みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
59.ワルシャワのゲットーに押し込められたユダヤ人は40万とも60万とも言われている。解放後ゲットーで生き残っていたのはたった二十人ほどだったと聞いた気がする。ゲットーから逃げてあのユダヤ人皆殺しを生き延びたのはまさに奇跡なのです。今この日本の上にミサイルの何本か落とされないと、戦争を想像できないのでしょうか。ポランスキー監督はあのナチの戦争を体験し、語ることも出来ないほどのトラウマを持って生き、ようやくこの戦争の真実を残すことに精魂を傾けたのだろう。この映画の中での数々の残酷なエピソード(簡単に殺し、殺され)はそれが戦争の真実の姿なので、どんなに酷くとも直視し受け止めなくてはならない。戦闘機やミサイルが飛び、人を殺しあう表面的な娯楽で戦争映画を見て欲しくない。ピアニストが実在の人であったことで、この物語は彼の目を通しての当時の戦争の姿を、見るものにリアル体験させてくれる。彼は語り部なのだ。ピアノはすべて彼が弾いている。「手」しか映さず自由に躍動するピアノ演奏場面はすべてを超越して平和の素晴らしさを雄弁に語っている。解放直前のヒゲボウボウの姿はまさにキリストの姿。神が彼を生き残し奇跡を行ったとしか言いようがない。この映画もまた監督に奇跡を行わせたと思えてならない。 【キリコ】さん 10点(2003-03-07 23:38:53)(良:3票) 58.mmmさんと同感。ピアノを弾きたくても弾けないで空想してシーンや、将校の前で無我夢中で弾いたシーン、その2つのシーンのためにこの映画は存在すると思います。その良さがわからない人にはありきたりなホロコーストに関する映画でしょう。あと、おすぎのCMで観にいっておすぎの悪口を言っているような主体性のない人には全く楽しめない映画。 【プジョー】さん 8点(2003-03-07 22:16:02) 57.ユダヤ人迫害のシーンなど、実際にはもっと悲惨だったと思いますが、現実にこんな事があったと思うと本当に悲しくなります。最後はシュピルマンが幸せそうにピアノを弾いていたのでいい気もちで終われて良かったです。嫌な気分で終わる戦争映画はほんとにブルーになりますから・・・。 【魚紳】さん 7点(2003-03-06 21:06:33) 56.殺戮される人々を見つめながら、なす術が無い主人公。それが映画を観ている私自身とどこかLINKして、妙にリアルを感じた。あのカメラワーク。眼に焼きつきます・・・そして残ったのは、現在も起こり得るだろうという確信にも似た恐怖。。。 【L】さん 7点(2003-03-06 14:15:42) 55.結構長かった割りに最後まで飽きずに楽しめました。最近多い戦闘シーン重視の戦争映画よりよっぽど戦争の悲惨さみたいなのは伝わるような気がします。素直に感動できました。でも主人公がボロボロになっていく過程がちょっとむご過ぎて、もう一度映画館でっていうのは駄目かも。ただピアニストの映画なのにピアノシーンがあまりなかったのが少し残念でした。そのおかげで最後のピアノシーンは感動したけど。 【ヒロ】さん 8点(2003-03-06 09:50:24) ★54.ピアニストの話というよりはむしろ世界大戦時のナチスの残虐性というものに注目しつつ見ればおもしろいと思いますよ。タイトルはあんま関係ない気がしたので変えたほうがいいとおもいます。あれじゃピアノメンイにおもって見にいく人はがっかりするんじゃないでしょうか。僕は個人的に歴史物は好きなんで高得点つけちゃいました(^_^;) 【たな】さん 8点(2003-03-06 04:15:14) 53.重い映画でした。ユダヤの迫害残酷だったな、主人公の逃げ回る時間が長すぎるような気がする。 【phantom】さん 7点(2003-03-04 21:25:32) 52.なんか人間がすごく怖く思えてきました。まだ17年かそこらしか生きていない私ですけどに人間の非情さとか悲しさがすごく伝わってきて感動というか恐怖でちょっと泣きそうになってしまいました(+_+)全体的にほんとに暗くて戦争なんて結局悲しみだけを残すんだなと思いました。だからかもしれないけど最後のコンサートの場面もどことなく戦争をくぐり抜けたピアニストが背負っていかなければならない悲しすぎる運命を感じてしまいました。 【はなこ】さん 6点(2003-03-04 21:25:14) 51.逃げて隠れる期間ってどんなものだったのかな・・。見ているだけでも胸がつまりそうでした。最後のエンドロールのピアノ演奏終わったあと心の中では大きな拍手をしちゃった・・。 【こゆ】さん 9点(2003-03-03 00:13:00) 50.《ネタバレ》 主人公がごく普通の人間である(ヒーロー的な活躍をまったくしない)からこそ、逆に怒りや哀しみが生々しく伝わってきます。本来の家から廃墟の屋根裏まで、生活環境が累進的に劣悪になっていくのが、そのまま、主人公の荒涼とした心境を象徴しています。そのすべての状況でそれに即した演技表現を存分に行ったエイドリアン・ブロディには拍手を贈りたい。そしてそれと同じくらい印象的だったのがカメラワーク。