みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.《ネタバレ》 メンバーもだんだんお年を召してこられて平均年齢も上がり気味、何だか、窓際族ばかり集められてさっぱり新入社員が入ってこない閑職部門みたいになってきた、このスタトレシリーズ。しかし決してそんなことはなくって(多分)、この第6作では、あのいぶし銀の重鎮、ヒカル・スールーがついに他の船の艦長に就任。それはそれはもう、本当に嬉しそうな。ちっとも似合ってないけど。 という訳でこの「いったん最終回」たる第6作は、お馴染みのメンバーの後日譚を緩~く描くオマケ企画、かと思いきや決してそんなことはなくって(しつこい)、いよいよクリンゴンとの対立関係に終止符が打たれるのか?という、スタトレファンにもクリンゴンファンにも見逃せない展開。 和平交渉の直後、エンタープライズ号からと思しきミサイルがクリンゴンの宇宙船を直撃。責任を問われたカーク船長は引っ捕らえられてしまう。この事件を仕組んだのは誰なのか、そして犯行はどのようにして行われたのか?という、SFミステリの様相を呈してきて、ちょっと新趣向。謎解きにあたるのは勿論、我らが名探偵スポック! ああ、見るからに頼りない! まあ、我々も本格推理などこの作品には求めてないので、何となく謎解きがあって、何となく流刑地でのカークの危機があって、それらが並行に進んでいくのが、見どころ。 ただ、W・シャトナーではさすがにアクションシーンが持たないので、やっぱりここは無理にでもエンタープライズに新入社員を入れて、若手をタッグパートナーとして欲しかった・・・なんて事を最終回である本作に望むのは無理筋ですかね。 で、まあ、何となく大団円となって、壮大なる物語(?)は幕を閉じ、最後の出演者のクレジットが流れると、本人直筆なのか、手書きのクレジットが出てきて。いよいよ終わりなんだなあ、と、やっぱり、感慨深いものはあります。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-29 12:33:47) ★14.えーっと、劇場版1から6まで通しで観れば本作の脚本の完成度の低さが際立ちます。 個人的には5が一番完成度が高くてシンプルで良かったかな。 6に関しては雑すぎます。レビューも随分ありますが、以下に列挙します。 1. 各キャラクターの性格が違う。カークはいきなり他者を殴るようなバイオレンスな人間じゃない。 2. スポックが前半は棒立ちしているだけで無能と化している。女性バルカン士官も説明不足で唐突。 3. 流刑地送りが前提の展開でイライラする。 4. 300人総出で犯人のブーツを捜して見つからなかったのに、良いタイミングでアッサリ見つかる。 5. 変身エイリアン必要?ってかシリーズ中初めてお色気だよね。STは色気抜きという掟を破ったね! 6. 船内でフェーザー銃は使えない→至近距離なら使えました。って。鈍器で殴る設定でいいのに。 7. 見えない敵に一方的にやられすぎ。緊張感ないのを乗務員の謎の顔芸で誤魔化している。 8. クリンゴン語を辞書でたどたどしく…いや普通に翻訳機使えよ…このシーンは意味を成さなくて無駄すぎる。 9. 議場のセキュリティがザル。危険物を堂々と持ち込めてるし、転送できないようにできるのになぜ転送できるの? 10. ドカッバキッズバッと解決!みんなで拍手!!!!あほかーい!!!ロボコップ3並みに酷い。 大宇宙の壮大さも皆無で、色々なステージに移動しますが、バランス悪いカメラアングルの中で小さいセットで ガチャガチャやってるだけです。出来の悪いファミコンみたい。シリーズ中で世界観が一番小さいんじゃないかな って感じました。 ロボコップシリーズと同じで、単体で観るとそれなりに良く見えてしまうことがあります。 通しで観たら1~6の評価がそれぞれ変わってくると思います。 ワタクシはシリーズが好きだからイインダヨ的な贔屓目が嫌いです。 【c200】さん [インターネット(字幕)] 2点(2020-01-29 01:02:22) 13.《ネタバレ》 この映画に登場するエクセルシオと云う宇宙船は、ファンページの情報によると「日本人が設計したらこうなる」と意図してデザインされているのだそうだ。そして何と(というか、まんまとというか)私はこの船が大好きで、さらにボクら日本人の星、ヒカル・スールーが艦長になっている上、本作で良い活躍をするのだから、ワタクシ大喜びである。ま、それはそれとして。 宿敵クリンゴンが和平を提案してきたときに、その使者を迎える任務を因縁のエンタープライズ/カーク船長に仰せつけるなんて。この時点でエライサン達そんな気サラサラないだろと思うのだが。