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炎のごとく(1981)

1981年【日】 上映時間:147分
ドラマ時代劇ヤクザ・マフィア伝記もの小説の映画化
[ホノオノゴトク]
新規登録(2004-04-20)【--------】さん
タイトル情報更新(2024-10-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(1981-05-09)


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監督加藤泰
倉田準二(応援監督)
助監督平山秀幸
原田徹
成田裕介
キャスト菅原文太(男優)仙吉
倍賞美津子(女優)おりん
きたむらあきこ(女優)お富
若山富三郎(男優)大垣屋清八(特別出演)
中村玉緒(女優)お栄
藤田まこと(男優)名張屋新蔵
佐藤允(男優)近藤勇
伊吹吾郎(男優)土方歳三
小倉一郎(男優)松平容保
大友柳太朗(男優)新門辰五郎
藤山寛美(男優)大風呂敷専吉(特別出演)
丹波哲郎(男優)田中土佐(特別出演)
高田浩吉(男優)小金井小次郎(特別出演)
川津祐介(男優)和多田安正
桜町弘子(女優)和多田なか
菅井きん(女優)梅屋のお辰
田中春男(男優)焼餅屋のおやじ
名和宏(男優)手伝い留
汐路章(男優)赤蝮の権次
谷村昌彦(男優)「八百藤」の藤兵衛
高木均(男優)薩摩絣の浪人
船戸順(男優)国右衛門
国広富之(男優)佐々木愛次郎
誠直也(男優)いろは幸太郎
倉田準二(男優)高津の顔役水音
川合伸旺(男優)芹澤鴨
遠藤太津朗(男優)薬師の梅吉
丸山恵司(男優)
山本一郎〔俳優〕(男優)
小林加奈枝(女優)
日尾孝司(男優)同心
松崎真(男優)
阿波地大輔(男優)
原作飯干晃一「会津の小鉄」
脚本加藤泰
音楽鏑木創
撮影丸山恵司
製作大映(製作協力 大映映画京都撮影所)
配給東宝
美術梅田千代夫
編集河合勝巳
録音佐々木稔郎
照明中山治雄
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 加藤泰監督の劇映画としては遺作となった時代劇。幕末を舞台に実在した侠客を描いている。遺作ということもあってかそんなに期待してなかったのだが、まあまあそこそこ面白かった。菅原文太演じる主人公はとにかく狂犬のように吠えまくるのだが、それが東映のヤクザ映画での彼のイメージそのままで、侠客なのに仁義のきり方を知らなかったり、渡世の義理よりも女を幸せにすることが大事と考えるあたりは面白いし、コミカルな一面もあり、それでいて熱く、この主人公はまさに菅原文太にはハマリ役で、とても魅力的に思える。田中新兵衛や岡田以蔵がわずかながら登場しているうえに前半のヒロインが倍賞美津子だったので二週間ほど前に見た「人斬り」を思い出さずにはいられなかった。加藤監督らしいクローズアップやローアングルは鳴りをひそめているが、冒頭のタイトルクレジット部分のいちばん最後、自身の名前がクレジットされるバックの映像は加藤監督らしさを感じられるものとなっている。大作映画らしく二部構成となっているが、その時間配分はちょうど半分ずつというのがきっちりとしていて良い。ただやはり大味な部分や中だるみ感もあるのは仕方のないところ。若山富三郎と中村玉緒が夫婦を演じているのは思わずニヤッとさせられる面白いキャスティングだった。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-29 18:10:58)

5.加藤泰監督、最後の劇場公開作品だそうです。会津小鉄会の始祖が主人公ですが、渡世の義理より女が大事というのが面白い。時代に翻弄されながらも我が道を行く仙吉が小気味いい。前半の倍賞美津子、後半のきたむらあきこと、ヒロインも魅力的です。菅原文太はとにかく怒鳴っているような印象で、普通ならあまり評価できないのですが、これは作品自体が熱に浮かされたようなところがあって(幕末が舞台のせいか)、そこにあって浮かずにうまくはまり込んでいるところは、監督の計算でしょうか。音楽がテレビドラマ風で安っぽいところが残念。2部に別れているのですが、それぞれが75分程度で、テレビなら90分枠で収まりそうです。もともとテレビドラマとして企画されたというのは考えにくいのですが、主人公を考えるとなきにしもあらずか? 構成は雑然としたところがあって粗いのですが、先に書いたような熱いところがあり、力業ではあっても捨てがたい魅力がありました。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-04-17 10:59:11)

4.《ネタバレ》 幕末に実在した侠客の話。冒頭の「この女一人、幸せにしてやれるか、やれんか、してみせるに賭けて京都に参りましてん。親分と親子の盃しますと、その盃の義理を第一にして、生き死にを考えななりまへん。」の台詞に反応できるか否かで評価は左右されるでしょう。義理や大儀に縛られず、女を幸せにするのが男の生き方。義理より人情。というテーマ性はいい。これもある種の『仁義なき戦い』でしょう。でも大儀を捨てて、欲や権力を取る(これが芹沢鴨ですけど)のではなく、女を取る。そのサブストーリーとして佐々木愛次郎を持ってくるのも中々うまい脚本でよくできてます。権力や権威や慣例に縛られず、女の為に自由に生きる菅原文太は魅力的で、こういう役は彼にしかできない。旗とか記号(マーク)を掲げるヤツにロクなのはいないし、そんなのに従ってもロクな事はないし。でも、結局は自分が一家を構えちゃうので、創始者とは言えやってる事は他と同じなんですけど。ただし、実在人物でもある主人公と新撰組との絡みはちょっと創作がすぎるかな。ここまでされるとちょっとシラケル。仁侠映画の歴史や幕末史を知らない人には理解しがたい作品ではあると思います。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-07 11:17:58)

3.主人公の会津小鉄を演じる菅原文太、関西弁のイントネーションがおかしいんですけれども(かつて宮城米のCMにも出てたように、宮城出身)、それがかえって、武骨なバイタリティを感じさせちゃったりもするのです。その主人公のエネルギッシュな生き様を軸に、平和だった京の街が無法地帯のようになっていく激動の幕末が描かれます。脇を固める俳優陣が豪華なのも楽しいところですが、中でも、なんとなんと、あの松竹新喜劇の藤山寛美と、あの吉本新喜劇の岡八郎とが、カラミこそ無いとは言え、ひとつの作品に登場するという、まさに豪華さもここに極まれりと言えましょう(なんのこっちゃ)。
それにしても、2時間半と長めの尺ながら、エピソードを密度高く描きこんで、お腹いっぱいになっちゃうのですが、それなりに大団円を迎えるラストで、すべてを覆すような不穏な空気が漂っていきなり作品が終わっちゃう点。これが一番の驚きでした。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-12-26 13:22:33)

2.どこをどう切っても、一体何がしたかったのか分からない、迷作にして難解作(悪い意味で)。とりあえず、この脚本は、5日くらい徹夜した後に、さらに2晩徹夜して半分以上眠った状態で書かれたのではないだろうか。それくらい、場面ぐしゃぐしゃ、前後のつながりなし、展開適当、台詞いい加減。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-12-07 21:04:39)


1.テレビドラマのようなBGMに女に一生懸命な仙吉。斬り合い場面の血の色がやけに明るい。主人公の一途さだけは伝わってくるが中身が伴っていないのでつまらない。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-11-30 22:23:23)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.17点
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100.00% line
2116.67% line
3116.67% line
400.00% line
500.00% line
6233.33% line
7233.33% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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