みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 久々の映画館。期待度は高かったのだが、序盤はノリが悪くなかなかのめり込めない。キャラが揃ったあたりから盛り上がり始めるが、ビジュアル的な見せ場は中盤の帝国軍のタイファイターに追われるシーンくらい。キャラの結びつきも希薄で、終盤は誰が誰を裏切るかの裏切りドラマと化す。確実に裏切らないと分かっているのはチューバッカくらい。後はいつ誰が手のひらを返してもおかしくない。スターウォーズってこんなドラマだったかしら?私はコアなスターウォーズファンではないので間口はめちゃめちゃ広いと思うが、その私でも「うーん」と言わざるを得ない内容でした。ローグワンの鮮やかなラストに比べてもラストも締まらない。全体的に見ればそんなに悪い作品じゃなかったけど、満足度は低かったです。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-06-30 19:06:02) ★3.《ネタバレ》 109シネマズで鑑賞。客入りはまあ、そこそこ。 内容はハン・ソロの少年時代から、チューバッカと知り合い、こういう稼業に 手を染めていく過程を描いたもの。 ハン・ソロ役はハリソン・フォードのイメージを保った若者。 映画としては良くまとまっていて、流石ロン・ハワード監督と思いましたが、 見ているとご都合主義的な所が気になった。 ・空港で離ればなれになった恋人が何故か悪党の首領の副官になっていて アジトで再会する。 ・盗賊団に入れて貰ったが、列車強盗時に仲間の女性が死亡。後で出てきた 反乱軍の首領がその娘だった。 ・ラストで急に強くなって華麗に剣の舞いでソロを追い詰める悪党の首領。 ・チューバッカとの出会いでソロが喰われかけるが、牢からの脱獄を持ち掛 けて、あっさり脱獄。 まあ、ご都合主義でないと話が進まないのも分かるけどね。特にこういう 前日譚みたいなのはね。ここらへんは途中で監督が変わった事情とかも 絡んでいるのかも。 あと、ミレニアムファルコン船内でのホログラムのモンスターチェスとか、 砲台の照準のワイヤーフレームCGが昔のままなのは懐かしかったです。 【ahiru3】さん [映画館(吹替)] 7点(2018-06-30 17:09:10) 2.《ネタバレ》 ハンは登場シーンからもうハン。彼の人間性はどのようにして成ったかなんて話ではなくヒーローの冒険譚というのが潔く、ハンに似合ってる。列車強盗、TIEファイターとのチェイス、採掘場での大混戦、そしてケッセル・ランとたくさんの見せ場があり、メインストーリーとの関わりもちゃんとあって面白かった。 10〜15年前の設定だとしてもハンやランド役の人の顔がイメージと違いすぎて別人に見える。セリフや仕草など努力していて最後にはそのキャラに見えるかと思ったが無理だった。画面は全体的に暗いし、カメラも手ブレや忙しく・激しく動くので目が疲れた。 【リン】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-06-30 10:52:46) 1.《ネタバレ》 「ローグ・ワン」に続くスピンオフ第2作目。 監督の降板など制作面での苦心が耳に入る本作。一応シリーズ最高の製作費(3億ドルを超えるという…)もこれに伴う再撮影が一因である。 興行面でも、12月公開の法則を覆し、「最後のジェダイ」からわずか半年で公開されたうえ、アメコミ勢が幅を利かす中で苦戦を強いられ、思うような興行成績を上げられなかったようだ。(実際には北米だけで2億ドル以上も稼いだが、SW作品として見れば、これは失敗とみなされる数字である。普通2億ドルって大ヒットなんだけども…) ネガティブな話題が先行してしまったが、実際に観てみるとコレがとても「楽しい」。 最終的に大ベテランのロン・ハワードが上手くまとめてくれたようだ。 「ソロ」は明らかにスター・ウォーズの雰囲気・世界観を纏いながら、どこかクラシックな活劇の匂いを感じ取れる楽しい楽しいアドベンチャー映画である。 それは大列車強盗を思わせる中盤の素晴らしいアクション・シーケンスによく現れている。 どんだけCGで武装しても、結局は走るノリモノに乗り移って敵との攻防をきっちり描けば、それは楽しいのである。 さらにカルリジアンが合流したあたりからは、キャラの魅力も深まり、これまた胸のすく銃撃戦が繰り広げられる。うん、面白い! ハリソン・フォードの後釜として登場したエアエンライクは、予想をはるかに超えるソロっぷり。大胆不敵で自信家ながらも、隠しきれないのチャーミングさをよく体現している。 これはビックリしたけど、本当に期待を超える良いソロだった。 しかし、そんな素晴らしいソロが登場する一方、個人的に本作で一番残念な点もまたソロである。 先に述べたとおり、エアエンライクは期待以上だし、監督の演出も適切である。しかし脚本視点からみたソロについては物足りなさを禁じ得ない。 この映画はソロの始まりを描く立ち位置のはずが、本当の意味で僕の知らないソロは出てこない。 つまりソロがスクリーンに登場した時からソロ過ぎるのである。 本作のラストには、もともと利害関係だけのドライデンの想像通りの裏切り、そしてメンターであるベケットの裏切り、さらには(フォローもあるが)最愛のキーラの裏切りというどんなメンタル強者でも泣いて帰りたくなる裏切りの連打が用意されている。 これほどの心理攻撃がありながら、そこにソロの成長・学びは感じられない。 元からいつものソロだったため、成長譚・誕生譚としての深みが希薄なのだ。 劇中にはソロを構成するいくつものキーワードや、シリーズが抱える要素に答えや驚きを提供しているが、大事なのは「ソロ」だろう。 幸運のお守り、ソロという名前、チューイとの出会い、ブラスター、ミレニアムファルコンとその速さの秘密、「知ってるさ」、「帝国のマーチ」のCM、名前だけ出て結局謎な格闘技「テラス・カシ」、ソロの活躍が反乱軍の血肉となっていた等々…興味深い考察が盛りだくさんだ。(PSのゲームでフィーチャーされたテラス・カシは個人的にずっと謎に思ってたので、映画での初登場は驚き) 非情に興味深く嬉しい演出の数々だが、問題はこういう部分を優等生的に回収するのみで、肝心のソロの誕生に踏み込めなかった脚本か。 制作側が往年のファンのバッシングに敏感になっているのは承知だが、ソロの内面についてはもう少し冒険して欲しかったのが個人的な感想だ。 また敵キャラの描きこみが薄いのも物足りないか。 サノスのアゴからポール・ベタニーが出てきたような見た目のドライデンなど、どうも雑魚臭がぬぐいきれない。そのうえ紋切り型のキャラ造形のためハックスやカイロのような「味」がない。 ドライデンなど「小物だけどウザい中ボス」に据えておいて、スター性のあるダース・モールさんを惜しげなく暗躍させた方が良かったのではないだろうか。 L3と絡めたカルリジアン、ハンの「相棒」で独立した面を見せるチューイなど面白い部分もあるだけに、敵キャラを上手く見せられなかったのが惜しい。 しかしながら、要所要所であのテーマ曲が否応なしに心を躍らせてくれるのも、この映画の巧いところ。盛り上げ方は熟知している。 惜しい点もあったが「ハン・ソロ」は楽しいアドベンチャー映画として高次元に位置し、とても魅力的な映画に仕上がっていることは事実だ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2018-06-05 00:43:30)(良:2票)
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