みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
385.《ネタバレ》 終わってみて意外にも家族の映画だったなと感じた。 合格と分かって父親が全力疾走しているのを見て涙が出た。それまでの父親の心の葛藤やビリーの周囲に漂う鬱屈した雰囲気がよく描かれていたのだと思う。 ベタなストーリーで細かい説明なんかもそれほど無いから興ざめするんじゃないかと思いきや、感動の波は大きくなっていった。 町の人たちがビリーのバレエへのチャレンジを、暗闇に射し込んだ光のように見ているという感じがあって、共感しているようでとても良かったのだと思う。 【さわき】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-29 15:06:23)(良:1票) 384.《ネタバレ》 -Billy Elliot- 主人公の少年の名前。イギリスの炭鉱町を舞台にした映画って数本あるけど、結構みんな出来が良い印象。 才能のある人が必ずしも才能を伸ばせる環境に居るとは限らない。ビリーもそうで、如何にも頭の硬そうな父親と、話の通じ無さそうな兄。徘徊する祖母。毎日の組合のストライキと、働くものへのバッシング。どう見たって将来に向かって希望を見出だせない環境で、突如ビリーに開花したのは“バレエ”という特殊な才能。もともとビリーにボクシングを習わせていたのは、単に男らしさを身に付けさせるためでしか無かったんだろう。 父親として、息子の将来にレールを敷いてやれない現状。 そんな父の決断、覚悟が凄い。自分の信念、置かれている環境、それを全部捨ててでもビリーのバレエの才能に全部賭け、炭坑行きのバスに乗る覚悟の重さ。 『息子がバレエが好きだから』とか、そんなレベルでする覚悟じゃない。炭坑の仕事は遅かれ早かれ無くなる。自分もトニー(兄)も失業して別な仕事を探さなきゃいけない。だけどビリーだけは将来バレエで食べていける。息子に自分と違う人生を歩ませる為、偏見を捨て、自分の価値観を捨て、父親として出来る限りの、なりふり構わない手助け。この姿勢こそが本当の男らしさ。父親らしさじゃないだろうか。 女の子との関係。親友との関係と、男女の性に対するビリーの苦悩とかがもっと描かれるかとも思ったけど、ビリーは一本筋の通った男らしい少年だったかな。それでいて親友の性に対する悩みにも理解を示せるあたり、あの父親の子供なんだなぁって、微笑ましくも思えた。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-09-25 18:21:14)(良:1票) 383.父親の物語でした。あのシーン、このシーン、ラストシーン、イヤというほど泣かされ涙を搾り取られました。良作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-04-27 04:02:54)(良:2票) 382.《ネタバレ》 比較的「よくある」話だとは思いますが、諸々含めて非常に上質な作品だと思いました。小学生・中学生には是非観て(観せて)貰えたら、というヤツですね。 自分の夢に目覚めた少年と、無理解な親…というテンプレート的ながら、より上質に仕上がっていると思われるのは親(父親)の方のキャラづくりですね。まず何より、見た目があまりにも怖すぎです…が、ソコからして非常に厄介な障壁となってゆくのかと思いきや、一番最初にブチ切れる時も(如何にも言いそうな)差別的な罵詈雑言を叫びたてるという訳でもなく、意外と抑制的な反応だったのが逆にちょっと印象的でした。要は、彼は本質的には分別ある大人なのであって、最終的には息子の強力な味方になってくれる、そのコト自体の爽やかさに加えて、その流れがウマいコト繋がってゆく部分がまず質が高かったなあ、と。 もう一つは、彼ら家族を取巻く街の状況の荒んだ感じですかね。80年代のイギリスの炭鉱町、かつ先の見えないストライキの真っ只中…とゆーことで、非常な高度でリアルな閉塞感が作品全体に漂っています。が、それが尚更に主人公が辿り着くゴールをまた爽やかで価値あるモノに見せていると思いますし、なんとゆーか「夢を持つことの意義は全ての人にとって平等だ(それだけが)」という様なメッセージにも感じられました。その意味でも、テーマの部分がより際立って価値あるモノに見えてくる(優れた)作品だったかと思います。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 8点(2022-02-22 18:47:04)(良:2票) 381.リトル・ダンサーである主人公と、イギリス労働者階級の家族の物語。シリアスになりそうで、どこかで少し踏みとどまっている。 良く出来た映画だし、まさに万人に薦められる。こういった作品に価値があるのは間違いない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-01-22 21:20:42) 380.《ネタバレ》 労働者階級の辛さが滲んできました。 こういう背景があるから、主人公も才能が芽生えるんだと思います。 少年のためにストをやめるお父さん。 審査でダンスを踊っている時どんな気分と聞かれた時の返答が心に染みました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-06 15:04:41) 379.