窓の外で起こっている悲惨な出来事を、ことさら映像的に強調することなく、部屋の中から主人公目線で追い続けるショットには背筋が寒くなります。どうしても気になるのは、仕方のないことかもしれないけど、台詞が英語であること。こういう民族性がからんだ作品では特に。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-03-02 21:29:31) 49.大作であることは間違いない。主人公を英雄でなく、弱い人間として描く視点は、戦争の非人間性を強調する意図かもしれない。ただ、残酷さをリアルに描くことが評価されるのは、この映画に限ったことではないが、現代の人々の想像力の欠如を示しているのだろうか。また、この映画は戦争のむごさを訴えるだけでなく、アメリカ人にはユダヤ人への贖罪意識を促し、イスラエル支持を強める結果をもつものかもしれない。こうした推測も生まれてくるのが、今日の世の中である。この作品について言えば、戦後、主人公がどのように生き、死んでいったかも描いて欲しかった。 【モリブンド】さん 8点(2003-03-02 16:38:55) 48.観た日は1日どっぷり落ち込みました。淡々と描いているんですが1場面1場面がものすごく印象に残ります。1番印象に残っている残酷なシーンは足が悪い車椅子の老人がドイツ兵によって窓から投げ落とされるシーンです。あと廃墟が画面に大写しになったシーンには「絶望」というタイトルをつけたくなりました。でも最後にドイツ兵の前で弾いたショパンは本当に感動しました。それを聞くだけでもこの映画の価値はあると思います。 【パンプキンプリン】さん 7点(2003-03-01 19:50:49) 47.夕べ映画館で見てきました。私は好きです、この映画。悲しすぎる映像が淡々と次から次へと綴られ、この実際にあった歴史を受け止めるのに少し抵抗を感じた。人間はなぜ争うのか。殺しあうことでしか解決できないのか。悲しすぎる、本当に悲しすぎる・・・。派手な演出はしないで、ただただ淡々と流れる映像。しかしそれがかえって衝撃的に感じてしまいます。ボランスキー監督の思いがぎっしり詰まった映画です。 【未歩】さん 8点(2003-03-01 14:11:59) 46.人間はあんなにも簡単に残酷になれるものなのか。人間を人間として扱わない行為を正視できなかった。主人公が生き延びたのが唯一の救いだった。見ている際中は腹が立って仕方なかったけど、生涯記憶に残る作品となるだろう。 【YYC】さん 9点(2003-03-01 11:37:06) 45.いいっすね~特に、最後のピアノを弾くシーンは結構感動してしまいました。(一緒に来た友達はボロボロ泣いていました)この映画は、心の奥深い所に重くのしかかった映画でした。 【土竜】さん 8点(2003-03-01 11:28:52) 44.先ずは長かった。『プライベートライアン』がスピルバーグでアメリカなら、こちらは欧州のポランスキーだと言う事ですね。どちらが良いかは個人の志向でしょう。やはりユダ迫害は遠くの出来事で、日本人には合わない気がする。太平洋戦争でのアジアの日本に転化できれば、感情も震えそうだ。"I'm Polish"に人間の矛盾を感じた。 この映画を見ながらDVパラドクスを思い出したり、『火垂の墓』のように見たい映画でなく、見なくちゃいけない映画だと感じてました。昨今の情勢を踏まえアメリカでどのような評価が出るか注視したい気持ちです。 また、ある場面で心が震える自分を感じた時、人間があるべき姿、生きる為にしなきゃ行けない事を再認識させられた気がしました。心振るわせるものは、やはり心ですね。 【Pizz】さん 5点(2003-03-01 01:41:50) 43.すばらしい映画だと思います。戦争映画は残酷なシーンが多いので好きではなかったのですが、残酷なシーンが多くても、自分のなかで嫌いという感情がわきませんでした。それよりも戦争について、すごく考えさせられました。ピアニストである主人公が、ドイツ兵の前でピアノを引き終わった後、ピアノを前にしても、やっと見つけた缶詰を大事そうに抱えるシーンが印象的でした。人間の生きることへの本能みたいなものを感じました。 【こふみ】さん 10点(2003-03-01 00:42:54) 42.ちょっと最初の方は見てるのがきつかった。特に車椅子の老人が窓から落とされるシーン。・・・もうアゼンだった。主人公の家族が叫んじゃうのも無理ない・・。他にも見てて辛いシーンが、いくつもあった。でもシュピルマンのピアノの演奏はホントによかった。この話が実話だということがスゴイ。よかったです。 【ふー】さん 9点(2003-02-28 23:40:52) 41.悲惨・冗長・退屈3拍子揃ってます。おすぎが誉める映画はやっぱり私には・・・ 【hideboo】さん 3点(2003-02-28 18:56:37) 40.かなり良かった。けど、暗くなった。でも、これは傑作だと思う。エンドロールが終わるまで席を立てなかった。 【まふぉ】さん 10点(2003-02-27 20:30:12)(良:1票)
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