みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
41.《ネタバレ》 とにかくレースシーンが圧巻!特に圧巻なのは夜中の雨でのレースシーン。本当にどうやって撮影したんだろうて思えるほどスリリングでエキサイティングだった。これは大画面で観るべき映画でしたね。それとクリスチャン・ベールがとにかく格好良い!そして名演技すぎます。レーサーの時の顔。父親の時の顔。夫の時の顔。友の時の顔。いけ好かない奴と対峙した時の顔。大げさではなく微妙な表情の変化だけで見事に使い分けきっていて、ほんとこの人はとんでもない役者だって感じずにはいられなかった。 フォード社の社長をレーシングカーに乗せて走るシーン。走り終わった後に社長が泣きながら父親も乗せてあげたかった、ていうシーンはすごく良い。あの時だけは大企業の社長ではなく一人の少年に戻った瞬間で、いくつになっても男には少年の頃のロマンが宿っているんだな~、てなれた。 そして何といってもやっぱりクリスチャン・ベールが速度を落として3台横並びでゴールするシーン。あそこはグッときちゃいましたね。それで例え1位になれなくても文句ひとつ言わずに清々しい顔で、自分自身を誇らしく威風堂々とする立ち振る舞いは同じ男として自分もこうありたいと思わずにはいられませんでした。格好良すぎるぜ。 クリスチャン・ベールの奥さん役のカトリーナ・バルフさん。マジで60年代のヘアスタイルやファッションが似合いすぎ。ナイスキャスティング! 本当に良い映画でした。ありがとう! 【Dream kerokero】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-19 20:50:42) 40.《ネタバレ》 史実はほぼ知りませんが、このテーマで面白くないはずはなく、その期待を裏切りません。とにもかくにもクリスチャン・ベールがすばらしい。いかにも世渡りが下手そうで、しかしクルマに関する知識や技術は天才的という奇人変人ぶりを、まったく嘘くさくなく演じていたように思います。奥さんの乱暴な運転にビビる姿もまた一興。 他の方も指摘されていますが、これは「フォード対フェラーリ」というより、「大企業対下請け」という感じ。大企業のどんな理不尽な要求も、下請けは結局従わざるを得ないんだよなぁと、その観点から共感された方も多いのではないでしょうか。日本でも巷間取りざたされる自動車業界の話だけに、なおさらリアルです。 そんな理不尽さに苦慮する下請けマット・デイモンをさんざん見せられた挙げ句、最後の最後に奇人変人クリスチャン・ベールによる「減速」があるわけで。このシーンにはかなりグッと来ました。我を通して圧勝してもカッコよかったと思いますが、我を抑えて仲間の苦慮に報いる姿は感動的ですらあります。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-18 23:50:23) 39.《ネタバレ》 2018年に九州の友人が、「フォードGT40 MkⅡとフェラーリ330P4が、マンションの1階に展示されてる!」との書き込みがあった、彼が言うにガラス張りで「なぜか」展示されているという。1966年のルマンで負けて次の67年に真っ向勝負したマシンですな。 映画は1966年にスポットを当てている。シェルビー、マイルズ、アイアコッカ、ビーブ、ガーニー、マクラーレン、アニェッリ、バンディーニ、そしてフォードⅡとフェラーリ。 レースの動画がそんなに世に出ていない頃、書籍で彼らの活躍と悪名を知った。伝説の人たちである。悪名であってもその個性は雄大で揺るがない、そんなキャラクターのぶつかり合いの映画。タイトルはちょっとだけ間違ってるね。かといって英名のタイトルはわかりにくい。 ルマン。コースの一部のサルテサーキットは、ツアーで走った。マシンはその辺に転がってるポルシェ。 ミュルサンヌストレートはVWのレンタカーで走った(レース時以外はここは公道) 印象的には、東名や名神の高速道路をイメージするが、路面も凸凹。滑りやすい舗装、広くない道幅。 群馬の農道のほうがまだきれいなのかもしれない。ただの田舎道である。トラクターを走らせるほうが似合う道だ。 ここを(当時では)240km/h近くの速度で夜中も昼も雨も風も霧も灼熱の時も、24時間走るのだから正気ではない。 その正気ではない連中を走らせて自分の会社の力を誇示しようとする、さらにボケナスのピーな連中をどう黙らせて優勝するか。 そういう映画である。フォードもフェラーリも TOPのやることは同じなのである。ボケナス度の違いを楽しもう。 