みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
20.《ネタバレ》 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992年~)の一断片を、戦場ジャーナリストの体験にもとづき映像化した作品です。戦争の当事者でないイギリス人による作品ですが、部外者がわきまえるべき“分”を踏み外すことなく、脚色すべきところは脚色し、うまく作品化しているのではないかと思います。主人公は、イギリス人の戦場ジャーナリスト。紛争の惨状を伝えるのが仕事ですから、殺傷の情報が入ると、現場に駆けつけて撮影をします。こうして、主人公の視点で、紛争の悲惨な状況が映し出されていきます。主人公がカメラマンを引き連れて、街の通りに駆けつけると、凄惨な実録映像につながり、一瞬にして、銃撃を受けた市民達が、道端に転がり、うごめく地獄絵図の世界に放り込まれました。ゾクッときました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-05-08 19:30:24) 19.リアリティの持つ圧倒的なエネルギーがフィクションに散りばめられている。チグハグな感覚は否めないが一記録としても充分価値があると思われる。 【ムッシュ★いち~ろ!!】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-05-17 22:18:50) 18.個人的に大学時代にこの地域の紛争史を学んだ時期があったので、観る前に期待している部分があったので辛めかもしれません。 紛争を西側マスコミとして見てきたという視点での映画なので、当然なのですが 「西側目線」です。 その分、表層的であり消化不足でもあります。 特に日本では「世界で14番目に悲惨な地域」として見ることになってしまうだろうな・・と思いました。 「ホテル・ルワンダ」やこの映画で描かれる「紛争地域」は日本人は歴史的に「未体験」であるので、実感をなかなか持ちづらいテーマなんですよね・・。 【グレース】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-02-11 17:45:41) 17.《ネタバレ》 この映画は、ボスニア紛争時のサラエボで実際にあった話をもとにした作品です。あらすじだけ見ると、感動的な作品のようにも思えますが、実際はそうではありません。正直、後味はあまり良くありませんでした。流れてくる映像は、凄惨なものが多く目を背けたくなります。ただ、「戦争とはどういうものであるのか?」ということを考えるとき、これらの凄惨な状況をしっかりと見ておくべきだと思います。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-16 22:40:56) 16.《ネタバレ》 居酒屋でたらふく飲み食いした帰り道、御機嫌ついでに用もないのにコンビニを覗く。美味しそうなプリンを発見し、わくわくしながらレジにて購入。ふと目にはいった募金箱、飢餓に苦しむ人達を救済する為のものだという…、我に返る。楽しむ事は悪くない。しかし、深夜のコンビニで、ほろ酔い顔で新作プリンに有頂天の自分の浮つき具合に嫌気がさした。免罪とばかり、募金箱に小銭を入れる…、私の「善意」などこの程度のものです。「偽善」といわれて苦笑いも否めません。 マイケルは少女をイギリスに連れ帰ることに苦悩します。これが本当に正しいのかと。でもこの答えの正解、不正解を決められる人など居ないと思います。沢山の子供達が苦しんでいるのに何故あの少女だけを助けるのか?たった一人助けて満足か?でもマイケルは少女を連れ帰りました。少女と出会ったから。あの少女を選んだ訳ではなく、出会って人間として触れ合ったから。当然全員を助けたいけど現実的に出来る訳がない、マイケルは平凡な普通の人間なのだから。私はマイケルの決断を自己満足や偽善なんて言葉で汚したくないです。酔っ払いの小銭募金とは訳が違のだから。 通訳の青年役のゴラン・ヴィシュニックはクロアチア出身で、若くして徴兵され実際にあの戦争を戦ったそうです。撮影中、何度か自身の体験がフラッシュバックして映画なのか現実なのか混乱したこともあるとか…。ドラマ「ER」や他の映画では、東欧風味の濃い顔や大柄な体が災いしてか、少々浮き気味の感もありますが、この映画の熱演で見直しました。混乱を避け戦争をいなすようなその日暮らしのどこかあっけらかんとした青年が、通訳の仕事の中で出会った現実に憤り、半ば絶望気味に銃を取り戦争に加わって行く姿を、繊細に好演しています。 惨状のシーンは一部本物の映像が使われたそうですが、それが良かったかどうかはわかりません。だだ非常に衝撃的です。色々ある戦争映画の中でも何故か心に残り、度々思い出す作品です。 【たまねぎ君】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-28 23:18:51) 15.実際にボスニアに行ってロケをしたそうで、爆撃され、穴だらけになったビルの映像は本物の迫力があった。一見の価値あり。しかし、ドキュメンタリー風というのがどうも…。ドキュメンタリー風にしたためか、各々のエピソードが細切れで、頭に入って来ないのだ。せっかくなら本物のドキュメンタリー映画にしたほうが良いような気がした。 【ノコギリソウ】さん 6点(2004-02-23 21:31:11) 14.