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マルホランド・ドライブ

Mulholland Dr.
(Mulholland Drive)
2001年【米・仏】 上映時間:146分
ドラマサスペンスミステリー
[マルホランドドライブ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-23)【Olias】さん
公開開始日(2002-02-16)


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監督デヴィッド・リンチ
キャストナオミ・ワッツ(女優)ベティ・エルムス/ダイアン・セルウィン
ローラ・ハリング(女優)リタ/カミーラ・ローズ
アン・ミラー〔女優〕(女優)ココ (ミセス・ルノア)/アダムの母親・ココ
ダン・ヘダヤ(男優)ヴィンチェンツォ・カスティリアーニ
ジャスティン・セロー(男優)アダム・ケシャー
ブレント・ブリスコー(男優)ニール・ドムガード刑事
ロバート・フォスター(男優)ハリー・マクナイト刑事
キャサリン・タウン(女優)シンシア・ジェンセン
リー・グラント(女優)ルイーズ・ボナー
スコット・コフィ〔1964年生〕(男優)ウィルキンス
ビリー・レイ・サイラス(男優)ジーン
リタ・タガート(女優)リニー・ジェームズ
ジェームズ・カレン(男優)ウォーリー・ブラウン
アンジェロ・バダラメンティ(男優)ルイージ・カスティリアーニ
マイケル・デ・バレス(男優)ビリー
マイケル・J・アンダーソン(男優)ミスター・ローク
メリッサ・ジョージ(女優)カミーラ・ローズ
マイケル・フェアマン(男優)ジェイソン
ミッシー・クライダー(女優)Waitress at Winkies (Diane / Betty)
マーク・ペルグリノ(男優)
高島雅羅リタ/カミーラ・ローズ(日本語吹き替え版)
久保田民絵ココ (ミセス・ルノア)/アダムの母親・ココ(日本語吹き替え版)
森田順平アダム・ケシャー(日本語吹き替え版)
内田直哉(日本語吹き替え版)
後藤哲夫(日本語吹き替え版)
北村弘一(日本語吹き替え版)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版)
手塚秀彰(日本語吹き替え版)
藤本譲(日本語吹き替え版)
楠見尚己(日本語吹き替え版)
廣田行生(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・リンチ
音楽アンジェロ・バダラメンティ
デヴィッド・リンチ(追加音楽)
挿入曲ロイ・オービソン"Crying"
撮影ピーター・デミング(撮影監督)
製作アラン・サルド
ジョイス・エライアソン(共同製作)
製作総指揮ピエール・エデルマン
配給キュービカル・エンタテインメント
特殊メイクハワード・バーガー
グレゴリー・ニコテロ
特撮K.N.B. EFX Group Inc.(特殊効果)
美術ジャック・フィスク(プロダクション・デザイナー)
ヘアメイクランディ・ウェストゲイト(メイクアップ・アーティスト)
録音デヴィッド・リンチ(サウンドデザイナー/サウンド・リ・レコーディング・ミキサー)
あらすじ
ロサンゼルス・ハリウッド。マルホランド通りで後部座席のドレスの女に銃を向ける運転手と助手席の男たち。そこに無謀運転の車が正面衝突し、女以外は全て即死。女は現場から離れ、ちょうど留守になった高級住宅に忍び込む。そこに家主の姪がやってくる。女優を目指すため叔母の部屋を間借することになっていた彼女は、忍び込んでいる女が叔母の友人であると勘違いする。ここまで冒頭30分くらい。後、2時間弱あります。君にはわかるか?(←何が?)

つちのこ】さん(2003-11-01)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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321.《ネタバレ》 事前知識一切なしに鑑賞。

序中盤の全てが意味ありげな伏線に思える展開。
そして満を持して終盤、その絡まった伏線が見事にほどけていく・・・と期待していたのだが、
余計にほつれて終わってしまった。

2時間半観て、特にカタルシスも感じずに、ただただ疲労が・・・

うっすら「ああ、これはダイアンの妄想か夢の話なのかな?」というのは浮かんだけれど、
あまりにも難解過ぎる。

私のような凡人でも1回観ただけで概ね理解できる映画の方が、
個人的には”名作”と呼べると思う。

序盤の感じのまま、シンプルなミステリー路線のままの方が
まだ観やすかったのではないか。
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 3点(2024-12-23 17:44:53)
《新規》