で、フォードの重役連中のクソッタレぶりも映画だから十分に楽しんでください。(多少誇張されているが、まあ、硬い事は言わないで) と、いう映画だ、見る? と嫁に解説したら、「見ないよ」と言ってたけど最後まで見たらしい。 嫁は奥さんに共感したと。男どもは全部ボケナスであるという身もふたもない評価で終了。 まあ、息子の入学式の時にルマン記念館に行ったり、マン島走ったり、サンデーレースでケガして帰ってくる旦那とを重ねたんだろうけど。あ、ボケナスは俺もか。 そんなピーな男どもが、あなた以外にも昔、うじゃうじゃ居たんだぜ。そういう確認映画。 見る気になった? 【亜輪蔵】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-04-09 09:33:35)(良:1票) 38.《ネタバレ》 迫力のある映像とレースにかける熱い物語。クリスチャン・ベール演じたドライバーが魅力的だった。ストーリーは割りとオーソドックスで、史実も交えてアメリカや車好きには受けたでしょうね。VSフェラーリよりも、フォード内の軋轢のほうが比重が大きく感じた。 【ラグ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-07 13:45:25) 37.レースにかける男の戦いが熱い。 【TERU】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-03-10 19:26:47) 36.《ネタバレ》 ”ル・マン耐久レース”を舞台にした、「お仕事映画」に感じました。組織で仕事することの困難さ・厄介なことエピソードが個人的にはレースより印象的でした。 フォードのような巨大企業だと、上下どちらからの報告もたどり着くまでに何人ものデスクに書類が行き来するわけで。劇中でも「赤いファイル」が組織の硬直っぷりを揶揄するアイテムとして登場しますね。あるあるです。”フォード社のイメージ”を堅持するよう現場に口出しする幹部と闘うキャロル・シェルビー。ああー心労のほどお察しするよ・・。フォード三台で同時ゴールだなんて自己演出があったんですねえ。酷いなあ。ケン・マイルズが優勝を逃すなんて。 心理描写にも時間かけてるしレース場面も臨場感があって良い映画だとは思うけど。でもマット・デイモンとクリスチャン・ベールって逆の配役の方が彼らも演じやすかったのでは、と思っちゃった。ベールは相変わらずの作り込み執念を思わせるマイルズそっくりさんになってはいるけどさ。副社長にうるさく言われてキレ散らかすキャラはベールの方がハマるし、苦虫を噛みしめて速度を落とすマイルズには、忍の一字が似合うデイモンの方がしっくりくるんだけどな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-01-13 17:29:24) 35.クリスチャン・ベールにこういう不良中年をやらせたら、もうその時点で品質は保証されてるんだけど、結局、制作側がそれに寄りかかってしまってるかな・・・。筋立ては初期設定から予想される一直線そのものだし、マット・デイモンの役も、何か立ち位置がふらふらしていてはっきりしない(というか、演技的にはベールに置いていかれている。デイモンがこうなるのは珍しいと思う)。洪水のようなレース画面の連続はそれはそれで迫力はありますけど、やっぱり「それはそれ」なのです。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-07-27 01:12:46) 34.《ネタバレ》 面白かった!今年見た映画No.1です。レースシーンの迫力も素晴らしいのですが、物語が骨太で見入ってしまいました。デイトナ、ルマンのレースシーンはどうやって撮ったの?という映像の連続。最後のレースでスピードを緩めるシーンは、それまでのマイルズの行動・性格とは異なる選択で感動してしまう…。はぁ、鑑賞後は無性に車走らせたくなりますね、でもスピードの出し過ぎには注意が必要です。 【はりねずみ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2021-08-22 13:41:19) 33.vsフェラーリの話、かと思いきや… どっちかというとフォードの内なる敵との戦い 車というより、男たちの熱い人間ドラマでした あんまり車に興味ない自分でも楽しめました レースシーンの迫力もスゴい フェラーリは添える程度の存在 逆に、添える程度の奥さんの存在がデカかった 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-27 17:16:10) 32.