みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.《ネタバレ》 シェークスピア物の映画を鑑賞する姿勢としては、そもそも根本的に間違ってるかもしれないが、戦争もの、いや少なくとも戦争をストーリーの重要な柱として使ってる映画の割には、あまりに戦争シーンが雑、適当。 そもそもこの映画の舞台となっているアジャンクールの戦いは、イングランド軍が長弓隊を駆使して、数に勝るフランスの重装騎兵を打ち破った戦術史上、きわめて有名な戦いなのだが、そういった要素がまるでこの映画では描かれてなかった。一つの画面ではイングランドの弓隊が雨あられのように弓を射かける、と画面が切り替わると激しい白兵戦。見てて不思議じゃなかったですか?イングランド軍の弓がどうして味方に当たらないか。あと、弓隊の防御のために地面に打ち込まれた無数の杭が、まったくの飾りになってましたね。平気で騎馬隊横を通り抜けてるし。 やはり戦争オンチの製作者は、戦争を取り扱った歴史ものには手を出してほしくないな。 あと、イギリス映画ではよくあることなんだけど、ヒロインのキャスティング。ちょっと絶世の美人っていうのはなあ?こういうこと言うと、「お前の主観!」ってお叱りを受けそうだけれど、ハリポタのシビル先生と絶世の美女のフランス王女を同じ女優がやっちゃうイギリス映画のキャスティングの感覚、習慣、自分は嫌いです。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-20 11:13:24)(良:1票) 11. どのサイトを覗いても本作の評判が高いので、以前からずっと興味を抱いていた。 しかしDVDは廃盤、都内のレンタルショップを探してもなかなか見つけることができず、ようやくレーザーディスクを手に入れた。 感想は…というと、まあ「ヘンリー五世」自体、シェイクスピア史劇の中でもマイナーだし、それ以上でもそれ以下でもないというのが正直なところ。 若いケネス・プラナーが余計なアレンジをせず史劇を忠実に映像化したのは大きな功績だと思う。 しかし、そもそも内容が大英帝国の武勇伝、まさに「勝てば官軍、負ければ族軍」といった話しで、フランス軍を支配し、その国の娘まで食っちゃった英国の王様について、感動しろといわれても土台、異国民には無理な話である。 「神風」を信じて植民地支配を続けていた大日本帝国に感動する人とかいるのだろうか? そんな事まで考えてしてしまうと少々怖くなってくる。 それに「シェイクスピアだから」と言われたところでフランス人にとってはあまり面白い話とは言えないだろう。 とりあえず、あらすじを知らないで鑑賞しようと思うのはやめたほうがいい。 CGを使わない映像はやはり迫力がある。 【クロエ】さん [レーザーディスク(字幕)] 6点(2009-02-22 13:19:42)(良:1票) 10.《ネタバレ》 シェークスピアの作品の中ではマイナーかもしれない作品をよくまとめた秀作だと思います。まあ、リチャード二世からヘンリー八世に至るシェークスピアの歴史ものはわたしたちが「東京裁判」とか「シンドラーのリスト」とか「ヒトラー最後の・・・」なんかを見て歴史に対する理解を深めるのと同じで、当時の人たちについ最近(?)の歴史を理解させるために書かれたわけで、わたしたちからすると時間的にも地理的にも遠い感じがします。それにもかかわらず、この作品に心に触れるものがあるのはやはり演出と二十台前半の青年王を堂々と演じたブラナーの演技力のなせる業のようです。戦いの場はあくまでも凄惨ですが、シャルル六世の娘カトリーヌへの求婚シーンはあくまでも甘く、「あなたは敵の妻になるのではありません。友人の妻になるのです。」という終わり近くの言葉からは血気にはやって戦争を始めたものの、反省して平和を求める青年王の感性が伝わってきて印象的でした。現代の世の中でも血みどろの戦いの後でも誰か一人のこういう言葉で全てが丸く収まったりするといいのですが、民主主義の世の中ではもはやありえないでしょうね。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-16 14:16:48) 9.丁寧に作って、しかも役者が一級品、それだけあれば特に小細工しなくても面白くなる――そんなシェイクスピア映画のお手本のような作品。何度か見ているけど、見れば見るほど発見がある。もともと愛国主義的な劇作品で、その意味では決して面白い原作ではないのだけど、それでもこれだけの映画になる。ひたすら感心してしまう。ブラナーは、残念ながら、シェイクスピア映画の作り手としては、デビュー作を超えていないね。 【いのうえ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-17 15:07:32) 8.最高の映画。不屈の信念を持っているヘンリー王にやられました。奇襲の前夜の神との対話、そして翌朝の勇敢で寛容な演説は最高の見せ場でした。真剣に生きるがゆえに重くのしかかってくる運命の力に正面から向き合い、それを乗り越えていくヘンリー王は感動の姿であり、尊敬すべき人格でした。道徳の時間に流そう、この「ヘンリー五世」を。きっといい勉強になると思うけどなあ。 【ooo-oooo-o】さん 5点(2004-01-06 21:29:08) 7. 【tigarato】さん 9点(2003-12-13 13:48:31) 6.《ネタバレ》 クラシック。89年にリミックスなしに忠実に作ったケネス・ブラナーのインテリさ。少し鼻につくか?今度は、旬の俳優を起用した現代リミックス版を見たい。【追伸】当時、ケネス・ブラナーにはエマ・トンプソンが王妃にふさわしく見えたのだろう。次作のときは、違う女優でお願いします。 【つちのこ】さん 5点(2003-11-22 01:21:47) 5.文化村の気持ちのいい座席に座ってみたせいか、途中でウトウトしてしまいました。ケネス・ブラマーのセリフ回しトーンが心地よかったせいかも・・・。史実もの向いていないかも知れません。ごめんなさい。 【omut】さん 4点(2003-09-13 04:31:14) 4.ケネス・ブラナー最高!!彼がシェイクスピア俳優でよかった!! 【as】さん 9点(2003-04-10 20:57:57) ★3.シェイクスピアの舞台とぞの時代を映画にするとこうなるのかー、雨中の戦闘シーン、寒さと重厚がよくでてます。 【エルリング】さん 7点(2003-03-16 04:33:48) 2.さすがブラナー、ですな。この人にはただひたすらシェイクスピアをやって欲しいと思うのは、私だけでせうか? 【愚物】さん 10点(2002-11-06 03:59:43) 1.とてもいい作品。素晴らしいイギリスの俳優さんたちで演じられいて、その演技は一見の価値あり。やっぱシェイクスピアはイギリスの俳優さんの十八番なんだね。 【Kai】さん 10点(2001-11-30 04:23:50)
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