みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★251.90年代以降日本で盛り上がりを見せた少年犯罪の凶悪化言説、それが反映された最末期の作品ですね。なぜか2010年代以降この手の作品が全然話題にならなくなった気がします。他に注目すべき問題が出てきて少年犯罪程度で騒ぐ時代ではなくなったのか、あるいは観客やクリエイターの世代交代が進んだおかげでしょうか。アメリカの銃乱射などは現役バリバリの題材なところを見ると実は大して現実を反映した深刻な問題でもなかったんでしょうね。松たか子が殺してやりたいというと教室が静まり返る場面は良かったですね、みんな先生の話を聞いていないように見えて実はちゃんと聞いているんですよね。法律があてにできないにしろ警察の存在を無視しなければ成り立たないような不自然な物語を構築するのはやめるべきだと思います。こんなしょーもない内容で罪と罰を持ち出すとか勘弁してください。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(邦画)] 1点(2023-09-24 18:37:05) 250.《ネタバレ》 この監督、映像表現が独特ですね。 屋外のシーンですら、人工の光と影のような不思議な絵になってます。 それが幸か不幸か、一回目の鑑賞では、嫌味に感じてしまい、評価対象外でスルー。 がしかし、ホラーの「来る」を見た後だと、この映像が馴染んでしまい、これが正解のような・・。 いずれ、一回目の時に強かった「薄気味悪い子供たち」の拒絶反応が薄れて、二回目はじっくり 鑑賞できました。 点数上方修正します。 にしても原作の通りサイコな少年達に対し、正しい裁きではなく、地獄の復讐を仕掛ける教師。 その復讐の為には、ターゲットの家族も、クラスメートも、新任教師も、巻き込んでいく冷血に対し、 どういうわけか共感してしまう自分の危うい資質に気づかされる物語。 ラストシーンで、相手の口癖を真似る元担任女教師。 二回目の鑑賞では、超はまりました。 難点は、音声の編集ですね。会話の一つ一つが、表の意味裏の意味あるので、聞き取れないと 意味が無くなります。でボリューム上げてると、子供の絶叫シーンで盛大に近所迷惑になる。 子供の悲鳴とかは、無茶苦茶体裁悪いのでヤバいですう・・ 家庭向けDVDはその辺を 考慮して編集してもらいたい。 映画館ならこのままで良いとは思いますが・・ てなわけで、レンタルして視聴の際は、字幕出して観るのをお勧めします。 これじゃ日本の映画なのに、洋画と変わらないじゃん・・と最近、切に感じますわ 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 8点(2022-08-07 19:05:13) 249.《ネタバレ》 封切後、早10年 いつか観よう いつか観よう などと思っていましたが、ようやくDVDをレンタルしました。 緊張感漂う始めの30分は、良かったですね。 ただ、それ以降の展開は、予想とは全く異なっていました。 てっきり、担任クラス内に居るはずの、犯人捜しのストーリーだとばかり思っていたので、まさかの展開 まぁ、復讐モノは好きですので、そこそこ面白く鑑賞しました。 松たか子の、表情と声の抑揚を抑えた演技は見事で8点付けます。 ‥‥と言いたいところですが、少々無理なストーリー展開が多くマイナス1 トータル7点です。 【TerenParen】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-26 03:05:45) 248.《ネタバレ》 猟奇的な人間による事件というのは現実でも確かに起きる。だがそれは日常的なものではく、忘れた頃にニュースになるぐらいだ。 それがこのクラスには担任を含め3人おり、それ以外のクラスメートも猟奇的といっていい。イジメや色紙の文言など、非人間的な行為を平気でできる人格は異常で現実的では到底ない。 主犯の少年が極度のマザコンゆえの犯行というのも理解しがたいし、爆弾足元に置くなら遠隔操作で起爆する必要はない。自分の手で母親を爆死させるという結末ありきの脚本に萎える。 エイズで死んだダンナやそれを信奉する熱血教師など、話を劇的にするためのわざとらしさが全編を通して感じられ不快感しか残らない。 【banz】さん [インターネット(邦画)] 5点(2019-08-21 02:58:36) 247.