320.《ネタバレ》 デイヴィッド・リンチ監督作でも、特に人気が高い作品。

冒頭からシュールでミステリアスな作風が全開。観客が内容をよくわかっていなくても、その不思議な世界観に強引にでも引き込こんでしまうあたりが、デイヴィッド・リンチという監督の真骨頂なのだろう。

いま改めて本作の立ち位置を考えてみると、1990年に放送が開始された初期の『ツインピークス』と、2017年に復活した『ツインピークス シーズン3』のほぼ中間の時期に制作されていることがわかる。新旧のツインピークスに出演している俳優が本作にも起用されているため、実質『ツインピークス シーズン2.5』と捉えることができるだろう。群像劇、現実と超現実の交錯、意表を突くサスペンス描写、異形の人物など、見れば見るほど新旧のツインピークスと本作の要素が重なっていることがわかる。

ただ、ツインピークスとの決定的な違いは、物語の論理性、首尾一貫性を保つのに重要な役割を果たしたマーク・フロストが不在なことだ。本作では、各シーン・各プロットが論理的にどのように関係しているか、(おそらく製作者の意図で確信犯的に)省略がなされていて、もはや意味不明な展開になってしまっている点、物語としての面白みは残念ながら落ちてしまっていると言わざるを得ない。

マーク・フロストが関与していれば、おそらくもう少し物語がロジカルになって、観客に親切な内容となったのではないか。実際、『ツインピークス シーズン3』もリンチ節が全開になっていたが、脚本のロジックは、筋が通っていてわかりやすいという親切設計であった(笑)。

とはいえ、それでも現代ハリウッドのダークサイドを、シュールレアリスティックな手法で描いた名作であることに間違いはないだろう。 nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-01-26 21:58:34)

319.《ネタバレ》 「ダイアン」ですか、リンチはダイアンという名前に何か思い入れがあるのでしょうか。
正直、ドラマ版と劇場版の「ツイン・ピークス」でデヴィッド・リンチはお腹いっぱいになってしまった私は、
「ロスト・ハイウェイ」で「また?」という冷めた気持ちになってしまい、その後は積極的にリンチ作品を観なくなってしまいました。

デヴィッド・リンチは自分の想像、妄想を映像にするタイプの人で、本作はしかも殆どダイアンの夢の話であり、
夢っていうのは私の体験で言うと、突然飛んだり、走りたくても足が重くてもつれて動かないとか、時間が無くて焦っているのにまったく支度ができないとか、電話番号を何回押し直しても間違えてかけられないとか、家族や友人はワケのわからないことを言うとか、説明のつかない状況になっているわけで、そういう状態が2時間近く続くんですが、いやはや長すぎです。伏線回収はきちんとできてたけど。

赤いカーテンとブルー、暗闇に吸い込まれていくような映像、いつ炎が出るのかなと思ってたけど今回炎は出なかった。
機会があれば今度は「ストレイト・ストーリー」を観たいです。
リンチが俳優としてイザベラ・ロッセリーニと共演してる映画も昔観たことがあるんですがタイトルが思い出せないの。
切ない感じだったような。 envyさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-22 00:52:57)

318.《ネタバレ》 だめだ。。。
自分には、こんな回りくどいのは合わない。
考察サイトも見て二回目もざっと見たのだが、面白みは感じられなかった。 チェブ大王さん [インターネット(字幕)] 3点(2022-05-22 22:49:20)

317.《ネタバレ》 ~Mulholland Drive~実在する通りの名前らしいけど、語源や意味はわからなかった。Mulhol-land? う~ん、解ったら追記します。
劇場で観たとき、チンプンカンプンだった。
ロビーでポスターの『公式10のヒント』を見ていると、知らない女の子に話しかけられた。一緒の回を観ていたんだろう。
「…意味わかりました?」
『青い箱が出てきた辺りから、解らなくなったと思う。』
「青い鍵が出てきて、カタチが違うのも幾つか出てましたよね?」
『殺し屋の鍵とテーブルの鍵は同じように見えたけど…』しばらく話し込んだわ。
パズルのピースの、どれとどれがくっ付くかは、何となく解るんだ。
だけどピースのカタマリ同士がくっつかなくて、一枚の絵に完成しない。こんな感覚は初めてだ。
鑑賞後に謎が解けてないからスッキリ出来ないんだけど面白い。
こういうの、好きか嫌いかで言えば大好きだ。

