みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★115.《ネタバレ》 悪魔に取り憑かれた少女がスライムを吐いたり、逆さ蜘蛛歩きをするシーンは、あまりにも有名です。私もそのイメージしかなかったので、古典としてきちんと見ておくべきだなと思った次第です。イラクの遺跡発掘現場から始まり、実直で生真面目なシーンが続きます。話の展開は、遺跡から甦った悪魔が少女に憑依し、その悪魔を祓うべく、悪魔とキリスト教神父が、壮絶な精神戦を交わすというものです。ホラー作品としては、静かで、暗く、厳かで、格調高く、演出過多に陥っていないところがいいのですが、今の感覚で見ると、もう少しエンターテインメントとして、色気があったほうが楽しめるかな、とも思いました。ただ、サブリミナル的に入ってくる映像は、作品の厳かさを損なっていると感じました。ディレクターズカット版で追加されたようですが、余計でしたね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-12-04 20:12:44) 114.《ネタバレ》 2と3は観たのに見落としていた1作目。やはり傑作ですね。ひたひたと静かに高まる緊張感。昨今のカット数勝負の映画に慣れてるとまだるっこしいでしょうが、この一定のリズムこそ肝ですね。そしてマックス・フォン・シドーの存在感。あれがなかったら終盤の展開は成り立っていないかも。ただ、この版で加えられたサブリミナルっぽい映像は蛇足ですね。オリジナル版を劇場で観たいところ。 【Gioachino】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-09-07 16:50:00) 113. いやー…エクソシストを観終わった…。 しかし、もう何度くらい観ただろう? 幼少の頃……震えながら観てた時期から数えても、もう相当な回数だ。 それなのに、未だ新鮮な恐怖を得てるってのは、やっぱりこの映画が「本物」だからなんだろうと思う。 映画の中でメリン神父が言う。 「(彼女の)中に居る悪魔は多数を装っても一人だ。 決して悪魔に騙されてはならない。 会話をするな、必要以上の言葉を交わすな。 奴らは嘘に真実を織り交ぜて、我々を混乱させる。」 多数を装いつつも、実は悪魔は単独……なるほど。 嘘に真実を入れる…まさに詐欺やペテン師の極意だなぁと納得。 そして、この映画は「神秘主義」でありながらも「科学的」な側面を見せる。 ある意味この映画自体が「エクソシストに出てくる悪魔的」とも言える。 混乱させる、惑わせる「本物」であるがゆえに、両極端の視点を決して捨てないのだろう。 作品に、デミアン・カラス神父が居る。 年老いた母親を想い「何とかしてあげたい」との葛藤がある。 そして、精神も疲弊してるせいか信仰にも疑問を持ちだした。 いつも疲れた表情を見せているカラス神父。 そのデミアン・カラスが、ただただ切なく、そして悲しいのは…きっと俺の年齢が彼に近くなったのもあるのかもしれない。 母親の件も…職に対する信仰の件も…うん。 この年齢になって考えてない奴は、きっと居ないだろうから…彼の疲弊が痛いほどに伝わってくる。 そして冒頭から出てくる「シルバーのメダル」がある。 これは、カラス神父も付けていたんだが、紋章はイエスを抱くヨセフの姿だった。 たぶん、これは「父性」を表現してるのかな、と思えた。 悪魔に憑依されたリーガンも、カラス神父も母子家庭というのは同じだから、そこに「作品の根底となるテーマ」が隠れている気がしてならない。 いやー、やっぱりすごい。 年齢を重ねると、作品から受け取れる精神情緒も、日々の生活で得てた情報から新発見がある。 50代で新発見できるってのは、本当に凄い作品だなぁーと思う。 なんにせよ、この作品が如何に凄い「本物」なのか?…その監督に焦点を絞ろう。 そう、本物の中の本物…「ウィリアム・フリードキン」監督。 この「本物」の意味は、本当に「何かに、このオッサン憑依されてたんじゃないか?」って意味。 あの制作時って、現在と国交もまったく違ってたし、倫理概念やコンプラもまったく違ってて「制作したい」と思っても出来る状況、許される状況じゃなかったのに、それを押し通した精神性、執念は、計り知れないほどのクレイジーさ。 