《ネタバレ》 昔、ハゲタカに狙われる瀕死の少女の写真を発表した写真家がいた。「なぜ彼女を助けなかったのか?」人々は彼をひどく非難した。この作品において主人公のジャーナリストは、切羽詰った戦局その戦火の中から、今目前にいるたった1人の少女だけを助けた。他の子が横で犠牲になっていく中で。…私には分からない。根本から目を逸らし目先のことを優先するべきなのか、私情に囚われず大局を見るべきなのか。…私には分からない。私にはこの作品は、ピューリッツァー賞を受賞した撮影者を自殺に追い込んだ写真「ハゲタカと少女」の逆説に思えた。私には分からない。どうすればいいかなんてこれっぽっちも分からない。昔読んだ本の中の言葉を思い出した。辛い言葉だ。「お前は明日死ぬと分かっている子猫にミルクをやって満足か?」 【ひのと】さん 6点(2004-02-11 23:43:25) 13.ジャーナリスト側から見た戦争を描いてあり、私にはものすごくリアルな作品に感じました。実際の映像が使われているんですか?そうとしか思えないほど残酷でした・・・。 【MINI1000】さん 7点(2004-02-11 16:14:08) 12.戦争の火種は子供達に対して多大な影響を及ぼす。戦場下の困難のもとで孤児となった子供達、特にエミラの場合は母親の顔も知らないうちに捨てられた子供です。子供達をも戦争に巻き込み、自分に都合が悪いと捨て子にする・・・、その理不尽な大人の身勝手さには嫌悪感がこみ上がる。 今現在もイラク本土では紛争が絶えません。多くの市民や子供が犠牲になっています。人間というのは反省しない生き物なのでしょうか。それとも生命に植え付けられた闘争心という本能がそれを許さないのでしょうか・・・。 【おはようジングル】さん 6点(2004-01-22 16:20:01) 11.ドキュメンタリー風。 ジャーナリストという、傍観者および被害者でもなく、かといって兵士でもない、問題意識を持つがあくまでも市井の人間が主人公というのが、戦闘と生活とのバランスをうまく保っている良作。映像の生々しさもすごい。 【笹】さん 7点(2003-12-01 21:09:17) 10.手をつないで建物のヘリに並ばせて、容赦なくバンバン撃ち落としていくシーンが強烈でした。これなら後片付けも簡単…みたいな。目を背けたくなる映像が多々ありますが、これが戦争の現実なのでしょうか。実際はこれ以上かもしれないと思うと、ほんと怖いです。無邪気さのない子供の表情がつらい。 【桃子】さん 7点(2003-09-18 15:46:14) 9.自分ならどうするだろうか?。他の人は?。何が最良の答えなのか?。紛争時のサラエボが舞台ではありますが、戦渦の被害者と、安全な国から来たカメラクルーを通して、多くの問い掛けと、一つの答えをだす作品なだけに、見終わったあと色々と考えさせられました。 【sirou92】さん 7点(2003-07-23 21:01:48) 8.正直あんまり印象に残ってないんですが、オープニングに流れるストーンローゼズがよかった。 【ポール】さん 5点(2003-05-26 18:21:42) 7.今まで見た映画の中で戦争の恐ろしさが一番分かる。 【相対性理論2】さん 7点(2003-04-18 17:08:13) ★6.全体がとてもリアルで、反戦メッセージも強烈でした。しかし、そのせいか各エピソードがやたら細切れで雑な感じです。脚本がいまいちなんでしょうか?ドキュメンタリー映画として観れば良いのでしょうが、それでは全く監督の意図とは違ってしまうんでしょうね。 【クロマス】さん 5点(2003-02-03 16:15:34) 5.ジャーナリストで色々協力してくれていた人(今(?)ERに出演している)が撃たれた所だけが強烈に頭に残っている。戦争こわい、と心底思った。 【鉄男】さん 7点(2002-12-13 22:48:21) 4.ウディハレルソン最高です。映画の内容も映像もすべて好みです。ナチュラルボーンキラーズの演技も好きでしたが、こっちを見て更に好きになりました。観終わった後満足できると思います。 【恥部@研】さん 9点(2002-12-06 14:35:17) 3.実は戦争物は苦手なのですが、これは記者の視点というところが観る側も共感できて良かったと思います。 【piko】さん 8点(2002-04-05 14:06:30) 2.私の中でマイケル・ウィンターボトム監督作の中で文句なしのベスト。ドキュメンタリー精神と淡々とした語り口から見い出されるメッセージ性は痛切で真に迫るものを感じさせます。この映画は平和な幸福を味わっている我々に対して「我々にできることをやってあげて、できるだけ彼らを幸せな方向へ導いてあげましょうよ」って、複雑な宗教観や歴史観なんかを通り越して訴えてきてる。それは我々の満ち足りた日常を批判するのではなく、目の前で人が殺されても「こんなの日常茶飯事」と思えてしまう戦渦の日常に警鐘を鳴らしている。解釈は色々あるとは思いますが、実に素晴らしい映画だと思います。 【チャーリー】さん 10点(2002-03-28 23:54:12) 1.実際の映像(だと思う)を駆使して、映画にリアリティを出している。この話も実話らしい。衝撃的な映像と裏腹に軽快なBGMが流れる。こういう戦争物にしては短くコンパクトにまとまってました。 【えむおう】さん 9点(2001-11-27 15:00:00)
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