みんなのシネマレビュー

フリーソロ

Free Solo
2018年【米】 上映時間:100分
ドキュメンタリースポーツもの
[フリーソロ]
新規登録(2020-01-22)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2020-06-26)【Olias】さん
公開開始日(2019-09-06)


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音楽マルコ・ベルトラミ
主題歌ティム・マッグロウ"Gravity"
配給アルバトロス・フィルム
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 中々に凄まじいですね。スポーツというにはあまりに危険すぎて、例えばボクシングやF1といった(かなりの危険を伴いますが)あくまでスポーツと言える範疇の極限とも、やや比較にならない様にも思われるというか(F1も最近では以前ほど死亡事故の話も聞かないでしょーかね)。あと、スポーツの「競技」とは少し異なってクライミングはひたすらに自分との闘いであり、中でやはり恐怖心に打ち勝つことが最も重要かとも思われましたが、中盤で明らかになる様にこの主人公、ある部分でホントにバグっちゃってるというのが然もありなんとは言えやはり驚愕でしたね。

とは言え、ライフスタイルという言葉を超えて「生き方」そのものを定義し直し、文字通り全身全霊を賭けて挑んでゆく姿には大いに心を打たれました。あの広大な断崖絶壁にポツンと存在する人影の小さく見えることと、それでいて大きく雄大に見えるということ!終盤の迫力・スリル・映像の美しさはある意味空前絶後です。これは必見ですね。 Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-12-16 22:06:39)

9.クライマックスにおけるフリークライミングのシーンは、眩暈がするほどの迫力。もっとも、変に演出じみたカット割り(?)みたいな視点の切り替えが多用されるもんで、もしかして同じシーンを異なるアングルで何度か撮り直しとかしてるんじゃないの、という疑念も湧いてきてしまい、ちょっとモヤモヤしてきちゃうんですけれども。無論、こういう映像に仕上げるために、おそらくは撮影にも様々な配慮や工夫が凝らされたんだろうし、おそらくは大量の映像を撮影した上でその殆どを捨て、厳選しまくってこのクライマックスにまとめ上げたんだろう、と想像はするのですけどね。でもその結果、ちょっと人工的な印象を受けてしまうのは、勿体ないですね。
しかしその辺りは、彼を支え、彼を心配する立場として、撮影スタッフの姿と心境を映画の中に取り入れる、いわばメタな構成にしていることで、我々のそういう「疑い」を帳消しにしようとしている・・・としたらちょっとズルいのだけど、我々を当事者として巻き込み、一緒に心配する身に置かせる効果は、確かにあります。もちろんこれは、あり得ないような地形をあり得ないような技で登っていく、このクライマックスの圧倒的な映像があってこそ、の効果でもありますが。
それにしてもあのキグルミの人物は何者だったのか。一番気になるのはソコだったりする。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-19 21:09:42)


8.撮影も命がけ、生きるか死ぬかの極限映像、これは劇場の大画面で観るべき作品ですね。
MRIでも分析されていた主人公の頭の中はなかなか理解し難いですが、いつ訪れるか分からない死の瞬間にそれを撮り続ける複雑なカメラマンの心境、作り物ではない緊張感に強く惹きつけられます。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-18 22:50:13)

7.ドキュメンタリーということもあり、前半から中盤は少し退屈。でも後半、フリーで登り始めてからは素晴らしかった。難所をクリアしながらテンポよく登っていくところが、カメラワークやアングルの素晴らしさ(恐ろしさ)と相まって、圧巻の一言でした。 クレイバードさん [地上波(字幕)] 7点(2020-07-12 22:15:25)

6.世の中にこういう〝スポーツ〟があることに驚かされます。挑戦できるのは、世界でごくごく少数の「ギフテッド」だけでしょう。一瞬たりとも気を抜けば確実に死が待っているわけで、そこに挑戦せずにはいられないという精神は理解不能。さすがに最終盤はハラハラしっぱなしでした。
しかし興味深かったのは、主人公が前半で「成功している歯科医くらいは稼いでいる」と語ったこと。彼の挑戦は超個人的なものであり、仮に人知れず登ったとしたら1円の利益も生みません。しかしスポンサーがいるかどうかはわかりませんが、専門の撮影クルーがいて、その姿が克明に記録されることにより、映像や本などのコンテンツが作られて世界中で売られ、一級のショービジネスに昇華している。その結果、彼は金銭的な俗事に煩わされることなく、挑戦を続けられる。イヤミでもなんでもなく、やはりグローバル資本主義はすばらしいと思うし、ますます発展して多くのギフテッドが心おきなく能力を発揮できる世の中になればいいなと願うばかりです。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-01 02:09:16)