《ネタバレ》 主人公の少年がいい感じに美少年+悪ガキって感じで魅力的 裏通りみたいな場所を踊りながら走りま回るシーンや、審査のシーンが特にお気に入り。 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2019-01-09 01:36:27) 378.これぞ映画って感じ 「遠い空の向こうに」となんとなくかぶるがどちらも名作 【非映画人】さん [DVD(吹替)] 8点(2018-04-18 01:02:51) 377.父がビリーを認めるところは胸が熱くなりました。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-11-06 00:15:55) 376.《ネタバレ》 バレエは詳しくなくとも、耳馴染みのある「白鳥の湖」が、こんなにも、ドラマチックな曲だったとは・・・。 ラスト3分の演出が、珠玉だと思います。 この映画の監督さんは、9.11後のある一人の少年の心の再生を描いた”ものすごくうるさくて・・・”の 監督さんなんですね。最近知りました。少年の心の機微を豊かに、温かい目線で描き出せるのが、この監督の 得意技なのかもしれません。 アニメーションCGなどの映像技術が成熟し、もはや、映画で再現不可能な映像はないのだろうとさえ思う昨今、 だからこそ、こういった作品に、映画としての、より高い価値を感じます。 舞台となったイギリスの田舎の炭鉱町や、そこで働く人々の日常、決して豊かではない厳しい現実の生活を リアルに描くことで、少年ビリーの夢が、いかに突拍子もない事であるかが冴えました。 「バレエなんか、女がやるもんで、男がやるもんじゃない!」って父親の価値観も、日本のお父さん達のそれと 似ていて、父親として戸惑う姿にクスリとさせられましたが、それだけに、スト破りのシーンは、 同じ子を持つ親として、何度見ても泣かされます。 この映画を最初に観た時は、自分の息子(次男)が、ちょうど、ビリーと同じ年頃のころ。 子育てに悩んだ時期でした。 この映画の時間軸と同じ時が流れ、久々にみたラストシーン、 人生という大舞台に、美しく、雄々しく、見事、羽ばたいて見せた息子ビリー。 その背中の、なんと大きくなった事か・・・。 まぁ、俳優さん、超有名プロバレエダンサーさんですからねぇw それはわかってはいても、今では、巣立って行った息子達の後ろ姿と重なり、 胸が一杯になります。 嬉しい涙で締めくくれる、本当に、良い作品だと思います。 【蓮】さん [インターネット(字幕)] 9点(2017-02-07 11:59:28)(良:2票) 375.《ネタバレ》 全ての役者の演技が良い。背景のストーリーも良い。 なんと言ってもオヤジが良い でも、あの歳で、「あそこを見せなくても好きだよ」はカッコつけすぎだよ 【cogito】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-01 19:10:22) 374.《ネタバレ》 観賞後「良い家族だなぁ……」と、しみじみ呟いてしまいました。 家族だけでなく、主人公の周りにいる男の子、女の子、おじさん、おばさん、誰もが魅力的で、良い人ばかり。 それだけに、終盤にて彼らに別れを告げて旅立つシーンが、とても切なかったですね。 お婆ちゃんが、力強く主人公を抱きしめてから、あえて突き放すようにして離してみせる場面。 ずっと同じ部屋で暮らしてきた主人公の兄が「寂しくなるよ」と、弟には聞こえないように呟いてみせる場面。 どちらも素晴らしかったです。 似たような内容としては「遠い空の向こうに」という映画が存在しているのですが、あちらが夢を叶えてみせた主人公達を主題に据えた品だったのに比べると、こちらは主人公の夢を叶える為に手助けする周囲の人達を主題としているように感じられましたね。 印象深いのは、主人公にボクシングを教えていた中年のオジさん。 てっきり「バレエなんて男のやるもんじゃない」と、親父さんと一緒になって反対するポジションなのかと思いきや、物凄く親身に応援してくれるんです。 ロイヤル・バレエ学校を受験する事になった主人公の為に、小銭をかき集めて資金援助までしてくれたし、結果を不安視する主人公に対し「大丈夫、絶対に受かってる!」と励ましてくれる姿には、心温まる思いがしました。 こういった心地良い意外性って、本当に好きですね。 そして何といっても、この映画のクライマックスは、息子の夢を叶える為に父親がスト破りを決行するシーンでしょう。 あそこで興奮と感動を最大限に高めてくれたからこそ、その後の面接シーンでのドキドキ感、旅立ちのシーンでの寂寥感に、非常に巧く繋がっていたと思います。 何と言うか、観客の心の波を操る技に長けているのだなぁ、という印象ですね。 数少ない気になる点としては、面接の際、八つ当たりのような形で殴られてしまった金髪の少年に対し、主人公が謝罪してみせたり、きちんと和解してみせたりするシーンが無かった事。 それと、てっきりヒロインだと思っていた女の子が、途中から完全にフェードアウトしてしまった事でしょうか。 ただ、後者に関しては恐らく意図的に出番を減らしたのであり(序盤にて彼女の姿が、車の陰に隠れると同時に消えてしまう演出は、その暗示?)主人公の親友である少年こそがヒロインであったと判明する意外性の為の前振りでしょうから、一概に欠点とは言い切れないかも知れませんね。 それでも観賞中「あれ? あの女の子どこいったの?」と思ってしまったのは確かです。 