公開から20年。今でも数年に1度はDVDを引っ張り出して観る。
『来てみたかったんだ』「…ウィンキーズに?」『この、ウィンキーズだ』この映画で最初の意味不明なシーン。
「エスプレッソ」「ナプキン」どんな味がすりゃ、あそこまでの不快感を出せるんだ?
冗談としか思えない殺し屋のピタゴラスイッチ。
穏やかなのに不気味なカウボーイ。上手くやればもう一回会うだろう。間違えたら二回会うことになる。怖い。
そして極めつけがクラブ・シレンシオ。夜中の2時過ぎに繰り広げられる幻想的な謎のステージ。ここに行ってみたい。この雰囲気が堪らなく好きだ。

DVDの特典映像でリンチ監督は「すべて作品の中で語り尽くしているので、後から解説とかはしない」と。そして「迷ったら直感を信じること」だと。
年間に見る映画の本数が減って、パソコンでネットをやるようになり、多くの考察サイトがあることを知り、見てみた。
理解は深まって謎も多く解けた。なるほど、そんな意味があったんだ!と感心した。スゴイな、みんなよく考えるよ。
でも思った。謎解きは楽しいんだけど、この映画は謎が謎のままでも、充分に楽しいんじゃないか?って。
考察サイトを観ていなかったら、今でもチンプンカンプンなまま、時々今までとは違うパズルのピースが繋がったりして、この世界を末永く楽しみ続けていたかもしれない。 K&Kさん [映画館(字幕)] 10点(2021-04-24 21:05:18)(良:1票)

316.ハリウッドの光と闇。

人間の持つ罪深さ。
欲望と嫉妬。
愛と憎悪。
希望と絶望。

それらの感情が直感的に理解できる部分である。
難解なようでいて、物語自体実はとても単純なようにも見受けられる。
ただ、この映画が一筋縄でいかないのは、夢と現実を織り混ぜながら、色々なモチーフを象徴として登場させたり、様々な解釈が可能な事だろうか。

また、幾重にも積み重なった謎が謎を呼ぶ多重構造こそがこの映画の持つ魅力であり、散りばめられた謎を解き明かして行く面白さであると感じる。

初見時、多くの人がそうであったように、一体何を見せられているのかわからない不思議な感覚に陥った。

何度も見返した今でさえ、全てを理解できたとは思えない。
だからこそ何度でも繰り返し観てしまう不思議な魅力がこの映画にはある。 ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-02-13 19:35:28)

315.《ネタバレ》 傑作。夢と現実が交差する映像空間へ導いてくれる。この作品には、解釈は不要なのではないか。見た通りの内容を受け入れれば。ナオミ・ワッツ(美乳!)最高。最後は、夢落ちの感じもするが、それもまた良し。一言で言えば、ダークな(落語の)芝浜。 にけさん [映画館(字幕)] 10点(2018-12-21 14:56:38)

314.《ネタバレ》 初見時は意味が分からなくて「不思議と惹きつけられる雰囲気はあるけど、面白いのか?これは」という感想でした。しかしあまりにわけが分からないので解説サイトを見て回った所、この映画の構造がある程度分かりました。それからもう一度見直すと、成程、面白さが見えてきました。このサイトでは分類はサスペンスになっていますが、ラブストーリーでもあるんですね。
あとナオミ・ワッツが良いですね。おっぱいも含めて魅力的でした。 alianさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-01-21 17:25:05)

313.《ネタバレ》 最初に見たデヴィット・リンチの映画がこれだった。
冒頭からバッドトリップしたような映像に引き込まれ、不可解なストーリーがゆったりとしたテンポで展開する。
一回見ただけではよく分からないし、体感時間が2倍くらいに感じる、個人的には苦手なタイプの作品だ。
ただ、青い箱が現実に引き戻す真実の箱だとしたら、
華やかに見えるハリウッドの残酷さと儚さを一層際立たせていると言えるだろう。
偽りでもいい、このまま夢のような世界でいたい。
そう願って夢に破れた女性の願望。
あの孤高のバラードが哀切なまでに胸に迫る。 Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 5点(2017-05-22 21:38:57)