5.《ネタバレ》 肝心の登攀シーンがたったの10分。残りは延々、登る/登らないとか、恋人とのイザコザ。そして登攀シーンも、撮影クルーのカットが入って邪魔くさい。
制作陣の「どうせ映画見る観客なんて、クライミングのクの字も知らないんだろ。登攀シーンなんて興味ないはず。他のシーンでできるだけ盛り上げないと。」みたいな勘違いを感じる。登攀シーン以外は10分でいい、と個人的には思う。 くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-26 22:11:19)

4.とにかく主人公(対象者)がやっていることがとんでもないわけなので、それを素直に撮っていくだけで、希少価値も存在価値もあるドキュメントができてしまうのです。ただこの作品の場合、「何でこの人はこんなことができるのか?」と同時に、「そもそもどうやって撮っているのか?」という疑問(というか驚嘆)を禁じ得ないのですが、その撮り方についても適宜説明が入れられて、それもまたドキュメントの一部をなしています。いつしか最後は、対象者や支援者はもちろん、この作品に関わったすべての人に対する敬意が湧いてきます。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-25 02:34:43)

3.難攻不落の山と、それに挑む人間。これも僕の好きなジャンルの映画。
そのスリルという点ではトップクラスの作品にして、色んな意味で異色作でもある。
本作はフリークライマーのアレックス・オノルドが命綱などを一切使わず、
自分の体ひとつでヨセミテ国立公園にある断崖絶壁の岩山に挑むドキュメンタリーですが、
実際の挑戦に至るまでの命綱を使ったリハーサルをたっぷりと見せる。
しかし、これが実際に挑戦となる終盤に効いてくる。
失敗が続く。命綱が無ければ、彼は命を落としている。
過去にチャレンジに失敗し命を落としていったフリークライミングのレジェンド達の紹介まで挿入される。
見る者はいかにこれが危険なチャレンジであるかを思い知らされます。
こういう映画の一番の見せ所は、「一体どうやって撮影したんだろう?」
見る者にそう思わせる迫力ある映像。
本作にはカメラマンや撮影クルーが出演者として登場する。
実際にどう撮影しているかを見せるシーンまである。
最後のフリーソロで、彼の挑戦を直視できない撮影クルー。その心情も痛いほどに伝わる。
更に、撮影クルーのみならず、彼の恋人や母親が登場するというのも異色です。
彼の命がけの挑戦を捉えるドキュメンタリーとしても、一人の人間を捉えるドキュメンタリーとしても素晴らしい作品です。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-21 20:15:24)

2.映画というか、ドキュメンタリー。
よくこんなこと出来るな、と思うが、普通の刺激には反応しない脳の状況も発見される。実際亡くなる方も紹介されるし、リアルな現実。
そして、後半は圧巻の映像。 simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-19 21:57:55)

1.☆★☆アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞★☆★

命綱無しでの単独クライミング。
これはヤバい。こんな命知らずな奴らが現実に居たとは。
衝撃的な映像体験だった。

一人のクライマーが超難関の崖に挑むのだが、正に生きるか死ぬかの極限状況で、常に緊張感が漂う。これぞドキュメンタリーならではの面白さだろう。

また、この人物について事前に調べなかった為、本当にそのミッションを達成出来るのか、はたまた落ちて死ぬのかわからない状態だったので全く予測不能でハラハラした。途中で他のクライマーが死んだというニュースが次々に紹介されたりして死亡フラグ立ちまくりだし。
実際に成功したかどうかは是非自分の目でお確かめ下さい。
映画館で観ると臨場感が半端ないのでこれはオススメ。

↑だったのだが上映終了し、もはや家庭で観るしかないのでできるだけ大きなテレビで観ることをオススメします。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 9点(2020-01-22 14:58:58)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.30点
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5110.00% line
6110.00% line
7330.00% line
8440.00% line
9110.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2019年 91回
ドキュメンタリー長編賞 受賞 

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