みんなのシネマレビュー

こねこ

Kotyonok/The Kitten/The Little Cat
(Котёнок)
(こねこ 旅するチグラーシャ)
1996年【露】 上映時間:84分
ドラマファミリー動物もの
[コネコ]
新規登録(2003-10-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-08-09)【かっぱ堰】さん


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ブログに映画情報を貼り付け
監督イワン・ポポフ
キャストアンドレイ・クズネツォフ(男優)フェージン
脚本イワン・ポポフ
動物チグラーシャ
その他アンドレイ・クズネツォフ(ネコの調教師)
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【クチコミ・感想】

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15.《ネタバレ》 ネコだらけの映画である。主人公ネコの子猫らしい動きに和まされ、うちの♂♀もこんなだったかと思い出す。子猫の時期などほんの一瞬なわけだが、しかしそれなりに年を経てもなおその存在自体に愛嬌を感じさせるのがネコというものである。ラストの哀愁漂う場面で、下のネコが上のネコにネコパンチをくらわせていたのは笑った。
劇中時期は12月で、積雪はそれほどないようだが寒さは相当のものだろうと思われる。飼いネコでも昔は家を自由に出入りさせていたのは日本だけではなかったようで、行方不明のネコを呼んで歩くとか張り紙を貼るとかいう行動様式は、日本でいえば「うちのタマ知りませんか」という言葉を思い出す。
劇中ネコが街の人々に厚遇されていたのはネコ映画なので当然としても、やはりネコを愛する人々はどこにでもいるという気にはさせられる。満ち足りた一家でも孤独な男の家でも、それぞれにネコが人の心を和ませるからこそ、ネズミ退治の役目を超えてネコが世界で必要とされているわけである。人がネコ(や犬その他)に対して優しい気持ちを持てるようにするためにも、まずは人間社会の平和が保たれていなければと思わされる。
ネコ以外で特徴的なこととして、クラシカルな背景音楽が流れていると思ったら劇中音楽だったという場面が多かった。夫は音楽家で妻は設計士だったらしい。

ほか人間社会のことに関して、ペルシャ猫につけた「10万」という値段は、たまたま持っていた紙幣2枚で済んだのをみるとそれほど高額でもなかったと思われる。この頃は急激なインフレが起きていたとのことで、1998年には1/1000のデノミが行われている。
また夜に街灯が消えるという父親の発言が否定されていたのは意味不明だったが、これも時代の変化を表現したエピソードだったのか。昔はどうだったか知らないが、現代の大都会では深夜も明かりが絶えることがなく、日頃から早く寝ろと言われている子どもらもちゃんとそれを知っていたというのは、どちらかというと社会の自由化や解放感の表現かも知れない。今の世の中何が起こるかわからないという台詞(字幕)もあったが、世界が変わっていくのは当然として、できればいい方へ変わってもらいたいわけだがそうとも限らない。 かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 6点(2022-08-06 09:41:02)

14.《ネタバレ》 家族向けの単純で結末も分かり切った物語だが、80分弱で描かれる猫たちの自然な"演技"に、日本でもハリウッドでもこの素朴さと情緒さは真似できない。ソ連崩壊直後の社会情勢と、金の臭いがしない卒業制作ということも功を奏したのだろう。明日も分からない者の悲哀と逞しい猫たちの活躍が違和感なく溶け合わせていた。チグラーシャの物語かフェージンの物語かどっちつかずの感はあれど、完成に2年かけたこともあり、猫に無理矢理なことをさせていない分、猫映画の最高峰というのもよく分かる気がする。危なっかしいシーンがあり、安全に配慮しているとはいえ、メイキングを見てみたい。 Cinecdockeさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-02-28 23:45:07)