週刊〇〇とか、青年コミックの読み切り漫画の原作ぐらいならそこそこ面白いんじゃないだろうか。その程度の作品。海外の刑事ドラマに迫真力も緊迫感もはるかに勝るものがいくらでもある。原作は本屋大賞? ふ……(笑)。 【空耳】さん [インターネット(邦画)] 3点(2018-11-13 13:48:41) 246.あまり、おもしろくない。人物像にリアリティがないんだろうな。誰が死んでも、まったく心が痛まない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-11-04 21:50:25) 245.胸糞悪いですが、衝撃的でした。 おもしろい 【へまち】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-12-01 23:50:12) 244.いろいろ猟奇的な描写を盛り込んでいますが、リアリティはありません。というのも、生身の役者が演じてはいますが、登場するのは人間ではなく、生物ですらなく、〝人間もどき〟の無機的な造形物でしかないから。CGで描かれた物体をいくら切り刻んでも、痛みを共感できる人はいないでしょう。 最近のAIは小説まで書くそうです。「猟奇殺人」とか「承認欲求」とか「水戸黄門」とか「野島伸司」とかのデータをぶち込んでかき混ぜると、ちょうどこの作品の登場人物たちのような造形物が出力されてくるんじゃないでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-03-27 02:15:27) 243.《ネタバレ》 原作未読です。 逆再生の所とか、冒頭のシーンとか、 刺激的や印象的なカットが多く 演出がCMぽいなぁって感じながら鑑賞していましたが 松たか子の冒頭でぐいぐい引き込ませてくれたお陰で ずっと緊張感を持って鑑賞できました。 細かい所みると、色々とリアリティがないですが そこをあまり気にさせずにごり押ししてるのとか 話が刺激的なエピソードを盛り込んでいる割に テンポが良く素直に面白かったです。 考えると、まともな人間が全然いないんですが。 松たか子演じる先生の人間像を考えると 復讐する事に一貫していて しかも、極力自分の手は汚さず巧妙にコントロールしているので ラストの爆弾は本当は母へ届けていない感じがします。 というのも、いくら爆弾の作成が少年Aだとしても 爆発物と分かった上で届けている時点で犯罪ですし そんな足を付きそうな事しなさそうなのと まだまだ復讐続けそうですし。 勘違いさせたまま、橋本愛殺害を警察に密告して 少年院とかに放り込んだ方がリスクなしで復讐完了だと思います。 なので最後の「なーんてね」は更生とか復讐が終わりという所に効いているように思えました。 にしても原作を見たくなりましたねぇ 【シネマレビュー管理人】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-03-22 09:47:46) 242.《ネタバレ》 原作とは一味も二味も違うけど同じような余韻が残る。冒頭から違和感だらけだけど告白が進めば進むほど引き込まれていく。最後まで退屈させない緻密なシナリオが絶妙で、ラストの「なんてね」が何ともいえない。リアリティには欠けるけど本能を揺さぶるような心理サスペンスを演じた松たか子を見直した。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2017-03-17 23:18:48) 241.重い映画だが、引き込まれるし話の展開もとても面白い。 松たか子の演技も素晴らしく、評価できる作品。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-11 14:40:57) 240.《ネタバレ》 過去見た事があった作品ですが、すっかり内容を忘れてしまったので正月休みに。 前半のリアリティの無さがどうにもねぇ。イジメとか殺人、少年法と言ったテーマを映画にされた作品は 制作者がどのような意図を持っていようが少なからず社会的メッセージを発信されると 思いますが、個人的にはそういう作品にはどうしてもリアリティを求めてしまいます。 とくにこういうイジメのシーンでほぼ全員がイジメに荷担し皆が悪者のような描写が 映画では非常に多いですが、そういう演出をされてしまうと途端に 全てがどうでも良くなると言うかね。リアル度外視のエンターテイメントだよと 言われるのであれば、逆にそんなに面白いか?