対するに、真のヒロインと、そう呼んでも差し支えないであろう親友の少年に関しては、別れのシーンでの「失恋」を示すキスに、何とも言えない物悲しさを感じました。 片方は友情を抱き、片方は愛情を抱いている二人の映画として考えても、上質なものであったと思います。 それらの喜怒哀楽、全てが積み重なった末に、主人公が夢を叶えてみせた「未来」へと繋がるハッピーエンドの、素敵な味わい。 良い映画でした。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-05-08 09:46:24)(良:2票) 373.《ネタバレ》 リアルな土着感がいいですね。 病んだイギリスの田舎の描写がすごいリアル。 これがこの映画の重要な要素。 そういったリアルな描写があったからこそビリーの現状から抜け出すためのダンスが美しくかつエネルギッシュに見えるしオーディション会場で暴力をふるってしまうビリーに感情移入してしまう。 バレーの話やけどクラッシュのロンドンコーリングとジャムの悪意という名の街が良く合う。 【CBパークビュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-09-14 06:06:45) 372.《ネタバレ》 息子をボクサーにしたいがため、バレエに夢中になる息子を許せなかった父親。この父親にこの映画の見せ場を全て持って行かれた感じがする。息子のバレエの才能を確信するや、スト破りの汚名を着せられ、長男にも詰られながらも息子の受験費用を捻出しようとするさまに涙を禁じ得ない。主演の男の子の演技も好感が持てる。バレエ学校の面接で踊ってるときの気持ちを語る表情が印象的であった。好み40/50、演出12/15、脚本10/15、演技9/10、技術8/10、合計79/100→8/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-02 23:16:39)(良:1票) 371.《ネタバレ》 ストーリーは王道ですが、かなり良い! お父さん、お兄さん、おばあちゃんそれぞれがいい味出してます。 「遠い空の向こうに」と比較されてる方が多くて、確かにいろいろ設定とか似ていますが・・・ 自分はこっちのほうが好きです。 苦渋の思いでスト破りをしたお父さん、ロイヤル・バレエ学校に受かったとわかったときに走るお父さん、お別れのときにビリーを抱きしめるお父さん、14年後に公演を見に行ったときに、ビリーを見つめるお父さん。 ロイヤル・バレエ学校へ行くときに、追い払うようにビリーを送り出したおばあちゃん(もう会えないかもしれない?)や、「寂しくなるよ!」とバスを追いかけるお兄ちゃんもかなり泣けます! ウイルキンソン先生も、味があってよかった。 元気が無いときにお勧めしたい映画ですね! 【とんちん】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-21 00:46:54)(良:1票) ★370.イギリスの炭鉱の町が舞台で、貧しさも付いてくるので「ブラス!」とちょっとダブります。共感できるところが結構入っているとてもいい映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-25 19:42:44) 369.《ネタバレ》 多くの方がおっしゃっているように、「遠い空の向こうに」と似ていますよね。こちらは、正直がっかりな感想です。途中まではなかなか良かったのに、最後の着地点が妙にリアルで拍子抜けしてしまいました。映画なんだから、もう少し綺麗な締め方ができなかったのかなと思います。 【川本知佳】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-09-20 09:23:26) 368.《ネタバレ》 プロットはよくある映画 でもどこにもない高揚感のある映画 イギリス、炭坑、俳優、音楽 すべていい 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-08-02 11:34:55)(良:1票) 367.《ネタバレ》 評判がいいようですが、まあ「普通にいい映画」というところ。最大の問題点はビリー君の父と兄で、どうもこの2人に親しみが持てない。これに関してはイギリスの炭坑問題というのがネックで、ストを破って仕事に出るのがどれほど大ごとなのか、はっきり言って全くわかりません(単に「知識」として理解しているのでなく、その「心情」が計り知れない、ということ)。なので、肝心の家族関係のエピソードではたいして心が動きません。ウィルキンソン先生母子とかマイケル君など、それ以外の脇役はなかなかよかったんですが……。 あと、ビリー君のダンスはワイルドでいいのですが、果たして彼は踊っていて楽しいのかどうか、そのあたりにも疑問符がつきました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-13 22:08:01) 366.わかりやすくストーリーに入り込みやすい映画。 ベタで予想のつく展開だが、素直に楽しめる。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2014-04-03 00:04:14)
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