312.《ネタバレ》 ナオミワッツが素敵!精神分裂的な感じなのかなーとは途中で気づきはじめましたが、どこからどこが現実なのか見極めるのが難しかったです。
シンボリックな仕掛けが劇中に色々仕込まれていたようですが、こちらも理解できず難しかったです。もう一回書きますが、ナオミワッツが素敵でした。 まいったさん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-18 21:50:10)

311.《ネタバレ》 中盤までは、非常に面白く観られた。ベティが消える前までは。そこから、どのようにストーリーの中にばらまかれたエキスを、まとめ上げるのか期待ワクワクのところで、中身を幻想、イリュージョンという編集トリックで映画を投げてしまって、な~んだつまらん。映像の取り方、ストーリーの進め方などはピカイチなのだが、結局、なんだ、現実味のない只の面白映画をつくりたいのか・・・ cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2016-08-27 18:40:34)

310.《ネタバレ》 「やべぇ、よくわかんねぇ」…で、済ませるにはこの長い時間が勿体無い。
とりあえず…おっぱい。
おっぱいが良かった。
後は…うーん…おっぱいだ。
もう一つ…なにか。
なにかおっぱい以外のなにか…なにか…(ここで暗転) えすえふさん [DVD(字幕)] 5点(2015-11-15 01:42:03)

309.《ネタバレ》 観ていて、どこに軸を持ってきたらいいのか分からないまま、映画的展開が進んで、疑問ばかりが増え、これがツボにはまると、好きな人は好きなんだろうなぁと思った。ラストの展開も、今までの伏線が効いてるとは言えず、自分にはよく分からなかった。 トントさん [ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-03 09:22:28)

308.《ネタバレ》 この作品、一回観ただけだと理解できないというのが当たり前、ということを他のレビューで読んでホッとしました。それにしてもナオミワッツはきれいでセクシーですねぇ。終盤のパーティーのシーンで恋人を奪われて悔し涙を流すシーン、本当にきれいでした。二回目を観ればまた点数は変わるのかもしれませんが、1回目を観た直後ではそういう気分にはなりません。またいずれ。 珈琲時間さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-10 12:29:08)

307.良く理解できなかった映画。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 2点(2014-10-04 11:57:18)

306.《ネタバレ》 初め見た感想はよくわからないシーンが多いのだが、テンポもよく最後まで飽きずに見ることができ、何となく面白かったというところで6点くらいでしたが、イマイチ分からないことが多くて、webで調べると、いろいろな伏線と、意味のなさそうなシーンでもちゃんと意味のあるシーンであるということが分かった上で、もう一度鑑賞。
分かった上で見るとすごく作り込まれており、無駄だと思うシーンもちゃんと理解できる。もちろん、未だに良く分からない部分もあるのだが、そこもきっと何かしら意味のあるものなのだろう。
映画は、前半はダイアンの妄想、カーボーイに妄想から目覚めさせられた現実、そして回想シーンという3部構成で、最近多い時系列シャッフル系とはひと味時違う映画となっている。
結局のところ、泣き女のうたがダイアンの心情であり、それがこの前半の妄想を作り上げているのだろう。なので、ダイアンの妄想=こうだったら良かった=現実は正反対ということが読み取れる。
たとえば、殺し屋がドジならいいな、アダムが悲惨な目にあえばいいな、オーディションがうまくいけばいいな等々この辺をふまえて、イマイチだったと感じた人にはもう一度見てもらいたい。
いずれにしても前半部分のベティ時のナオミ・ワッツと後半部分ダイアン時の彼女は、別人?と勘違いしてしまうほど見事に演じておりまさに怪演といえる。 シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 8点(2014-09-12 11:50:48)(良:1票)

305.《ネタバレ》 まぁ、あれですね、正直なところはなんかよく分からない感じ、かな~? 前知識なしが幸いし全くチンプンカンプン(苦笑)。独特の映像美や的確なキャスティング(ナオミ・ワッツはすごいね)はさすがリンチ監督なんだけどね。しかし一見してわかりにくいというのはどうなのか?とかも思ったり。まぁあれですね、観終わったあとに調べてみたら二度面白いというのもある訳で、ある意味こんな楽しみ方もアリだな。もうしばらくして又観なおしてみたいとオモイマスハイ Kanameさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-04 21:32:15)

304.《ネタバレ》 見たのは学生時代。
何年たってもタイトルを覚えている不思議な作品。
ナオミ・ワッツを知る機会になった映画でもある。ナオミ・ワッツは素敵!