13.まず最初に断っておく。これだけはどうしても言わなくては私の気持ちが治まらない。私は猫は大嫌いだ!せっかく洗った車を思い切り汚してくれるし、ボンネットの上で寝ていたり、夜遅くに近所の野良猫どもと一緒に喚いたり、道端で見かけてもどけと言ってもじっ~と見てるきりでちっともどこうとしない。よく車に跳ねられたりもする。だから猫なんか大嫌いだ!それなのに、なんってことだ!猫嫌いな私がこの映画、ここでの皆さんの点数の高さと雑誌等やらその他色んな所でやたらと絶賛しているのが気になってしまった。嘘だ!たかが猫の映画で騙されないぞ!てなぐらいの気持ちでいたのに、まんまと騙された。良い意味での騙され方である。何なんだよ!この映画のこねこの可愛さ、あんな眼で見つめられたら叶わん!くそーーー!猫なんか、猫なんか、本当に、本当にもうどうしようもないぐらい嫌いなのに、それなのに、それなのに、皆さん、世の中の猫好きな皆様、心から一言「ごめんなさい」謝らせて下さい。今後、二度と猫の悪口は言いません。それにしても、あの目付き、本当に癒される。ここまで猫が可愛い動物だったなんて思いもしなかったにゃん!←すいません。これほどの猫が本当に可愛い映画、癒しの作品をこんな風な感想でしか終えることが出来なくて、本当に皆さん、ごめんなさい。猫が嫌な動物だったなんて全て私の間違いでした。 青観さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-06 22:06:51)

12.音楽家の一家の子猫と、猫使いおじさんの猫たちの冒険記。
片手で軽々と抱え上げられるところが子猫だなぁ。
家の中をチョロチョロして掻き回したり、猫というのはこういうのだなぁと。
普段猫と接点のない人が観たほうが面白いかもしれない。
何頭もの猫に、演技とかスタントのようなことをさせているのがすごい、
これはある意味特撮なのではないか。
屋外で猫を放して演技させて、どこかにいなくなったりしないのだろうか?
この映画の猫は、よくしつけられたプロ猫が出演しているのか、
知らない人でもこわがらないし、抱き上げられても本当におとなしい。
猫以外の部分では、前体制からの素朴な生活を受け継ぐなかにも、
西側の文化に点々と染まりつつある、当時のロシアの雰囲気がよく出ていると思った。 さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2009-05-31 23:10:57)

11.《ネタバレ》 最近、生後約1ヶ月の子猫を拾って飼いだしました。そんなときに観たもんだからたまりません。めちゃくちゃかわいいです。寝ていると足の指を噛まれたり、初めてのおトイレに拍手したり、棚に置いてあるあらゆる物を落とされたり、いちいちウチのかわいいかわいい子猫ちゃんと同じ。猫好きの義父が猫をして「神の作ったもののなかの最高傑作」と言っていたが、たしかにこの可愛さを目の当たりにすれば納得のお言葉。トラックの幌の上に乗ったまま寒空の中を遠くはなれた場所まで運ばれてゆくのだが、このときのあきらかな合成にはショボさよりも愛を感じる。大人の猫たちが人間顔負けの演技をするのは、まあわかるのだが、主人公の子猫ちゃんの危なっかしい素振りは演技じゃないから出せる本能を刺激するかわいさが充満している。ラストも感動的です。お父さんが音楽家であることがラストシーンへの伏線としてちゃんと活かされている。これはたぶん猫好きじゃなくても楽しめますよ。 R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2008-10-27 13:53:32)

10.大きな世界の大きな話ではない。ただ、猫好きとして、これはたまらない。映画としては物足りなさもあるのかもしれないが、そんなことは関係ない。猫がかわいすぎるのである。 Andrejさん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-01 23:29:41)

9.猫好きにはたまらない。猫達が本当にいい演技をしてる。撮影には凄い手間と苦労を要したことだろう。たまらなくなって見ている最中に、飼い猫をつれてきて一緒に見た。 こまごまさん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-22 20:13:24)

8.このテの映画に弱いのは、守られ愛されてきた記憶が何処かにあるからなんだろうなぁ・・・と思いつつも、ネコおじさんのところがちょっとクドイと思ってしまって、残念・・・。 ジマイマさん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-16 20:55:41)