と言いたくなります。 ただ、子供を大事に育てるだけが教育ではない。そういった意味では クソガキはちゃんとクソガキであると言う事を思い知らせる為に ちゃんと先回りをし徹底的に懲らしめようと言うのは嫌いではないのでこの評価で。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-01-05 14:59:19) 239.《ネタバレ》 原作未読ですので、予備知識無しでの視聴。 いやー面白い。ぐいぐいひきこまれますね。松たか子の演技がよいです。 湊かなえさんの作品の世界観がよく出ていたと思います。 【あずれも】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-12-14 09:57:14) 238.娘の復讐劇を、教師という武器を行使して徐々に生徒を追い詰めていく怖いストーリーの印象。松たか子、綺麗なんで怖かったです。 【SUPISUTA】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-12-11 22:46:48) 237.《ネタバレ》 何しろ原作は有名ですから原作既読で映画を観たわけですが、しかし原作を読んでから1年以上たっての鑑賞だったため細部を忘れていて、いい感じで鑑賞できました。 さて小説の映画化というとかなり凡庸な映画か極端にすっとんきょうな映画(模倣犯とかね)が多いのですが、この映画は、きちんと映画としてストーリー全体を再構成して、かつ映像表現である映画ならではのメリットを持たせて映画化できてたと思います。 原作フアンでも怒る人はあまりいないのではないでしょうか? 個人的に「いまいち」に思えたのは、最後の電話でのくだり、母の爆破シーンのところであそこいくらなんでも長くてくどくてぶち壊し。CG感も強くてそこもいまいち感に拍車をかけています。 あのクライマックスの電話でのやりとり部分は、冒頭と同様に淡々と抑えてサクッとしかしガックリと終わらせた方がいいのではないでしょうか? たとえばミストのラストのようにきっぱりかっつり残酷に。 それに最後に松たか子があそこに出てくるのも…あれは心証風景? 状況的に、またそこまでの展開からして実際にあそこで本人が出てくるというのは考えづらいのですが… 語り部となる視点を変えて章わけされていた原作を、映画にする際に見事に再構築できていたと思いますし、松たか子の役作りもよかったと思いますが、しかしあのラストはほんとに惜しいなぁ…というのが正直な感想です。 まぁそこはがっかりしましたが、原作を読んでいてもなお最後まで映画に釘付けにしてくれた内容は見事でした。 ほんとラストのくどさが返す返すも…惜しいなぁ。 なーんてね 【あばれて万歳】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-11-21 23:57:28) 236.《ネタバレ》 面白かった。 残酷な内容であるが、それでも最後にある意味スカッとさせる終わりに仕上げているところがいい。 結果、人殺しは罰せられるという教訓になっているのだが、そういう教訓のために橋本愛を無理矢理殺した感が否めないが。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-10-04 15:31:45) 235.《ネタバレ》 公開当時ものすごく話題になっていた映画だが、今回初めて見た。中島哲也監督らしい作品に仕上がっているが、これまでの中島監督の映画の特徴であったカラフルな色彩はなく、全体的にわたって暗めの冷たい感じのする映像であり、それが本作の雰囲気によくマッチしている。受け持つクラスの教え子二人に幼い娘を殺された女性教師・森口(松たか子)の復讐劇を描いているが、冒頭30分に及ぶ森口の衝撃の告白から目が離せなくなるし、そのあとの学級委員長(橋本愛)や、犯人とされた少年B(藤原薫)の母親(木村佳乃)など様々な登場人物たちの告白を通してストーリーを紡いでいく構成が見事で、最後まで飽きずに見れたし、素直に面白い映画だと思う。登場人物たちはほとんどが闇を抱え、みんなどこか狂気がかっているのが怖く、はっきり言って感情移入できるような登場人物もいないが、それが本作の陰湿さとインパクトにつながっているのだろう。内気でおとなしい少年Bに対して、主犯格の少年A(西井幸人)は、自分勝手で分別がなく、いかにもこういうのが「誰でも良かった殺人」に走るんだなという雰囲気なのが対照的で印象に残る。