例えば、ざっと… 常に少女の部屋の室温を息が白くなるように、と氷点下にするとか、当時はアメリカと国交が無かったイラクで撮影するとか。 俳優に内緒でピアノ線で引きずり倒し大怪我をさせるとか…休憩中の俳優(カラス神父)の傍で実弾を発砲して驚く表情を捉える(撮影後フリードキンは爆笑してたらしいw)とか、更にはラストで…スタッフに隠し撮りをさせた上で、本物の神父に「ちゃんと演技せぇや!」とビンタを食らわせ、動揺して落ち込む姿を捉え苦悶のシーンにするとか、まさに鬼畜のごとき所業。 アンタ、カーちゃんに怒られるで!と言いたいw けどけどけど、これだけ凄い監督でも、ずーっと着いて来てるスタッフは居ないらしい。 そりゃそーだw けど、俺は想うのだ。 確実に「映画を創る世界に狂人はいる」と。 そう、フリードキンにこそ悪魔が憑依していたのではないか?と。 ンなわきゃねーか……多分w 【映画の奴隷】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2020-12-23 12:06:20)(良:1票) 112.《ネタバレ》 初見。憑き物に苦しめられる少女の描写は単に気持ち悪いだけ。心底怖かったのは娘を目の当たりにする若かりしエレン・バースティンが熱演する母親の絶望感。信仰心をかなぐり捨てたカラス神父の最後の姿が物悲しい。オカルトものの金字塔と呼ばれるのが納得の単なるグロではない神にすがる事について考えさせられる作品。 当時国交の無かったイラクで撮影する、少女の部屋の室温を氷点下にする、俳優の傍で発砲し驚く表情を捉える、俳優に内緒でピアノ線で引きずり倒して負傷させる、ビンタを食らわせ動揺する姿を捉える、諸々のエピソードに映画を作る狂人フリードキンに悪魔が乗り移っていたのだと思わされる。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-12-03 00:43:47) 111.怖いです。夜に観てましたが、途中から寝れなくなると思いやめました。 ブリッジしながら、階段を降りてくるシーンは、相当印象に残ります。怖すぎる。 【へまち】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-03-01 20:38:11) 110.これはホラー映画として観たらイマイチかもしない。 前フリが長いし無駄な要素は多いし、今の目で観るとさほど怖くない。というより汚い。 エンターテイメント性はかなり低い。 ただアメリカンニューシネマの変種と観たらなかなか面白い。 デミアン神父の自分の中にある葛藤との戦いと考えると負けたけど勝ったロッキーのようにも見える。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-22 18:52:59) 109.《ネタバレ》 こわいよーこわいよー。 これはホラー映画なんかじゃありません。 オカルト映画です。 ジャパニーズホラーとはまた違った、陰鬱な空気感がなんとも寒々しいです。 子供の頃に見た記憶とは違って、きちんとしたストーリーがあったんだなあって印象です。 【プラネット】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-03-10 23:09:11) 108.これは別にホラーじゃないよね? 序盤のイラクのシーンがなんか意味ありげでよかったのに、結局なんだったのか。 荒唐無稽、あのまま続けててもどうもならんから一人殺したんかな。 【Skycrawler】さん [地上波(字幕)] 6点(2016-12-04 03:27:42) 107.吹き替え版で、医者があの単語を真面目な顔でしゃべっていたのが、なんか笑えた。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-06-27 12:26:08) 106.《ネタバレ》 映画は人間の欲求や快楽を満たすためだけではなくて、何かを感じて考えさせなければいけないと思うのです。監督自身も単なるホラー映画にはしたくない…そして観る人間に考えてほしいと言っていたように、観返すたびに考えさせられ、今まであまり気にしていなかったシーンやセリフに意味があったり新しい発見があります。 