みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.アナス・トーマス・イェンセンが贈る「かん違い世直し」奇譚。 理不尽な辛い目に遭うと人は因果を求めたくなる、これって洋の東西を問わないのですね。エストニアのタリンで女の子が青い自転車を欲しがったことから始まるデンマーク住みの家族の悲劇。 たしかに繋がってはいる。けれど、今生きてる我々の現在はなにがしかの結果であり、流れの途中でもあるのだから振り返って遡っても意味はないよ、キリが無いよと軽やかに言ってのける監督のセンスを大いに支持したい。 人物らがクセありな面子ぞろいで、いかにもイェンセン。傷心の父娘の前に現れるは三馬鹿(と言いたくもなる)トリオのおっさん。彼らの純度の高い阿呆力がじわじわと観てる方にも浸食してきます。いや、みんな傷ついててけっこうボロボロなんだけども。今作では飛びぬけて乱暴者のマッツも彼らの悪意なき天然に浄化されてゆくよう。 後に一人加えての、ラストのクリスマスシーンは奇跡的なまでに幸福な画でしたね。ああ、自転車タリンに渡ったんだ・・。思うところはあるけれど、まあいいでしょう。デンマークの6人が今幸せなのだから。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-08-13 23:08:41) 3.《ネタバレ》 マッツ・ミセルセンの武骨さとお笑いトリオ三人のバランスが絶妙な一本。 のっけから緊張感のある電車の爆破シーン。 テロかと思いきや、街のチンピラ同士のいざこざが発端らしい。 ハードボイルドに攻めるのかと思いきやコメディタッチになり、敵方に殺されそうになっている気の毒な青年を救うシリアスな展開もあり、とにかく目まぐるしく進む映画で観ている方は泣けばいいのか笑えばいいのかちょっと戸惑いつつ鑑賞。 まあ予備知識なしで観たらいいんじゃないかな。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-08-08 08:06:11) 2.野暮な事言いますが、デンマークには警察が居ないのか! マッツ・ミケルセンの無双にも白けてしまいました。ウクライナ青年のクマの話のような展開が一風変わった作品で、オットー、レナート、エメンタールがミケルセンよりも惹かれるキャラでありました。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-15 02:18:20)(良:1票) ★1.本国デンマークではこういう作品がクリスマスに家族で見る映画だったりするのでしょうか。思い込みが強く、しかもそれを実行する力があると大ごとになって大変というお話です。ミステリー調の復讐劇と見せかけてひとひねりある展開で人間ドラマも丁寧に描こうとはしてるのですが、マッツ・ミケルセンが最後まで強すぎな上ギャング連中はやっぱりただの悪党ではあるので最終的にはどっちつかずの中途半端な内容になってしまっています。全体としてブラックコメディの比重が強すぎてリアリティが欠如した場面も散見されますのでシリアスなお話として見るのも難しいところです。ただアイデアもキャラクターも独創的な部分はありますのでそのうち続編かハリウッドリメイクが決まったりしてもおかしくない出来だとは思います。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-12 23:57:41)
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