以上です。

以上ですが・・・もう一回見たほうがいいでしょうか? たかしろさん [DVD(字幕)] 5点(2014-04-10 14:17:49)

303.困った。映画見たときは、これはいいと確信した記憶があり、確認のためDVD見たら、よく分かんない映画になっていた。そういう時は最新の観賞記録で登録するようにしているのだが、今回は9点のほうを生かしたい。たんにナオミ・ワッツが好きなだけなのかも。ハリウッドに出てスターになる、という夢を持った女の子の物語。常に嘘が忍び込んでくる。オーディション二態。あるいは深夜の劇場での音楽。青い箱までが提示部で、そのあと役がすれてくる。ベティがダイアンに、リタがカミーラに。どうやらハリウッドを夢見た女の子の滅びの物語だと分かってくる。スポンサーの横やりによってヒロインの座を盗られた女の子の物語。『マルホランド・ドライブ』って『サンセット大通り』の裏通りなのでは。ハリウッドに到着したときに励ましてくれた老夫婦が、嘲笑とともに訪れるラストへと至る(期待の重さ)。この監督の映画で唯一澄明な哀切を感じた作品。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 9点(2014-01-07 09:40:58)

302.《ネタバレ》 高校生で観た時は「なんのこっちゃワケワカメ」状態でしたが、約10年ぶり2度目の鑑賞で、なんとなく話の大筋は理解できたような気がします。それ自体間違ってるかもしれないし、細かい部分で分からないとこも一杯ありますけどね。夢いっぱいでハリウッドにやってきたけれど、仕事もプレイベートも挫折して死を選んだ女性の精神(と現実)世界、という話でしょうか。そう思うととても切ない苦しい話でした。前半は夢、後半は妄想・回想・現実が入り乱れます(多分)。夢や妄想にしたって100%虚構ではなく、恐らく現実に起きたことの反映なんでしょうね。夢にドップリ浸かってる状態だとそれが夢だと気づかないけれど、「目覚め」や「現実」に近づくにつれてシュールな展開が増えていくのも、ある意味リアルです(多分)。そして、ダイアンにとって知らないもの、見たことがないものはシュールな描かれ方になるのが面白い。例えば映画の主演女優をゴリ押ししてくる謎の男たち。ダイアン自身は、「自分の実力不足で女優として成功できなかった」と思いたくなかったのではないでしょうか。だから、監督も屈さなければならない謎の大物のせいにしたかった、と。違うかなあ?自分はダイアンを中心に観ましたが、別の人物を中心に見てみたり、「現実だと思っていたシーンが実は妄想だったら?」という風に視点を変えてみれば、まったく別の物語にもなりそうです。

これっぱかしもハリウッド映画っぽくないのに、絶対にハリウッド以外では成立しない物語だったのも印象的でした。

他人の気持ちをそう簡単に理解できないのと同じで、この映画も分かりづらく作られていることが、逆に誠実だなと思います。自殺する人に気持ちを100%理解したら、自分も死んじゃいますもん。 ゆうろうさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-04 10:01:04)

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【点数情報】

Review人数 321人
平均点数 7.12点
030.93% line
172.18% line
2103.12% line
3123.74% line
4154.67% line
5329.97% line
63410.59% line
74112.77% line
85015.58% line
95717.76% line
106018.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review16人
2 ストーリー評価 8.20点 Review20人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review23人
4 音楽評価 8.17点 Review17人
5 感泣評価 8.00点 Review12人

【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
監督賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 
脚本賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 
作曲賞アンジェロ・バダラメンティ候補(ノミネート) 

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