《ネタバレ》 長さを感じさせずに最後まで楽しめました。フェラーリが退場するのが少し早くてどうなるかと思いましたが、その後もしっかりと魅せてくれました。作り話みたいな事実に基づいたお話。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-08 14:05:01) 31.カーレースどころか車にも全く興味がありません。それでも男臭い今作のストーリーは楽しめました。あと、あんな奥さんがいたらいいなーと思いましたが、実際にあんな気性の激しい奥さんなら私には持たないだろうな、とも思いました。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-02 21:13:48) 30.フォードとフェラーリの因縁の対決を実写化したということですが、フェラーリ視点が皆無なので、史実かどうかは分かりません。 その後、フォードはWRC、フェラーリはF1と棲み分けているところが面白いですね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 6点(2021-01-03 00:47:38) 29.《ネタバレ》 確かにこの映画は『フォードvsフェラーリ』というタイトルにしてはフェラーリ側からの視点は無いに等しい、しいて言えば『フォードvsシェルビー&マイルズ』とするのが正しいんじゃないでしょうか。アメリカ人ならともかく、普通はカネは唸るほどある大資本フォードじゃなく、職人気質に徹して高級車一本路線のフェラーリの方を応援するでしょう。それではストーリーの前提からして成り立たないので、やはり職人とレース馬鹿のシェルビーとマイルズとフォードのエスタブリッシュメントとの対立という構図の脚本というありふれたストーリーラインになってしまったのはやむを得なかったかもしれません。この映画での66年のル・マンは主題ではなくいわば舞台装置なので、ル・マンの持つ独特の雰囲気を味わいたいのなら、やはりマックイーンの『栄光のル・マン』がお奨めです。 それにしてもクリスチャン・ベイルの役作りと演技は相変わらず凄いですね。『バイス』のチェイニー副大統領と同一人物とはとても信じられません。ケン・マイルズに成りきるためにまたまたデ・ニーロ・アプローチでなんと30キロ減量したそうです。あんたねえ、『バイス』できつい思いして「肉体改造はもうやめると」言ってたのに、こんなこと続けたら寿命がすり減りますよ… 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-09 22:15:02) ★28.《ネタバレ》 まあ フォードvsフェラーリですから、タイトルからすでにネタバレしている映画です。 そう、シンプルにカーレースのお話。あれこれあって苦戦して、やったーっ!ってなるのが見る前から分かります。 見てみましたけど、思った通りでした。けど、最後のシーンはよかったな。男くさくて。 ひかなきゃいけない状況。慰めの言葉なんていらない男同士の関係。わかるわぁ・・・ 映像もそれほどド派手ではないし、演技も控えめな気がするし、ドラマチックでもないけど、男がみれますw 【Keytus】さん [インターネット(吹替)] 6点(2020-11-07 01:39:33) 27.車、特にレース鑑賞が趣味の旦那に誘われ鑑賞。 実話に基づく系が苦手な私ですが、レース結果は事実なので楽しく観られました。 詳細も旦那に聞いたらほぼ事実との事で、旦那は非常に満足していました。 ただひとつエンツォ・フェラーリの役の人をもっと似てる人にして欲しかったらしい。 事を何も知らない私の感想は、男のロマンと友情を描いたとても良作だと思いました。 シェルビーのレース中のイタズラも本当にしたのかな? フィクションであって欲しいけど、映画の中では面白かった。 フォードの当時の副社長がかなりクソ野郎に描かれていましたが、 これもリアルかな、映画の中では良い悪役でした。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-06 22:21:21) 26.《ネタバレ》 良作。2時間半という長さだけれど、最後までダレることなく見られる内容だった。 【ネタバレ注意】史実を知らなかったので、そもそもフォードがやられる側(ジャイアントキリング)の話かと思ったら、逆だった。そもそもタイトルとは裏腹に、フォードとフェラーリが競うというより、ほとんどはフォード内部の話だった。それにしても、これだけの当時のクルマをよく再現したものだと思う。