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三人の妻への手紙

A Letter to Three Wives
1949年【米】 上映時間:102分
ドラマコメディモノクロ映画ミステリー
[サンニンノツマヘノテガミ]
新規登録(2003-10-08)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-08)【Olias】さん
公開開始日(1950-05-09)


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監督ジョセフ・L・マンキウィッツ
キャストジーン・クレイン(女優)デボラ・ビショップ
リンダ・ダーネル(女優)ローラ・メイ・ホリングスウェイ
アン・サザーン(女優)リタ・フィップス
カーク・ダグラス(男優)ジョージ・フィップス
ポール・ダグラス(男優)ポーター・ホリングスウェイ
ジェフリー・リン(男優)ブラッド・ビショップ
セルマ・リッター(女優)セイディ・デュガン(ノンクレジット)
メエ・マーシュ(女優)ミス・ジェンキンス(ノンクレジット)
コニー・ギルクリスト(女優)フィニー夫人(ローラ・メイの母親)
フローレンス・ベイツ(女優)マンレイ夫人(リタの上司)
セレステ・ホルムアディ・ロス(ノンクレジット)
脚本ジョセフ・L・マンキウィッツ
音楽アルフレッド・ニューマン
作曲ヨハネス・ブラームスピアノ協奏曲第2番 (レコード)
編曲エドワード・B・パウエル
撮影アーサー・C・ミラー〔撮影〕
製作20世紀フォックス
配給セントラル
特撮フレッド・サーセン(特殊効果撮影)
美術ライル・ウィーラー(美術監督)
トーマス・リトル(セット)
ウォルター・M・スコット(セット)
衣装チャールズ・ル・メイル(衣装監督)
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【クチコミ・感想】

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11.《ネタバレ》 洒落たコメディですね。
カーク・ダグラスが出てるとは。。。そっくりだけど息子マイケルより清潔感があっていい。
最後までアディを出さないっていうのが粋だし、余計に興味を掻き立てられます。
夫婦3組ともバラバラのようで、傍から見てるとちゃんと共通してるとこがありまして、それは奥さんが何かと厄介で旦那さんたちが3人とも信じられないほど理解と忍耐力があって優しいのね。
奥さん3人の回想シーンが順番に描かれ、今までの自分を反省するみたいなね。なくしたかもしれないとなって初めて気付く自分の愚かさ、世の女への戒めみたいなはなしでした。しかし法律そのものに男女差別ありみたいな時代だったんじゃないかと思うんですけどね。完全に男目線で描かれてるなとは感じましたが、コメディとしてはなかなか面白いと思います。
カーク・ダグラスのフィリップス夫妻のエピソードがいちばん好きです、メイドのキャラも良かった。 envyさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-27 13:17:56)


10.《ネタバレ》  経歴も性格も見事なまでにバラバラで、まさに三者三様の結婚生活を送る人妻三人組。アディという女性から三人に宛てられた「あなたたちの夫の誰か一人と駆け落ちする」という不穏な手紙に面食らい、おのおのの“思い当たるふし”が順番に回想シーンとして丁寧に描かれる。
 騒動の張本人アディの姿を最後まで見せず、伝聞だけで想像をかき立てさせる脚本も素晴らしいが、この作品の一番の魅力は3組の夫婦が縦横無尽に繰り広げる会話であろう。とにかく機知に富んだジョークから、毒のある皮肉まで、お互いの腹を探り合う言葉のキャッチボールの妙を楽しませてくれる。そしてその会話の端々に、性別、人種、階級、家柄といった出自に関わる人間観の違いが吐露され、戦後のアメリカ社会でもまだ共有されていた価値観(結婚や軍人やマスメディアなどにまで至る)の対立が浮き彫りになるのである。
 姿こそ見せないが、常にどこかからこっちを見ているような“恋敵”に右往左往する三人の妻がいずれも魅力的である。また、三組の夫婦を取り巻く人物もしっかり描写されており、とりわけ毒を吐きまくる家政婦のサディは強烈な存在感を放っている。
 サスペンスタッチで、かつ人間観察と社会風刺に優れた上質のラブコメディである。
あやかしもどきさん [DVD(字幕)] 10点(2020-07-31 21:20:03)

9.《ネタバレ》 三人の妻の誰が亭主を寝取られるのか、興味津々だったのが段々と冷めていきました。ハッピーエンドということなのでしょうが腑に落ちません。期待が大きかった分物足りなさが募ります。洗練されたカーク・ダグラスとピカイチの存在感を示したリンダ・ダーネルに+1点ずつ。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2019-07-18 16:54:04)

8.出発する船の上から電話ボックスを恨めしそうに見つめるシーン、列車が通るたびに揺れ動く部屋など、ちょっとしたおもしろさが続くのが良い。話の展開は理解できないところもありやや思ったるいが、ラストの締め具合が良いので目をつぶろう。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-22 17:11:15)

7.三人のヒロインが見目麗しい、ややミステリー・タッチの作品。
物語の核となる、アディという女性がいっさい画面に登場してこないアイデアが面白い。
ヒロインたちの状況設定を、フラッシュバックで見せていく構成も当時としては斬新か。
先の読めないストーリー展開は期待感を抱かせるも、クラシック映画独特のテンポの悪さともっさり感は否めず、少々集中力に欠けてしまう感はあり。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2012-10-11 10:59:07)

