みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 他人を赦す、自分を赦す。難しくて出来そうもありませんが、出来たジョン・キャラハンの姿が眩しく映りました。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-01 03:17:19) ★3.ガス・バン・サント監督の映画は、鏡に映った自分を観ているような気持ちにさせてくれる。 そこに映っているのは、もちろん理想的な自分ではなく、間違いだらけで、ちょっと人生を踏み外しかけている自分だ。 でもちゃんと、こうするといいんだよ、というヒントもそこには描かれている。 自分を見つめ直して、少し背中を押してくれる、そんな映画。 【roadster316】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-08 23:24:38) 2.ロビン・ウィリアムズ氏が惚れ込んで映画権を保有していたが、死後改めて映画をAmazonで撮るまで20年かかったそうです。 実力は俳優、主役のホアキンフェニックスはもちろん、ジョナヒル(ジーザス風ドニー似合ってますね)、ジャックブラックとルーニー・マーラみんな素晴らしかったです。 岐路に立たされた時にふとどちらかを選ぶのは自分の意志か、神の意志か、つらい方はいいゴールに行くのか、でもつらい方は選びにくい・・・老子の「チャッキー」の解釈すごすぎて、反芻しています。 評価が少ない作品ですがぜひ見ていただきたい一本です。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-05 21:30:22) 1.《ネタバレ》 彼の名は、ジョン・キャラハン。毒の効いたユーモアで人気を博した風刺漫画家だ。だが、その人生は決して順風満帆とは言えないものだった。実の母親に捨てられたというトラウマから酒に溺れ、二十歳を過ぎたころには立派なアル中に。前日の酒が残った状態で朝目覚めると、その酒が切れないうちに新たな酒を求めるという典型的な負のサイクルに陥っていた。そして迎えた運命のその日――。いつものように友人と酒場をはしごし、前後不覚になるまで酔っ払った彼は、更なる酒を求めて次の酒場を目指していた。しかも、酔っ払って歩くことさえままならない酩酊状態の友人が運転する車で。当然のように車はかなりの事故を起こし、ジョンは意識不明の状態で病院へと担ぎ込まれることに。下された診断は致命的な脊髄損傷。一生車椅子生活を余儀なくされるというものだった。障碍者となりながらも、それでも酒を止められないジョン。絶望のあまり自暴自棄へと陥った彼の人生に、果たして光は差すのか――。実話を基に、そんな過酷な境遇に居るとある一人の男の人生を淡々と描いたヒューマン・ドラマ。監督は、丁寧な心理描写には定評のあるベテラン、ガス・ヴァン・サント。障碍者でありながらアル中のどうしようもないクズ男を演じるのは今最も勢いのある実力派俳優、ホアキン・フェニックス。他にもジャック・ブラックやルーニー・マーラと言った人気俳優が脇を固めております。この監督らしいほんわかとした雰囲気は相変わらず健在で、半身不随とは言っても完全に自業自得のこのダメ男の人生を、良い時も悪い時も含めて丸ごと掬い取る監督の目線はとても優しい。「そう、人生って上がったり下がったりの繰り返しなのよね」という当たり前のことに改めて気づかされました。時系列をバラバラにし、敢えていつの時代の話なのかを曖昧にするこの独特の構成が巧く効いています。これはジョン・キャラハンと言う男の平凡だけどかけがえのない人生のポートレートと言っていいのかも知れませんね。その時々に現れる美しい恋人?の存在も彼の人生を豊かに彩っています。ルーニー・マーラって改めて思いますけど、ほんとにキレイですよね~。「人生いろいろあるけどこの先ちょっとは良いこともあるだろうし、まだまだ頑張ろう」と改めて思わせてくれる、人間賛歌の良品でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-02-05 13:07:01)(良:1票)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS