みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 ピュアな少女が周りの大人に振り回されるのは観ていて痛々しい。演技も自然でリアリティを感じた。刑事や記者の欲や正義、コロナとかどうにもならない環境がそれぞれの事情で影響を与えていく。誰もが母親が悪なのはわかるが、刑事は?私は悪とは感じなかった。そしてそれがこの映画の怖いとこだと思った。子どもを最後使うのであればハッピーエンドが良かったな。感じたことはたくさんあったが、もう1回観たいとは思いません。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-09-25 22:32:09) ★2.《ネタバレ》 知人に勧められて見たのですが、こんなに苦しい映画は久しぶりでした。 何を描きたくてこの作品を作ったのか色々考えては考え直しで答えは出ていませんが、孤独であることの苦しみがあまりにも辛い。 孤独で生きる意味など見失っていた少女が、人との繋がりが生まれて、守ってくれる人がいるという喜びで輝くような笑顔を見せていたから、また孤独に追い込まれていく様が痛々しくて、中盤で一度、視聴を止めて気持ちを立て直さなければ最後まで見るは難しいくらい苦しかった。また演じている女優さんが、あまりにも自然体に主人公に溶け込んでいて、荒みや喜びや苦しみが直に伝わってくるようで、なおさら観ているのが辛かった。 多くの人に見て、感じ考えて欲しい映画ですので10点でも良いくらいですが、見る人によっては耐えられないと思うところで8点に留めさせていただきます。 【こっちゃん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-09-24 10:25:53) 1.《ネタバレ》 予告を見た時から、公開されたら行こうと思っていました。主演の女優さんは最近ヒットしたドラマに出ていたそうですが自分はテレビドラマを見ていないので存じ上げませんでした。 ある新聞の三面記事を元に脚本を起こしたと言うことで、もしかしたら複数の出来事を集約したのが「杏」だったのかも知れません。 機能不全家庭に生まれ、子供の時から母親に搾取されてきたあん。 ある日、パパ活の最中に相手が薬で死んでしまったことから警察に捕まり、そこで出会った刑事の力により構成への道を歩み始めるはずでした。少なくともこの時の刑事は「あん」を本当に気にかけ、助けるつもりだったのでしょう。人は誰も善人と別の顔を持っている。その現実を見せつけられた作品です。毒親に支配され、体を売ってまでお金を作って来たあんは、本来優しい子だったと思います。働き始めた介護施設であんに心を許す利用者がいました。頼りにされることや、守ってくれる大人がいることで居場所を見つけたかのように思えた矢先、コロナがあんの進むべき道を閉ざします。 結局、刑事も、その刑事を記事にしようとする記者もあんを救うことはできなかった。 毒親の権化のような母親が登場します。もはやラスボスです。ここで??という場面で出没します。与えられたことのない母親の愛情を、見も知らぬ子に対して芽生えた矢先それさえも奪われてしまったあん。 ここまでひどい母親がいるものか、と思いますが現実に見聞きする事件の親たちが、つまりこの母親なわけです。子供の愛し方を知らない(わからない)親は実際にいます。あんが家を出なかった理由に祖母の存在がありますが、それはかつて母親の暴力から守ってくれたという理由。 あんに虐待を加えるこの母親もかつては、同じことされていたのだろうと推察します。虐待の連鎖。 願わくば実在した「あん」に少しでも幸せな時があったことを…。 。 【mila】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-06-21 23:08:04)
【点数情報】
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