信仰を失いかけているカラス神父は、信仰に馴染みのない私たち日本人でもその苦しみはわかるはずです。誰だって大切に思っていた事柄が信じられなくなったり、大切な人がもし死んでしまったら…考えるだけでも恐ろしいですよね。悪魔に取り憑かれたリーガンの首が一回転したり階段を信じられない恰好で血を吐きながら降りてきたり、悪魔の顏が暗闇のなかで一瞬映ったり、そういったシーンも恐ろしいですが、母親のそばに居ることができなかったカラス神父や、娘を助けたくても助けることができないクリスの心情を考えるとこれらのほうがとても恐ろしく思える。そこにこの映画が単なるホラー映画ではないと言われる理由があるのだと思う。リーガンの部屋の窓から淡い光が射し、街灯の下にメリン神父が立つ善と悪が対峙するシーンや、悪魔の居る空間では吐く息が白くなる緊迫感。とてつもなく力強い信念のようなものをこの映画から感じました。 【ruokala】さん [DVD(吹替)] 10点(2015-05-26 02:49:25) 105.《ネタバレ》 何となく知ってたけどちゃんと観たことがなかったので、しっかり観てみた。とても良く出来た作品。張り詰めた緊迫感をよくここまで作ったなと思う。勿論、今観ると時代性を感じるような古い演出はあるが、そこは全く減点対象にはならない。後世に語り継がれる古典ホラーとして恥じることのない作品です。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-10 19:54:32)(良:1票) 104. huluにあったので久々に観てみました。 結構だらけた展開で、現在の映画作品と比べるともたもたした感は否めませんが、 ラストまできっちりと観させられてしまうのはさすがという処でしょうか。 リーガンが卑猥な言葉を吐き出しながら挑発するシーンなどはかなり衝撃的で、 なんといいますか、根源的な嫌悪を呼び起こす素晴らしい描写ですね。 しかしながら、ディレクターズカットで追加されたシーンは完全に蛇足な感じ で、チープさを高めてしまっているだけではないかと。 そういう意味からしても、初期版の方が引き締まっていて個人的には好きかな と思います。 【swamizi】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-04-23 18:37:17) 103.《ネタバレ》 頻繁に現れるサブリミナル的カットとスパイダーウォークは正直蛇足。でも存在感の増したキンダーマン警部のキャラ立ちで、ストーリーには深みが出たかな…。 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-12 19:49:02) 102.《ネタバレ》 昔見たエクソシストをDVDで見る。怖さばかりが印象に残っていた映画だったが、未公開だった部分も含め、改めてしっかりしたストーリーを思い出す。特に階段を後ろ向き四つんばいで降りる例のシーンには驚かざるを得ない。科学だけでは解決できない何かを感じた映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-03 21:33:36) 101.初公開版を劇場で観たのが小学4年生の時だったと思う。しばらくベッドが怖かったなー。映画の虜になるきっかけでした。「今じゃもう古い」と見向きもしてなかったんですが、未公開シーンを加えたディレクターカット版ということでDVDレンタルして部屋を暗くしてプロジェクターで小4の息子と鑑賞。『リング』だって『キャリー』だって『ポルターガイスト』だって最後まで観れちゃった息子だから大丈夫と思ってたら、首が回転したところでギブアップ。そのまま息子は2度と観ようとしません。この差はいったい何だろうと思うのですが、全体を包むムードがやっぱりかなり現実感(日常感)が強いうえに、何かしらその日常感に暗くのしかかる言い得ぬムード(空気感)が「ただの映画」と思わせきれない力を持っているような気がします。だらだらテンポのようだけど病院での検査のシーンだとか、パーティーでのお漏らしとか、非常に現実的な退屈日常テンポの中でみせる「どうもヤバいね」感・・・そこに気がつけば絡んでいる神父と警察という「ただならぬ状況」こういう何気ない部分が、実はものすごい隠し味になってたりするのかもしれない。