映画ではスポックの説得がご立派でそのまま引きずられる。 今回は、エンタープライズに罠が仕掛けられて、その犯人捜しの捜査が行われるのだが、今から200年以上も未来の話にしては、捜査方法が地味で科学技術っぽくないのは残念(とは言っても超科学で解決してもそれはそれで納得できなかったろうが)で、それ以上に犯人への罠が安手の2時間ドラマ張りなのは、何とかならんのかとも思う。 カーク船長の物語としては、本作が一応最終回と思って良いのだろうが、それ(ホントはスポックとマッコイとの3人組への愛着)を考えると悲しくなってくるので、若い世代への代替わりに期待しておこう。でも、次の艦長はツルッパゲのじいさんみたいだけど…。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-10-22 22:31:50) 12.《ネタバレ》 クリンゴン本星の資源衛星プラクシスが事故により爆発し、そのままではクリンゴン人は50年後に滅亡してしまう状況に陥った。それはこれまで長年敵対関係にあった惑星連邦とクリンゴン帝国との和平交渉の歴史を変えるチャンスでもあった。スポックは嫌がるカーク船長と共に和平交渉に挑むが・・・・。 という基本ストーリーは映画版TOSの最終作にふさわしいが、本作のエンタープライズクルーのやりとりは馬鹿すぎる。カーク船長たちはこんなキャラじゃない! 【ガブ:ポッシブル】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-11-09 00:56:57) 11.《ネタバレ》 対立軸が目まぐるしく入れ替わる、裏切りに次ぐ裏切り、どんでん返しに次ぐどんでん返し。各シーンは映像も演出も演技も本当に魅力的で、最初から終盤まで目が離せない。しかしそれだけに全体の整合性に疑問が残る。 そもそもは宿敵クリンゴン人を絶滅の危機から救うというアンビバレントなテーマがあったはずだ。しかし結局は魅力的な悪役、チャン将軍との闘いになる。そしてこいつの行動原理がよく分からない。助けられるくらいなら闘って死にたいのか?それでわざわざクリンゴン人絶滅を企てる連邦中枢と手を組むのか?流刑惑星でも結局はクリンゴン人が悪役だ。もう一人の悪役、ヴァレリス中尉もバルカン人役としては妙に表情豊かで最初から引っかかりがある。自由に姿を変えられるエイリアンもあんな使い捨て役なら出さないほうがいい。いきなり拍手で迎えられるラストも強引だ。 この映画は観ていてとても面白く、シリーズ最高傑作と言う人が多いのは分かる。しかし結局のところ悪い奴をやっつけて終わりというのはスター・トレックという物語が目指していたものと少し違うのではないかと思うのだ。 【tubird】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-30 21:00:16)(良:1票) 10.《ネタバレ》 少し観る前の期待が高かったせいもあり、それなりの評価となってしまいました。 もうひとひねりしてほしかったな。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-05-19 21:20:35) 9.《ネタバレ》 米ソの冷戦終結という世相を背景に、クリンゴン帝国との和解をテーマにした、初期レギュラーによる映画版の最終作。 映画館で見たとき、途中の展開は「アメリカ開拓時代の、白人とネイティブアメリカンの人々との対立と和解をテーマにしたお話で、似たようなものがあったような…」とは思いましたが、「SFという設定で、現代社会の問題を提起する」というスタートレックの原点を堅持しながら、3作目であっけなく亡くなってしまったカークの息子・マーカスについて取り上げ、クリンゴンとのわだかまりを解いていく方向へと活かしていくなど、それまでの映画シリーズの展開を上手に締め括ってくれたな!と感激しました。公開当時、スタートレックの生みの親であるジーン・ロッデンベリー氏は亡くなられていましたが、映画の中で、その追悼の意も明記されており、きっとこの作品を天国で喜んで観ていてくれただろうと思いました。私自身、社会人になっており、映画版の1作目を初めて見た高校時代からの歳月を振り返り、映画版の節目と人生の節目を重なり合わせて感無量になりました。 敢えて言うなら、①スポックが目にかけていたヴァレリスは、2・3・4作目に登場したサービック(バルカン人とロミュラン人のハーフ)であれば、一層、彼女の行動が意味深になったのでは…ということ、②音楽が全編にわたって重々しく、できればジェリー・ゴールドスミス氏(1・5作目担当)か、ジェームズ・ホーナー氏(2・3作目担当)であれば、よりいいかな…とは思いました。