛筆待ちのバイク集団の時間との闘いなんかは大仰なのだけど、観てる間は「そんな馬鹿な」という気持ちを忘れます。
単純に「カンニング大作戦!」的なコメディにするのではなく、格差社会の青春を生きる若者らのドラマに仕立てたのも味わいを深くしました。清廉だったクリーニング屋の息子が金銭欲に呑まれてしまうラストは苦く、リンの抱いたほのかな恋情の終わりでもあるので切なくもありました。
スピーディな展開、暴走する子へのストッパーとなるリンの父の存在といったキャラクター配置の巧みなこと等、一流の脚本であります。近年のアジア映画は凄い。日本はうすぼんやりしたアイドル主演の青春映画を作っている場合ではありません。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-09 23:13:37)(良:2票)

10.緊張感とスピード感、テンポがよく、終始楽しめました。かなりスリリングなので口がカラカラに。
満足です! へまちさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-03 21:43:08)

9.高評を目にし 鑑賞..序盤から終盤まで とても面白く とてもいい出来だったのに、ラスト クライマックスあたりが なんとも微妙..ねらい過ぎちゃったかなぁ..編集も難しくしてるので 観ている方は?? 置いてけぼりに..シナリオも 演出も レベルが高かっただけに、残念... コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2020-09-08 00:12:43)

8.《ネタバレ》 鑑賞中 既視感があったのだが、どうも元になった実話を民放の再現番組か何かで観たような・・
主な役者は全員素人らしいけど、いい演技になっていたと思う。
実際どうだったかは知らないけれど、回答の四択を そのまま覚えるというのは、天才達はしないと思う。四択を元に変換を行い 覚えやすい形に変えてから 暗記したのではないかと予想。 くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-30 21:17:19)

7.《ネタバレ》 冒頭から役者の演技が下手過ぎて途中で止めようと思いました。
始めは邦画でよくありがちなコメディ系かと思いましたが、中盤からカンニング自体がスリリングになり、見ているこちらまでドキドキしました。
ヒロインの相棒になった彼が可愛そうでしたね。
だってゴミ捨て場に置き去りにされたのは、そもそもヒロインがきっかけなんだし、彼が最後、悪人に変わってしまい、ヒロインと立場が逆になってしまうオチはあんまりですよ。
あれでヒロインの自らの告白でエンディングなら、あの彼はどっちに転んでも地獄行きってことですよね。
まあ、最後のヒロインの決断は国民性もあるかと思い、どうなるのかとシリアスな視線で見ていました。
まあまあ面白かったですけどね。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-20 15:08:52)

6.《ネタバレ》 面白かった! カンニングをめぐるバリエーションの豊かさ、サスペンスは娯楽映画として楽しめるレベル。カンニングへと引き込まれていく「天才」2人の描写も、それなりに説得力はあった。海外留学こそが成功への道になっている新興国の若者を取り巻く環境、実は「能力」主義でも平等でもない(「天才」であっても常に奨学金獲得と「模範学生」であれというプレッシャーにさらされる)受験戦争の背後にある経済格差の問題が、爽快なカンニング・シーンの苦めのフレーバーになっていてよい。とくに、主人公とそのライバル役の2人は外見も演技も個性が光ってて、素晴らしかったし、彼らの「仲間」になるクズ学生たちもどこか憎めない感じ、悪意なく主人公たちに頼ることに躊躇しない感じがいかにも「金持ち学校」の生徒っぽくてよかった。ただ、とにかく残念だったのは、最後の試験シーンの描写。邦画でもよくある西洋人俳優のクオリティの低さ、近年のSATではあり得ない試験の描写(シドニー受験でペーパー試験はない、受験者の少なさ、会場(どっかの図書館?)のありえなさ)は、ラストのカンニングのサスペンス感を削ぐのに十分な破壊力でした。「そうゆうもの」として受け入れるべきなんだろうけど、自分も受験経験があるので、あのリアリティのなさはちょっと受け入れ難い。そのまえのチーム分裂の危機からのシドニーへ、の流れが素晴らしかっただけに、本当に残念でした。 ころりさんさん [インターネット(字幕)] 7点(2019-07-23 23:47:08)

5.題材はもともと中国で起こったSATの試験の不正騒動をヒントにしているようですが物語がスリリングでした。とてもいい意味で裏切られっぱなしの良き映画だと思います。ほぼ素人の役者さんたちだったそうですが、わずか2か月ほどのワークショップを経ただけで演技がこんなに上手とは、末恐ろしいです。 HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2019-07-10 10:58:28)(良:2票)

4.《ネタバレ》 タイ映画は初めて観ました。タイというと勝手に「貧しさ」を描いたものを想像してしまうが、かなりハイソな設定。そこら辺も新鮮でした。 kaaazさん [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-24 19:57:16)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 7.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
428.70% line
500.00% line
6313.04% line
71043.48% line
8730.43% line
914.35% line
1000.00% line

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