6.3組の夫婦のエピソードをこういう形で見せていく発想が面白い。3人を不安にした手紙だったが、結果的にはパートナーの事を考える機会をくれたありがたい手紙になるなんておしゃれ。ただ、回想してる内容自体は特別面白いとは思えなかったかな…、つまらない訳じゃないです。6点で。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-25 00:07:53)

5.《ネタバレ》 なるほどね~そういうことだったのね的な展開の本作品 中盤までちょっと退屈かなぁと思ってたら段々面白くなってきました というか始まってすぐの頃は、こんな展開になると思ってなかったからなぁ…油断してました(笑)もう一回観ればこの面白味はもっと増していくでしょうね この監督さんの雰囲気はなかなか独特なものがあるので、ちょっと慣れが必要かも いつか傑作と言われる「イヴの総て」観てみたいデス Kanameさん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-10 06:32:04)

4.出だしのところで、これはまさに船上という閉鎖空間で各人の思惑と疑心暗鬼が衝突し、そこから3人の道が分かれていく・・・みたいな展開を勝手に予想してしまったので、多くが淡々とした回想シーンで流されるのに拍子抜けしました(しかも、それぞれの筋が必然的に絡み合っているわけでもない)。ラストのスマートな締め方で大分得をしている気がします。 Oliasさん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-13 01:35:39)

3.《ネタバレ》 映画はシナリオ、どんな良い素材を揃えても上手く作れなければ美味しい料理が出来上がらないのと同じで映画が素晴らしいものになるかならないかの基本はまずは良いシナリオにかかっていると思う。そういう意味でこの映画は何よりも上手い。見事なまでのシナリオに尽きる。ある三人の妻が船に乗ってピクニックに出かける所から始まるこの映画、三人の妻が一緒にいる所へ一通の手紙が来る。そして、その手紙には「あなたたちのご主人のうちの一人と駆け落ちします。」というメッセージが書かれている。この手紙を書いた一人の女、アディという女の正体は誰なんだ?そして、一体、三人の妻のうち、どの妻の旦那がアディと駆け落ちするのか?という事をここで描き、それによって見る側の立場を見事に生かし、想像させるという何とも見事な画き方、脚本の上手さに感心させられる。三人のそれぞれの過去を回想形式で描きながらどんどんとこの三人と自分の夫との関係というもの、危機感を面白く見せる。そして、何よりも見ている私達に対しても本人も最も安全だと思っている女が一番危ない立場でいるという見事な構成、ヒッチコックの「レベッカ」と同じく姿を見せない女、アディの正体が解らないだけに余計、不安というものを隠す事が出来ないというのも上手いし、ラストの落ちも決まっていて、洒落た会話の中に男と女の強さと弱さのようなものまで全て見せてしまう。上手い。上手すぎる。それにしもてこれほどの傑作にたった二人しかコメントがないなんて、一人で多くの方に見て欲しい傑作ですし、これほどの傑作が僅か500円という安さでDVDとして売られているのを見ると安く手に入って嬉しい反面、500円分の価値しかないんじゃどうせつまらないだろうなんて思われたりするのかという事を考えてしまうと悲しくもなります。いずれにしてもこの映画の見事な脚本の前には今時のCGだらけの大音量のハリウッド大作がどれもこれも霞んで見えます。そのぐらいの素晴らしい傑作である。 青観さん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-24 10:13:44)(良:1票)

2.《ネタバレ》 「イヴの総て」が頂点で、後はゆっくり下り坂というのが一般的なマンキーウィッツ監督の評価らしいんですが、「イヴ」の前年製作のこの作品も、観終えた後「ザッツ・ソフィスティケイト!」と快哉を叫ばずにはいられない位、彼の洗練された話術が冴えに冴えまくった秀作に仕上がってます。脚本家出身だけあって、魅力的な登場人物たちが発する台詞の巧いこと巧いこと!今となってはカーク・ダグラス位しか有名スターが出演していない事が、作品知名度が低い原因なのかな?気持ちの上で贅沢な気分で酔わせてくれたという点では、自分の中でヒッチコックの「泥棒成金」と双璧かもしれないです。ラストシーン、謎の女性「アディ・ロス」の登場のさせ方なんて、あまりに粋でもう「ハアァァァ~~」と思わずため息が出たほど・・・。余談ですが「アディ」の声は「イヴ」にも出演してたセレスト・ホルムだったんですね~。何て心憎いキャスティング!正に声の名演です。自分は上のキャスト表を見て初めて知りました。 放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-17 12:36:43)(良:1票)

1.こういう見てわからせる映画って好きです。ヒッチコックだとレンズを通して見せる視点が一方通行で、そこから恐怖や不安を見ている人間に発生させるわけですが、この人の場合、ああわかるわかると笑みがこぼれてしまう画を淡々と流すわけです。淡々とっていうのが大事で、おしつけがましくないんですね。俺はこんなに女心わかってんだぞとか。このあとの「イヴの総て」もそうですけど、女同士の会話が本当に上手いです。これでワイ談が入ったら「sex and thecity」かと思いますもん。 COZZENNさん 8点(2003-10-29 22:17:55)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.09点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5218.18% line
6327.27% line
7218.18% line
819.09% line
9218.18% line
1019.09% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 9.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review2人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1949年 22回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞ジョセフ・L・マンキウィッツ受賞 
脚色賞ジョセフ・L・マンキウィッツ受賞 

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