7.《ネタバレ》 シーンによってチグラーシャの見た目が微妙に違うのが意外と気になりました。撮影期間の問題やネコの管理の問題で絶対に無理ですが、やっぱ主人公ネコは決まった1匹のみをずっと見ていたかったです。もう1人の主人公の大道芸人の話も面白かったと思います。ラストで彼にぶつかった子供達ってチグラーシャの飼い主の子ですか?だとしたらさり気なく繋がりを見せていてその辺も面白いと思います。 亜空間さん [DVD(吹替)] 9点(2007-01-28 12:13:34)

6.なんだよぉ~、たかがネコなのに~、子どもっぽい話なのにぃ~、こんなに泣かせんなよぉ~!ネコ好きな私には反則技満載、お茶目で愛おしいネコの姿でいっぱいの映画です。これ以下の点数はどうしたって付けられません。 のはらさん [DVD(吹替)] 8点(2006-11-19 21:31:34)

5.とにかく、猫さん達がかわいくってたまりません!寒いの苦手なのに、雪の季節に居なくなっちゃうなんて・・・我が家の愛猫と重ね合わせてしまって、終始ドキドキしっぱなしでした。このページの「登場人物」の「猫」にはかなりウケました。 ロウルさん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-08-25 18:38:46)

4.《ネタバレ》 文部省選定映画?そんな堅苦しい肩書きを抜きにしても十分に面白い作品。猫は人間になつかないって言うけど、この映画ではめちゃくちゃなついていましたね。まずは主人公こねこチグラーシャのイタズラっぷりが可愛い、うちの家の近くにもよくあれと同種の猫がウロウロしているので親近感を覚えました。個人的には何ともふてぶてしい顔をしたペルシャ猫のシャフが堪りません、売られそうになってもまた戻ってくる辺りなんてかなりの曲者!それからあの猫好きのおじさんが本物の調教師だったということで、納得しながらもちょっと驚き。途中で出てくるドーベルマンはその飼い犬なんだとか、ほえ~・・・。思わず犬好きから猫好きに転向してしまいそうです(^^;。 かんたーたさん 9点(2004-05-19 20:32:33)

3.迷子になってしまったチグラーシャ(とらちゃん)の話です。
なんといっても主演の子猫がかわいらしい。
動物が喋るわけでもないので、自然に見られます。
またこれに出てくる猫の大道芸人ですが、ロシアの猫のトレーナーとしてとても有名な方で、何度か来日されているはずです。
個人的にはあっかんべーしている黒猫もお気に入りです。お子さんも一緒にどうぞ。 ジェイムズさん [地上波(字幕)] 9点(2004-01-26 08:21:48)(良:1票)

2.主人(猫)公のこねこチグラーシャの、やんちゃぶりは、ネコ好きの琴線に触れまくりっ! そうそう、子ネコってこんなにイタズラで、でも何やっても可愛いんだよなあ…と、心の芯がホンワカ・ジンワリきちゃいます。そんな中にも、裕福な層と貧困に喘ぐ層の格差が広がるロシア社会の現実を、それとなく感じさせるあたりのデリケートな監督の眼差しがしっかりと盛り込まれている。どこか、クシシュトフ・キェシロフスキ(『ふたりのベロニカ』)の影響を感じさせるところも、ナイーブな感じで好感度大。ネコ好き以外にも、一見の価値あり! と声を大にしておきましょう。特にクリスマスシーズンに、恋人や愛する家族と見るもよし、独りでしみじみ見るもよし。ささやかだけれど、だからこそ素敵なキャンドルライトをココロに灯してくれるに違いありませんよ。 やましんの巻さん 7点(2003-10-06 15:23:46)(良:1票)


1.猫好きにはたまらない映画です。芸達者の猫たちも多数登場します。 よっちゃんさん 8点(2003-06-26 08:35:03)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.67点
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400.00% line
500.00% line
616.67% line
7640.00% line
8533.33% line
9320.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 7.33点 Review3人

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