彼の「世間に注目されたいから殺人を犯す」という動機はリアルだが、やっぱり理解はできないし、このクソガキがと思えてしまう。(まあ、それが狙いなんだろうけど。それに「嫌われ松子の一生」を見ていれば中島監督がこのような映画を作っても不思議ではないと思える。)クライマックスで森口が彼に「誰でもいいなら親を殺しなさい。」みたいなことを言うのは重すぎる言葉だ。森口によって少年Aが復讐を遂げられるラストは妙な爽快感もあるが、「セブン」のラストと似たところがあって後味はあまりよくない気がする。しかし、いちばん最後に森口が少年Aに向かって教師らしいことを言った後の「なーんてね。」という一言がとても強烈で、この一言は見ている人にいろいろ解釈ができるようにされていて、考える余地を見ている人に与えて終わったのはよかった。久しぶりに見た中島監督の映画だったのだが、やはり完成度が高く、あらためて中島監督の力量の高さを感じられ、間違いなく見ごたえのある映画になっている。ただ、犯罪を犯しても13歳までは少年法で守られると劇中で森口が語っているが、本作はR15指定作品であるものの、もし少年法で罰せられない13歳以下が本作を見てしまい、罰せられないならと事件を起こしてしまったらと思うと恐ろしい。この点がひっかかり、つけられる点数はどんなに高くても7点が限界。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-08-11 17:51:35)(良:1票) 234.《ネタバレ》 超スッキリ! 笑っちゃうほど後味もサイコーに良い映画です。 また近いうちに観たいですし観るでしょう。 それから愛情とは何かを確認できました。 少年Aの母親への愛情こそ、「本当の愛」ですね、現実の。 馬鹿馬鹿しい。 爆弾を外したとき、主人公はAを赦すことで救われたかと思った。 が、甘かった! まさかあっちに仕掛けなおすとは(参りました)。 映画って本当にいいものですね。 【余談】冒頭の教室で「能年玲奈?」と思って確認したら、やっぱりそうでした。 ネットで『あまちゃん』以前の顔を知っているので(つまり知らなかったら気付かなかった)。 さて、命の重さのついて。知らない他人の(現実の)死は、目の前の水槽の中の…小魚の死より小さい。 なしとあり、ゼロと1だから。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-07-17 00:49:15) 233.原作が面白かったので視聴したのだが、やかましい音楽と所々挿入されるオサレなカットにつくづく嫌気。 ミュージシャンのPVでも撮ろうとしてたの?って言うくらい 無駄な描写とひとりよがりな演出のオンパレード、そのくせ物語は原作よりも継ぎはぎな出来栄え。 2時間使って、「告白」という小説のプロモーションビデオを撮りました、って感じの仕上がりでした。 【勾玉】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-05-10 13:33:21) 232.《ネタバレ》 近年の邦画ではインパクト&陰惨さはトップクラス。「復讐は何も生まない? は?」と私は唾を吐く。それでもやってしまうのが人間であって、劇中の歪んだカーブミラーで爽快感を味わい面白がる自分自身を見ようとも、人間そんなものだと感じるのが健全だろう。今日に溢れる凄惨な殺人事件は掃いて捨てるほどあり、大衆は右から左に忘れていく。ただでさえ自分のことで手一杯だから、無関係の人間が巻き込まれようが知ったこっちゃないのである。少年法は100年経っても利権が絡んで、廃案になることは一切ないだろう。ならば、被害者遺族が立ち上がって、この映画のように自分の手で陰湿に執拗に裁くしかない(この復讐方法では確実性が低いが)。どう足掻いても光の差さない救われない存在ならば、しないよりは遥かにマシなのだから。復讐が残された人生の生き甲斐でも良いではないか。いっそこの国は行くところまで行けばいい。いつまでも憎み合い、殺し合うことを繰り返す。何も学習もしない。下衆でも同じ穴の狢でも良いじゃない。人間だもの。 【Cinecdocke】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-12-14 19:29:54)(良:2票)
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