ただし、個人的な好みの問題であって「あの映画のままで良い」という方々も多いでしょうから、評価からすれば些末的な要素かと思います。 さて、採点ですが、初期レギュラーによる映画版の締め括りに相応しい作品として、10点を献上いたします。 【せんべい】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-01-11 19:50:12) 8.《ネタバレ》 「ぼえじゃー」からはじまるオリジナル宇宙大作戦の映画シリーズの最後を飾る作品で、ここまで中途半端に劇場版を意識して失敗していた感の高かった作風をあらため、最後なので開き直ってお祭り感覚で作品を作ったようなところが娯楽作として逆に成功してる映画。 逆に、各処が適当すぎて作りこみの甘さはハンパなく「は?なにそれ?」なんて思う箇所は随所に出てくるし、エンタープライズ内の裏切り者は最初から誰だかバレバレだし…(キャステイング的に一人しかありえないんだもん)、「低レベルの娯楽作」に落ち着いてしまっているのが残念なところ。まぁそれでも「これはひどい」の5あたりからすればだいぶ持ち直してるわけで、オリジナルキャスト最後の花道という事で1点加点して6点。逆に言えば、そこまでしてもやっと6点にしかならないところが、スタートレック劇場版のきついところなんじゃないでしょうか。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-13 17:56:41) 7.《ネタバレ》 かなり昔に見て記憶になかったので久しぶりに見てみました。クリンゴン語をしゃべるところは翻訳機なかったの?とつっこみ入れたくなりました。他にも結構ギャグ入ってたのね。 【dilfy】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-11 20:08:44) 6.結構甘い部分も目立つけど、初期メンバーによる最期のスタートレックを飾るにふさわしい内容だったかと思います。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-13 22:51:28) 5.強力な悪玉、政治的陰謀、友愛、宇宙戦、愛すべきクルー達、とスタートレックの面白要素がたっぷりと詰め込まれていて、見応えのある作品になっていると思います。TOS映画シリーズでは一番好きです。 【リン】さん 8点(2004-12-23 02:01:22)(良:1票) 4.《ネタバレ》 スタートレックの映画化10作品をひととおり見ましたけど、これが最高でしょう!敵ながらチャン将軍の貫禄も見事でした。遮蔽しながら攻撃できるバード・オブ・プレイがエンタープライズとエクセルシーオールをじわじわ痛めつけるところが、映像カットのうまさも手伝ってスリル満点でした 【鈴都丸子】さん 8点(2004-05-06 18:15:03)(良:1票) 3.常連のクリンゴンご一行様と、バルカンのサレック大使をゲストに迎え、スタートレックの面白さを存分に味わうことが出来た。流刑地で「翻訳機を没収されてね」というカーク艦長の苦し紛れのジョークと、クリンゴン語の「辞書」と格闘してみせるクルーの姿には、大笑い。それに対して、シェークスピア(シェークスピア熱は宇宙規模か!)を諳んじてみせるクリンゴン人の教養と格調高さよ。長年の愛すべき天敵を失うことには、一抹の寂しさは隠せぬものの、ここはやはり和平しかないでしょう。それにしても、「シンデレラ」がロシアの物語だと知らなかったよ、ミスター・チェコフ。君は全然かわっとらんね。あいかわらずロシア語訛り丸出しの英語をしゃべるところといい。 【トバモリー】さん 7点(2004-02-22 12:37:51) 2.オリジナルシリーズのラストに相応しい、総決算的な作品になっています。オリジナルシリーズの全6本の映画版の中では一番の完成度だと思います。スタートレックよ有難う。 【hayakawadotcom】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-02-15 06:53:50)(良:1票) 1.スタートレック映画の中で最高傑作との評価も多い作品です。クリンゴン帝国との歴史的な和解という背景と、カークのクリンゴンに対する個人的な感情という二つの要因が、前半に綿密に描写されているため、その後の物語が説得力を持って進みます。 【USS_Barcelona】さん 8点(2003-12-07 01:33:22)(良:1票)
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