(CGがどこまで使われているか分からないが) そのリアリティの追及に敬服。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-02 19:08:10) 25.実話ベースの、これだけの内容を2時間半にまとめるのは大変だし、レースシーンなど含めて当時を再現力は凄いです。俳優たちの演技力も最高で熱いです。でも、クリスチャン・ベールが主演ということで期待が高かったせいか、ちょっぴり期待はずれでした。主役のケンのキャラクターがあまり好きなタイプの人物ではなかったので、感情移入しづらかったのかもしれません。レースシーンは迫力ありましたが、レースの状況がちょっとわかりにくかったように思います。まあ、でもまあ普通に面白かったです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-17 11:17:42) 24.《ネタバレ》 1960年代、ル・マン24時間耐久レースに挑んだフォード・モーターのレーサーやエンジニアたちの悪戦苦闘を実話を基に描いたヒューマン・ドラマ。主演を務めるのは、実力派のマッド・デイモンやクリスチャン・ベール。監督はエンタメ映画職人、ジェームズ・マンゴールド。いやー、もう車好きの車好きによる車好きのための映画でしたね、これ。車好き――特にアメ車好きには堪らないであろう描写のてんこ盛り。んでも演出的には手堅く纏められており、車にそんなに興味のない自分でもそこそこ楽しんで観ることが出来ました。子供のために危険を顧みずに頑張る父親というのはベタですけどやぱ燃えますね~。あくまで裏方に徹したマッド・デイモンもいい味出してました。ただ、明らかに長ーい!もう少し短くスリムに纏めてくれても良かったのでは。そこまで車好きではない自分は中盤から延々と続くレースシーンにちょっとダレちゃいました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-09-28 14:02:09) 23.タイトルは『フォードvsフェラーリ』であって、実際に題材もそうなんですけれども、でも何かちょっと違う。 高級車フェラーリに大衆車フォードが挑む、という図式だけど、では一種の「下克上」かというと、むしろ正反対。資本力ではフォードの方が圧倒的で、金に飽かせてル・マンに乗り込んでくる。 主人公のひとりであるマット・デイモンはまだしも、もうひとりの主人公であるクリスチャン・ベールはカツカツの生活を送っていて、このフォードとフェラーリとの対決の物語において、当然、中心的な存在になるのであろうとは予想されるものの、いくら物語が進めども、いつまで経っても蚊帳の外。本人が偏屈なこともあって、なかなかこの対決に絡めず、見てる我々もヤキモキする。 だから、これは、クリスチャン・ベール演じるケン・マイルズにとっての、「下克上」の物語。 いくつかのレースを経て、クライマックスである本番のル・マンが近づいてきても、「さあ、いよいよ!」などと煽るような演出も無く、むしろ淡々と開始しちゃうのですが、それは逆に言うと、迫真のレースシーンの演出に自信があってこそ、とも言えるでしょう。いざレースが始まったら、その緊迫感に、目が釘付け。 レース会場でもヘリで移動したりと、何かと派手なフォード2世。打倒フェラーリに向け、フォード側のチームとしてレースを戦う主人公ふたりだけど、本当に彼らを理解する者は、本当にレースを愛する者は、一体誰なのか。 この映画には、夕日や夕暮れのシーンが、再三登場します。もともと“黄昏”の映画なんですね。で、ラストはケン・マイルズの家の前。そういやこの芝生の前でかつて、ふたりは取っ組み合いしたんだっけ、などと思うと、観ている我々もどこか、懐かしさのようなものを感じてしまう。 夕日。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-24 20:38:37) 22.《ネタバレ》 2時間半が苦もなく、すんなり観られた。 男くさい話で、苦いラストにもじんわり来た。 レース上のライバルは、フェラーリなのだが、敵はあっさり途中で全車リタイア。 どっちかというと、フォードの会社内部の男たちの軋轢という内容だった。 クリスチャンベールが渋い。 この渋さ、「ライトスタッフ」のサムシェパードを思い出した。 孤高のヒーローといった感じで、カッコいい。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-22 20:00:19)
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