みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 どうしてこうなっちゃったのかねえ・・・ジョン・フランケンハイマーは御贔屓の監督なんですけどねえ。 まあ一応は環境問題を裏テーマにしているけど、結局はモンスター映画にしたかったんだなってのは理解できます。でもこの二つの要素の繋がりがぎこちなくて、そこに先住民問題までぶっこんでいるからストーリーラインがもうグダグダ。誰が書いた脚本なの?って良く見るとそれはデヴィッド・セルツァー、『オーメン』のオリジナル・ストーリーを考えた人ってことでちょっと有名ですけど、『嵐の中で輝いて』でしっかりラジー監督賞と脚本賞も頂いたちょっと酸っぱい人です。タリア・シャイアの妊娠、怪しい雰囲気の先住民の長老、ランボーのような存在かと思いきや大して活躍もせずに死んじゃうアーマンド・アサンテ、これらは伏線となるのが普通の映画ですけど、そもそも伏線を張る気もないのでとうぜん回収もされずに投げやりとしか受け取れない雑なストーリーテリングです。水俣病まで持ち出して来てメチル水銀中毒の恐ろしさを強調しますが、いくら妊婦でも一回汚染された鮭を食したぐらいで胎児に異常が出るわけはないでしょ。そして“カターディン”とかいうらしいドロドロのクマちゃん、ほんと単なる血まみれのクマにしか見えずセンス・オブ・ワンダーにかけること甚だしい、これじゃあ盛り上がりませんよ。 フランケンハイマーはこの後にも『D.N.A./ドクター・モローの島』で自らのキャリアに泥を塗りたくる大失敗をしでかすのですが、SF・モンスター系は彼には鬼門だったと言えるでしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-06-24 22:52:29) ★2.《ネタバレ》 ジョン・フランケンハイマー作品ですよ!大列車作戦、フレンチコネクション2、ブラックサンデーと、 観た中にハズレが一度もなかった名匠フランケンハイマーの遂に来た珍品。 いたって凡作B級怪物ホラーで、ストーリーはゴジラと鳥と大アマゾンの半魚人とかごっちゃになってるような、ハッキリ申して斬新さがない。 フランケンハイマーって言われてみてもあまりピンとこなかった。モンスターのデザインが半分溶けたような、出来損ないで腐ってしまった巨神兵みたいな 遊星からの物体Xのラストにでてくるアレみたいなぐちょぐちょっとして生理的に受け入れがたいやつで、もうちょっと考えてくれよな。 編集は悪くないんだよなあ、さすがにフランケンハイマーだけあって。 とにかくモンスターがダメすぎ。そこに尽きる。 タリア・シャイア主演という珍しい作品。実は想像妊娠だった!・・・・・とかいうオチは確認されていない。 【うまシネマ】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-09-20 02:58:19) 1.かつてはフランケン師匠の最低作とも目されていましたが、「D.N.A.」にはその地位を脅かされました。とまあ、評判が悪いのは間違いないんですけど。テーマは公害ですが、後半、汚染によって畸形化かつ凶暴化したクマに追われるサスペンスフルな展開。まさかまさか、これで公害の恐ろしさを訴えたつもりでは・・・。こんな作品ですが、とにかく、動物パニック大好きなので、もうオッケーです。 【鱗歌】さん 7点(2003-06-07 22:07:50)
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