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-06-11 02:30:16) 100.前半の冗長さでほんとに観るのをやめたくなる。後半は盛り上がってくるが、テープの逆再生とか何の意味があったのか、神父二人は結局どうなってんの、などなど消化不良がすごい。構造としてみれば、近代医学(大きくとらえれば科学そのもの)への不信感や、それに伴う信仰心への回帰というものが冷戦やベトナム戦争といった時代背景の中で現れたのだろう。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-03-18 19:40:23) 99.《ネタバレ》 久しぶりに観た。 既にあらすじとか意味づけとか様々なことを皆様書かれているので、自分があれこれ書いてもしょうがないですね。 階段をおよそ人間の関節を無視したポーズで降りてくるシーン、あれはカットして正解だったと思うので、本当の意味でのディレクターズ・カット版足りえるものだと感じました。えーと、以上。 【小塚】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-17 22:01:15) 98.《ネタバレ》 ホラー映画を全世界に知らしめた金字塔的作品。考古学者のメリン神父は、イラクで悪魔像や聖コインを発掘。悪魔が復活し、エクソシストとして再びと対決する日が近いのを知る。犬のケンカ、片目の男、突然の馬車の出現、夕日の中での悪魔像との対峙など演出が冴える。カラス神父はボクサーで精神科に学ぶが、神父の道を選んだ。だが今は、信仰の危機を抱えている。ホームレスの声に耳も貸さない。老母はぼろアパートで健康不安を抱え、独り暮らし。ある日倒れて病院に運ばれたが、精神病棟。私立病院に入院させるお金がないのだ。母にののしられ、親子の断絶。続く母の孤独死。神は存在するのか?カラスの心の善と悪の闘いが、映画の大きなモチーフ。リーガンは女優の娘で経済的にも恵まれ、明るい性格。だが父親の不在(離婚)が暗い影を落す。父に取って代わろうとするバーグ(監督)を気にし、父を電話でののしる母の声に心を痛める。母クリスは娘を狂おしいほどに愛しており、娘を何とか助けたいと様々な療法を試みるが、どれも成功しない。精神的に追い詰められてゆく様子が詳細に描かれる。彼女の悩み、苦しみが見るものを感情移入させる。母子の愛情物語でもある。カラス神父はクリスに相談されるが、憑依を信じない。リーガンの口から母の声、ホームレスの声を聞くが、半信半疑。悪魔が聖水に騙されたふりをすると、憑依ではないと結論づける。信仰のゆらぎが判断を鈍らせているのだ。だが、テープの逆回転で悪魔が少女を殺そうとしているのを知り、少女がお腹に水ぶくれの文字で助けてと必死に訴えるのを目にすると、信仰が蘇り、対決を決意。メリル神父登場。悪魔との壮絶な闘いに自信を失うカラス。「あんないい子なのにどうして憑依されるのか?」メリルが答える。「我々を絶望させるためだ。自分が獣のように心が醜く、神の愛に値しないと思わせるため」誰の心にも悪魔が忍びこむ隙がある。この映画の本当の怖さはここにある。再び信仰を取り戻すカラスだが、メリルは持病の心臓発作で死ぬ。カラスは少女を助けるため、唯一できることをする。自分の身を犠牲にするのだ。カラス神父の魂の救済の物語でもある。刑事もいい味を出している。残念なのは、たった二人で儀式を行ったこと。大勢ですれば、もっと盛り上がった。ところで、テープ解析する部屋の看板に「TASUKETE!」と書いてあるのに気づいただろうか? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-10-13 12:29:59)(良:2票) 97.《ネタバレ》 リーガンの背面カニ歩きが忘れられない 【ギャングスター】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-13 11:04:09) 96.チープなくせに怖いってすごくなーい? 【にう】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-10-18 05:14:48)
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